
「思った以上に快適!」電気自動車キャンプが快適で便利すぎる!
オール電化キャンプに電気自動車(EV)を持ち込んだら、さらに快適なキャンプができるのではないだろうか?
そんな疑問に答えるように、EV車両を使ってオール電化キャンプに挑戦してみた。
今回はEVでキャンプするメリットを紹介しよう!

今回使用したクルマ
ARIA(アリア)B9 e-4ORCE(プロパイロット2.0搭載)
全長╳全幅╳全高 4595╳1850╳1665㎜
室内寸 長さ╳幅 2075╳1540㎜
最小回転半径 5.4m
一充電走行距離(WLTC) 610km
最高出力 フロント/リア 160kw/160kw
最大トルク フロント/リア 300N・m/300N・m
EVキャンプに使ったのは日産のアリア。電池容量も大きく、その機能性を存分に発揮してくれた。
EVで変わるかも?! これからのキャンプシーン

今回利用したキャンプ場にはEV用の充電設備がある。
この設備があることで、EVを使ったキャンプの可能性が一気に広がる、といっていいだろう。
EV充電設備があれば、電気残量を気にすることなく、エアコンを利用することができるのだ。
昨今の気候変動により、夏場のキャンプがしにくくなってきているが、充電しながらクルマのエアコンを利用することで、熱中症のリスクを軽減することもできるだろう。
冬期もしかり。氷点下であっても、クルマはぬくぬくだ。
しかし、エンジンが動いてなくても、コンプレッサーやヒートポンプの音がする事は知っておこう。

エアコン
エンジンを動かすことなくエアコンが使えるのは便利。
家庭用エアコンのようなコンプレッサーの音がするので、周りへの配慮は必要だ。

オーディオ
クルマに装備されているオーディオを鑑賞するのもいい。
充電設備が目の前にあるので、バッテリー上がりを心配することもない。

リモート
アプリでクルマの状態を確認できる。リモートでエアコンをつけることも可能なので、寝る前に外からクルマを温めておくことも可能。
レビューして分かったEVキャンプのギモン?
ギモン①車中泊できるの?

充電しながら夜を過ごしたが、エアコンは寒さを感じた時だけ使用した。
アリアの場合、充電時のエアコン連続利用は保護プログラムにより30分程度になる。

EVではあるが、SUVとしての積載力を発揮するアリア。
セカンドシートを使った状態でもキャンプ道具がしっかりと収納できる。テントがないのもポイント。

アリアの荷室はセカンドシートを倒すことでフルフラットになる。
170㎝ぐらいの身長であれば、十分に就寝可能。クルマの大容量バッテリーが室内空間を圧迫している感じはまったくない。
ギモン②走行距離は?

電気がなくなってしまったらどうしよう?
そんな不安を感じるかもしれないが、高速道路であれば、ほぼすべてのパーキングに充電器が設置されているので安心。

急速充電器を使えば30分で電気容量がかなり回復する。
その間、クルマの中でエアコンをかけてTVでも見ていれば、快適な環境であっという間に時間が経過する。
ギモン③走りは良いの?

EVの走りに関しては、ガソリンエンジンよりもパワフルさを感じることだろう。
アクセルを踏み込むとタイムラグを発生させることなく、すぐに強靭なトルクを発揮してくれる。
その感覚は一度味わってしまうと虜になってしまうかも。
出典/ガルビィ2025年1月号