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新着記事キャンプ上級者が実際にやってる!春キャンプを快適に過ごすための対策5選
キャンプ上級者が実際にやってる!春キャンプを快適に過ごすための対策5選
春のキャンプは、新緑が芽吹き心地よい風が吹き抜ける最高の季節です。しかし、春特有の気候や自然環境への対策を怠ると、せっかくの楽しいキャンプが不快なものになってしまう可能性も。そこで今回は、年間を通してキャンプを楽しむ上級キャンパーが実践している、春キャンプをより快適に、そして安全に過ごすための5つの重要な対策を紹介します。これらのコツを押さえて春の自然を心ゆくまで満喫しましょう。春キャンプを快適に楽しむための対策!春キャンプには花粉や風、寒さなど対策するべきポイントがあります。実際に工夫しているポイントも紹介するのでチェックしてみてください。【対策1】油断大敵!テントと寝袋は冬仕様で安心を確保スカート付きのテント春の陽気に誘われて、ついつい装備を軽くしてしまいがちですが、朝晩の冷え込みは冬と変わらないほど厳しい場合があります。特に標高の高いキャンプ場や天候が不安定な日は、気温が急激に下がることも珍しくありません。春キャンプであってもテントと寝袋は冬仕様、もしくはそれに近いスペックのものを選ぶことが多いです。テントは、風雨に強く、内部の保温性を高めるスカート付きのものが安心です。寝袋は、快適睡眠温度域が0℃以下のものを選ぶと、夜間の冷え込みにも対応できるので春にはおすすめです。もし冬仕様の寝袋がない場合は、インナーシーツや湯たんぽなどを活用して保温性を高める工夫をしましょう。春のキャンプは、昼間と夜間の寒暖差が大きいことを念頭に置き、油断せずに冬装備を基本とすることが、快適な睡眠への第一歩です。【対策2】プラスワンの暖かさ!ブランケットなどの防寒アイテムを賢く活用ブランケットは夜に活躍しますテントや寝袋といった基本的な防寒装備に加えて、ブランケットやフリース素材の上着、厚手の靴下など、プラスワンの暖かさを確保できるアイテムを用意しておくことは、春キャンプの快適度を格段に向上させるための重要なポイントです。日中は暖かくても、日が陰ると急に冷え込むことがあります。そんな時に、サッと羽織れるブランケットやフリースは非常に重宝します。焚き火を囲んでいる時や、テント内でくつろいでいる時など、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。また、意外と忘れがちなのが足元の冷え対策です。厚手の靴下やルームシューズなどを用意しておくと、地面からの冷気から体を守り、快適に過ごすことができます。特に、女性や冷え性の方は、入念な足元対策を心がけましょう。【対策3】春の隠れた敵!花粉症対策は万全に花粉対策は必須です春キャンプ最大の懸念事項の一つが花粉症です。せっかく美しい自然の中で過ごすのに、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどに悩まされては楽しさも半減してしまいます。花粉症持ちのキャンパーにとって、万全な対策は必須と言えるでしょう。私は、薬や花粉対策スプレーなどの準備はもちろん、メガネや花粉が落ちやすいナイロン素材の洋服を着用するなどの花粉対策をしています。また、お風呂付きのキャンプ場を選ぶことで、就寝前に花粉を落とすなどの対策を行うことで、花粉症の症状を最小限に抑え、春キャンプを快適に楽しむことができます。【対策4】地面からの冷気をシャットアウト!寝る時はコットを活用夜の冷え込みにはコットが必須春の地面は、日中は暖かく感じられても夜になると想像以上に冷え込みます。特に、雨上がりや湿度の高い日は、地面からの冷気が寝袋を通して体に伝わり体を冷やしてしまう原因になります。私は春キャンプで快適な睡眠を得るために、積極的にコットを活用しています。コットは、地面と寝る場所の間に空間を作ることで、地面からの冷気を遮断し寝袋の保温効果を最大限に引き出すことができます。もしコットを使用しない場合は、厚手の断熱マットを複数枚重ねて敷くなど、地面からの冷気をできるだけ遮断する工夫をしましょう。銀マットとウレタンマットを組み合わせるのも効果的です。地面からの冷え対策をしっかりと行うことで、朝までぐっすりと眠ることができ、翌日のアクティビティを元気に楽しむことができます。【対策5】強風対策はしっかりと!長めのペグでテントを確実に固定長くて丈夫な鍛造ペグが最適春は、移動性高気圧と低気圧が交互に通過するため、風が強く吹く日が多くなります。特に、設営場所によっては、突風に見舞われる可能性も考慮しておかなければなりません。天気予報を事前に確認し風が強い日には、テントを確実に固定するために、通常よりも長めのペグを使用し対策を行います。長めのペグは、地面深くまでしっかりと打ち込むことができるため、強風にも強く、テントが飛ばされるリスクを大幅に軽減できます。また、ペグを打つ際には、ロープを張る方向を考慮し、風の向きに対して効果的な角度で打ち込むことも重要です。複数のペグをクロスさせるように打つことで、さらに強度を高めることができます。春キャンプの対策を万全にして快適なキャンプを楽しもう!今回は、キャンプ上級者が春キャンプで実践している5つの重要な対策をご紹介しました。テントと寝袋は冬仕様にするブランケットなど暖かく過ごせるアイテムを用意する花粉症対策グッズを用意する寝るときはコットを活用して地面からの冷気を防ぐ風が強い日が多いので長めのペグを活用するこれらの対策をしっかりと行えば、春の変わりやすい気候や自然環境にも対応でき、より快適で安全なキャンプを楽しむことができます。春の美しい自然の中で、思い出に残る素敵なキャンプ体験をしてください。
テクニックハウツーマナー・ルールスタイルソロ夏キャン 
知らないと損!愛犬と一緒に遊べるアウトドア・アクティビティ4選
知らないと損!愛犬と一緒に遊べるアウトドア・アクティビティ4選
愛犬と一緒にアウトドアを楽しみたい!と思っても、何をすればいいか、意外とわからないかもしれない。そこで今回は、愛犬と楽しめるアクティビティを紹介しよう!①トレッキング犬も一緒に入山できる場所を探して、愛犬と自然を満喫しよう!野生動物の声や気配、木々の匂いを一緒に楽しんで。犬が苦手な方への配慮を忘れずに!狭い山道ですれ違う際は、愛犬を自分の足に挟みましょう。山では、両手が自由に使える腰巻きタイプのリードがオススメ!転んだ時に受け身が取りやすい上に、リードを離してしまう心配もありません。山のレベルは事前に要チェック!ルートに、吊り橋や急斜面などがあるかのチェックは必須。小型犬であれば、抱っこでクリアできる箇所も、中型犬以上のサイズでは難しいことも。犬や人のレベルに合わせて山選びを。➁マウンテンバイク山道や未舗装路などの悪路を走るのが楽しいマウンテンバイクで愛犬と並走!どんなスピードで運転したら、愛犬はついて来るかな?私有地や許可のある場所での実施が必須!一般道においてマウンテンバイク含む自転車で犬を繋いで並走することは、危険運転に該当するため、絶対にやめましょう。③ラフティングアウトドアアクティビティとして人気の高いラフティングも、愛犬と一緒に楽しめる!ドキドキハラハラ!みんないい笑顔!犬にも必ずライフジャケットを装着!水が好きな子は、水遊びポイント以外でのボートからの飛び込みに注意。水嫌い&乗り物酔いしやすい犬は控えて!水しぶきや揺れが生じるのがラフティング。もし愛犬が、水嫌い&乗り物酔いしやすいのであれば、まずは水慣れなどのステップを踏んでから挑戦しよう。④SUP川・海・湖など様々な場所で楽しめるSUP!SUPの上から桜や紅葉も楽しめるのが特徴。四季折々の絶景求めて、どこに行く?まずは、人が慣れてから犬と一緒にやりましょう!犬がいると、よりバランスが取りにくくなるもの。まずは人だけで練習してみて。SUPの耐荷重を必ず確認!犬友と一緒に遊んでいたら、犬たちが1台に集まってくることもしばしば。1台あたりの耐荷重がオーバーしないか要注意。出典/ガルビィ2025年1月号
テクニックハウツーマナー・ルールスタイル地域・旅あそび・アクティビティ 
日本最東端のRVパークってどんなところ?車中泊上級者が実際に行ってみた!
日本最東端のRVパークってどんなところ?車中泊上級者が実際に行ってみた!
フォロワー13万人以上。北海道を中心に車中泊ドライブをして、美味しい食べ物や綺麗な景色などを紹介するコスケさんがYouTubeを更新。日本最東端のRVパークを訪れ、名物グルメや異国情緒あふれる街並みを堪能する様子を紹介した。名物料理に舌鼓!日本最東端のRVパークを満喫日本最東端のRVパークへその場所は根室にあるとのこと日本最東端のRVパーク、それは根室にある「RVパーク みどり」。今から、その場所まで行くとのこと。RVパークみどりの様子RVパークに到着。施設内には温水洗浄付きトイレがあり、炊事場ではお湯や電子レンジも完備。車中泊を行うには最適な環境が整えられている。根室の街並み受付を済ませ、駐車スペースを確保したら、まずは周辺を散策。根室の街を歩くこすけさん同RVパークは市街中心地にあるため、商店街、スーパー、飲食店が徒歩圏内にある。交番にロシア語また根室はロシアが実効支配する歯舞群島や国後島を対岸に臨む国境の街であり、警察署にはロシア語が併記されている。まるで異国を旅しているような気分になるのも、根室の面白さだ。ドリアンの「エスカロップ」夕食には根室のご当地グルメ「エスカロップ」。評判の高いレストラン「ドリアン」を訪問し購入したとのこと。ボリューム満点で大満足の味わいだった。根室を満喫できる、日本最東端の「RVパーク みどり」。次回の旅先に、ぜひ根室を加えてみてはいかがだろうか。この他にもキャンプ情報や最新アイテムなど様々な情報を紹介しているので、ぜひコスケさんのYouTubeをチェックしてみてください!■ YouTubeコスケの北海道でドライブを楽しむチャンネルURL:https://www.youtube.com/@kosuke-drive投稿URL:https://youtu.be/Jkql2MyusEs?t=798
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時短派もミニマム派も必見!上級キャンパーの目的別キャンプスタイルを徹底解説!
時短派もミニマム派も必見!上級キャンパーの目的別キャンプスタイルを徹底解説!
