
雨の日キャンプはやめたほうがいい?誰でも簡単にできる楽しむための工夫を徹底解説!
キャンプの醍醐味といえば自然の中で非日常を味わえることですが、天候に大きく左右されるアクティビティでもあります。特に「雨の日キャンプ」は、想像以上に過酷な時間になってしまう可能性も…。
今回の記事では、雨の日のキャンプを中止すべき条件や、行く場合の準備と楽しむための工夫について、網羅的に解説します。
安全で快適なキャンプライフを送るためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
雨の日キャンプをキャンセルすべき条件

まず始めに、雨キャンプを中止したほうがいい条件を3つご紹介します。
警報級の悪天候が予想されている

大雨・雷雨・強風が予想される場合は、中止の判断をすることが望ましいです。テントの倒壊や落雷の危険があり、キャンプどころではなくなってしまいます。
キャンセル料が気になってしまう方も多いかと思いますが、命と安全には代えられません。複数の天気予報サイトやテレビの気象情報を確認し、前日や当日の天気をよく確認して判断しましょう。
キャンプ場の地形や水はけがよくない

キャンプ場の地形は、雨天時の快適さと安全性を大きく左右します。特に低地やぬかるみやすい場所は、水たまりや浸水の原因となりやすく、テント内が水浸しになってしまうリスクも。
また、キャンプサイトが土の場合は、テントやタープが非常に汚れやすく、撤収時の清掃にかなりの手間がかかってしまいます。
そして、川や湖の近くにあるキャンプ場は、増水による危険性が極めて高いため、雨の日に訪問することは避けた方が無難です。
事前に必ず、キャンプ場の地形や過去の雨天時の状況をリサーチするようにしましょう。口コミサイトやSNSで実際の利用者の声をチェックするのもおすすめです。
子どもや高齢者と一緒にキャンプをする場合
小さな子どもや高齢者が同行する場合、雨天時のキャンプは体調を崩しやすく危険です。雨で身体に冷えやすくなるうえに、行動が制限されてしまうためストレスも溜まってしまいます。
無理をせず、勇気を持って「今回はやめておこう」と判断することが大切です。屋内でも遊べるような代替プランを用意しておけば、キャンプに行けなくても楽しく休日を過ごすことができますよ。
雨の日でもキャンセルしなくてもいい条件

ここまで雨キャンプをキャンセルすべき条件について解説してきましたが、状況によっては、雨の中でも安全に、そして快適にキャンプを楽しむことができます。
小雨程度の天気予報の場合

雨の降り方が弱く、雷や強風の予報が出ていない場合は、キャンプを決行しても大きなリスクはありません。また、避難場所や連絡手段をあらかじめ確認しておくと、万が一のときにも冷静に対処できます。
地形・設備の整ったキャンプ場を利用する予定

高台にあり水はけのいいキャンプ場や、屋根付きの炊事場・東屋などの設備が整っている場所であれば、雨の日でも快適に過ごせる可能性が高いです。
また、車の乗り入れができるオートキャンプ場も、雨の中での撤収作業が楽になるという点でおすすめです。
撤収日の予報が晴れ

キャンプ初日が雨予報でも、撤収日が晴れ予報であれば雨の日キャンプを楽しむ絶好のチャンス。
雨キャンプで最もストレスを感じるのは撤収作業。テントやタープを濡れたまま保管するとカビが発生してしまうため、家に帰ってから干さなければいけません。これが非常にめんどくさい。
ただ、撤収日が晴れていれば、キャンプギアを干してからスムーズに片付けることが可能です。
雨の日キャンプで意識したいポイント

ここからは、雨の日キャンプを決行する場合に、心掛けたいポイントを4つご紹介します。
耐水性のあるテントを使用する

雨に強いテント選びは非常に大切。テント本体はもちろんのこと、グランドシートも耐水性のあるものを用意するようにしましょう。
また、設営場所も水が流れてくるような凹地は避け、水はけのいい場所を選ぶことが重要です。
雨でも楽しめる娯楽を用意する

カードゲームやボードゲームなど、みんなで輪になって遊べる娯楽を用意しておけば、雨のキャンプでも退屈知らず。携帯ゲーム機やスマホゲームとは違った面白さがあり、親子や友人との絆も深まるはず。
また、雨の日ならではのキャンプ飯も楽しみの1つ。ミネストローネや鍋焼きうどんなど、身体が温まるような料理をみんなで囲むのも、雨の日だからこそ楽しめるイベントです。
リラックスタイムも楽しむ
テントの中で聞く雨音は、まるで自然のヒーリングBGM。お気に入りの本や音楽、アロマキャンドルを用意して、静かな時間を楽しんでみましょう。瞑想やヨガも、心身ともにリラックスできますよ。
雨で濡れたギアは必ず乾かす

雨で濡れてしまったギアは、家に帰った後なるべく早く乾燥させましょう。テントやタープは、風通しのいい場所で広げて乾かします。
テーブルやチェアなども、水分をしっかりと拭き取っておきましょう。濡れたまま放置していると、金属部分が錆びてしまったり、布がカビてしまう可能性があります。
まとめ

悪天候にも関わらずキャンプを決行してしまうと、思わぬ事故やトラブルを招きかねません。「今回はやめたほうがいい」判断できることも、アウトドアのスキルの1つです。
しかし、小雨程度の気象条件であれば、安全に配慮しながら雨キャンプを満喫することも十分に可能です。自然と向き合うキャンプだからこそ、無理はせず、柔軟な対応で楽しみましょう。