すごすぎて真似できない! 達人キャンパーたちの究極のキャンプ術が天才すぎる
12月にガルビィプラスでよく読まれた人気記事をまとめて紹介!
今回は上級キャンパーのキャンプテクニックを厳選紹介。
①すごすぎて真似できない! 達人キャンパーたちの究極のキャンプ術が天才すぎる
キャンプのスタイルは人によって様々だが、今回登場するのは、ヴィンテージキャンプ、ペットキャンプ、ブッシュクラフトで個性を極めた達人キャンパーたち。
簡単には真似できない、その独特なスタイルを早速紹介しよう!
インテリアにこだわったヴィンテージキャンプ
大好きなアイテムを集めながら、ヴィンテージキャンプを楽しんでいるのはmie(みい)さん。
そのmieさんにヴィンテージキャンプのインテリアについて教わった。

ファミリーキャンプからソロへ、そして、現在は独自のスタイルでキャンプを楽しんでいるmieさん。
仲間たちとのグルキャンも大好き。
フィールドに現れたかわいらしい部屋

コットのタープ下にはヴィンテージのテーブル、チェアが並べられている。

テーブルの上にはフランスのLAMPE FEUTREE ABEILL社製ヴィンテージオイルランプが置かれていた。
その隣にあるのは糸巻きを使った一輪挿し。

キッチンエリアにはクッキングアイテムがまとめられている。
手前のランプはLEDライト、奥に見えるランプはヴィンテージアイテム。

フライパンは1950年代に広まったCOLD HANDLE L&G製。
手元が中空になっていて、熱くならないのが特徴。

キッチンの横にはクーラーボックス(左)と調味料入れ(右)が並んでいる。
アルミデザインで統一感のあるアイテムだが、まったく別のメーカーのもの。

mieさんが欲しくて探したというKAMPKOLDのクーラーボックス。
アルミ製で、ふたの開き方に特徴がある。
テントもヴィンテージスタイル

テントはヴィンテージキャンプ好きな人には定番となっているサクソンテント。
ポールはA型フレームになっていて、テントが自立できるようにカスタムされている。

足元にラグやマットを敷き、インテリア空間をコーディネイト。

DIYしたテーブル兼収納ボックスの中には、テント内で使えるキッチン用具などを収納。

テントの中でもリラックスできる環境を作るのがmieさん流。
ヴィンテージキャンプのコツ
mieさんの使っているキャンプギアを見てみると、ほとんどがキャンプ用ではないアイテムだ。
家で使われていたであろう、おしゃれな雑貨が多い。
特に今回はヴィンテージスタイル強めでアイテムをセレクトし、さらに濃い内容になっているようだ。

購入の決め手となるのは、コンパクトに収納できること。ギア選びでは大切なポイント。

DIYで作ったランタン。100円均一アイテムなども使って、組み合わせを楽しんでいる。

骨董市やネットで見つけた古いキャンプアイテム。一目惚れして購入したものが多い。

ガス缶など雰囲気に合わないものは見せない収納でカバー。調味料なども表に出さない徹底ぶり。

イスとトレーは骨董市で見つけたもの。組み合わせてランタン置きに生まれ変わった。
ソロで楽しむ究極のペットキャンプ
ペットとのキャンプライフを満喫するキャンパーは多くいる。
今回はソロキャンプとペットキャンプを両方楽しんでいるキャンパーさんを取材し、その魅力と楽しみ方を教えてもらった。

休日は海辺でサーフィンやSUP、キャンプをする生粋のアウトドアマンで、下田を中心に活動をする。
アパッチくんは10歳になるジャックラッセルテリア。
誰にも邪魔されない湖上での水遊び
今回のキャンプ場は山梨県にある「浩庵キャンプ場」。
富士山が目の前にそびえる景色はいつ見ても圧巻。目の前に本栖湖があり、すぐにアクティビティができる立地もうれしい。