1月にガルビィプラスでよく読まれた記事を3つ紹介!キャンパーが気になっている人気記事をチェックしよう!①時短派もミニマム派も必見!上級キャンパーの目的別キャンプスタイルを徹底解説!同じキャンプでも、設営時間を短縮したい人もいれば、荷物が少ない方がいい人もいるだろう。そこで、目的に合った編集部おすすめのキャンプスタイルをまとめてみた。ぜひ、自分にぴったりのスタイルを見つけて欲しい!①時短キャンプキャンプの楽しみはアクティビティという人は多い。しかし、設営などに手間取っていると、遊ぶ時間が足りなくなってしまうことに。そこで設営や撤収をスピーディにしてくれる時短スタイルを紹介しよう!設営・撤収が簡単なテントならたくさん遊べるワンタッチテントやエアテントは設営・撤収が素早くできるので、サイト作りに時間がかからない。そのぶんアクティビティを楽しむ時間が増えるのでおすすめだ。体力も温存できるので思い切り遊べるのも◎デカトロン/ケシュア キャンプ ワンタッチテント 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用2万9900円デカトロン/ケシュア キャンプ テントオーニング 2 SECONDS EASY FRESH1万2900円ふたりなら2秒で広がるテント。遮光・遮熱性の高い素材の採用で夏でも涼しい。「テントオーニング」は前室を広げるオプション。ロープを引っ張るだけで建つワンタッチテントはスピーディに設営できる。両側からひもを引っ張るだけで設営完了。撤収は両側のボタンを押すだけと傘のようだ。オプションの「テントオーニング」も接続は簡単。気軽に前室を広げられる。エアテントも設営簡単!ロゴス/グランベーシック エアマジック PANELトンネルドーム XL-BJ19万8000円フレームに空気を入れるだけで立ち上がるエアチューブを採用。約7分で設営できる。高機能で使い勝手も抜群だ。炭を使わないので準備も片付けもすぐガスBBQグリルを使えば、炭おこしが必要ないので、すぐにBBQが始められる。灰の処理も不要になるので片付けもすぐに終わり、かなりの時間節約になる。イワタニ/カセットガススタンドBBQグリル”グリルスター”4万1800円カセットガスを燃料とするBBQグリル。グリルプレートを外せば2バーナーにもなるので、バーナーの持参も不要になる。グリルプレートを外して2バーナーとしての使用も可能だ。脚部は簡単に折りたためる。タイヤ付きなので持ち運びも楽。二次燃焼モデルなら片付けも簡単最近ではさまざまな焚き火台が登場しているが、おすすめしたいのは、組み立て手順が複雑なものではなく、脚を出すだけ、開くだけというタイプ。二次燃焼モデルなら、薪がきれいに灰になるので片付けも簡単に行える。モンベル/フォールディング ファイヤーピット1万9800円パッと開けばすぐに使える折りたたみ式の焚き火台。深型で高い煙突効果を発揮し、独自の二重構造が二次燃焼を促進するので効率よく燃焼する。二次燃焼を促す独自の二重構造を採用。薪が効率よく燃える。煙突効果と二次燃焼で薪はきれいに灰になり、後片付けも楽。メインランタンもLEDランタンで手軽にLEDランタンは、燃料式ランタンのような点火手順やマントルの空焼きが不要なので扱いは非常に楽。また消灯後に熱くならないので、すぐにしまえる。大光量モデルも多いので、メインランタンもLEDにしてみよう。キャプテンスタッグ/雷神 COBランタン7480円1000lmという大光量でサイトを照らす。明るさは4段階調整でき、単1電池4本でハイなら8時間、ローなら200時間点灯する。明るさはハイが1000lm、ミドル1が700lm、ミドル2が380lm、ローが6lm。上部のスイッチを押すたびに明るさが切り替わる。設営・撤収が楽々できるテーブルを準備折りたたみ式テーブルは、脚と天板が一体になっているので組み立てがいらず、設営・撤収がスピーディに行える。さらに軽量なモデルなら取り扱いも楽になるので、より素早く扱えるため、重量チェックも重要だ。キャプテンスタッグ/カルバーロ フォールディングテーブル120×602万6400円天板を開いて脚を出すだけなので簡単に設営・撤収が行える。高さは3段階に調節できるので、さまざまなスタイルで楽しめる。収納サイズは60×60×9cm、重量は4.4kgと軽量で扱いやすい。②ミニマムキャンプソロキャンプ、ファミリーキャンプを問わず、かさばるギアに悩む人たちは多いだろう。現地への移動や設営だけでなく、キャンプが終わった後の収納場所にも困るはず。そこで、おすすめしたいのが軽量・コンパクトなギアによる「ミニマムキャンプ」だ。軽量・コンパクトなテント選びをキャンプ用品のなかで、重くて大きいもののひとつにテントがある。これを軽量・コンパクトなものにすることで、荷物はかなり軽量化される。ただし、軽量化を重視した登山用テントを選ぶと、生地が薄すぎて簡単に破けてしまう恐れもある。スペックはバランスを考えて選ぼう。モンベル/ムーンライト テント13万8500円月明かりでも簡単に設営でできるというコンセプトの1人用テント。軽量ながら居住性が高く、ツーリングキャンプなどに最適だ。収納サイズはφ16×30cm+φ9×56cm。重量は1.71kg。安心&コンパクトなダウンシュラフ荷物をできるだけコンパクトにするなら、シュラフは封筒型よりマミー型。そして中綿は化繊よりダウンを選ぶのがベターだ。少々高価にはなるが、ダウンのほうがよりコンパクトに収納できる。冬の低山で使えるモデルでもかなり小さくなるので、朝晩が涼しい季節でも安心。モンベル/シームレスダウンハガー800 #33万4100円隔壁がなく縫い目を少なくした、保温性の高いダウンシュラフ。快適温度は4℃、使用可能温度は-1℃なので、冬の低山キャンプでも使える。収納サイズはφ13×26cm、重量は555gと軽量でコンパクトだ。フォームなしのエアマットがベストパーソナルマットのなかで、もっともコンパクトに収納できるのがエアマット。インフレーターマットのように、ウレタンなどのフォーム材が使われておらず、空気だけでクッション性を生み出しているので、空気を抜けば非常にコンパクトにたためる。モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 1801万3750円保温性と快適性を備えたコンパクト収納のエアマット。空気注入バルブは逆止弁付きなので、簡単に空気が入れられる。収納サイズはφ11×20cm、重量は514gという超コンパクトサイズ。座椅子なら楽ちん&コンパクト組み立て式のローチェアなど、コンパクトチェアと呼ばれるモデルはたくさんある。収納サイズはかなりコンパクトだが、座椅子タイプのチェアならさらに軽量・コンパクトになる。シンプルな構造だが、しっかりと体をあずけることができるので、リラックスすることができる。キャプテンスタッグ/フィールド座椅子(オリーブ)6600円クッション性のあるウレタンフォームとアルミフレームを組み合わせた座椅子タイプのチェア。耐荷重は80kgなので大柄な人でも座れる。収納サイズは12×11×40cm、重量は530g。収納袋も付属する。チェアに合わせたグランドスタイルに座椅子にあった高さのテーブルを選んで、ロースタイルよりさらに低いグランドスタイルにすれば、ファニチャー類は非常にコンパクトになる。ちゃぶ台スタイルのテーブルもあるが、ロールトップスタイルのテーブルのほうが、よりコンパクトになるのでおすすめだ。キャプテンスタッグ/バンブーユニットロールテーブル40×358250円竹天板とアルミ天板を組み合わせた、温かみのあるデザインのテーブル。天板と脚部は一体構造で、組み立ても簡単に行える。収納サイズは9×7×40cm、重量は1.25kg。収納バッグ付き。フラット収納の折りたたみ食器を活用カップやボウルなど、意外とかさばる食器。だからといって食器を持たず、クッカーから直接食べるのは味気ない。そこで活用したいのが、シリコン製やプラスチック製でフラットにたためる食器。これならかさばらないので上手に活用したい。ただし軽量なものは風で飛びやすいので注意。フォッシルズ/スナップフォールド ソロパック2310円カップ、ディッシュ、ボウルの折りたたみ食器セット。展開するとフラットなシートになるのでかさばらず収納しやすい。シート状なので3点重ねてもこんなに薄い。重量は3点で113g。焚き火台は小さく運んで大きく使う荷物を極力減らしたいなら、焚き火台も持っていかなければいいのだけれど、それでは少々味気ない。そんなときは小さくたためるけれど、キャンプ場で購入できる薪がそのまま使える焚き火台が便利だ。合わせて地面に焦げ跡を残さない焚き火シートも準備しておこう。ベルモント/焚き火台 TABI (グリルエクステンション付き)1万2100円燃焼効率がよく、調理がしやすい焼き網やゴトクを備えたチタン製の焚き火台。側板を外せば大きめの薪も載せられる。収納サイズは17.8×36×1.5cm、重量は478gと軽量・コンパクト。背負えるバックパックが便利コンパクト装備のソロキャンプなら、クルマの乗り入れができないフリーサイトで楽しむのもあり。その際、荷物をまとめるのにバックパックを利用すれば、階段や足場の悪い道でも楽にアプローチできる。デカトロン/フォルクラ 登山・トレッキング バックパック・リュック 容量調整・サイズ拡張 TRANSPORTBAG 80-120L1万1900円トレッキング専用設計のボストン・ダッフルバッグ。荷物の量に合わせて容量を80Lにも120Lにもすることができる。サイドファスナーの開閉で容量を80Lと120Lに変更できる。たためるソフトクーラーでコンパクトにハードクーラーは空でも大きくて場所をとるし、重量も結構ある。その点ソフトクーラーなら軽量で、使わないときはたたんでおけるのでかさばらずにすむ。ハードクーラーに比べてソフトクーラーのほうが保冷力が低いと言われるが、1泊で少量の食材ならとくに問題はない。テントファクトリー/OUTFIT ソフトクーラーバッグ ボクシー 16L9900円高密度ポリウレタンフォーム入り4層構造で保冷力の高いモデル。保冷剤を収納できるメッシュポケットを内蔵。保冷効率を高める。サイドバックルを外しトートバッグスタイルにすれば収納力がアップする。③オール電化キャンプ最近のアウトドアレジャーは、電気を活用するのが当たり前。しかし、せっかく電源があっても使うのはスマホの充電くらいで、活用し切れていない人も多い。もっと積極的に電気を活用して、これまでとは違ったキャンプスタイルを楽しんでみよう。上手に電気を活用しよう!電気はどのように活用すればいいのか。手っ取り早いのは、AC電源サイトの利用だ。コンセントにつなぐだけなので、家のように電気を使える。ただし電源の容量は、キャンプ場にもよるが1000Wが一般的。超える場合はキャンプ場に確認を。より本格的に電気を活用するなら、ポータブル電源は欠かせない。AC電源サイトのないキャンプ場や車中泊など、さまざまなシーンで電気を活用できる。ポータブル電源は、大容量モデルを1台購入すれば、一度に多くのグッズを使用できるし、消費電力の大きなグッズも使用可能だ。しかし容量が大きくなるほど高価になる。はじめは小型モデルを1台購入し、使用するグッズが増えたら追加で購入するほうがお財布に優しい。電気の力で快適さを生むテント電気を使うキャンプ用品といったら、ランタンやグリルなどをイメージするが、最近はテントにも電気を使うものがある。電動ファンで換気を促すテントや、電動ファンで空気を取り込んで、その空気圧で形状を保つテントなどだ。賢く使って快適に過ごしてみよう。コールマン/トンネル2ルーム/2407万7000円3本のアーチポールにセンターリッジポールを加えた剛性の高い2〜3人用トンネルテント。メッシュパネルを多く使い通気性は抜群。コールマン/リバーシブルファンベンチレーション4400円専用テントに装着することで、内側にこもった熱や湿気を効率よく排出する電動ファン。回転を逆にすれば扇風機としても使える。電源は市販のモバイルバッテリー。テントには収納ポケット付き。なんと! 空気圧で形状を維持するテント!?デカトロン/ケシュア キャンプ バブルテント ポリコットン AirSeconds Skyview 2人用1ベッドルーム21万9900円一体型電動ファンでテントを膨らませ、そのまま形状を保つインフレータブル構造のテント。寝室のサイズは355×329×220cm。天井には開閉可能なウィンドウを装備。独特な開放感が楽しめる。