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  まさかのテント常設リビング。キャンプが好きすぎる愛好家の自宅が凄い!

まさかのテント常設リビング。キャンプが好きすぎる愛好家の自宅が凄い!

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3月は新生活が始まるシーズン。引越しをしたり、部屋の模様替えをする人たちも多いだろう。
そこで、アウトドア大好きな人がどんな部屋で生活しているのか紹介しよう。

今回は、イラストレーターのタカセマサヒロさんのお宅を拝見。
キャンプギアを取り入れた生活スタイルには、部屋作りのヒントがあるはず!

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タカセマサヒロ さん
ビジネス雑誌や書籍、広告など、さまざまな媒体で活躍するイラストレーター。
トラウト釣りやキャンプを中心に、ロードバイクやMTBなど、ジャンルを問わず自転車も楽しんでいる。

試し張りから生まれた、驚きのテント部屋

東京の郊外、閑静な住宅街にあるイラストレーターのタカセマサヒロさんのご自宅。
アンティーク調の家具と、自身の趣味であるトラウト釣りのギアが並ぶ、まさに「大人のホビールーム」がある。

もちろん、キャンプ関連のアイテムも多い。
最初は見せる収納としてアイアン系のギアやストーブをディスプレイしていた。
しかし気がつけば、リビングルームにザ・ノース・フェイスのテントが常設(!?)されていた。

「2年前にテントを購入したときに、仕事がちょっと忙しくて、キャンプに行けるタイミングがなかったんですよ。
その時に、部屋の中で試し張りをしてみたんです。
そしたら、これが意外にしっくりきちゃったんですよね(笑)」

遊びのつもりで試し張りしたザ・ノース・フェイスのホームステッドルーミー。
気がつけばすっかり仕事場に。トレース台を置いているテーブルは、タカセさんの手作りのアイテムだ。

テント内には、2枚のマットとテーブルがひとつ。そして何より気になるのがトレース台だ。
イラスト制作を行う際に使用するもので、光っている。この存在感がタカセさんの仕事を物語る。

「当初は、2階にある仕事部屋で作業をしていました。
でも熱中していると、ほとんど部屋から出なくなってしまうんです。
キャンプにも出かけられず、あまりにも引きこもりすぎたので、気分転換にテントを張って、その中で作業してみたら……。
密閉感があるというか、この小さいスペースの中で作業すると、集中力が持続して作業が進むんですよ」

まさかの室内テントサイトが、そのまま仕事部屋になった瞬間であった。しかも効率が上がったというから驚きだ。

シーズンを通して役立つ室内アウトドアギア

お気に入りが並ぶ棚と壁。トルソーや自転車のパーツ、ウッド製ルアーは、ビンテージ品を集めたもの。

もともと、食事をするときもソファのあるリビングスペースより、キッチンのガスコンロの前で済ませてしまうというタカセさん。
リビングのテントは、いまでは収まりのいい、常設の小さな仕事部屋になってしまった。
「冬は、中に小さな電熱ヒーターを入れるとすごく暖かいんです。省エネ効果もあると思いますよ(笑)」

これから訪れるキャンプシーズンのことを聞いてみる。
「夏になると、よく友人たちが遊びに来るので、ジャグにキンキンに冷やした水割りを入れて、楽しむこともあります。
コッヘルで飲むと、ガラスのコップよりも温度をキープしてくれるんですよ。
そんなに凝った料理は作れませんが、スキレットやダッチオーブンを、そのままテーブルに持ってくる「男の料理」は、みんな喜んでくれますね」

バーナーとフィギュアがしっくりと収まる。木製のフィギュアは、自身が製作した非売品。

実際にキャンプへ出かけるときも、部屋で使用しているものと同じアイテムを持っていく。
アイアンシェルフには、キャンプに持っていくプリムスのオンジャや、ワインの空き箱をカスタムしたツールボックスが並べられている。

ホームセンターで売っている素材だけで作ったテーブル。キャンプを感じるイラストが天板に直接描き込まれている。
オンリーワンなカスタムをすることで、愛着がわいてくるそうだ。このワンオフのテーブル、ほしい!

「テントを持ってキャンプに行けるのは、月に一〜二度くらい。
多いのは、近くの河川敷に自転車で出かけて、朝食を作って食べるくらいです。
本当なら、もっとたくさん、トラウト釣りをしながら泊まりたいんですけどね」

もちろん本来は、「本当のアウトドア」をもっと楽しみたい。
そんな野外の空気感を少しでも再現しているのが、このキャンプ部屋だ。
そこはタカセさんにとって、心が安らぐ場所なのだ。

PHOTO/逢坂 聡
TEXT/高梨達徳 
出典/ガルヴィ2022年8月号

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著者紹介

ガルビィ編集部
ガルビィ編集部

1991年創刊のアウトドア・キャンプマガジン『ガルビィ』編集部。

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