「このキャンプ場は、サイトの目の前に本栖湖が広がっていて、アパッチを連れてすぐに水遊びへ行けるのがいいんです」と鈴木さんは笑顔で話す。
誰にも邪魔されない静かな湖上で、愛犬とのゆっくりした時間を楽しむ鈴木さん。アパッチくんはどうしても湖に飛び込みたいのか、活発な声を出して尻尾を振っていた。

お気に入りのカナディアンカヌーに乗り、アパッチくんと優雅に進む鈴木さん。
天候もよく、清々しい姿は真のアウトドアマンといえるカッコよさ!
「最近のキャンプは、水遊びなしではできなくなりました」。
楽に過ごせるスタイルが定番

「ソロキャンプでは、コンパクト性だけでなく、デザインや居住性の高さを重視しています。
そのなかで、このモステントは自分の理想にピッタリなんですよね。
多少ヴィンテージ特有の臭いはしますが、アパッチもすでに慣れたようで嫌がらないので、かれこれ10年くらい使っています」。

ヴィンテージ市場で人気が高いモス・オリンピック。
「劣化しやすいので、軽くたたんで乾燥剤を入れて大切に保管しています。
うねった独特な形が好きで、その前にリビングを作ると抱擁感があって過ごしやすいんです(笑)」。

ブルーリッチチェアワークスのウッドロールテーブルを使用。
「高さもちょうどよく、ヘリノックスのチェアに座ったまま調理や食事がしやすいので重宝しています」と鈴木さん。

夜に冷えることを想定して、犬専用の洋服も常備。
マットと寝袋は用意しているが「いつも私の寝袋に入ってくるので、使わないことが多いですね」。

パイロミッド「グリルストーブシステム10インチ」。
土台の上に網を載せればグリルに、蓋を載せればオーブンにもなる3WAY仕様。
「これ一台で焚き火から調理までできます」。

10年以上も使い込むアメリカ製の羊革グローブ。
「焚き火だけでなく、料理をするときにも何かと重宝しますね」。

ファイヤーブラスターは鈴木さんが最も使うギアのひとつ。
「焚き火の深い部分で吹くと、火花が散らない。アパッチに火がいかないので安全なんです」。
愛犬と過ごす贅沢なひととき
鈴木さんは晩ご飯を準備し始めた。
手に取り出したのは、パタゴニアが販売する「プロビジョンズ」という食品コレクション。
環境への負担を極力減らし、農業や水産を支援することを目的にしたもので、オーガニック製品のため体にも優しい。

「肉料理とかをガッツリ食べたいときもあるんですが、ソロキャンプとなると荷物は減らして簡素で過ごしたいので、プロビジョンズや缶詰料理で済ませています」と鈴木さん。
今回は焼きピンクサーモン、ブラックビーンスープ、トマトソースのムール貝添えの3品を調理。

ピンクサーモンはスキレットに入れて焚き火で手早く焼き、ブラックビーンスープはお湯を沸かして食材を入れれば完成。
パスタは茹でたら、缶詰の食材とトマトソースを入れて、味を整えるだけ。

アパッチくんの料理は、カロリーが高い鹿肉などの材料を中心にミックス。
「環境によって食欲が落ちることがあるため、キャンプではそそられるものをメインにしています。
でも、高カロリー系はキャンプだけにして、メリハリをつけていますよ」。

湯沸かしなど、時間がかかってしまうものは、高火力のバーナーを使って一気に熱する。

夕食が終わったら、今回のメインテーマである焚き火へ。
手際よく薪を組み、焚き付けを置く鈴木さん。そしてその流れのまま、あっという間に着火した。
「火をつけるときは、実はこだわりはないんです。
その代わり、薪は大きい広葉樹が好きで、じっくり焚き火をするときはいっぱい用意しますね。
普段は夕方から焚き火を始めて、薪がすべて燃え尽きるまでじっと火を見届けます。
だいたい、1回のキャンプで5〜6時間はやっていると思いますね。
途中で食材を焼くのに使ったり、朝は湯を沸かすのに使ったりと、焚き火は自分にとって大事なライフラインです」。

