
「意外と知らない」薪割りは鉈が超便利!初心者でも扱いやすいおすすめ5選
キャンプで焚き火を楽しむために欠かせないのが「薪割り」です。しかし、初心者にとってナイフや斧は扱いがむずかしく、力加減をあやまるとケガする可能性も。そんな時に活躍するのが、扱いやすく安全性も高い「鉈(ナタ)」です。この記事では薪割りで使うキャンプ用の鉈の選び方と、初心者でも使いやすいおすすめ5選をご紹介します。自分のキャンプスタイルに合う1本を見つけて、焚き火タイムをもっと快適に楽しみましょう!
キャンプ用鉈を使うメリットとは?

キャンプでの焚き火に欠かせない薪割りはナイフや斧でも代用できますが、初心者におすすめなのがキャンプ用の鉈(ナタ)です。では鉈を使うことで得られるメリットを紹介します。
1. 効率的な薪割り
鉈はナイフや斧よりも、刃幅が広いものがほどんどです。重さも適度にあるため、薪に刃を入れると自然に割れやすくなり薪割りが楽に!特にキャンプ場でよく使う広葉樹など硬めの薪でも、少ない力で作業できるのが魅力です。
2. ナイフより安全に扱える
ナイフは細い刃を使うため、力加減をあやまると刃が滑ってケガにつながることも!鉈は重量と刃幅がある分、安定しています。初心者でもコントロールしやすいのがメリットです。
3. 枝払いから薪割りまで幅広く活躍
鉈は薪割りだけでなく落ちている枝を切ったり、焚き付け用の細い枝を作るのにも便利です。鉈があれば焚き火の準備がスムーズに進みます。荷物を減らしたいソロキャンプで重宝しますね!
キャンプ用鉈の選び方

鉈にはさまざまな形やサイズ種類があります。自分に合った鉈を選ぶと薪割りがグッと快適に!ここでは、初心者が特にチェックしておきたいポイントを紹介します。
【刃の形状(片刃と両刃)の違い】
鉈には「片刃」と「両刃」があります。
片刃 | 中心から片方にだけ刃がある | ・斜めの方向に刃が進むのでコツがいる ・フェザースティックなど細かい作業に向いている ・刃かけを起こしやすいためメンテナンスが必要 |
両刃 | 中心から左右対称に刃がる | ・左右対称に力が加わるので薪がまっすぐに割れる ・細かい作業にはコツが必要 ・両刃なので利き手を気にせず使用できる |
【刃の形状(剣鉈と腰鉈)の違い】
鉈は大きく分けると2種類に分けられます。それぞれに特徴があるので、使用目的にあった鉈を選びましょう。
剣鉈 | 剣のように先端がとがっている | 薪割りの他にも、肉や魚をさばいたり細かい作業ができる |
腰鉈 | 刃先が長方形で重みがある | ・刃に重みがあるため、少しの力で薪を割れる ・先端が細くないため、魚をさばくなどの細かい作業には向かない |
【グリップの握りやすさと安全性】
薪割りで鉈を使用する場合、グリップの握りやすさが重要です。滑りにくい加工がされているものや、手にしっかりフィットする形状を選びましょう。持ちづらいグリップの鉈で作業すると、手が痛くなったりけがの可能性も……。グリップの部分に「返し」や「ストッパー」が付いていると安心です。
【メンテナンスのしやすさ】
鉈は使うたびに木のヤニや汚れが付くため、お手入れがしやすいモデルを選ぶと長持ちします。ステンレス製はサビに強く、初心者でも扱いやすいのがメリット。炭素鋼(カーボンスチール)は切れ味が抜群ですが、さびやすいのでメンテナンスが必要です。
初心者でも扱いやすいキャンプ用鉈おすすめ5選

1. CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)×鋼典 スポーツ鉈

サイズ(約) | 全長:310mm 刃渡:150mm 柄:150mm |
重量 | 350g |
素材 | 刃:刃物用炭素鋼、柄:天然木(樫) |
刃の形状 | 片刃(右利き用) |
キャプテンスタッグのスポーツ鉈は、三条の職人とのコラボレーションで作られた商品です。サイズが小ぶりなので、女性でも扱いやすいのがポイント!収納ケースも付いているので持ち運びも安心です!
2. UNIFLAME(ユニフレーム) つるばみ鉈

