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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜新富士バーナー山本晃社長インタビューその1〜

2021.07.09

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新富士バーナーの歴史
1978年、愛知県で工業用バーナーのメーカーとして新富士バーナー創立。1990年発売の工作用ポケトーチがキャンパーの間で話題となり、1992年にSOTOブランドが誕生した。以降、日本の気候にマッチするステンレス製のツーバーナー、2001年に商品化された世界初プラチナ発光ランタンなど新たな試みに挑戦し続けている。

山本 晃社長 
山本始氏が立ち上げた新富士バーナーを引き継ぎ、2007年より社長に就任。火のもつ力を、だれもが安心・安全に享受できる製品開発に心血を注ぐ。趣味は山歩き、釣り。

アウトドア用品開発のきっかけとなった“ポケトーチ”

2009年のマイクロレギュレーターストーブの発表時、海外メディアによる「日本にはこんなに素晴らしいメーカーがあったのか」という称賛の言葉で世界デビューを飾った新富士バーナー。以降、MUKAストーブ、ウインドマスターなど国内外で話題となる製品を発表し、キャンパーや世界的登山家らをサポートしているが、もともとは工業用トーチを製造するメーカーだ。

SOTOブランド誕生のきっかけとなったポケトーチ。現在もアップデートして販売中のロングセラーでベストセラーだ。

 「草焼き用のバーナーやライターを燃料とするポケトーチを作っていました。ポケトーチは工作用を想定していたのですが、1990年代はじめにポケトーチがキャンプで使えると口コミで広まって。それからキャンプを意識した製品開発が始まりました」

 当時、キャンプでは風に強いターボライターやオイルライターが使われていたが非喫煙者が手にするには高額だし、ガスやオイルを充塡するのも面倒だ。そんな状況下、ポケトーチは手に入りやすい100円ライターを装着するだけで風に強いパワフルな炎を得られるのがこの上ない強み。ホームセンターの工作コーナーでポケトーチを手に取ったキャンパーはその使いやすさを自慢せずにいられなかったのだろう。

液体燃料を使うストーブはプレヒートが不可欠だが、これが面倒だしカーボンの詰まりも不安。最後発のSOTOは、ユーザーの不満と不安を解決する新型ガソリンストーブを開発し高評価を得ている。

 「若い頃から山歩きをしていて、家族でキャンプにも行っています。海外ブランドのいろんな燃焼器具を使ってきた経験もあり、もっと日本の気候にあった燃焼器具を作れないかという思いもあり、アウトドア用品の開発に踏み切ったんです」

 そうして誕生したのがSOTOブランド。ガルヴィ創刊の翌年、1992年のことで、山本社長自ら編集長のもとへ出向き、新製品のお披露目や相談をしていた。

 「今は広報担当社員がメディア対応していますし国内外の展示会にも出展していますが、それまではガルヴィとのイベント“キャンプで会いましょう”で最初に新製品を披露して皆さんの声を聞くのを目標にして開発していたんです。昨年〜今年はイベント出展を自粛することに決めて展示会もオンライン。声を直接聞けないのが寂しいですが、お会いできる時期が来るのを楽しみにしています」

米国バックパッカー誌のエディターズチョイススノー2011受賞の盾。「持ち帰るときに空港でスキー板を1本忘れたのかと驚かれました」。

インタビューその2へつづく

聞き手/大森弘恵
写真協力/新富士バーナー

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