高出力&大容量ならたっぷり使えるオール電化キャンプを楽しむなら、高出力&大容量のポータブル電源がおすすめ。AC電源のないキャンプ場でも、さまざまな家電を使うことができる。また1台あれば、災害時の電力としても心強い。EENOUR/ポータブル電源 P100010万6800円定格出力1800W、容量1024Whながら、一般的な同等モデルに比べ軽量でコンパクト。AC+ソーラーなら最短1時間での満充電が可能だ。電池残量や入出力W数などがひと目でわかるディスプレイ。AC出力×6口のほか、USB-A×4口、USB-C×2口も備える。冷蔵庫なら保冷剤の心配なし!ACやDC電源だけでなく、内蔵バッテリーで稼働する冷蔵庫なら、保冷剤の持ちを心配しなくてすむ。またコードレスだからクルマに積んでいるときも冷却し続けてくれるので、要冷蔵のお土産も安心して購入できる。EENOUR/車載冷蔵庫D354万1760円冷却力に優れたコンプレッサー式ながら、非常に静かでコンパクト。別売りバッテリーを2個装着できるので、コードレスでの冷却も可能だ。2Lペットボトルを立てて収納できるので、食材なども整理しやすい。別売りバッテリーを2個装備できる。モバイルバッテリーとしても使える。家電ならスイッチひとつで調理が可能スイッチひとつで加熱が始まる家電は、燃料式バーナーと違って火を使わないので、タープ下やスクリーンテント内でも安心して調理できる。また電気さえあれば稼働するので、燃料切れの心配をする必要もない。カシムラ/TI-191国内・海外兼用トラベルケトル 折りたたみ式 温度切替機能付オープン価格シリコン部分が折りたためてコンパクトになる容量600mLの電気ケトル。温度調節式で保温もできる。消費電力はAC100〜120Vで550〜800W。アピックス/スタッキングクッカー9900円コンパクトに収納できる消費電力800Wの電気クッカー。無段階での温度調節が可能だ。鍋とフライパンはバーナーなどで直火調理もできる。扇風機は夏のマストアイテム!猛暑日が多い最近の夏は、扇風機が必携アイテム。主流はバッテリー内蔵の充電式モデルだが、ポータブル電源があれば、充電式でなくても使用できるので選択肢も増える。お気に入りの1台を探してみよう。リズム/Silky Wind Miniオープン価格後ろのファンで空気を集め、前のファンで風を送るコンパクトながら大風量のミニファン。USB給電式で消費電力は最大3.5W。サイズは16.1×10.6×9cm。上向き30度の角度調節ができる。電動ポンプでらくらく吸気コンパクトさよりも快適さを重視したモデルが多くなってきたキャンプマット。快眠できる半面、空気を入れるのが大変になる。しかし電動ポンプがあれば、極厚インフレータブルマットも楽に、早く膨らますことができる。コールマン/モバイルポンプ4510円コンパクトながらパワフルな充電式ポンプ。4種類のアダプターが付属しているので、さまざまなグッズに使用できる。サイズはφ7.5×10cmで専用ケース付き。キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングルが約25秒で膨らむ。インジケーター付きなので、バッテリー残量がひと目で確認できる。好きな音楽をいい音で聴けるスマホなどで音楽を楽しむときに、あるとうれしいのがポータブルスピーカー。キャンプで使用するときは万が一を考えて、防水仕様を選ぶようにしたい。もちろん大音量や使用禁止のキャンプ場では使わないこと。リズム/MAGSPEAKER DUOオープン価格ステレオBluetooth接続で臨場感あるサウンドが体験できる防水シアタースピーカー。IP67防水で、浴室でも使える性能を誇る。発売は9月初旬予定。マグネットを装備しているので、クルマに取り付けることも可能。ハンドル付き充電スタンドに取り付けたままでも使うことができる。ソーラーパネルがあると連泊でも安心ポータブル電源は便利だが、使えば電気も減ってくる。連泊など電池残量が心配になる場合には、ソーラーパネルを持参するといいだろう。太陽光に当てておくだけで、ポータブル電源を充電できる。EENOUR/ソーラーパネル EB-200P6万5988円折りたたんでコンパクトに持ち運べる定格出力200Wのソーラーパネル。変換効率も23%と高いのが魅力。④ソログループキャンプソロキャンプのように自分だけの空間や時間を大切にしたいけれど、仲間と一緒に楽しい時間を過ごしたいという人に人気の「ソログルキャン」。しかし、ただソロキャンパーが集まっただけでは、快適な空間にならないこともある。そこで、どうすれば楽しくなるかを解説しよう!レイアウトの自由度が高いサイトを選ぶまずサイトは、区画がないフリーサイトを選びたい。レイアウトの自由度が高いので、快適な空間を作りやすい。複数のテントが張れる「グループサイト」などと呼ばれる区画サイトがあれば、よりプライベート感が増すが、キャンプ場によっては張れるテントの数に制限がある場合もあるので、事前に確認しておこう。サイトが決まったら、次に過ごしやすいレイアウトを考える。個人用テントをある程度離して設営し、その中央にリビングスペースを配置すると動きやすい。リビングスペースには、まわりから集まりやすいように、複数の出入り口を備えたスクリーンタープを設営。これなら雨が降っても仲間との団らんの時間を楽しめる。またリビングスペースには、人数にあったローテーブルを置く。ソロキャンプを楽しむ人のほとんどがローチェアを使用しているので、リビングにチェアを持参したときに、ハイテーブルだと使いにくい。さらに焚き火台や囲炉裏テーブルなどのグッズを準備しておけば、充実したソログルキャンを楽しむことができる。リビングはスクリーンタープが便利リビングはスクエアタープなど、大きめのオープンタープでもいいが、風や雨が激しいと落ち着かない。やはりスクリーンタープがおすすめだ。まわりからのアクセスがいい、出入り口の多い開放的なモデルが過ごしやすい。ロゴス/グランベーシック スペースベース・オクタゴン-BJ20万9000円独自のクイックシステム搭載で、大型ながらわずか5分で組み立てられる。メッシュパネルは、風を通すが紫外線や虫の侵入を防ぐ。全閉することも可能。荒天時は雨風をしっかりと防いでくれる。キャノピーにフレームが通っているので立ち上げるとドーム状のタープになる。折りたたまれたフレームを伸ばすだけの簡単設営。撤収も素早くできる。カウンターテーブルでちょっとおしゃれにリビングでの団らんには、ドリンクとちょっとしたおつまみやお菓子などがつきもの。そんなものを整理しておくのに便利なのがハイテーブルだ。持ち寄ったお酒やおつまみを置いておけば、ラウンジとしての使い勝手も向上する。オンウェー/イージーハイテーブル1万6500円上天板の高さが86cmのキッチンテーブルだが、カウンターテーブルとしても使いやすい。独自の収納構造でコンパクトになる。収納サイズは102×20×20‌cmで重量は5.6‌kg。肩掛け付きの収納袋が付属。大きめの焚き火台で団らんを楽しむせっかくのソログルキャン、集まって焚き火を囲みたい。焚き火台はグループで利用するので、少し大きめのモデルがいい。また囲炉裏テーブルをセットすれば、飲み物や食べ物の置き場に困らないし、集いやすい雰囲気を作れる。キャプテンスタッグ/CSブラックラベル ヘキサステンレスファイアグリル1万560円キャプテンスタッグ/CSクラシックス ヘキサグリルテーブルセット<137>3万7620円脚部と本体を組み立てるだけで簡単にセットできるヘキサ型の焚き火台。囲炉裏テーブルもヘキサ型なので焚き火台にフィットする。焚き火台は深型なので大きな薪でもくべやすい。BBQ網も付属する。大光量ランタンを1台は準備しておこうソログルキャンでは、みんなで使うスクリーンタープやテーブル、食事などには気がまわるけれど、意外と忘れがちなのが大光量ランタン。ソロキャンプでは大型ランタンを持って出かけないため、みんなで集まっても暗めのランタンばかりで、リビングがあまり明るくならないなんていうこともある。LEDランタンなら、タープの下でも使えるのでおすすめ。ランタンフックがない場合は、タープ内にランタンハンガーを持ち込めばOK。➁上級キャンパーがやってる!冬キャンプで快適に寝られる寝床の作り方を紹介!「アウトドア大好き!仲良しアラフォー夫婦」としてSNSを中心にキャンプ情報を発信している、MASAさんがInstagramを更新。冬キャンプでも快適に過ごせる寝床の作り方を紹介した。寒くても快適に眠れる!わが家の寝床大公開MASAさんは「冬キャンプ到来!試行錯誤しながら、快眠できる寝床を作り上げるのも楽しい」とコメントして快適に眠れるアイテムを紹介。まずは底冷えを防ぐため、グランドシートを敷いて、その上に銀マットを設置。MASAさんの家ではグランドシートは耐水1500ml、銀マットは8mmの物を使用しているとのこと。さらに快適な寝心地を追求するために、インフレーターマットを準備。そして寒さ対策として電気毛布を用意する。そして寝袋、それでも寒い場合はアウターシュラフを投入。寝袋はNANGAの「オーロラライト600DX」を使用。そして電気毛布を一晩中動かすためのポータブル電源。さらに湯たんぽも入れておけば、0℃でも暖かく眠れるとのことだ。MASAさんの家では電源は「PowerArQ S10 Pro ポータブル電源 1024Wh」、湯たんぽはマルカの物を使用。これさえあれば暖かくすごせること間違いなし。冬キャンプへ行こうと考えている方は、参考にしてみてはいかがだろうか。この他にもキャンプ情報や最新アイテムなど様々な情報を紹介しているので、ぜひMASAさんのInstagramをチェックしてみてください!■ Instagramアカウント:@raizo0612URL:https://www.instagram.com/raizo0612/投稿URL:https://www.instagram.com/p/DDl337LPDTs/③フォロワー90万人以上さーやんさんが大絶賛の七輪が優秀すぎた!キャンプ系インフルエンサーとして活動するさーやんさんがInstagramを更新。調理の幅が広がる、七輪を紹介した。これはオススメ!七輪の新しい形とは?さーやんさんは「七輪はじめました」とコメントして、YOKAの『SHICHIRIN++』を紹介。本製品は丈夫なステンレス製で丸洗いも可能。また上面以外の空気孔をなくすことで、テーブルの上で使用しても灰がこぼれない。さらに網を2段構造にしたことで、上段に鍋を置きながら、下段で焼き物をすることも可能。動画内でパンを焼いていた、さーやんさんは「初めて食パン焼いたのだけどめっっっちゃ美味しく焼けすぎてビックリしました」「炭火の偉大さを感じて震えました」とコメント。現在、同商品はクラウドファンディングサイト「kibidango」で販売中。気になった方は、ぜひチェックを。販売サイト:https://kibi.co/yoka_shichirin_cf■ Instagramアカウント:@__saaayan__URL:https://www.instagram.com/___saaayan___/投稿URL:https://www.instagram.com/p/DDebiOTPqPP/書籍案内タイトル:さーやんのゼロスキル キャンプ飯140発売日:2024年6月26日出版社名:光文社SNS総フォロワー数169万人!ゼロスキルでも本当においしい!楽しい!と大好評だったキャンパー「さーやん」のキャンプレシピ本がさらにパワーアップして第2弾書籍に!今回は「家庭でも作りたい」という声にもお答えして、家で作る用のアドバイスを各レシピつけました。家にいるならレンジで5分でも、炊飯器で作っても、など家外兼用のアドバイスを盛り込んでいます。もちろん、今回もその名の通り「ゼロスキル!」でできる簡単なレシピがずらり。品数を100品収録した満足度の高い一冊。毎日のパパっとごはんはもちろん、ぜひキャンプギアとして持ち歩いてください。内容① NEWバズりめしTOP10②マルチグリドル使いこなし!  ワンパンキャンプレシピ③ メスティンを使って ごはん&蒸しもの④ 煮込み料理 &キャンプ鍋⑤ ホットサンドメーカー活用!  サンド&蒸し焼きレシピその他さーやんの・キャンプごはん8か条・キャンプファッション・愛用の道具紹介・お家で作る時のポイント などを掲載
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冬キャンプを快適に!初心者も安心のコテージ泊の基本や寒さ対策を徹底解説!
