真似したい!ファミキャンの上級者が実践するキャンプのレイアウトとは!?
意外と悩みどころなのが、サイトのレイアウト。
とくにファミリーキャンプなどのまとまった人数になると、動線なども気になるところ。
そこで実際にキャンプしている人たちにどんなレイアウトをしているのか聞いてみた。
テントの使い勝手がよくなるテクニックも合わせて紹介!
参考にしたい!キャンプのレイアウト5選
1.子どもたちの安全面を考慮したファミキャンならではのレイアウト
yuichiro2017さんファミリー
タープ下のリビングは、写真向かって右側に子どもたち、対面に親たちが座っています。
親のすぐ後ろにキッチンがあるのは、料理のしやすさもありますが、あえてここの動線をつぶすことで、子どもたちを通らせないことも意識しています。
焚き火スペースはやはり安全面を考え、少し離れたところに。みんなで焚き火を眺めたいときは、子どもたちはチェアを持参で集まるか、車内のベッドスペースでゴロゴロしています。
2.開放感たっぷりのL型にハマる人続出!?
安田さんファミリー
タープとテントを連結せずにL字型に配置し、L字の開いた部分をリビングにしています。
連結しないことでタープの面が多く利用でき、開放感もたっぷり。子どもたちと、このレイアウトにハマっています!
3.赤ちゃんと一緒なら快適なお座敷スタイル!
サリーさん
子どもが3歳、5歳のとき、赤ちゃん連れの友人とデイキャンプしたときのレイアウト。
小さい子どもたちがいるときは、レジャーシートのお座敷スタイルで遊び場を確保。
カセットコンロなどは一番離れたところにセットします。
キャンプの時はキッチンをハイスタイルにするなど、子どもたちが触れないよう配慮しています。
4. 3家族のグループキャンプは、みんなが集える場を
オカノさん&金ちゃんグループ
3家族のグループキャンプで、大人6名、子ども4名の大人数。ひと家族は別のところにテントを張っています。
テント前のスペースに囲炉裏型テーブルやストーブをセットして、みんなが集える場を中心に、子どもたちのスペースであるミニテーブルやハンモックは火元から離れた両サイドに配置。
動線に余裕を持たせて大人数に対応しています。
5.快適さ重視!調理と食卓の位置を工夫
松林さん
家族4人のレイアウトは、2ルームテントのキャノピー部にキッチンをセット。
その隣にテーブルとチェアを設置して隣り合わせにすると動線にむだがなくなります。
テント前のレジャーシートは子どもたちの遊び場に。
散らかりがちなテント内の整理整頓テクってある?
ベテランキャンパーのテクを拝見!
スーツケースが便利ですよ!
寝室に置いておき、着替えなど片付けるものは随時この中にしまって隠しています。
わが家はマンションなので、持ち運びが楽というメリットも。
回答:金ちゃんさん
収納ボックスを多用して整理しています。
気に入っているボックスは、エルネストのストレージDIYキットの「ECC BOX」。
2段ボックスで上段はスライド式。取り出しやすくて便利です。
回答:オカノさん
無印良品の「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・衣装ケース」に衣類をまとめてみたら、少しマシになりました。
回答:のんなんさん
衣類や生活用品はすべてボックスやトートバッグなどに入れ、その上からラグなどを全体にかけて目隠ししています。
回答:ダンジグさん
ベテランがやっている小ワザ!快適性がアップするアイテムを教えて!
DODのカマボコテント3に設置できるプロジェクター用スクリーン「カマボコシアター」と、お座敷スタイルにできるシート「カマザシキ」で、映画上映をしています。
子どもに静かにしてもらいつつ、大人もゆっくりできます。
回答:はちみつさん
サンドカラーのレジャーシート。ダイソー、セリアで売っているのですが、テントと同系色でいいんです!
グロメット付きなので、キャノピーのサイドに吊るして、目隠しや日よけにしています。
回答:ミオさん
ユニフレームのちびペグ。テントのスカートを張るのに簡単で便利!小さくて軽く、持ち運びしやすいところも気に入っています。
回答:のんなんさん
キャンプのレイアウトを極めるためには……
レイアウトにこだわるなら、思い通りにテント設営ができる。撤収が簡単にできる。ということも大事!
