
【世界一のバリスタ】粕谷哲さんの“フィールドコーヒー”のすすめ!キャンプで極上の一杯を
キャンプで味わうコーヒーは格別である。静かな朝、森の匂い、焚き火の余韻の中で手にする一杯は、高級カフェでのそれを超える体験となる。そんな「フィールドコーヒー」の魅力とその淹れ方について、世界の頂点を知るバリスタが、YouTubeチャンネル「ガルビィプラス」で語った。
世界一のバリスタ・粕谷哲が語るキャンプ場でのコーヒーの魅力

登場したのは、2016年に「ワールドブリュワーズカップ」で世界一に輝いたバリスタ・粕谷哲氏。2013年にキャリアをスタートさせた後、現在は千葉県内に3店舗のカフェ「Philocoffea(フィロコフィア)」と焙煎所を構え、2024年には東京・表参道にも新店舗をオープンしている。また、自身のYouTubeチャンネルではコーヒーの魅力を発信し続け、登録者は14万人を超える。

動画内で粕谷氏は、キャンプ系YouTuberたちがコーヒーを淹れる様子を頻繁に発信している点に触れ、「せっかくなら、その一杯をもっと美味しくしてみよう」と語る。アウトドアという非日常空間において、コーヒーを丁寧に淹れることは、その体験の質を大きく高める要素となる。

粕谷氏が紹介する「フィールドコーヒー」は、特別な技術を必要とせず、誰でも真似できるシンプルなスタイルである。使用する道具は、ケトル、グラインダー、スケール、そしてふるい。

基本のレシピは、水1リットルに対してコーヒー豆60g。豆を中挽きで挽いた後、ふるいにかけて微粉を取り除くことで、雑味を抑えたクリーンな味に仕上がる。


挽いた粉はケトルに直接投入し、4分間じっくりと抽出。最後に粉が沈んだタイミングで注ぎ入れれば、香り高い一杯の完成である。実際、粕谷氏自身も「マジでうまい」とその出来に太鼓判を押していた。
特別な一杯、「011 TOKYO BLEND」

動画の後半では、粕谷氏が手がけるオリジナルブレンド「011 TOKYO BLEND」も紹介された。時季に合わせて豆を変え、最先端で変化し続ける東京を表現したブレンドである。価格は200gで3,500円と高級だが、用意していた3か月分がわずか1か月で完売するほどの人気を博している。
「最先端で、訪れるたびに変化を見せる東京のような味わい」と語るそのブレンドは、キャンプ場でも都会的な洗練を感じさせる贅沢な一杯となるだろう。
粕谷氏が提案する「フィールドコーヒー」は、必要な道具さえあれば誰でも始めることができるし、その体験が与えてくれる余韻はきっとキャンパーたちの記憶に残るはずだ。気になった方は、ぜひ「フィールドコーヒー」に挑戦してみてほしい。いつもの朝が、特別なひとときへと変わるはずだ。
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