発売間近!大注目のトヨタのランドクルーザーFJを実際に展示会で見てみた!
キャンパーにも人気のトヨタ・ランドクルーザーの末っ子となる、ランドクルーザーFJがジャパンモビリティショー2025で展示された。
2026年に市販開始と言われるランドクルーザーFJを写真とともに紹介していこう。
トヨタ ランドクルーザーFJ

カクカクとしたボディに、黒い樹脂バンパー。グリルにはTOYOTAロゴ。
既にこのデザインだけで欲しくなってしまった方も多いだろう。実際注目度はとても高く、今回のジャパンモビリティショーでもこのクルマの周りから人が途切れる瞬間がなかった。

横から見た写真。一言で言えば「小さいランクル」であることは間違いないが、決してコンパクトカーのサイズではない。全長4575 × 全幅1855 × 全高1960mm、しっかり3ナンバーサイズである。
兄弟車のランドクルーザー250、300よりも全長と全幅は小さいのだが、全高はわずかに高い。
最小回転半径はランドクルーザーシリーズ最小となる5.5mだ。

エンジンは2.7L 直列4気筒ガソリンエンジンで、最高出力120kW(163PS)、最大トルクは246Nm。どう転んでもコンパクトカーやSUV風のスペックではない。どんな道でも走れる、ランドクルーザーシリーズの一角を張るのにふさわしい性能を持っているのだ。
ラダーフレームを採用し、駆動方式はパートタイム4WD。トランスミッションは6速ATで、MT設定があるかは不明。電子制御式のATを採用しており、悪路でも電子制御が介入することで誰でも簡単に走れることが期待できる。

リアゲートは横開きだ。縦開きだと身長が低い方が扱えなくなるが、横開きなら安心だろう。スペアタイヤがあっても動きは軽かった。
テントとの連結を考えているキャンパーの場合、従来品では合わないことが予想される。おそらく車種専用品も出るのではないだろうか。

リアのラゲッジ積載量は決して大きくはないが、4~5人分のキャンプ荷物はギリギリ載ると思われる。リアゲートが垂直に立っているので限界まで積みやすいはずだ。リアシートは分割可倒式。
頑張ってラゲッジに積みきることを早々にあきらめて、ルーフキャリアを付けるのも良いだろう。ランドクルーザーほどルーフキャリアが似合う車種は他にあまり無い。

フロントシートは普通で、至ってシンプル。このシンプルさがありがたい。シートヒーターの設定はありそうだ。
運転席の奥に、手動のサイドブレーキが見える。ランドクルーザー250、300は電動パーキングブレーキなので、乗り換える方は注意してほしい。最近の電動サイドブレーキ車しか知らない方も、すぐに慣れるので心配するほどのものではない。

コックピット。ボディと同様に、四角いデザインが多い。わかりやすいコンセプトでとても良い。奇をてらった部分も特になく、質実剛健。トヨタ車はこうあるべきなのだ。
大画面ナビゲーションとハンドルに色々なボタンが付いているのが最近のクルマという感じで、まさに市販開始直前というのが見てとれる。
2026年登場予定、予約は間もなく開始?
他のランドクルーザーと同様に、注文が殺到し抽選販売となることが予想される。欲しい方は今からでもトヨタのディーラーに行って、話をしておいた方が良い。
新車価格は未発表だが、300万円後半から400万円台と予想される。

こちらはトヨタのランドクルーザーティザーサイトの画像だ。丸目ライト、シュノーケル、ルーフキャリアなどが装着されている。メーカーオプションになると思われるが、現時点では詳しい情報が出ていない。
ランドクルーザーでは大きすぎる、ジムニーでは小さすぎる、そんなニーズの隙間を埋めてなお余りあるランドクルーザーFJ。2026年の自動車業界はもちろん、アウトドア業界でも台風の目になることは間違いないだろう。