キャンプギアのなかでは最大級に大きくて、設営にも時間を要するテント。
キャンプの必需品だからこそ、使い方に関する疑問や悩みも多くなる。
けれど、みんなが使うギアだからこその知恵や答えもたくさんあるのだ!
テント購入後に最初にやっておこう!
実は購入前からメーカーHPで説明書を読んでいます。設営の手順で気になる点や不明点が出てくるので、絶対に読むべき。
本番前の練習も。やっておかないと現地でもめます。
回答:飯野貴博さん
メーカーの公式動画だけでなく、キャンパーさんたちが配信している設営動画も見ています。
テント設営のイメージトレーニングはかなり重要。何回も繰り返し見ます。
回答:YUKOさん
初めてタープを買い、説明書を読んだらハンマーが付属していなかったので100均で購入。
いざ設営というとき、買っていたのがミニハンマーで、ペグが打てませんでした……。
設営も手間取り……。練習しておけば気がついたのに……。
回答:まささん
新しいギアを購入した際には、必ず防水スプレーをかけています。
雨だけでなく汚れにも強くなり、その後の手入れが楽になります。
ウエアや帽子、シューズにも一緒にスプレーしておくと便利です。
回答:3rd バーガーさん
真似したい!設営が素早くスムーズにできるコツとは!?
ポケットがたくさんあるキャンプ用エプロン。
ペグ、ハンマー、張り綱など設営に必要なものを入れたまま作業ができ、移動中は両手があくのもポイント。
設営がスムーズになりますよ。チョークバッグも便利。
回答:松林さん
スノーピークのソリッドステーク&ペグハンマーにしてから、ぐんと効率がアップしました。
硬い地面にもガシガシ打てるし、抜くときはペグの穴に引っ掛ければ抜きやすく重宝しています!
回答:こむさん
ロープは5m、3m、1.5mを用意し、長さごとにカラビナの色を変えているので、収納袋をのぞいたときに張り綱の長さが一目瞭然。
パッと取り出し、テント本体にカラビナを取り付けるだけなので、張り綱を結ぶ手間が省けます。
また張り綱の収納時は、自在金具をカラビナや輪の近くに寄せています。
キャノピーなどに使用する張り綱の場合、あらかじめループを作っておき、カラビナはループに寄せてから巻いておきます。
設営時はループをポールに引っ掛けたら、ペグダウン位置の長さに合わせて自在金具をすーっと引くだけ。
ひと手間ですむようにして時間短縮。
回答:コンドウさん
テント付属のプラペグやハンマーの耐久性は? なぜプラスチック?
初めて購入した際、ほかにあれこれそろえなくてもテントを建てられるように、最低限必要なペグ、ハンマー、張り綱をあらかじめ付属しています。
素材がプラスチックなのは、できるだけ手に取りやすい価格に抑えるため。
ビギナーにおすすめの芝サイトや、やわらかい草地なら付属のプラスチックペグの性能でも十分です。
出かけるフィールドの幅が広がり、回数を重ねるようになってきたら、より耐久性の高いペグに買い替えた方がいいでしょう。
回答:コールマン ジャパン マーケティング部
覚えておこう!狭いサイトでテントを建てるときの裏技
テント設営の際、ポールは最初につなげておくのが基本。
けれど、区画サイトなどでスペースが狭いところだと、長いポールがじゃまになることも。
そんなときは、スリーブに通す分だけポールを組み立てながら設営する方法も。
回答:ガルビィライター・大森
ペグの先に張り綱? 何のために付けているの?
目印ですね。撤収時にペグを抜いたあと、ペグだけだと地面になじんでしまって見つけづらくなります。
なので目立つ張り綱を付けていれば、置き忘れ防止に役立ちます。抜く時に引っ掛けることもできます。
回答:コンドウさん
ビギナーあるある!撤収時、テントが収納袋に収まりきらないんです(涙)
とにかくていねいにたたむように心がけています。
インナーテントの出入り口は一辺を開けておいて、空気を押し出しながらしっかりと巻き、フライも同じように。
撤収時は時間がないけれど、基本をていねいに行うことで、きちんと収納できるようになりました!
回答:おかちひろさん
テント本体やポールをくるくると丸めたあと、収納袋にテントを入れるのではなく、テントに収納袋をかぶせるほうが断然収納しやすいです。
その後、収納袋を横にして膝で押して空気を抜けば、さらにしまいやすくなりますよ。
回答:ガルビィライター・大森
出典/ガルヴィ2020年6月号