
キャンプの”4+2スタイル”って何?軽自動車で行く自転車キャンプとは?
自転車キャンプ……憧れはあっても輪行となると、なかなかハードルが高いのではないだろうか。
そこでガルビィが提唱するのが、クルマに自転車を積んでいく「4+2スタイル」。
キャンプ地までクルマで移動し、そこでサイクリングを楽しもうというわけ。
今回はそんな「4+2スタイル」の装備を紹介しよう!
4+2前提の装備選び
クルマに積載とはいえ、将来的には輪行にステップアップする可能性も考慮したい。
そこでギア選びもコンパクトで軽量であることを基本にしつつ、キャンプの楽しみを追求する方向で考えよう。

テント
この2型は天井部の空間と1型より30cm長い奥行きで、想像以上に室内の広さを感じる。
出入口も左右に大きい。
設営が抜群に簡単で速いことも重宝する。
●収納時35×直径16cm ポール44×直径6cm 重さ2.24kg

焚き火台
自転車キャンプでも焚き火は絶対に外せないのでは?
これはサイドが開くので少し長い薪も使えていい。
たたむのも簡単なうえ、非常にコンパクトで長方形になるのでパッキングしやすいのがポイント。
●収納時高さ20 x 幅14 x 奥行5cm 重さ910g

クッカー
素材が異なる3種のクッカーと保温ケースをコンパクトに収納。
熱伝導率が異なる素材ゆえ調理方法で使い分けたり、重ねてダブルウォールマグにしたり、蓋をしてパスタの茹で汁を流せたりと多彩な使い方が可能。
輪行で軽量を追求したいなら1つ外してもいい。
保温ケースをつけると食べるときでも手で持てるのが、なにげに便利。
●直径105×高さ125mm 重さ310g

テーブル
登山者向けに開発されているだけあって、軽量コンパクトが追求されている。
かつ、パーツも一体化されており申し分ない。
たたんだサイズも小さいので、輪行へステップアップしたときには、さらに優位性が活きるはず。
●収納時:幅約305×奥行97×高さ 14mm 重さ約280g

チェア
個人的には自転車でもチェアは必携アイテム。
Helinoxでワンサイズ上の定番チェアワンとの重さの差は300g。
一方下のサイズのチェアゼロとの差はわずか40g。ならばチェアワンを選んだ。
●収納時幅10×奥行10×高さ35cm 重さ490g

バーナー
クッカーの中に収まるサイズだと携行に楽。風防を持参しないため風に強いこれを選んだ。
別売りの4本ゴトクに変えて(標準は3本)調理時の安定性を上げている。
●収納時幅47×奥行51×高さ88mm 重さ 60g(4本ゴトク27g)
全装備を軽自動車に積むと・・・

全装備を軽自動車へ積んでみた。圧倒的にスペースが空いているのがわかる。
実は右側の黒いケース内はまだ空きがあり、そもそもすべて床面に並べていて上に重ねていないので、スペースはもっと増える。
フォールディングバイクは、左後席足元にすっぽり収まった。正直、車中泊も可能な状態だ。
4+2スタイルなので、クーラーボックスは輪行では無理なハードタイプのものにしてみた。
出典/ガルビィ2025年1月号