
ワークマンから冷暖房服が登場!夏のキャンプに大活躍する神アイテムとは?
夏の野外作業など、冷房に頼れない局面で活躍するのが「身につけるタイプの冷却ウェア」。ファン付きで風を送るウェア、首に巻いて冷やすグッズなど毎年様々な商品が人気だが、ワークマンから一年中使える決定版とも言える商品が登場した。
ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO2

ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO2は、身体に密着させて使うベストになっている。調整バンドでサイズは変更可能で、胸囲80~124cmの体型まで幅広くフィットさせることができる。
価格は税込み19,800円で、専用のバッテリーが付属する。

ベストには5つのペルチェ素子を使用したブロックが内蔵。電気の力で温度が変わるもので、冷却と温熱どちらにも使えるのがペルチェベスト最大の特徴だ。
多くの熱中症対策商品は冬には使えないのが当たり前だったのだが、このペルチェベストは1年を通して使えてしまうのだ。

肌に直接当たらないよう、衣服を挟んで使用する。ワークマンでも多数取り扱いがある、吸水速乾性が高く薄手で身体にフィットする肌着の上に着ることで、冷却効果は最大に高くなる。

通気性の高い上着の中に、ペルチェベストを着込むことも可能。上の写真ではワークマンの土屋専務が、XSelterジャケットの中にペルチェベストを着用している。特にシルエットが膨れることがなく、周りからは着ているかどうか全くわからない。

背面のペルチェデバイスの位置を調整するダイヤル。こちらを使用することで、身体により効果的に当たる位置に設定しておける。

手のひらサイズの付属バッテリー。容量20000mAhのリチウムポリマー電池だ。ペルチェベストのポケットに収納しておける。

付属バッテリーで強冷却モードでは、約2.8時間の使用が可能。ヒーターモードの方が使用時間は長い。
2.8時間は短いと思われる方が多いだろうが、市販のモバイルバッテリーも使えるようUSB Type-C変換ケーブルが付属する。替えのバッテリーを自前で用意しておけるので、使用が長時間に渡る場合も安心だ。
自前のバッテリーを使用する際は当然ワークマンの保証からは外れるので、出力5V3A以上でPSE認証があるバッテリーを用意するようにしよう。

実際に着用して冷却効果を試してみたが、着けた瞬間から冷たく涼しさを感じる。毎秒1℃という速さでペルチェ素子が冷えるので、スイッチを入れれば即座に効果を発揮する。風で冷やすウェアと違って、着用する人間が汗をかいているかどうかも効果に関係ない。温熱モードでも同様の速さで、毎秒1℃で昇温する。
ペルチェブロックの外側への張り出し幅も薄く、ジャケットの中などに着ても大丈夫だ。夏でもスーツを着なければいけない、ビジネスマンにも良いのではないだろうか。ペルチェ素子の放熱を妨げない通気性が高いジャケットであれば、同時使用できる。
洗濯する際はペルチェ素子とケーブル、バッテリーを外して手洗いとなる。すべて脱着可能ではあるが簡単でもないので、毎日洗うのではなく汚れや臭いが気になったタイミングで洗うのが良いだろう。

他に使ってみてメリットと感じた部分に、使用中の音がとても静かなことが挙げられる。猛暑日のファン付きウェアで涼を得るにはファンの回転を上げないと効果が薄く、会話もままならない爆音になることも珍しくない。
ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO2は、ほぼ無音である。どこでも使えると言って差し支えないだろう。

上の写真はウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO2 スペシャルエディション。通常版に比べて発光するため夜間視認性が高く、両肩に高耐久ナイロンを使用している。
よりハードな環境で使用する職人さんや、夜間に使う方にはこちらのスペシャルエディションをおすすめしたい。価格は通常版より5,000円ほど上がって、税込み25,000円。

春のモーターサイクルショーで先行予約をした際は、予定数が即埋まったという話だ。確かに夏は涼しく冬は暖かくなるこのウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO2は、バイクに乗る人には最高だろう。
本記事執筆時点ではワークマン実店舗の店頭で購入することができるので、本格的に暑くなる前に抑えておくことをおすすめしたい。