防塵・防水・頑丈を備えたデジタルトランシーバー「VXD1S」を試してみた〜パラグライダー編〜

  • Posted on: 1 November 2017
  • By: tatsuno

電波が届きにくい場所、複数人の仲間との連絡手段、そして緊急時など、あらゆる場面で活躍するギア「トランシーバー」。
アウトドアでもトランシーバーを活用することで、もっと楽しく、もっと便利に遊べるのでは? と、さまざまなアクティビティで試しているこの企画。
今回はGARVY編集部から龍野編集長とライター・赤ワインがデジタルトランシーバー「VXD1S」(STANDARD/3万7800円)を携えてパラグライダーにチャレンジしてきた!
 
 
■パラグライダーの聖地:朝霧高原へ■
向かったのは、富士山の麓の朝霧高原。1年を通して安定して風が吹くためスカイスポーツの聖地となっていて、目の前に大きく富士山が見えるので近年は外国人観光客にも人気が高いという。
今回お世話になるのは「アサギリ高原パラグライダースクール」。富士山目の前という抜群のロケーションでの体験飛行のほか、世界有数の広大な練習場を使ったスクールも開催している。
僕らは、タンデムフライトコースに参加。操縦はインストラクターにお任せして、初めてでも高高度からの景色を満喫できるというコースだ。
クラブハウスで服装などの準備を整えたら、スタッフの方が運転するクルマで山の麓にあるステーションへ。そこからモノラック(クライマー)と呼ばれる小さなモノレールのような乗り物で急斜面を登っていく。標高差400mを登るモノラックが頂上に近づいたころ、ふと後ろを振り返ると、富士山がドーンと! パラグライダーで大空を飛ぶと、どんな富士山が眺められるのか、期待に胸が弾む。
 
■トランシーバーを装着■
標高約1200mの場所にあるテイクオフ(パラグライダーが飛び立つ場所)に到着したら、まずはタンデム飛行に必要なパラグライダー用ハーネスやヘルメットを装着。
一緒に飛んでくれるアサギリ高原パラグライダースクールの岩橋校長と村上インストラクターが念入りにチェックしながら装備してくれる。そして、トランシーバーも装着!
オプションの小型タイピンマイクを取り付けたら、マイクを襟元に、イヤホンを耳に装着。本体はわずか188gと軽量なのでつけていることを忘れるくらいに違和感がない。
お互いにチャンネルを合わせ、通話テストを終えたら、いよいよテイクオフ(離陸)だ。
 
■大空へと飛び立つ■
ここで一つお断りをしておかなくてはならない。
実はぼくライター・赤ワインは高所がやや苦手。今まで雑誌の企画でもスカイスポーツの体験物は避けてきた過去がある。
もちろん先に飛び立つ勇気はなく、最初に飛ぶのを龍野編集長に譲った。
インストラクターの岩橋校長の指示で龍野編集長が前に踏み出すと、キャノピーが風を取り込んで膨らみ、体が後ろに引っ張られる。
続いて、さらに前に進むと、フワッと浮き上がり、一瞬にして飛び立っていった。
一足先に飛び立った編集長を地上から撮影しているとトランシーバーで呼びかけがあった。
「気持ちいいよ!赤ワインも早く飛びなよ!どうぞ」。。。完全にテンションが上がった楽しげな声だった。
少し尻込みしていた僕ではあったが、編集長からのトランシーバー越しの一言で飛びたい気持ちがまさり、インストラクターに声をかける。
「僕らも飛びましょう!」
インストラクターの方に言われるままに、前に数歩進むと足が空を切った。
足が地についていない不思議な感覚を味わうと同時に、次の瞬間にはもう空を舞っていた。
パラグライダーには動力がないので、空の上はとても静かだ。
上昇気流にあたると、フワッと浮き上がって視界が一気に変わり、気が付けば500~600m上空を飛んでいる。
 
 
陸上では、前後左右にしか進めないのが、空では上下もあって三次元。完全に非日常の世界だ。誰もが一度は抱く「鳥になりたい」という夢がかなって、その鳥すらも上から見下ろす感じ。
この日は上昇気流がそこら中にあるベストなコンディションだそうだ。トランシーバーで編集長に呼びかける。
「最高ですね!どうぞ」
トランシーバーのマイクには風も当たっているはずだが、音はとてもクリアで聞き取りやすい。
楽しかったタンデム飛行はあっという間に終わり、無事着陸した。
パラグライダーは秋から冬にかけてベストシーズンを迎える。
眼下に広がる世界は、紅葉、そして白銀と移り変わり、空気が澄んで富士山はもちろん駿河湾や伊豆半島まで見渡せるそうだ。もちろんSNS映えする写真もばっちり撮れる。
 
VXD1S主な特長
送信出力 1W(0.5w/0.2w)
交信距離(目安) 0.5~1km(条件により異なります)
周波数範囲 351MHz帯
チャンネル数 陸上:30ch
上空:5ch
寸法(突起部を除く) W55×H91×D27mm
重量 約188g(バッテリー、アンテナ含む)
使用温度範囲 -10℃~+60℃
バッテリー 1370mAh 3.7V(リチウムイオン電池)
充電時間 約180分
連続運用時間の目安
※1W 受信:5 送信:5 待受:90の場合 約13時間(スーパーセーブON時)
約10時間(スーパーセーブOFF時)
スピーカー出力 500mW以上(10%歪時)
防塵防水性能 IP67規格
https://store.shopping.yahoo.co.jp/tech21/vxd1s.html
  
++
アサギリ高原パラグライダースクール
静岡県富士宮市根原282-1
電話:0544-52-1031
http://asagiri-para.com/
 
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良飛無線/テック21
電話:0800-888-4912
https://store.shopping.yahoo.co.jp/tech21/vxd1s.html
 
TEXT/赤ワイン PHOTO/GARVY編集部

今回の機種は、スカイスポーツで利用できる「上空用チャンネル」を搭載している「VXD1S」。 コンパクトながらプロ仕様の高い基本性能と、高い防塵・防水性を備えていてオールマイティに使えるデジタルトランシーバーだ。
飛び立つ用意が整ったら、トランシーバーも装着! 小型タイピンマイク(オプション)を取り付けて準備はOK!
「写真を撮るよ!こっち向いて!どうぞ」。 トランシーバーがあるからこそ、富士山の絶景を堪能し、山を見下ろす非日常を味わい、お互いの写真もバッチリ撮影できた。
今回は、上空での会話にトランシーバーを使ったが、例えば、子どもがフライトを体験する時に、地上で見学している親とリアルタイムで空を飛ぶ感動を共有することもできる。 また、A級技能取得コースを受講すれば、早ければ1日で一人で飛べるようになるそうで、そうなるとさらにトランシーバーの使い道は広がりそうだ。