
【ファミリーキャンプ初心者】絶対に後悔しないキャンプ場選びのポイントを紹介!
ファミリーキャンプは自然の中で過ごす貴重な体験で、家族の絆を深める絶好のチャンスだ。しかし、キャンプを成功させるには、まず「どこでキャンプをするか」が肝心。
そこで、初心者の家族連れが安全・快適にキャンプデビューを成功させるためのキャンプ場選びのポイントを紹介しよう!
①初心者家族はまず「高規格キャンプ場」から
高規格キャンプ場とは、設備やサービスが充実しているキャンプ場のこと。
キャンプ初心者にとって、過酷な環境でのテント設営や、最低限の設備しかない場所では、かえって疲れてしまい、キャンプに対して苦手意識を持つことになりかねない。

たとえば電源付きサイトがあれば、スマホの充電や電気毛布の使用が可能で、寒暖差のある季節でも安心できる。
トイレが水洗式で洋式やウォシュレット付きであれば、衛生面の不安も解消され、温水の出る炊事場なら、洗い物のストレスも軽減される。

さらに、管理人が常駐しているキャンプ場は、困ったときにすぐ対応してもらえる安心感がある。
テントや寝袋などのレンタル品が充実していれば、道具が揃っていない初心者でも手軽にキャンプを楽しめる。
初心者の家族連れが不安なく楽しむためには、まずは高規格キャンプ場からキャンプを始めてみよう。
②自宅から近いキャンプ場を選ぶ
キャンプ場選びにおいて、距離は重要だ。キャンプ前日は荷造り、当日は移動、現地では設営と、子ども連れのキャンプは思った以上に体力を消耗する。

長時間の移動は、大人も子どもも疲労が溜まりやすく、楽しむ前にぐったりしてしまうこともある。
とくに子どもの体力を考慮すると、2時間以内の移動距離を目安にするのが理想的だ。
さらに、体調不良や予期せぬトラブルが発生したときにも、近場であればすぐに帰宅できるという安心感がある。
また、道中の休憩スポットや立ち寄れる道の駅の有無も事前にチェックしておくとよい。
キャンプは到着してからが本番。少しでも体力と時間を温存できるようにしたい。
③トイレ・シャワーの清潔さは最重要
子どもと快適に過ごすには、トイレやシャワーの衛生環境が非常に重要。
キャンプといえば多少の不便も楽しむのが醍醐味だが、子どもや女性、高齢者にはそれがストレスになることもある。

キャンプ場の施設に不安がある場合には、洋式トイレやウォシュレット、温水シャワーの有無を事前に確認しておけば、現地で慌てることもない。

最近では、個室ごとに鍵がかかるトイレや、バリアフリー対応のトイレなど、配慮の行き届いた施設も増えている。
シャワー設備がない場合や混雑している場合は、近隣に温泉施設があるかを調べておくのもおすすめだ。
④子ども向け設備と自然環境のバランス
自然の中で遊ぶ体験は、子どもの心身の成長にとってかけがえのないものだ。ただし、安全とのバランスが必要である。遊び場の有無や自然との距離感は、親にとっても重要なポイント。

たとえば、アスレチックやブランコといった遊具があると、子どもが飽きることなく楽しめる。
また、川遊びや虫捕り、星空観察など自然とのふれあいができる環境も、子どもにとっては貴重な体験になる。
ただし、崖や急流、段差といった危険な地形がないかを事前に確認しておくことも大切だ。

また、林間サイトでは虫刺されなどにも備えておく必要がある。逆に広々とした芝生サイトでは開放感があるが、日陰がなく暑さ対策が必要になる。
家族構成や子どもの年齢に応じて、どのようなキャンプ場やサイトが適しているか、事前によく考えておこう。
⑤車を横付けできる「オートキャンプ場」を選ぶ
荷物の多い家族連れにとって、オートキャンプ場は非常にありがたい存在だ。サイトのすぐ隣に車を停められるため、重い荷物を何度も運ぶ必要がなく、設営や撤収の負担を大きく減らせる。

テントのすぐ近くに車があることで、天候の急変にも柔軟に対応できる。さらに、子どもが疲れたときや体調が悪くなったときに車内で休ませることができるのも、オートキャンプ場の大きな利点だ。

また、天候が悪化した場合でも、車内に避難して待機できるというのは非常に心強い。特に夏の夕立や春秋の夜間の冷え込みなど、予測できない事態に備えることができる。
⑥初心者家族が避けたいキャンプ場
これまで紹介してきたポイントをもとに、初心者の家族連れが避けたほうがよいキャンプ場を整理しておこう。以下のような特徴を持つキャンプ場は、初めてのキャンプには不向きである。
●設備が整っていないキャンプ場(トイレや炊事場が不衛生、管理人が常駐していないなど)
●自宅から遠すぎるキャンプ場(移動に時間がかかりすぎる、トラブル時にすぐ帰れない)
●衛生面に不安があるキャンプ場(和式トイレしかない、シャワーがない、掃除が行き届いていない)
●子どもが楽しめる工夫がされていないキャンプ場(遊具や自然体験の場がない、危険な地形が多い)
●車を横付けできないキャンプ場(荷物の搬入・搬出が困難、雨天時の避難手段が限られる)
これらの条件に当てはまるキャンプ場は、初心者にとってハードルが高く、トラブルや不満の原因になりやすい。
まずは安全で快適なキャンプ場からスタートし、アウトドアの楽しさに慣れていくことが、家族みんなの「また行きたいね」を引き出す近道である。