冬キャンプを快適に!初心者も安心のコテージ泊の基本や寒さ対策を徹底解説!
いよいよ冬キャンプのシーズンが到来したが、そんな寒い時期にオススメなのがコテージ。ただ、泊まったことがないと、あれこれ不安もあるかもしれない。そこで今回はコテージ初心者のために、コテージの選び方から寒さ対策まで徹底解説しよう!コテージの種類広さや構造、設備はキャンプ場によってさまざま。呼び名もコテージ、キャビン、ログハウスなど多様で、その使い分けもキャンプ場によるので、都度設備の詳細は確認した方がいい。基本となるのは、人数に合った適切な広さを選ぶこと。またテラスを使ってゆったり過ごしたいのかなども考慮したい。①ベーシックな小型コテージファミリー使用にちょうどいい最大4〜6名利用サイズのコテージが一般的。施設によってデッキ部分の広さは異なる。②外ごはんも楽しめるテラス付きコテージテラス付きタイプなら、外の空気を満喫しながら食事を取ったりゆったりくつろぐことができる。ファニチャーが常設されていることもある。③グループで使いたい大型コテージグループで利用するなら、10人ぐらい入れるような大型コテージを使おう。料金は大体一棟あたりで決まっているので、大人数なら割安だ。④非日常感が味わえるトレーラーハウストレーラーハウスのような宿泊施設も人気がある。キャンピングカーのような雰囲気なので、コテージよりも一層非日常感を楽しめる。コテージにはどんな設備があるの?冷蔵庫や電子レンジが付いている場合もあるので、やりくり次第で荷物を減らすことができる。最近のキャンプ場ではエアコンが付いているところも意外に多く、季節を問わず快適だ。コテージ泊のチェックリスト■AC電源の有無コテージは電源ありが多いが、念のため確認を。■設備の内容トイレやキッチンなど、水回りの有無も事前にチェック。■レンタル品、販売品現地調達できれば、持参するものは軽減できる。■利用可能なフリースペースタープを張れるか、駐車場が隣接しているかなどを確認。■チェックイン、チェックアウト時間キャンプサイトとは異なる場合が多いので要チェック。■ペット利用の可否建物内はNGのこともある。電話で確認しておこう。知っておきたいコテージ泊の基礎知識寝具は備え付けてあるコテージが多いが、その他は基本的になにもないと考えておこう。近隣でアクティビティを楽しんでコテージは寝るだけという使い方ならそのままでもいいが、多少道具を持ち込めば断然快適になる。底冷え対策にマットを重ねるまずは床にマットを敷いて座り心地を向上。秋冬なら何枚か重ねたり、そこにチェアを配置。冬場はホットカーペットを使用するなどして断熱性を高めるのもあり。グラウンドチェアを活用背もたれのあるなしでくつろぎ度は格段に変わる。テーブルで快適さUP小さめのテーブルがいくつかあれば、人数や部屋の形状によって使い分けができるので便利だ。ドリンクを置いたり、ランタンなどの小物置きにもちょうどいい。バッテリーライト必須建物内では燃焼器具はNG。バッテリーライトを用意しよう。コテージ泊の寒さ対策あらかじめ寝具が用意してある場合は特に心配ないが、自分で持ち込む必要があるときは暖房設備の有無や気温を事前にチェックしておいて、それに合わせて準備しよう。キャンプ場では日中暖かくても朝晩は急激に冷え込むこともある。寒さで眠れないなんてことがないように、しっかり対策をしておきたい。①スリーピングマットでより快適に床全体に敷くマットのほか、個人用のスリーピングマットも組み合わせればよりふかふかで体をリラックスさせられる。人によって地面の固さへの敏感さは異なるから、自分の好みに合わせて装備しよう。➁封筒型ならゆったり眠れる封筒型を連結させて使ったり、暖かい時期はフルオープンして掛け布団のようにすればまるで家と同じぐらい快適だ。③アウトドア用ピローを活用忘れがちな枕。寝袋ケースに衣類を入れて代用もできるが、アウトドア用のコンパクトに畳めてなおかつ寝心地いい枕がグッド。④湯たんぽであったか予想以上に冷え込んだときなどに頼りになるのが湯たんぽ。湯たんぽを持っていなければ、ペットボトルで簡易湯たんぽを。熱々ではなく少し冷ましたお湯を入れ、低温やけど予防にタオルを巻いて使おう。⑤枕元にはミニテーブルを用意ライトなどを置いておけば、夜中トイレに行きたくなったときに探す手間がない。
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包丁の正しい研ぎ方知ってる?絶対に損しない豆知識を紹介!
包丁の正しい研ぎ方知ってる?絶対に損しない豆知識を紹介!
11月にガルビィプラスでよく読まれた記事を3つ紹介!人気記事をチェックしよう!①包丁の正しい研ぎ方知ってる?絶対に損しない豆知識を紹介!新潟県の三条市や燕市は日本有数の刃物の産地。その燕市を拠点とする包丁メーカー「藤次郎」では包丁の製造過程を見学できる。アクリル板こそあるが職人との距離が近く、見応えがあると評判のオープンファクトリーだ。そんな工場で、包丁づくりの工程や研ぎ方を学んできた!藤次郎オープンファクトリー包丁製造工程を間近に見られる貴重な施設。原点でもあるフルーツナイフの製作体験や包丁の研ぎ直し講座もあるので、ガイド付き工場見学とともに予約しよう(前日までに要予約)。新潟県燕市吉田東栄町9番5号0256-93-4195見学無料 日曜・祝日休館営業時間10〜18時(工場見学〜17時)包丁には「打刃物」と「抜刃物」がある鍛冶職人による「打刃物」高温の炉で熱した金属を打ち鍛えて形を作っていくのが「打刃物」。ハガネを鍛えることで、より硬く粘り強いハガネになる。日本刀などの製造から受け継がれてきた伝統ある製法でまさに職人仕事だ。ただ、打てばいいというものではない。打つ回数や温度などの制約が多く、鍛えながら最適な形を生み出している。大量生産を可能にする「抜刃物」金型を用いて板材をプレスし、利器材(鋼材メーカーがハガネと異種材を接合した金属)から包丁の形に抜く「抜刃物」。国内生産の9割以上を占める洋食器作りをルーツとする燕市らしい製造法だ。均一で品質のよい包丁を効率よく生産することができるが、金型は高額なため少量生産では採算が取れずに大量生産が必須。少量ならレーザーカットレーザー光線で切り抜くレーザーカット。金型を作らなくていいので少量のオーダー品や試作品でも作りやすくなったという。包丁づくりのここがポイント刃物の硬さと粘り硬い刃物はよく切れるが、ちょっとした衝撃で割れてしまう。高温で焼き入れし、冷やすことで硬度を上げ、200℃くらいで焼き戻しをすることで粘りを出す。こうして、硬さと粘りのバランスが良い包丁ができるのだ。包丁作りで水を大量に使うのはなぜ?焼き入れ後にクサビ型に整える研削、刃付けなど包丁製造では水を使う場面が多い。これは、摩擦熱で温度が上がりすぎることで、ハガネが硬さを失うことを防ぐため。自宅で包丁を研ぐときも摩擦熱の影響を受けないように注意しよう。包丁の縞模様はデザイン?これは硬軟の違う素材が交互に重なった多層の金属を鍛造することで生じたもの。ハンマーで鍛えることにより、素材に生じるデコボコがダマスカス鋼の独特の波紋として現れる。まさに鍛造で鍛えた証なのだ。研ぎ方のポイントは4つ!砥石を水に漬ける中砥石と荒砥石を用意。気泡が出なくなるまで水に漬ける。滑りをよくし、摩擦熱の影響を受けないよう、研いでいる途中も随時水をかけよう。砥石に対して45度包丁を砥石に対して斜めに置き、利き手でグリップを持つ。反対面を研ぐときは、包丁を裏返して反対の手でグリップを持つ。角度を一定に刃をつける角度を一定に保つが、推奨角度はメーカーごとに異なるので確認を。角度を一定に保つ自信がない人はホルダーを使ってもいい。指を添えて押す刃先を指で押さえ、包丁の峰側に向けて押し出して、刃先にバリが出るまで研ぐ。身体を前傾し、脇を締めると前に力を伝えやすい。両面ともにバリを確認し、バリを取り除いて研ぎは終了。アウトドア料理向き おすすめ包丁3選ペティナイフは持ち運びやすく、少し長い刃渡り150mm前後ならメインの包丁になり得るのでキャンプにぴったり。釣り好きなら小出刃もほしいところ。TOJIRO PRO ペティナイフ 150mm(8250円)TOJIRO PRO 小出刃 120mm(1万1000円)TOJIRO ORIGAMI ペティナイフ 130mm(5940円)➁キャプテンスタッグが本気出した!テントで使用可能な石油ストーブが画期的すぎた!冬キャンプで必需品となるのがストーブ。特に石油ストーブは、薪や電気・ガスストーブに比べて取り入れやすく、暖まりやすいのが特徴です。しかし石油ストーブをテント内で使用することについて、一酸化炭素中毒の危険性に加え、火災の危険性があるのも事実。そこで紹介したいのがアウトドアメーカーのキャプテンスタッグと暖房機器メーカーのコロナが協業し、開発された対流型石油ストーブ「SL-51型」と、コンパクトな小型対流形石油ストーブ「SZ-32型」である。燕三条の老舗がコラボ!限定テントのみに許された石油ストーブSL-51型SZ-32型「SL-51型」とコンパクトサイズの「SZ-32型」はキャプテンスタッグの安全にお使い頂ける機能を備えたテント※で使用可能なストーブだ。キャプテンスタッグとコロナは共にものづくりの町として知られる燕三条地域で創業し、本社も程近い場所に位置している。異業種ながら互いの強みを活かすことで、キャンプシーンにおいても快適で心に残る体験を提供できると考え、コラボレーションを実施。一年以上の開発・検査期間を経てできたのが本製品である。※安全にお使いいただけるテントUA-1001 ビバレー スクリーンツールームロッジ540UVUA-47 CSクラシックス ワンポールテント DXオクタゴン 460UVUA-46 CSクラシックス ワンポールテント DXオクタゴン 400UVUA-70 CSブラックラベル ワンポールテントUVキャプテンスタッグ製の上記テント以外のテント内では使用禁止です。酸素不足により不完全燃焼となるおそれがあります。また風のあたる場所、部屋の出入口や屋外では使用できません。テント内で使用する場合は、安全にお使い頂ける機能を備えたテント内での使用が可能です。取扱説明書の記載事項をお守りの上正しくご使用ください。製品の特長「対流型石油ストーブ」は、暖気を対流させ、広い空間を遠赤外線で暖めることができる。燃焼部の「白炎燃焼(ホワイトフレーム)」は炎が明るいという特長を持ち、その明かりが安らぎと温かみのある空間を演出する。コロナ対流型石油ストーブ「SLシリーズ」は1962年の誕生以来多くのお客様に愛され、グッドデザイン賞のロングライフデザイン賞も受賞。近年では、昔ながらのデザインやフォルムが「レトロでかわいい」と人気を集め、インテリアとしても親しまれている。その新型というべき「SL-51型」と「SZ-32型」。それぞれの特徴を上げると…。① キャプテンスタッグとのコラボレーション限定カラーとオリジナルロゴ「対流型石油ストーブ」は自然に馴染む「ダークグリーン」と「ベージュ」色を採用し、コラボレーションを記念したオリジナルロゴをあしらっている。