「火を見ていると、その日の振り返りをしちゃいます。
今日は充実できたかな? とか、アパッチと楽しく過ごせたかな? とか(笑)」。
ひざの上で眠るアパッチくんとともに、ゆっくり時間を過ごす。
鈴木さんの息に合わせているかのように、炎は大小さまざまな形に変わっていた。
不便そのものを楽しむブッシュクラフト
近年人気が高まっているブッシュクラフト。しかし、どんなキャンプスタイルなのか、よく分からないという人もいるだろう。
そこで埼玉県の嵐山渓谷で、ブッシュクラフトをしている人たちの様子を覗いてみた。
現場にある自然素材を使って工作

「ブッシュクラフトってそもそもなんなの?」という人に簡単に説明しよう。
ブッシュとは茂み、クラフトは工作。この単語を組み合わせたのがブッシュクラフトだ。

オートキャンプと真逆にある、若干不便なキャンプ。
とは言っても完璧な野宿とは違うし、それなりの装備はある。でも、やはりそれでもワイルド。

サバイバルキャンプとちょっと似ているが、サバイバルの目的が「生還」なのに対し、ブッシュクラフトは「生活」に近い。
現場にある自然素材を使って工作し、不便そのものを楽しむということ。

テントや最小限の道具はあるけど、どちらかと言えば野宿(のようなもの)に近いかもしれない。
いろいろ作って遊ぶのである!

ブッシュクラフトの醍醐味は、その辺に落ちてる樹木や小枝を使っていろいろ作ること。

グローブ、アックス(鉈)、ナイフ、ノコギリの準備をぜひ。

必ず山の所有者の許可、そして使っていい木かどうかを確認すること。
絶対に立木を切るなんてことがないように。ルール守るべし!!

ベーコンを吊るすハンガーを作る。

そこに紐とS字フックを取り付けて肉を刺す。

焚き火の煙でいぶす。6時間ほど吊るしておけば、とびきりのベーコンになる。
この手間そのものが楽しむのがブッシュクラフトのスタイル。
防水マッチは必須アイテムである

ライターを使わないのが流儀。ブッシュクラフトでは効率の良さを求めない。

防水マッチなら雨が降っても安心。効率の良さは求めないが、全く火がつかないのは困る。

麻縄をほぐし、ファイヤースターターで火花を飛ばす。一瞬で着火できたときがうれしい。

効率を求めずに、手間ひまをかけた末に焚き火が生まれる。贅沢な時間の使い方だが、これがブッシュクラフトならではの醍醐味だ。
➁女子ソロの上級キャンパーは焚き火時間をどう過ごしてるの?楽しみ方を紹介!
秋の夜、パチパチと薪がはぜる音を聞きながら過ごす焚き火の時間。女子ソロキャンプでは、この「焚き火タイム」がいちばん癒やされますよね?炎のぬくもりとゆらめきを眺めていると、不思議と心が落ち着いて、日常の疲れがスッと溶けていきます。しかし焚き火をぼーっと眺めているだけでは、もったいない!
この記事では、「スイーツ」「読書」「料理」という3つのテーマで、女子ソロキャンプの夜を豊かにする焚き火の楽しみ方をご紹介します。自分らしい過ごし方を見つけて、焚き火時間を楽しみましょう!
甘い香りで癒やされる!焚き火×スイーツの楽しみ方

女子ソロキャンプには、スイーツが必須!ではないでしょうか?焚き火で作る簡単スイーツは手軽に作れて、甘い香りとともに心まで満たされるのが魅力です。簡単に作れて「これなら作ってみたい!」と思えるスイーツレシピをご紹介します。
【スモア】
スモアとは、焼いてとろとろになったマシュマロとチョコレートをクッキーやクラッカーで挟んだスイーツです。焼いたマシュマロのトロッとした食感が、たまらなく美味しい!初心者でも簡単に作れるので1度は試してみてください!
| 材料 | 作り方 |
| ・マシュマロ ・板チョコ ・クッキーやクラッカー | ・マシュマロを串に刺して焚き火でこんがり焼く ・チョコと一緒にクッキーやクラッカーではさむ |
【焼きりんご】