サイズ(約) | 全長:約35cm 刃長:約16.5cm 身厚:約0.6cm |
重量(g) | 500g |
素材 | 刃部:軟鉄+SK-5 柄:カシ |
刃の形状 | 片刃 |
ユニフレームのつるばみ鉈は、ひとつひとつ手作りされたこだわりの鉈!持ち手の木目が商品によって違うので、自分だけの特別な鉈になりますよ!付属のケースは横入れ、縦入れのどちらも可能な2WAYタイプで便利です。
3. TEPPA(テッパ) 焚火鉈 粟

サイズ(約) | 刃渡り:165mm 刃厚:7mm 柄:195mm 全長:370mm |
重量 | 548g |
素材 | 刃物用炭素鋼、軟鉄、樫 |
刃の形状 | 両刃 |
TEPPAの焚火鉈「粟」は、薪割りや枝打ちまで可能なマルチタイプ!両刃の鉈なので、薪割りもスムーズに行えます。山をイマージした専用のケースがとてもオシャレですね!
4. 高儀(TAKAGI) KANUCHI OUTDOOR フルタング ナタ

サイズ(約) | 長さ26.5 x 5.5幅 cm |
重量(g) | 240g |
素材 | 刃部:SK85 ハンドル:合板 ケース:牛革 |
刃の形状 | 両刃 |
高儀(Takagi)のフルタングナタは、刃の部分が黒でとてもオシャレ!小ぶりなのでフェザースティックやバトニングにもちょうど良いと評判です。牛革のケースが付属なので、持ち運びも安心ですね!
5. Barebones Living(ベアボーンズリビング) ジャパニーズナタハチェット

サイズ(約) | サイズ:約40cm ブレード長さ:約17.8cm ブレード厚み:約5mm |
重量 | 950g |
素材 | 素材:4CR14メタル 木製(ウォルナット) |
刃の形状 | 両刃 |
ベアボーンズリビングのジャパニーズナタハチェットは、刃の厚みが5mmでしっかりとした重量感。薪割りでは斧のように使用でき、細かい枝などを切ったりと鉈の役割も可能です。専用のケースも付属しているので、安心して持ち運べますね!
鉈を使うときの注意点と安全対策

鉈は正しい使い方をしなければケガしてしまいます。初心者が特に気をつけたい注意点と安全対策をまとめました。
1. 作業時の姿勢と持ち方に注意する
鉈を使うときは、必ず安定した姿勢で作業することが大切です。
- 膝の上など体に近い場所では作業しない
- 地面や薪割り台の上で安定させて割る
- グリップはしっかり握り、指を刃の進行方向に出さない
2. 周囲に人がいないか確認する
薪割りする時は、近くに人がいないか必ずチェックするのが大切。特にキャンプでは子どもがすぐ近くに寄ってくるものです。十分なスペースを確保して、薪割りしましょう。
3. 適切な保護具を使う
薪割りの最中に、手が滑ってけがをしてしまっては大変です。滑り止めが付いた軍手や革手袋を着用して、思わぬけがを防ぎましょう。目を守るために安全メガネを使うと、木片が飛んできた時にも対応できます。
4. 使用後はきちんと手入れする
使用後はヤニや汚れを拭き取り、乾燥させてからケースに収納しましょう。使用後そのままにしておくと、鉈がさびてしまいます。すぐに鉈を使用しない場合は、油を薄く塗って保管すると長く愛用できますよ!
5. 持ち運びは必ずケースに入れる
むき出しの状態で持ち運ぶのはとても危険です。必ず専用のケースに入れて、持ち運ぶようにしましょう。車内や荷物の中で刃が出てこないよう、しっかりと収納するのが大切です。
【まとめ】キャンプ用鉈で薪割りがもっと楽に!初心者でも扱いやすいおすすめ5選
キャンプで焚き火を楽しむなら、薪割りをスムーズにしてくれる鉈はとても頼もしい相棒です。ナイフや斧よりも扱いやすく、初心者でも安全に使えるのが大きな魅力。おすすめの5選を紹介しました。
- CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)×鋼典 スポーツ鉈
- UNIFLAME(ユニフレーム) つるばみ鉈
- TEPPA(テッパ) 焚火鉈 粟
- 高儀(TAKAGI) KANUCHI OUTDOOR フルタング ナタ
- Barebones Living(ベアボーンズリビング) ジャパニーズナタハチェット
ぜひ自分のスタイルに合った鉈を見つけて、薪割りを充実させてくださいね!