② 水平な場所で安全に使用できるように水平器を搭載③ 屋内での使用のほかキャプテンスタッグ製の限定テント内で使用が可能屋内での使用のほか、安全にお使い頂ける機能を備えたテント内での使用が可能です。ご使用の際は取扱説明書をよくご確認の上、正しくお使いください。専用ケースも発売しバリエーションも豊富コロナストーブを収納できる専用ケースも発売。埃を防ぐ「収納」ケースとしてだけでなく、キャンプ運搬時の「キャリー」ケースとしても重宝すること間違いなし。本製品はキャプテンスタッグ公式オンラインストアを始め、全国のキャプテンスタッグ ベース / スタンド、ならびに一部Web販売店において数量限定で販売。キャプテンスタッグ公式オンラインストアURL:https://store.captainstag.net/キャプテンスタッグ・スタンド / ベース店舗情報URL:https://www.captainstag.net/shop/いかがでしたか? 気になった方は、ぜひチェックしてみてください。【本件に関するお問い合わせ先】キャプテンスタッグURL:https://www.captainstag.net/③冬キャンプに絶対に買って!軽い・濡れない・蒸れない天才すぎるシュラフ冬キャンプで大事なアイテムと言えばシュラフ。キャンプの疲れを回復するために必要不可欠なギアではあるが、快適な眠りを得るためには保温効果が抜群で蒸れない寝袋が欲しいところ。そこでおすすめしたいのがNYのブルックリンで誕生したアウトドアブランドBROOKLYN OUTDOOR COMPANYの「The Catskills Peak+ Sleeping Bag 800FP」である。マイナス温度でも快適に眠れる!最上級の寝袋とは?本製品は800FP(フィルパワー)のホワイトダックダウンを90%以上封入した寝袋である。FPとは羽毛のふくらみ度合いをさしており、800FPとは30gの羽毛が800立方インチの体積にふくらんでいることを表している。これにより本製品では冬キャンプでも対応できる保温力を実現。またダックダウンの中でも圧倒的に匂いの少ない最高級ホワイトダックダウンを使用。さらに、防水性、透湿性を高い次元で確保した生地を採用することで、僅かな匂いも抑えながら蒸れずに快適な寝心地が体感できる。また20D(デニール)のリップストップナイロン採用。ストレッチ縫製とボックスキルト構造で仕上げることで、耐久性だけでなく伸縮による快適性と保温性能を高レベルで実現。しかも開閉時の生地噛みを防ぐ専用ファスナー、外気の侵入を軽減する首回りやジッパー内側のドラフトチューブ、さらにコンパクトに収納できて便利なスタッフバッグまで備えるなど機能面も抜群。冬でもキャンプしたい方は、マストでチェックしていただきたい商品だ。商品概要寝袋の購入はこちらhttps://brooklynoutdoorcompany.jp/collections/the-catskills-peak-sleeping-bag-800fpいかがでしたか? 気になった方はぜひWebサイトからご購入を!【本件に関するお問い合わせ先】BROOKLYN OUTDOOR COMPANYURL:https://brooklynoutdoorcompany.jp/
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メッキと塗装は何が違うの?調理器具の表面加工をキャプテンスタッグに教えてもらった!
メッキと塗装は何が違うの?調理器具の表面加工をキャプテンスタッグに教えてもらった!
調理器具選びで今ひとつよくわからないのが表面加工の違い。加工の種類によって手入れや耐久性に違いはある? 劣化したまま使うと危険?そこらへんのことをキャプテンスタッグに教えてもらった。キャプテンスタッグ1967年、新潟・三条市で設立されたパール金属が前身。1975年にアメリカの市場調査に出かけた際に見たバーベキュースタイルを日本で再現しようと開発したコンロがアウトドア製品第一号。2012年にキャプテンスタッグとして独立。加工の種類と特徴【酸化皮膜】アルマイトアルミ角型クッカー 3080円電解液に入れたアルミニウムに電気を流すことで丈夫な酸化皮膜を形成するのがアルマイト加工。薄く、軽いアルミ鍋の耐食性や耐摩耗性を向上させ、長期間にわたって使用することが可能となる。酸性やアルカリ性の強い食材にはやや不向き。【酸化皮膜】硬質アルマイトアルミ角型メスティン(ブラック) 4180円通常のアルマイト加工に比べて低温で加工することでアルマイトの皮膜を倍以上厚くしたのが硬質アルマイト。耐食性も通常のアルマイト加工よりすぐれている。【焼成】ほうろうホーローコーヒーポット(ホワイト) 5500円金属(おもに鉄)表面にガラス質の釉薬をかけて高温で焼き付ける。汚れや焦げ、においがつきにくく、酸やアルカリにも強いため調理した鍋に料理を入れたまま一時保存も可能だ。キャンプ用の食器や鍋もあるが、ガラス質は衝撃に弱いので運搬には注意が必要。【焼成】フッ素樹脂アルミ製マウントクッカー14cm 6050円フッ素樹脂は少量の油でも食材がくっつきにくい手軽さが特徴。汚れも簡単に落とせるため、調理後のお手入れも楽にできる。おもにアルミに施されるがステンレスへの加工も可能だ。フッ素樹脂を長持ちさせるには、調理後に料理を入れたままにしないことや、金属ヘラの使用を避けることが重要だ。【凹凸】ファイバーライン(左から)ファイバーライン スキレット 22cm<ロング> 4400円ファイバーライン本格炒め鍋24cm 6600円ファイバーライン 中華お玉 2200円金属表面に繊維のように細かな凹凸をランダムに施した鋼板を使用。食材との接触面が少ないので食材がこびりつきにくいのが利点だ。加工が剥がれることがなく、凹凸が削れてなくなるまで効果は持続する。高火力でも劣化しないが凸部分が熱くなり焦げやすいので、高火力にしすぎないように。表面加工のQ&A■ステンレスでアルマイトみたいに酸化皮膜を作れる?アルマイト加工はアルミニウム専用の加工だが、ステンレスでも溶液に漬けたり、溶液に漬けて電流を流すことで酸化皮膜を厚くできる。黒酸化発色と記されたモノがそれで、素材の質感が生きたシックなブラックは塗装とは違って剥離しない。黒酸化発色 ステンシェラカップ320mlマルシカ・レーザー 6600円■メッキと塗装の違いは何?メッキは金属の被膜を作り、塗装は金属以外の被膜を作る。たとえば「クリアラッカー塗装」と書かれているものは流通時に錆びないようにするもので剥がれることが前提。一方、銅にかける「錫メッキ」は錫を溶かしたメッキ液に浸して皮膜を作る処理。硬いモノに当たると傷はつくけれど剥げ落ちにくい。純銅製 シェラカップ320ml 4950円■フッ素樹脂加工に違いはあるの?フッソ樹脂加工は、プライマーとフッ素樹脂の2層からなる。家庭用鍋ではダイヤモンド粒子を混ぜた層のダイヤモンドコート、鉱物をまぜた層をもつマーブルコートなど2層以上のモノがある。2層以上の加工は耐久性が高まるが、フッ素樹脂も使用しているため強火にならないよう注意。出典/ガルビィ2024年10月号
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【知らないと損】キャンプのプロが伝授!冬キャンプの正しい過ごし方を紹介
【知らないと損】キャンプのプロが伝授!冬キャンプの正しい過ごし方を紹介
冬キャンプの要となるギアをどう選んだらいいのかわからないという人たちのために、アウトドアライフストア「WILD-1」の名物スタッフさんにアドバイスを頂いた。雄鹿裕樹さん2年前よりデックス東京ビーチ店のキャンプ担当となり、お客さまにあった道具選びを手助け。自衛官の父親の影響で幼少期からアウトドア遊びに精通している。テント編■断熱性が高いのはT/C&コットンコットンやT/C製テントは通気性に優れて涼しいイメージだが、「断熱性にも優れていて保温性もいいんです。結露もしにくいですしね」と雄鹿さん。テントに使われているコットンやT/Cは水分を含むと繊維が膨張して目が詰まるのはご存じのとおり。そして化繊のような水滴は見えづらいが、冬は外部との温度差により結露はしている。この水分を繊維が含み生地の目が密になる。それに加えてテントに使われているコットンやT/Cは化繊よりも大分厚く、テント内のあたたまった空気を閉じ込めやすいのだ。■T/C製で2ルーム的な使い方ができると最強「やはり冬キャンプでは保温性にすぐれたテントを選びたいですよね。素材でいえばコットンやT/Cですが、スタイルは2ルームでしょうか。大型なので設営や撤収に時間がかかりますが、リビングと一体型なのはやっぱり便利です」(雄鹿さん)厚手のコットンやT/C製テントは化繊よりも断熱性がある。リビングと一体化した2ルームであれば隙間風が入りにくく最強だ。ドームテントやワンポールでも大型ならリビング兼用のワンルームにできるが、リビングをとれないなら別途スクリーンテントなど全閉できるリビングが欲しいところ。テントとリビングスペースを接続させる際は隙間風が入らないよう工夫しよう。最後にテントを張るときに覚えておきたいTipsも紹介しておこう。■スカートは冬キャンプのマスト機能冷たい風や空気がテント内に侵入するのを防ぐのがテントの裾に付いたひらひらのスカート。できるだけ冬はスカート付きを選んで。スカートのないものはカンガルースタイルなどひと工夫で寒さに備えよう。■凍った大地に備えて頑丈なペグを忘れずに晴れていても気温が低いと地面がガチガチに凍っている場合がある。テント付属のプラスチックペグや細いアルミペグでは太刀打ちできないので、スチールペグなど頑丈なペグとハンマーを忘れずに。とくにワンポールテントなど非自立の大型タイプは必携だ。①トリプルファスナーを搭載!【ソロ・デュオ向け】トリプルファスナーとなってストーブを使う際の利便性アップ。夏は涼しく、冬は暖気を逃さず、抜群の遮光性、通気性を備えたT/C製だ。スカート付きで、1~2人利用なら2ルーム的にも使える。サイドフラップを別売ポールで立ち上げればさらに快適。商品名:テンマクデザイン サーカスTC DX+価格:4万7300円お問い合わせ先:カンセキ WILD-1事業部②抜群に広くて耐風性抜群【ファミリー向け】こだわりの素材を用いたコールマンの最高峰モデル。広々としているうえに強度抜群なフレーム構造を採用したでっかい2ルームテントで、5~6人家族がゆっくりくつろげる。インナーはコットン混紡素材で結露を低減するのも◎チェア4脚とテーブルを置いてもゆとりがある。多彩なベンチレーションで一年中快適だ。商品名:コールマン 4Sワイド2ルームコクーンⅢ価格:18万9800円お問い合わせ先:コールマン③家族が安心するロングセラー2ルーム【ファミリー向け】全高205cm(インナーは190cm)という圧迫感がない高さなのに風に強いフレーム構造を用いた憧れのテント。