とろとろの食感に変身したりんごは、立派なスイーツです!シナモンとバターの香りで、ぜいたくなデザートタイムになりそう!
| 材料 | 作り方 |
| ・小さめのりんご(火が早く通るため) ・砂糖 ・バター ・シナモンパウダー ・アルミホイル | ・りんごの芯をくり抜く ・くり抜いた部分に、砂糖とバターを詰め込む ・アルミホイルでりんごを包む(3重にしたほうが安心) ・焚き火に置く(時々まわすと早く火が通る) ・柔らかくなったら出来上がり ・仕上げにシナモンパウダーを振りかける |
焚き火で高温の状態になっているので、火から下ろした後に冷ましてから開けましょう。甘酸っぱい匂いが広がって、幸せな気分に!この焼きりんごを利用してアップルパイを作るのもおすすめです。
【アップルパイ】
焼きりんごと冷凍パイシートを使って、簡単なアップルパイができます!朝食にしても良いですね。
| 材料 | 作り方 |
| ・焼きりんご ・シナモンパウダー ・冷凍パイシート ・クリームチーズ(あると高級アップルパイに) ・ホットサンドメーカー | ・ホットサンドメーカーに冷凍パイシートを敷く ・クリームチーズを乗せる ・焼きりんごを広げてシナモンを振りかける ・冷凍パイシートを被せて焼く |
クリームチーズがなくても美味しいですが、あるとワンランク上の高級アップルパイに!同じ要領で、バナナと板チョコのパイも作れますよ!美味しいコーヒーと一緒に楽しみたいですね。
【キャラメルポップコーン】
ポップコーンの豆と市販のキャラメルを使って、あま〜いキャラメルポップコーンが完成!メスティンはふたがしっかりと閉まるので、はじけるポップコーンが作れます。
| 材料 | 作り方 |
| ・ポップコーンの豆(大さじ2) ・油(大さじ1) ・塩少々 ・キャラメル(4〜5個) ・牛乳(大さじ2) ・メスティン | 【ポップコーンを作る】 ・メスティンに油と塩、ポップコーンの豆を入れる ・ふたをして火にかけ、ポンポンと音がしなくなるまでゆする ・ポップコーンを別の容器に取り出しておく 【キャラメルソースを作る】 ・メスティンにキャラメルと牛乳を入れ、火にかけてキャラメルを溶かす ・溶けたらポップコーンを少しずつ入れ、キャラメルをコーティングする ・5分ほど、広げて乾かせばカリカリのキャラメルポップコーンが完成 |
隠し味の塩が、キャラメルの甘さを引き立ててくれますよ!
静寂の中で心を整える 焚き火×読書のひととき

焚き火を眺めながらの読書は、女子ソロキャンプならではのぜいたくな時間。SNSから離れて、自然の音や焚き火の炎を感じながらの読書は、心がゆるやかに整っていきます。好きな本を読むのが一番ですが、おすすめはゆったりと読めるエッセイや小説。いつもより深く胸に響くのは、焚き火のおかげかもしれません。体があたたまるドリンクを用意すると、最高にぜいたくな読書の時間が訪れます。焚き火だけの明るさでは暗いので、ランタンを近くに置きましょう。焚き火のそばで過ごす“静かなひとり時間”は、心をリセットしてくれますよ。読書のお供に「ホットココア」はいかがでしょうか?
【ホットココア】
| 材料 | 作り方 |
| ・ココア ・牛乳 ・マシュマロ | ・ココアに牛乳を入れて温める ・マシュマロを入れる |
少しずつ溶けていくマシュマロの甘みが、優しくてほっこりする1杯に!
焚き火でコトコト煮込む!簡単なあったか料理

