燃焼効率が圧倒的に違う!編集部が厳選した機能性が優秀すぎる「2次燃焼ストーブ」3選
キャンプギアで最近よく聞くのが「2次燃焼ストーブ」。
通常の1次燃焼では燃やすことのできなかったガスを燃焼させる(これが2次燃焼)ので、薪をしっかり燃やすことができて、煙も少ない。
しかし、どれを選んでいいかわからないという人もいるだろう。
そこで編集部おすすめの2次燃焼ストーブをピックアップしてみた!
①〈テンマクデザイン〉2次燃焼器 L(φ89mm)
2万8600円
サイズ:360╳260╳312㎜
重量:4.2kg
本体素材:ステンレス304
薪ストーブに取り付け、燃焼効率を上げる2次燃焼器。
中央のボックス部分で熱せられた空気がガスと混じり合うことで、完全燃焼が行われる。
熱量が上がり、ストーブ周辺がさらに暖かくなる。
ストーブの煙突を取り囲むように、新鮮な空気が流れ込む空気取り入れ口が空いている。
上昇気流を発生させる煙突効果のおかげで、空気が吸い込まれていく。
空気取り込み口はシャッターがついていて、本体が温められるまでは、シャッターを閉じておく。
煙突効果で空気の流れがしっかりと確認できたら、シャッターを開く。
➁〈キャプテンスタッグ〉ファイアブースト ストーブ
1万3200円
サイズ:250╳220╳280㎜
重量:2.3kg
本体素材:ステンレス鋼
コンパクトタイプの折りたたみ式2次燃焼ストーブ。
横幅の広い面のプレート部分が二重になっていて、内部を空気が流れるようになっている。
上部に網をセットできるので、調理用ストーブとしても使える。
専用収納ケース付きでコンパクトに持ち運ぶことができる。
空気の取り入れ口は本体の下部にある。
脚の裏側に大きめの開口部を設けていて、外部からの風の影響を受けることも少ない。
下部にあるのでこの穴を塞がないようなセッティングが必要。
2次燃焼ストーブは燃焼効率がいいので、少し太めの薪も利用できる。
最初は焚き付け用の細い薪を使って、しっかりと内部の温度が高められたら、太めの薪を入れていく。
2次燃焼用の空気吹き出し口にガスが流れるようにするのがコツ。
上部の空気吹き出し口から炎が上がって、しっかりと2次燃焼しているのが確認できる。
近くに薪がないのに、しっかりとした炎を確認できるのはガスが燃えている証し。本体から上がる煙も少ない。
③〈モンベル〉フォールディング ファイヤーピット
1万9800円
サイズ:300╳420╳220㎜
重量:4.3kg
本体素材:ステンレス鋼
折りたたみ式ながら、ワンタッチでセッティング可能な2次燃焼ストーブ。
フロントに見えるスリットから空気を取り込み、内側のボックスを抜けて、上部内側に吹き出される仕組み。
大きな薪も使えるので使いやすい。
側面に薄いボックスが装着されていて、2次燃焼のための熱い空気を作り出す。
しっかりと密閉されており、空気吹き出し口の数が多いのが特徴。
炉の温度を効果的に活用しているのが分かる。
フォールディングファイヤーピットの最大の特徴は、キャンプ場などで販売されている大きな薪がそのまま使えること。
また、オープンな焚き火台のように中央部のみに炎が集中することなく、全体から炎が立ち上がるので、調理でも使いやすい。
底に見える薪は炭化していて、薪のない上部にも炎が上がっているのを確認できる。これが完全に2次燃焼している状態。
薪を投入する時も、裏と表だけを確認して、そのまま縦におくだけでいい。
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/渡辺圭史
出典/ガルビィ2024年4月号