意外と知らない電気毛布の正しい使い方。冬キャンで何度も起きてしまう私が後悔したこと
冬キャンプは空気が澄んで星もきれい!焚き火のぬくもりも格別です。しかし夜になると、テントの中は想像以上に冷え込みますよね。「湯たんぽやカイロではあたたさが足りない……」「寝袋に入っても体が冷えて眠れない……」そんな「寒がり女子」にこそおすすめしたいのが電気毛布です。
私も冬キャンプを始めたころは、あまりの寒さに夜中に何度も目が覚めていました。けれど電気毛布を使うようになってからは、おどろくほど快適!朝までぐっすり眠れるようになりました。この記事では、女子ソロキャンパー目線で「電気毛布の上手な使い方」と「安全に使うコツ」を紹介します。電源サイトがない場所でも使える方法もあるので、これから冬キャンプを始めたい方にもピッタリですよ。
冬キャンプの夜は寒すぎる!寒がり女子のリアルな悩み

冬キャンプは、日が落ちた瞬間から一気に冷え込みます。昼間は焚き火のあたたかさで快適でも、夜になるとテントの中は別世界。外気が0℃を下まわると、寝袋にくるまっても体の芯から冷えてしまうでしょう。「寝袋に入っても足が冷たい」「寒くて何度も目が覚めた」という経験はありますよね?とくに寒がりな女子ソロキャンパーにとって、夜の寒さは大きな壁です。
そこでおすすめするアイテムが「電気毛布」です!スイッチを入れた瞬間から、じんわりと体を包み込むようなあたたかさ。寝袋の中がまるでおうちのベッドのように快適になり、「もう冬キャンプも怖くない!」と思えるほどでした。「寒い夜をどう乗り切るか」で、冬キャンプの満足度は大きく変わります。寒がり女子でも安心して使える電気毛布の上手な使い方を紹介します。
電気毛布を使いこなす3つのポイント

冬キャンプで快適に眠るためには、電気毛布の使い方を工夫するのがコツです。ここでは、電源サイトでも電源がないサイトでも役立つ3つのポイントを紹介します。
⓵電源サイトでは延長コードを上手に活用
電源サイトで使う場合は、防水タイプの延長コードを用意しておくのが基本です。テント内まで電源が届かないことも多いため、延長コードの長さに余裕があると安心。差し込み口には防水カバーやコンセントボックスを使えば、結露や雨でも安全に使えます。テントの出入り口近くにコードをはわせると、うっかり足を引っかけてしまうかも!延長コードは出入り口と反対側から通し、コードをマットの下やカーペットの下に軽く固定しておくと安全ですよ!
⓶電源がないサイトではポータブル電源が大活躍
電源サイトの予約が取れなかった場合や電源サイトがないキャンプ場の場合は、ポータブル電源+電気毛布の組み合わせで使用しましょう!電気毛布の消費電力は約30〜50Wがほとんどです。たとえば40Wの電気毛布を8時間使う場合「40W × 8時間 = 320Wh」となり、500Wh前後の容量があれば一晩しっかり使えます。ポータブル電源の容量をチェックして使用しましょう。最近ではUSBタイプの充電式電気毛布も多く登場しています。モバイルバッテリーにつないで使えるので、荷物を減らしたい女子ソロキャンパーにも人気です。
⓷寝袋と組み合わせて効率よくあたたまる

電気毛布を効果的に使うなら、「寝袋の下に敷く」スタイルがおすすめです。掛け毛布のように上からかけずに、敷いて使うと熱が逃げにくく体の芯からポカポカになります。さらに、寝袋の上からもう一枚毛布をかければ、保温性がぐっとアップ。寒さが厳しいときは、湯たんぽを足元にプラスするのもおすすめです。寝る前に電気毛布を「強」にしてあたため、寝るときに「中」または「弱」に切り替えるのがベスト。あたたまりすぎを防ぎ、バッテリーの節約にもなります。
電気毛布を安心して使うための注意点とコツ

あたたかくて便利な電気毛布ですが、「安全面」に注意して使用しましょう。少しの工夫で、より安心して快適に使えるようになりますよ。
⓵低温やけどに注意!就寝中の温度設定は「中」以下に
長時間、同じ部分に熱があたると低温やけどの原因に!寝ている間は体温の感覚が鈍くなるため、あたたかく感じなくても実は皮膚がじわじわ熱を受けていることも。眠るときは温度設定を「中」または「弱」にして、直接肌に触れないようタオルやブランケットを上に敷くのがおすすめです。
⓶防水・防滴仕様をチェック!結露対策も忘れずに
冬キャンプの朝は、テント内に結露が発生しますよね。防水加工の電気毛布を選ぶと安心です。テントの床がぬれやすい場合は、防水シートやマットの上に敷くことで電気毛布を守れますよ。大切な電源の部分を結露から守るのも忘れずに!
⓷コードの位置にも注意
テント内でコードが足に引っかかるととても危険です。コードはマットの下や寝袋の下を通したり、壁際に寄せるなど、人が踏まない位置にするのがポイント。外から電源を引くときはテントの入り口の反対側から出すと、出入りの時に引っかかったりじゃまにならず安心ですよ!
【まとめ】寒さを我慢せず、冬キャンプをもっと楽しもう
寒がり女子ソロキャンパーにおすすめの電気毛布は、使い方を工夫すれば朝までポカポカ。体の芯からあたたまる心地よさに包まれながら、快適な睡眠が手に入ります。キャンプで使用するために注意するポイントはこちらです。
- 電源サイトと延長コードで安全に使う
- 電源がないサイトではポータブル電源を活用する
- 寝袋の中に入れて使用するのがおすすめ
- 低温やけどや結露対策の注意を忘れずに!
寒さを我慢するのではなく、工夫して快適に楽しむのが冬キャンプの醍醐味でもあります。電気毛布を上手に取り入れて、寒い夜もあたたかく心まで満たされる時間を過ごしてくださいね!