肌寒くなる秋キャンプでは、焚き火で作る煮込み料理が最高のごちそうに!食材を切って鍋に入れるだけで、時間とともに深まる味わいが楽しめるのは、焚き火ならではの魅力です。おすすめはポトフやミネストローネなどのスープ料理。野菜とソーセージを鍋に入れてコトコト煮込むだけで、体の芯から暖まる一品が完成します。
【ミネストローネ】
| 材料 | 作り方 |
| ・玉ねぎ ・にんじん ・じゃがいも ・ウインナー ・トマト缶 ・水 ・オリーブオイル ・コンソメ ・塩コショウ ・お好みで粉チーズ | ・食材は小さめにカットする(火が入りやすい) ・鍋にオリーブオイルを入れて、玉ねぎとにんじんを炒める ・じゃがいもとウインナーを入れて炒める ・トマト缶、水とコンソメを加えて煮込む ・塩コショウで味を整える ・お好みで粉チーズをトッピング |
焚き火調理は火加減が難しいので、焦げ付かないように時々様子を見るようにしましょう。読書をしながら煮込み料理が完成するのを待つのも、すてきな時間ですよね!
【まとめ】焚き火を味方に、自分らしい“ひとり時間”を
焚き火の時間は、女子ソロキャンプの夜を特別なひとときに変えてくれます。焚き火で作る簡単なスイーツは、女子ソロキャンプに必須です!焚き火と読書で心を整えながら、煮込み料理で体を暖める。すべて「自分を大切にする時間」です。
自分なりの焚き火の楽しみ方を見つけたり、次はこんなスイーツを作ってみよう!あの煮込み料理に挑戦!と秋のキャンプがより充実するでしょう。ぜひ焚き火を味方につけて、ほっこりとしたひとり時間を楽しんでくださいね!
③カップルキャンプの危険なこととは?楽しむための必須スキルを紹介!
付き合っている二人にとって、キャンプは楽しい非日常の時間だと思われがちだ。しかし実際には、「初めてのキャンプで険悪になった」「帰ってきてから気持ちが冷めた」という声も少なくない。
そこで今回はカップルでキャンプをするときに何に気をつけるべきなのかを解説しよう。
なぜ「キャンプで別れる」ことが起きるのか
別れの原因になる理由は割と単純で、キャンプがふだんのデートとはまったく違う性質を持っているからだ。
レストランや映画館のような“完成されたサービス空間”では、二人は消費者として同じ側に立って過ごすことができる。しかしキャンプは違う。

自然の中で過ごすために、二人で空間を作り、時間を組み立て、行動を調整しなければならない。いわば、「生活を共同で営む」ことを凝縮した体験なのだ。
そのため、相手の性格、価値観、行動パターンが手に取るように見えてしまう。普段のデートでは表に出なかった“ズレ”が、火を起こすときや片付けをするとき、あるいは雨に降られたときなどに露骨に現れる。そして、そのズレが埋められなければ、不満や失望が積み重なって関係が冷えていくことになる。
別れの原因になりがちな“危険なキャンプ”の特徴
1.準備をどちらか一方に任せきり
出発前の準備段階は、すでにキャンプの一部である。テントやバーナーといったギアの選定から、食材の買い出し、荷物の積み込みまで、やることは意外と多い。ここで片方が「あなたが得意そうだから任せた」「自分は詳しくないから」と丸投げしてしまうと、不満の種が芽生える。

準備を進めた側は「自分ばかり頑張っている」と感じ、任せた側は「相手が勝手に決めた」と思ってしまう。
この段階で生まれた小さな不均衡が、現地での行動にも影響を及ぼす。準備を担った側がリーダーのような立場になり、もう一方は受け身のまま過ごすことで、協力関係が築きにくくなるのだ。
2.役割分担が曖昧なまま出発してギクシャク
キャンプは“段取り”の連続である。テントを張る、火を起こす、調理をする、片付けをする――どれも一人では完結しない作業だ。役割が決まっていないと、「自分ばかり動いている」「相手が何もしてくれない」といった不満が噴き出す。