インナーは親子4~5人で眠るのにちょうどいい広さとなっている。商品名:スノーピーク ランドロック価格:18万9200円お問い合わせ先:スノーピークまずは寝袋選びの基本から、雄鹿さんにアドバイスしてもらおう。「寝袋には快適に眠れる温度が記載されているので、それを目安に選んで。一概に言えませんが関東の平地はマイナス5℃、山間のキャンプ場ならマイナス10℃が目安です。形もマミー型がおすすめ」(雄鹿さん)寝袋編■冬キャンプの寝袋はフード必須寝袋選びは快適温度と形状に注目だ。封筒型は首回りから冷たい空気が入りやすいのでマミー型がベター。ゆったりした封筒型が好みなら、フード付きのものを選ぼう。フードがない場合はビーニー(ニット帽)で代用。■寝袋の快適睡眠温度は足し算じゃない寝袋があたたかいのは体温で中綿の細かな空気の層をあたためているから。外側の生地は空気を封じ込める役割もあり、重ねても保温性は倍にならない。■保湿力と収納性ならダウン「ただ、いくら気温に合った寝袋でも背中側は中綿がつぶれてしまうのでマットやコットでカバーします。マット選びでは厚みというよりは、中に断熱材が入っているものが冬向き」(雄鹿さん)マットの断熱性を示すR値が記載されているなら4以上、氷点下なら5以上のものを選びたい。■マットのR値は足し算OK秋キャンプ向きといわれている「R値3」のマットを2枚重ねればおおよそ「R値6」になる。雪中キャンプでも十分対応できるマットとなるので、手持ちのマットだって組み合わせ次第で冬に使える。■ハイコット+マットが最強底冷えを防ぐには、体がどれだけ地面と離れるかがポイント。かさばるけれど寒さが苦手な人は、コット(それもハイコット)とマットを組み合わせるといい。コットの背中の下に荷物を入れる。これだけでも冷えが抑えられる。防水シェルが心強い!〈快適睡眠温度−10℃〉表生地は防水透湿性をもつオーロラライトで、高品質の中綿を湿気や濡れから守ってくれる。かみ込みにくいファスナーなど細部まで計算された寝袋だ。冬山登山にも対応する。ほかのダウン寝袋よりもゆったりめの作り。永久補償なのも魅力。ナンガ オーロラライト900DX6万9300円~【問】ナンガ2層で冬だけでなく夏キャンプにも使える〈快適睡眠温度−12~3℃〉メンテナンスしやすい化繊寝袋。インナーとアウター、それぞれ快適温度は−2℃と3℃。ふたつを重ねれば−12℃まで対応する寝袋セット。封筒型だがフードが付いているのもありがたい。中綿はポリエステル。スナグパック ベースキャンプ スリープシステム1万6500円【問】ビッグウイング封筒型だけどネックウォーマー付きで保温力アップ〈快適睡眠温度−6℃〉封筒型寝袋の“肩が寒い問題”を解消するネックウォーマー付き。初秋などはネックウォーマーを枕として使ってもいい。大型洗濯機での丸洗いにも対応しているのも高ポイント。ロゴス 抗菌防臭丸洗いウォーマーシュラフ・−61万2500円【問】ロゴスコーポレーション極寒にも対応するR値69寒さに弱いといわれるエアマットだが、4枚の熱反射板と、2段重ねにした三角形のバッフルによって克服。高い断熱製とわずか430gという軽さで冬の登山にも対応する。サーマレスト ネオエアーXサーモ レギュラー3万5200円【問】モチヅキその他アイテム編湯たんぽ熱湯によって足やおなかをあたためるというシンプルな構造で壊れにくい。お湯を入れるもののほかに最近は充電式もあり、扱いやすいと人気になっている。〈メリット〉じんわりおなかや足をあたためる。一酸化炭素中毒の心配なし。ぬるま湯は洗面に使える。〈デメリット〉使用中の低温やけどに注意。お湯を入れる際は漏れに注意。充電式は加熱や過充電による破損ややけどの恐れがある。電気毛布通電することで発熱する毛布型暖房器具。体をすっぽり覆うものからひざ掛けまでサイズはいろいろ。モバイルバッテリーで利用できるものならスポーツ観戦やお花見などにも使える。〈メリット〉大きいサイズ、ひざ掛けなどサイズいろいろ。テント内で使っても空気を汚さない。モバイルバッテリーで使えるモノも〈デメリット〉使用中の低温やけどに注意。電源サイトやポータブル電源が必要。保温ボトルに常時湯をためておく焚き火の熱を無駄にせず湯を沸かし、保温ボトルにためておく。コーヒーや調理に使うのはもちろん、洗い物や歯磨きなどにも使えるので大きめのボトルを用意しておこう。火のそばで過ごすなら、難燃素材のポンチョを着用自分の好きなダウンウエアが難燃素材とは限らない。グリップスワニーほか難燃生地のポンチョをすっぽりかぶって大切なウエアを火の粉から守ろう。かさばるコタツとホットカーペットはレンタルでもいいかもAC電源や大容量ポータブル電源があるなら、ホットカーペットやこたつを使うのも手。どちらもかさばるので自宅のモノを持って行くよりキャンプ場でレンタルするほうが楽でいい。燃焼器具編薪ストーブストーブ本体から出る遠赤外線の輻射熱で体を芯まであたためてくれる。テント内使用禁止だが、一部対応テントがある。使用時は燃やしすぎに注意し、一酸化炭素警報器を携行。〈メリット〉体を芯からあたためてくれる。調理ができるモデルも。〈デメリット〉テント内で使うと一酸化炭素中毒の危険あり。薪ストーブによる火災、やけどの危険あり。ガスストーブカセットボンベを使う暖房器具で、製品によって室内限定、室内・屋外使用可能、屋外専用がある。どこで使うかを想定し、製品の使用条件を確認してから手に入れよう。〈メリット〉コテージだけでなく野外でも使えるモデルがある。燃料は手に入れやすいカセットボンベ。〈デメリット〉テント内で使うと一酸化炭素中毒の危険あり。ロゴス×センゴクアラジンポータブル ガス ストーブ シルバークイーン3万9800円【問】ロゴスコーポレーション反射型石油ストーブのようなデザインだけど燃料はカセットボンベ。放熱ネットに風防板を設置し、風に強く、弱燃焼時でも暖房能力が高いのが特徴だ。室内・屋外兼用モデル。石油ストーブ灯油を燃料とする屋内用の暖房器具。遠赤外線効果や燃焼効果で空気もあたためてくれる。屋外やタープ、テントでの使用は不可だが、特定テントに対応する石油ストーブもある。〈メリット〉コテージ全体をあたためやすい。特定テント内で使えるモデルがある。〈デメリット〉テント内で使うと一酸化炭素中毒の危険あり。火事、やけどの危険がある。キャプテンスタッグ×コロナ 石油ストーブ SL-51C3万3000円【問】キャプテンスタッグ新潟の2社が検証し、特定のテント(UA-47とUA-46)で使用可能に。耐震自動消火装置付きなので当然屋内でも使える。暖房目安は木造13畳。燃焼継続時間約12時間。【ちょっとしたコツ】効率よく室内をあたためるストーブ用ファンコテージやテントで対応ストーブを使ってもなかなかあたたかく感じないことがある。ストーブファンをストーブに載せて空気を攪拌して、あたたかい風を感じよう。小技編①ブランケットで簡易こたつを作る銀マットの上にローテーブルを置き、ブランケットをかぶせるだけ。使い捨てカイロや湯たんぽに足を置けば、電気こたつのようにはいかないが足元がじんわりあたたかい。➁足元に台を作る銀マットだけでは地面の冷えを感じやすい。台を置いて冷えを遮断しよう。③電気毛布であったか電気毛布を広げれば効果大。無理に折り曲げず、テーブルやチェアの脚を毛布に載せないなど、電気毛布の扱い方には十分注意して。④空気の循環を促して結露低減テント内の空気を循環させて結露を低減するなら小型ファンを上部ベンチレーターに向けてセット。ストーブ対応テントの場合、ファンで上部にたまった熱を床方向に届けるという使い方もあり。⑤子どものために夏用寝袋と組み合わせる小柄な人や子どもは足元が冷えがちなので夏用寝袋を足元に突っ込んで調整。夏用2枚では期待できないが、夏用の封筒型の中に5℃対応のマミー型を入れるのは“あり”だ。⑥微妙な保温力調節は薄手ダウンで気温に合った寝袋でも冷えそうで不安というなら、薄手のインナーダウンで保温力を調整しよう。モンベルのインナーダウンなら襟がなく眠るときに干渉しづらい。⑦足元の冷えはダウンソックスやスリッパで解消首・足首・手首という3つの“首”は冷え対策の要だ。とくに地面に近い足首は冷えやすいのでダウンソックスやレッグウオーマーで保温し、テント内ではスリッパを履いて過ごせばかなり楽。⑧下着と靴下はウールに限る!綿の下着や靴下は、わずかな汗でもしっとりして冷えの原因になる。とくに靴下はいくら厚手でも綿では寒い。速乾性の高い素材、できればウール製がベスト。⑨靴の中の湿気を取り除く1日中履いた靴には湿気がこもっている。そのままにしておくと冷え冷えになるので乾燥剤を忍ばせてテント内で保管。履く前に中敷きを寝袋に入れてあたためることも忘れずに。⑩トウガラシパワーで足元ポカポカトウガラシの成分、カプサイシンは皮膚の表面温度を1~2℃上げることができるそう。古典的だけれど、靴や靴下の中にトウガラシを入れることで足がポカポカ。⑪寝袋の足元に詰め物、靴下は脱ぐか履き替えて寝るときに足が冷えるなら、足元に詰め物をして対策する。また、きつい靴下は冷えの原因になる。靴下を脱ぐか、ゆるめの靴下に履き替えて眠ろう。⑫ブランケットで背中~足首の風を遮る焚き火はあたたかいけれど、火の当たらない背中や足首は冷たい。大きめのブランケットで体をくるむか、地面に届くようブランケットを掛けておくとずいぶん楽になる。⑬風防幕で焚き火の熱を自分側に反射焚き火台の周りに幕を張っておけば、焚き火の熱が反射してほんのりあたたかい。ただし焚き火のそばなので、張り綱に引っかかって転ばないよう十分注意して。⑭薪を乾かしながら風を遮る薪を積み重ねて壁を作るというブッシュクラフターの間で知られた技がある。風防幕と同じ効果があるほか、焚き火の熱で薪が乾燥しやすくなるとか。⑮石油ストーブ対応テントが最高「石油ストーブ SL-51C」は「CSクラシックス ワンポールテント DXオクタゴン460UV(UA-47)」の床を取り外した状態で使用可能。外の寒さとは無縁のあたたかな空間の完成だ。がたついた場所や傾斜地でのストーブ使用は厳禁だ。傾斜してないか、水平器で確認するようにしよう。ストーブの上は熱くなっている。ケトルやシェラカップを置いてあたため直しOK。比較的広い空間をあたためられる対流型ストーブ。一酸化炭素警報器を携行し、定期的な換気を。雪中キャンプができる!おすすめキャンプ場①スノーキャンプサイト(とうま山キャンプ場/北海道)−20℃は当たり前! 極寒だけど心地いい1m以上の積雪は当たり前の極寒の地、当麻町にあるキャンプ場。斜面が急でクルマの横付けはできないがふかふかの雪の森でキャンプができる。ベテランガイドが管理しており、冬キャンプのワークショップや冬のハンモック泊イベントなども予定している。有料だがスノーシューツアーは雪の森を再発見すること間違いなし。スノーキャンプサイト(とうま山キャンプ場)北海道上川郡当麻町市街6区 ℡.0166-56-9020➁RV RESORT 猪苗代湖モビレージ(福島県)コテージも完備する雪中キャンプの定番フィールド50年以上の歴史をもつ老舗で、冬も元気に営業中。