これぞ“ペット専用キャンピングカー”革命!レクヴィ『ソラン』が想像以上に快適すぎた
ジャパンモビリティショー2025で見つけた、ペットとの旅を重視したキャンピングカー「レクヴィ ソラン」を紹介しよう。
株式会社レクヴィはキャンピングカーの製造販売を手掛けて41年、業界内では老舗のメーカーだ。ハイエースやタウンエースをベースとしたバンコンバージョン(バンコン)を得意とし、日本の風土と道路事情を考えて作られるオリジナルキャンピングカーは多くのファンを獲得している。
レクヴィ ソランってどんなキャンピングカー?

今回紹介するのはレクヴィのラインナップ内でも、ペットとの旅に特化したキャンピングカー「ソラン」。展示車は標準ボディ・ハイルーフ仕様だ。8ナンバーのキャンピングカーになる。

バンコンが人気な理由のひとつに、街乗りのしやすさがあげられる。ボディサイズは通常のハイエースと変わらないため、駐車場の制限もクリアしやすい。旅に限らず、普段使いも無理せずできるのだ。実際に外観だけではキャンピングカーに見えない場合が多い。
今回紹介するソラン 標準ボディ・ハイルーフ仕様車は乗車定員5名、就寝定員は3名。ペットは定員に含まない。
ペットも飼い主も嬉しい機能がたくさん!

ソランのキャンピングカー内装部分を紹介していこう。まず目に入ってくるのが、シンクとその他が分割されたキッチン。分割されていることで、前席から直接移動することが可能になる。
この位置にシンクがあることにはメリットがあり、給排水タンクへのアクセスが最短距離で済む。外で遊んできたペットの足を水で流す時も簡単だ。

こちらはオプションの床ステンレスプレート。清潔を保ちやすく、濡れたものやペットシートを置くのにちょうどいい。

キッチンキャビネットには冷蔵庫と電子レンジがあり、ペットが当たって誤動作したり、いたずらができないようになっている。

シートはキャンピングカーでメジャーなREVOシートで、走行時は前を向くよう変形させることができる。ペットの爪で傷がつきにくい、防汚・防水の生地が採用されている。

運転席上部には大型の収納スペース。リヤクーラー吹き出し口は下に移設されている。「ネコが入り込んだら自分で出てくるまで捕まえられないので注意してください」とはスタッフさんの談。確かにネコが好みそうな空間だ。

最後部にはスリムなルームエアコンが設置される。安心と信頼のダイキン製。暑さ・寒さを言葉で伝えられないペットとの旅で、エアコンは必須である。

ベンチシートの下に、サブバッテリーやインバーター等キャンピングカーとしての電装部品が収納される。リチウムイオンのバッテリー容量は標準で300Ah相当。ソーラー充電システムも標準装備だ。

ベッド展開時は3人が横並びで就寝できる。写真は標準ルーフ仕様車のためエアコンが横にあり、テーブルは格納できる。こちらも引っ掻きに強く防汚・防水生地のREVOシートだ。

運転席と助手席の間に設置できるペットベッド。オプション品となるが、小型犬やネコの特等席となるのでぜひ欲しい装備だ。走行中は安全のためペットキャリーに移動してほしい。
レクヴィ ソランでペットと一緒に旅に出よう!

最後にリヤゲートからの一枚。白を基調とした清潔感のある内装だ。
レクヴィ社内にもペットを飼っている方がおり、飼い主ならではの視点で創られたキャンピングカーがソランだ。大切な家族の一員であるペットと一緒に、楽しく快適な旅ができることだろう。