特に初めてのキャンプでは、「何をどうすればいいのか」がわからず、お互いが様子を見合って動けないケースが多い。そうなると、せっかくの楽しい時間がイライラの時間に変わってしまう。明確な役割分担は、単なる効率の問題ではなく、「協力している」という感覚を共有するための装置なのだ。
3.計画が大雑把で当日トラブルだらけ
「とりあえず行けばなんとかなるだろう」という気持ちで臨むと、想像以上に現地で苦労することになる。到着が遅れて設営が暗くなってからになったり、必要な道具が足りずに不便な思いをしたり、火が起こせずに夕食が遅れたり。小さなトラブルが積み重なると、余裕が失われ、些細な言葉にもイラッとするようになる。

もちろん、自然の中でのハプニングはつきものだが、事前の計画があるかないかで、二人の対応力は大きく変わる。無計画なキャンプは、「一緒に楽しむ」時間を「一緒に乗り越える」時間に変えてしまうことがある。
4.理想ばかりを詰め込んで現実とのギャップに失望
SNSや雑誌で見たおしゃれなキャンプ風景に影響され、「こういう時間を過ごしたい」と思うのは自然なことだ。しかし、それをそのまま現実に持ち込もうとすると、思い通りにいかない場面が多い。

風が強くて焚き火が上手くいかない、虫が多くて落ち着けない、道具が足りなくて写真のような料理が作れない。そんな現実が積み重なると、「楽しいはずのキャンプなのに」と気持ちが沈んでしまう。理想と現実のギャップは、相手への不満として現れることも多い。自然の中で過ごす時間には、“思い通りにならない面白さ”があることを、二人で共有しておきたい。
5.疲労やストレスで言い合いになる
キャンプは案外体力を使う。テント設営や火起こし、荷物の運搬など、慣れない作業が続くと、どんなカップルでも疲れる。疲れが溜まると心にも余裕がなくなり、普段なら気にならない一言がカチンとくる。
とくに、天候が悪かったり、虫が多かったりといった想定外の状況が重なると、ストレスは倍増する。「あなたのせいでこうなった」といった感情が表に出てしまえば、空気は一気に悪くなる。
重要なのは、「ストレスは避けられないもの」とあらかじめ理解しておくことだ。そうすれば、疲れたときこそお互いを思いやる意識が持てる。
カップルで“楽しいキャンプ”にするためのポイント
準備段階から二人で相談し、役割を共有する
キャンプは現地に着く前から始まっている。準備の段階で一緒にギアを選び、食材を考え、スケジュールを立てることで、二人の温度差はぐっと縮まる。役割を決めておけば、当日も自然に協力し合えるだろう。

「快適さ」と「自然体」のバランスを取る
快適さばかりを求めると、ただの屋外ピクニックになるし、不便さばかりを楽しもうとすると疲れる。二人で「どの程度の快適さを求めるか」を話し合い、折り合いをつけることで、どちらかが我慢することも減る。
失敗も“二人の思い出”として笑い合う
火がつかない、料理が失敗する、突然の雨に降られる――そんなトラブルも、見方を変えれば「一緒に経験した出来事」になる。完璧なキャンプよりも、ハプニングを楽しめる余裕こそ、関係を深める鍵だ。

相手の得意・不得意を尊重する
火起こしが得意な人もいれば、料理が得意な人もいる。お互いの得意分野を生かせば、自然とチームのような連携が生まれる。不得意な部分を責めるのではなく、補い合う意識を持つことが大切だ。
まとめ:「別れの原因」を“絆を深めるチャンス”に変える
キャンプは、ただ自然の中で遊ぶだけのレジャーではない。価値観の違い、行動のクセ、感情の揺れ、そして二人の関係の本質が露わになる時間でもある。それゆえに、別れのきっかけになることもあれば、逆に絆を深める契機にもなる。
重要なのは、「試される場」だと意識することだ。うまくいかない瞬間も含めて楽しむ姿勢があれば、キャンプは関係を壊すものではなく、より強くするものへと変わる。だからこそ、キャンプで見えた小さなズレを恐れず、それを「これから先を考えるための材料」として受け止めることが、二人の未来を豊かにしてくれるのだ。