
ポータブル電源を買うなら何が正解?キャンプギアの消費電力を実際に検証してみた!
ポータブル電源の導入を考える人は多いが、必要な電気容量はどれくらいなのだろう?
そこで、大体の使用時間を想定して、各ギアの消費電力を調べてみた!
家電ギアの消費電力

LEDライト
1個5W×8時間=40Wh
LEDライトはバッテリーを内蔵する充電式が多く、消費電力は5〜80Wほどまでさまざま。
ポータブル電源に頼るシーンは少ないが、連泊時や充電忘れに備えて計算しておこう。

電気敷き毛布
1枚50W×15時間=750Wh
敷き毛布をホットカーペットがわりにするキャンパーは多く、テント内暖房の本命だ。
電気の力で地面の冷えを感じずにすむが、銀マットやブランケットと併用し、効率よく使おう

ヒーター付き寝袋
ひとつ40W×8時間=320Wh
モバイルバッテリーに付属のコードをつなぐヒーター付きの寝袋。
ヒーターの位置が限定されているのでカーペット代わりにするのは厳しいが、寝入りばなのヒヤッがないので電気利用は短時間でもよく眠れる。

ヒーター付きマット
1枚30W×15時間=450Wh
USB接続タイプのヒーター付きマットを椅子や床に敷けば、おしりがポカポカ。一度使うと手放せない!
モバイルバッテリーも使えるのでキャンプだけでなく、車内やスポーツ観戦、お花見などいろいろな場所で活用できる。

ヒーターベスト
1着10W×10時間=100Wh
今や冬のキャンプ場で見ない日はないヒーターベスト。
薄手でもしっかり背中やおなかをあたためてくれるので、着ぶくれとは無縁。
本来はモバイルバッテリーを使うが、連泊時を考慮して消費電力を計算しておこう。
無理したくないなら最低800Wh
電気敷き毛布は背中やおしりだけなら1枚を2〜3人で共有できる優秀暖房だ。
半日稼働させるなら最低限800Wh必要。
ただ、ポータブル電源は寒いと取り出せる電気も少なくなる。
カバーをかけるなど寒さ対策を行い、1000Whクラスを選ぶほうが安心。

ジャクリ ポータブル電源1000New
13万9800円
リン酸鉄リチウムイオンを搭載し容量は1070Wh。
ACポートは3口で合計1500Wだが、瞬間であれは3000Wまで対応できる。
さらに動作温度は-10〜45℃で持ち運びやすいサイズでありながら頼りがいあり!
冬キャンに快適をプラスするなら
ACポートの出力が1500Wあれば、たいていの家電を使用可能。
短時間でも冬キャンを快適にする家電をご紹介!

布団乾燥機で寝袋や靴のあたため
コンパクトな布団乾燥機は消費電力500Wほど。
冷たい寝袋やブーツに足を入れると身体の芯まで冷えるが、数分だけ温風を送り込んでおけば冷えずにすむ。

テント内で湯沸かし&調理
燃焼器具を使えないテントの中でも、電気ケトルやIHを使えば外に出ずともあたたかい場所で調理できる。
最近は消費電力控えめのIH(500W程度)もある。
出典/ガルビィ2025年1月号