年越しキャンプの聖地でもある。美しい猪苗代湖と磐梯山を望むキャンプサイトだけでなくコテージも点在しているので、テント泊が不安ならこちらを利用してみては。炊事場で温水を使えるなど長期滞在も苦にならない。近隣でスキーやスノーシューができるのもポイントだ。RV RESORT 猪苗代湖モビレージ福島県会津若松市湊町大字赤井字笹山原408℡0242-94-2052③ACNあさまの森オートキャンプ場(長野県)スキー場のすぐそばに広がる雪の森スキー場が広がる高峰山の中腹に位置するオートキャンプ場で標高1100m。その年によって異なるが、12月は葉っぱが落ちた森で日だまりが心地よい日が多く、1月に入ると雪景色に変身する。冬の炊事棟は温水利用OK、周辺の温泉割引券配布など、雪の森でのんびりくつろぎたい人にぴったりだ。ACNあさまの森オートキャンプ場長野県小諸市菱平535-1℡.0267-25-2977(予約はWEBで)④クヌギの森☆ウインターキャンプフィールド(滋賀県)中級者以上限定の極上キャンプ場赤坂山の山麓に広がるマキノ高原は、夏はキャンプ場、冬は関西スキー場きっての老舗「マキノ高原ファミリースキー場」で積雪は申し分なし。12月下旬~2月の期間限定では完全予約制(限定20組)で林間サイトを開放しておりスノーキャンプを満喫できる。スキー&キャンプを楽しめる格好のフィールドだ。クヌギの森☆ウインターキャンプフィールド滋賀県高島市マキノ町牧野931マキノ高原キャンプ場℡0740-27-0936⑤大鬼谷オートキャンプ場(広島県)かまくら作りイベントが楽しみ年末には雪が降り、1m以上の積雪となるので西日本では珍しい雪中キャンプができる! 30人以上が入れるビッグなかまくら作りイベント、場内の斜面でそり遊びを楽しんだら、場内の露天風呂(休止の場合あり)で汗を流せるのもオツ。オートキャンプサイトのほかに、ツリーハウスやログハウスもスタンバイしている。大鬼谷オートキャンプ場広島県庄原市高野町南257℡.0824-86-2323WILD-1デックス東京ビーチ店東京都港区台場1丁目6-1デックス東京ビーチ・アイランドモール5階℡.03-3599-5311https://www.wild1.co.jp/shop/dc_tokyo_bc/都心にありながら大型テントを数張り常設する広さが自慢。スタッフの知識が豊富でギアやフィールド選びの参考になる。店舗限定アイテムを探すのも楽しみだ。
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上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!
上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!
①上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!自分のスタイルで楽しめるのが車中泊のよいところだが、気がついたらマンネリになっていることも。そこで今回は上級キャンパーたちの車中泊スタイルを紹介しよう。ヒントになることや真似したくなるテクニックがあるかもしれないぞ!30年前のクルマで車中泊する馬場さん馬場さんの愛車は30年前のVW・ヴァナゴンのウェストファリア仕様。このクルマになってから、車中泊が格段に増えたという。その楽しみっぷりを紹介しよう!馬場さん岐阜県で会社を営む馬場さんは、旅好き&アウトドア好きのアラフィフ。これまでさまざまな海外を旅してきたが、最近、日本の魅力を再発見。今後は、愛車とともに国内を回りたいと考えている。車中泊好きが支持するクラシカルで実用的なクルマ馬場さんの愛車は2021年3月に購入したというVW・ヴァナゴンのウエストファリア仕様。クラシカルかつ実用的なモデルで、車中泊好きのなかでも人気は高い。さすがに約30年前のモデルなだけに、ボディは再塗装を施し、ルーフトップの生地も変更したという。「以前はアメ車のキャンピングカーに乗っていたこともありました。このヴァナゴンは購入してから1年ぐらいたちますが、“かわいくて味がある”ところが気に入っています」いまでは珍しいMT、そして4WDのため、多少の悪路なら気にせず走ることができる。馬場さんが考える車中泊キャンプのキーワードは「楽(らく)」。 「このクルマになってから、車中泊する頻度が格段に増えました。いまのスタイルなら、この一台で完結できる。旅先では、できるだけ手間を減らして、シンプルに楽しみたいんです」とはいえ、馬場さんならではのこだわりもいくつか。使用するアイテムは、“味のある、かわいいもの”が好き。その最たるものが、愛車なのだという。 「見た目や雰囲気も、もちろん気に入っていますが、実用性も高いんです。ポップアップルーフでは、子どもと一緒のときは上に寝ることもあります。開けたら車内空間が広くなる。簡単に開閉ができるのもうれしい」馬場さんがいま好きなものを、ひとつひとつそろえたら、このスタイルになっていたという車中泊キャンプ。機能は「楽」に、見た目はかわいく、オシャレに。これからも、こだわりをもって続けていけたら、と語ってくれた。馬場さんのこだわりスタイル鮮やかなイエローが映えるルーフトップは、外観をさらにファニーに演出。リアにはスペシャライズドのMTBを2台搭載。「MTBはアウトドア・アクティビティとしても、もちろん楽しいですが、旅先で“足”として使用します。クルマを置いて、そこから移動するときに、MTBがあると便利なんです」と馬場さん。韓国のブランドchichicampingのローテーブルとヘリノックスのチェアを設置。テーブルにはスタンレーのボトルやコンロ、大好きなお酒が並ぶ。ひとりで使用するなら、必要十分なベッドスペース。スタイリッシュなペンドルトンのラグから、馬場さんのセンスのよさを感じる。ルーフトップを開けば、ヘッドクリアランスがさらに広がり、着替えをするときなども圧迫感はない。ベアボーンズのLEDランタンやレトロな扇風機も車内のイメージにぴったり。棚の上部を開けば、簡易キッチンが姿を現す。ワイルドなスタイルを愛するMARIさん車中泊キャンプは、いま女性ソロキャンパーからも人気を博しているスタイル。しかしその多くは、軽ワンボックスカーを中心とするコンパクトモデルが主流だ。そこでワイルドなジープ・ラングラーでキャンプしているMARIさんに話を聞いてみた!MARIさん愛知県や岐阜県を拠点に車中泊キャンプを楽しむオーバーランダーガール。アウトドアライフの模様は、SNSやYouTube「好奇心CHANNEL feel my heart」で発信している。身軽さを追求したワイルドなスタイル「オーバーランドスタイルを、日本の女性に、もっと浸透させていきたいんです!」そうまぶしい笑顔で話をしてくれたのは、愛知県在住のМARIさんだ。ワイルドなジープ・ラングラーの屋根には、いま大人気のルーフトップテントが装着されており、なかなか硬派な雰囲気を醸し出している。キャンプを始めたくてクルマを買って……。でも、通常のテント泊ではなく、なぜ屋根の上のテントに? 「通常のテントも持っていますよ。テンマクのワンポールです。でもルーフトップテントのカッコよさが気に入ってしまって。気がつけば、いまので3台目です」2020年の5月に購入したというジープ・ラングラー。車中泊キャンプ……というか車上泊キャンプなのだが、クルマで寝るポイントは「身軽さ」だというMARIさん。「気ままに行動できるのがポイントです。もちろん、どこでも泊まれるわけではありませんが、身軽に動けるのが自分に合っていると思います」今回、撮影のためにセッティングしてくれたのだが、確かにかかった時間は5〜10分。撤収も同じくらい。料理や焚き火をしたら、その時間はかかるが、仲間のキャンパーたちと比べても、準備・撤収に費やす時間は圧倒的に短いという。 スミッティービルトのウインチをフロントに装着。「快適度やスタイリッシュなカッコよさにこだわりつつ、さっと準備して、さっと撤収できる。でも、まだまだイメージしているスタイルの完成型には届いていません。次はリアゲートキッチンに引き出し式のテーブルをDIYするんです。それも見てほしかったなぁ。あと、リアにスペアタイヤも装着しますよ」MARIさんのこだわりスタイルルーフトップテントはジーアイワークス製。わずか1分ほどで開閉できる手軽さが気に入っているという。テント上部は高純度アルミニウム合金を採用。アルミニウム合金の内部が空洞になっていて、日光の熱をテント内に伝わりにくくしている。折りたたみ式のラダーも付属。リアには、スミッティービルトのディフェンダーラック、テールゲートバスケットを装着。JVCケンウッドJackeryのポータブル電源、エンゲルの冷蔵庫などは車内のラゲッジで使用。リアゲートキッチンでは、プリムスの2バーナーにペトロマックスのダッチオーブン、ノーブランドのスキレットを愛用。サイドオーニングはダンチェル製。これだけで野外リビング感が増す。風が強いときなど、状況によってはガイロープで補強する。このペグダウンだけが、MARIさんのセッティングのなかで、唯一、少し時間がかかる作業かもしれない。といっても、10分くらいだろうか。ペトロマックスのお皿やパーコレーター、ミンテージのジャグ、スタンレーのカップ&ポッド、SOTOのST-301など、こだわりの小物がいっぱい!イスはノーブランドだが座り心地で選んだとのこと。バトニングを行うキンドリングクラッカー以外、ほぼ山賊マウンテンのアイテムでそろえたという焚き火周辺アイテム。焚き火台は大小あり、使い分けるという。ペットとの車中泊を楽しむ木村さんペットキャンプが人気だが、愛猫との車中泊を楽しむのは木村さんご夫妻。どんなスタイルなのか、興味津々!木村さんご夫妻キャンプ歴20年のベテランキャンパー。スノーピークユーザーで、元々はテント&タープを使ってキャンプを楽しんでいたとのこと。愛猫のアッシュくんと凛ちゃんはとても仲良しで、安心してキャンプに連れて行ける。「ペットとのキャンプは心の底から癒されます」愛猫と一緒に旅ができる大型バンコンバージョン「もともとはテント泊でキャンプをしていましたが、昔からキャンピングカーに乗ることは夢でした。ちょうど3年前くらいに、クルマの買い替えのタイミングで思いきって購入したんです」と話す木村さんご夫婦。愛猫とのキャンプでは外での就寝はできないので、一緒に過ごす意味でもキャンピングカーは相性がいい。外に連れ出すときは、ペットカートに入れて一緒に過ごしている。キャンピングカーとキャンプを上手に組み合わせた木村さんご夫婦のスタイルは、両者のメリットを生かした理想の形なのかもしれない。トイファクトリーの「バーデン」は2代目のバンコン。「ルーフにソーラーパネルを付けて電力補給もバッチリです!」ベンチにロゴスのクッション、さらにペンドルトンのタオルを敷いてふかふかな座り心地に!ユニフレームのフィールドラックはスタッキングが可能。