
黒いクーラーボックスは保冷力が落ちるのか?実際に比較検証してみた!
キャンプにおすすめのアイテムやキャンプテクニックをブログやSNSで発信しているあきとぶさんがYouTubeを更新。クーラーボックスに関しての検証を実施した。
保冷力は色で決まるのか?ブラックとモカで検証

「黒は熱を吸収しやすいから、クーラーボックスの中の氷が早く溶けてしまう」と思われるキャンパーも多いかもしれないが、果たして色だけで保冷力に大きな差が出るのだろうか。今回は、同じスペック・形状のコメリのソフトクーラーバッグを用いて、あきとぶさんは検証を行った。

今回の検証に使用したのはコメリの「タフクーラーバッグ」12リットルタイプ。断熱材には20mmの極厚ウレタンフォームを採用。内側には厚手のEVAシートが使われており、水や汚れにも強く、丸洗いも可能だ。さらに2リットルのペットボトルが縦に入る高さを確保しており、価格は2,980円(税込)とコストパフォーマンスも抜群である。


今回はソフトクーラーバッグに市販のカット氷1.1kgをそれぞれ入れ、気温34度、直射日光の下で朝10時から夕方16時半まで、合計6時間半にわたり放置して検証を行った。なお中身は一切開けず、表面温度も測定した。
開始直後、ブラックカラーの表面温度は57度、モカカラーは43度と、ブラックの方が14度も高かった。その後、最も暑かった13時頃にはブラックが58度、モカが45度まで上昇し、終盤の16時半にはブラックが36度、モカが31度という結果になった。やはり黒色の方が表面温度は常に高くなりやすいようだ。


検証終了後、それぞれのクーラーバッグの中の氷の残量を計測。ブラックカラーのバッグには676g、つまり元の氷の約61.5%が残っていた。一方、モカカラーには707g、約64.3%の氷が残っていた。氷の残量はモカカラーの方がやや多いものの、ほぼ有意差は感じられない結果となった。

直射日光下で6時間半という過酷な条件でも、ブラックのバッグには6割以上の氷が残っており、ソフトクーラーバッグとして十分な性能を発揮していた。このことから、断熱材がしっかりしていれば、表面の色による影響は最小限に抑えられるようだ。
今後クーラーボックスの購入を検討している人は、カラーで悩むことなく自分の好みの色を選べばよいだろう。
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