レッドはワイルドワンの限定品。お持ちのギアを拝見!就寝は車内なので、寝具がない分コンパクトな印象。荷物はクルマの後部の下段にまとめて収納している。「外から収納部が見えないように、コールマンのかわいいテーブルクロス(廃盤)をカーテン代わりに使っています」イワタニのマーベラスは初代のポップなカラーがお好み。「これでフレンチトーストを作るのが好きなんです」スノーピークのリビングシェルSは、コンパクトなつくりで少人数にピッタリ。パネルを少し下ろして通気性も向上スノーピークのタクードは旦那さんのお気に入りギア。「今まで使った中で、イチバン暖房効果が高い石油ストーブです」バンライフを実践するシエルブルーさんふだんから「バンライフ」を実践しているシエルブルーのお二人。それは単なる車中泊ではなく、自身が持つ生活に対する考えを表現できる方法かもしれない。Ciel Bleu シエルブルー茨木一騎(ワカ)さん(右) 実伽(アネゴ)さん(左)木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。思い立ったらすぐに出発。バンライフの魅力を知る身の回りのものを詰め込んですぐに出発できる。その手軽さはバンライフならでは。昨今、注目を集めている「バンライフ」と呼ばれるスタイル。一度は耳にしたことのある読者も多いだろう。まだ深く知られていないこのスタイルを日本でいち早く取り入れて活動する茨木一綺(ワカ)さんはそのメリットをこう話す。「僕たちにとってバンライフは旅に出かける手段で、今の生活スタイルに合っていると感じています。埼玉の自宅から、全国各地へアウトドアイベントなどの仕事で出かけるのですが、内装も外装も自分たちで作り上げたお気に入りの空間なので、すごく居心地がいい。移動時間も家で過ごしているのに近い感覚です。それに、キャンプ場に着いてからの設営や撤収がとにかく楽。その分使える時間が増えたので、夫婦でゆっくりすることもできます」そもそもバンライフはアメリカで発祥したカルチャーで、世捨て人、ヒッピー的なイメージがある〈家なしの車上泊生活〉という意味合いだ。しかし日本では一部のノマド的車上生活の実践者を除き、日本の生活環境や考え方に合わせてアップデート(もしくはデフォルメ)された形でムーブメントを巻き起こしている。好きなクルマをベースに、外装や車内を自由なアイデアでこだわりの空間に仕上げていくスタイルは、いわゆる車中泊とはひと味もふた味も違う。シエルブルーの2人が実践するバンライフからは、自らを表現するようなこだわりと魅力が詰まっている。バンライフを通じて表現するこだわりの空間と夫婦の時間とある週末の午前中。ワカさんとアネゴさんは愛車であるバンライフ仕様のGMC ラリーワゴンに最小限の道具を積み込んでキャンプ場へ出発した。キャンプ場に到着したワカさんは、常設しているルーフトップテント「Wild Land パスファインダー」を広げる。この日は自宅からそれほど遠くない埼玉県・長瀞のキャンプ場で、久々の休日を過ごすことに。道中で買い出しを済ませて、宿泊地である長瀞キャンプヴィレッジに到着したのは午後2時ごろ。これがなんとスマホアプリで操作するソーラーも備えた電動式。景色のいいサイトにクルマを停めて、電動で開閉するルーフトップテントを開いている間にカーサイドタープやファニチャーを設置。あっという間に、キャンプサイトが出来上がった。車内にはシエルブルーブランドのウッドテーブルなど、自分たちのライフスタイルの一部であるお気に入りの道具を設置。「このルーフトップテントは最近取り入れたんだけど、スマホ操作で自動設営できる最新型。だからその間に他の準備ができて、思っていた以上にすごく便利なんだ」と、ワカさん。寝袋はナンガの2人用シュラフで、寒さ知らず。車上からの景色も抜群だ。車内にもリビングスペースを備えるが、この日はカーサイドタープを張る。車上テントからの景色はこのスタイルならではの醍醐味。日が暮れるとビールを手に乾杯をして、目まぐるしい春先の日々の疲れを互いに労う。夜の時間をたっぷり味わう。これもバンライフの魅力。この日は星空もきれいだったので、チェアを外に出して焚き火も楽しんだ。一切慌ただしくなく、常に静かな時間が流れる。夜の焚き火タイムのお供は、注目のガレージ焚き火ブランド「sanzoku mountain」のmouncol(別注品)。「暮らしからアウトドアまで」。シエルブルーの2人は常々この言葉を掲げている。普段の生活スタイルを切り取って、クルマとアウトドアをも上手につなげて楽しむ。それが彼らのバンライフであり、シエルブルー流ライフスタイルの表現といってもいいだろう。こだわりのある好きな道具に囲まれた空間にいる2人の表情は、自然体そのもの。その自由な旅は、はじまったばかり。まだまだ続いていく。➁“キャンプ上級者”は絶対やってる!簡単に収納の悩みを解決するアイテムが優秀すぎた…!キャンプで意外と悩むのが小物収納ではないだろうか。そこで今回は、小物の整理に便利なハンガーとポーチを紹介しよう。ペグから三脚までいろんな棒に取り付けられる!ミグラトレイルアドハンガー3850円■サイズ:16×2.8×4.3cm、重量:本体73g・アダプター19gランタンやカップなどを吊り下げておけるクランプタイプのハンガー。10段階に角度を固定できるので、斜めになったポールやペグにも取り付け可能だ。対応するポール径はφ7〜13mmまたはφ17〜23mm精度の高いクランプアルミ合金のパイプクランプ。かみ合わせの精度が高く、フック部分をうまく使えばロープに取り付けられるのがスゴイ。シンプルだけどズレない角度調整機能付きクランプには小さなポッチ、ハンガーには穴があり好きな角度に固定できる。物理的に固定できるので力が弱い人も安心。三脚用のアダプター付き三脚のネジに取り付けられるアダプターがついていて三脚の一番上にも装着可能! 2段で小物を収納できる。180度開脚+取り外しポーチが使いやすいasobito ファーストエイドポーチ    3850円■サイズ:15×5×H18cm、重量:165g 消毒薬や薬などをまとめたら、スナップボタンでベルトやバッグに装着。湿気に強い防水帆布なのもアウトドア向きだ。小物をゴムで固定できるのでスマホ関係のケーブルをまとめてもいい。アウトドアに持ち出しやすい防水帆布完全防水ではないものの、防水帆布なので露に濡れた草地に置いても大丈夫。雨にあたっても、縫い目に気をつけて水気を拭いとればまず問題ない。ポーチとベルトループはホック式内側のポケットとベルトループはホック式で取り外し自由だし、そう簡単には外れないので安心して持ち運べる。ベルトへの取り付け可能ベルトループは1本で、歩くとブラブラするのが気になるかも。バックパックの脇に取り付けるほうがいいかもしれない。ティッシュや大判傷テープも入るポーチ本体のゴムベルトに収まらない大判傷テープなんかは取り外しできるポケットへ。片側がメッシュで中身を確認しやすいのもうれしい。③バンライフ上級者のカスタマイズが神すぎる!快適な車中泊を過ごすためのテクニックを紹介バンライフを実践しているデザイナー・ユニット「シエルブルー」の2人。単にバンライフを楽しむだけでなく、自分たちのスタイルに合わせて車のカスタマイズも行なう。そこで今回は、GMCラリーSTXの内装づくりをしている現場を覗かせてもらった!Ciel Bleu シエルブルー 茨木一騎(ワカ)さん 実伽(アネゴ)さん木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。内装カスタマイズのテクニックを大公開今回、新たな相棒となったGMCラリーSTX。この内装をカスタマイズをしていく。目指すはシエルブルーらしい、ウッドパネルに囲まれた空間。まずは、余分なモノはすべて取り外されることに。オリジナルのインテリアはブラウン系のカラーで統一され、厚みのある絨毯敷きの豪華な仕様になっていた。これをまず徹底的に外していく。内装を剥がしてみると、天井には新車時の断熱防音材がぎっしり。まだその効果も期待できるので、現在の純正に少し追加してきっちり隙間を埋めることにした。車内の取り外せるものをすべて取り外した。窓枠なども外して、作業しやすい状態にしておくことが基本となる。下地を整えてから隙間のない施工下地となる板を張る工程。しっかり施工しないと、仕上がりに影響が出てしまう。サイドパネルは、下地施工が甘いと、完成時に壁が動いてしまうことがあるのだ。フロアはもともと付いていたカーペットを、タイヤハウス以外すべて取り外した。取り外した後はきれいにして、穴などを埋めていく。下地となる板を張ったら、仕上げのフローリング材をセンターから張る。壁際やバックドア付近の曲線に合わせて、型紙を作り、木材をカット。大きな部材なので、失敗しないよう採寸と加工は慎重に。採寸と修正を繰り返す地道な作業下地完成後、木材を張る。フロアには杉の羽目板を使用。クルマに合わせて、いろいろな素材を使うが、今回はアンティークテイストを出すためにも、一般建材のフローリング材を使わずあえて羽目板を使った。サイドウオールに細めの木材を張っていく。ボディに型取りの厚紙をあてて、ハサミで切りながら採寸を行う。それに合わせてジグソーで木材をカット。ボディ表裏の形状や角度を確認して、修正という作業が繰り返される。室内に飛び出している部分を避けるように、サイドパネルを張らなければいけないし、形も直線的ではないので加工に苦労する。ライン通りに切っても、木材をクルマにあてがってみると、曲線がずれていたり、板がはまらないことも。天井は最後の曲線仕上げにひと苦労天井は既存の断熱材をそのまま使って、気泡緩衝材でカバーすることにした。その下に天井用の板をセンターから張っていく。壁は下部から張り上げていき、天井との接合部は型紙を作って形を調整し、隙間ができないように。型取りがうまくいかない場合は最後の一枚をある程度の採寸で取り付け、天井との接合部に三角形の長物部材を張り付けて隙間を隠してしまう方法もある。クルマ作りでは、ある程度、適当に加工しても施工することは可能だが、最終的な美しい空気感を得られない。そんな、ちょっとした手間や小さな手仕事が仕上がりの違いを生むのだ。ウッドパネルで覆ったインテリアにおしゃれシート工程としては天井、フロア、サイドウオールの板が張られ、大きな内装工事は終了したところ。車検に適合するように位置出しをして、オリジナルのシートの脚のフロア接合部を加工して取り付け。木材に囲まれた室内に入ると、木のいい香りが漂ってくる。そこがクルマの中であることを忘れてしまうほど、ここちよい雰囲気に包み込まれる。天井とサイドの連続した曲線が美しい。木を組み合わせたもので作り上げているのに、美しいラインがみられるのはプロフェッショナルの技。窓枠は木材をラウンドシェープしている。窓下にはおしゃれな手作りのドリンクホルダーが付く。プロフェッショナルの技を拝見室内細部の作り込みに驚かされる。サイドドアレール部分は曲線の出っ張りが室内に食い込んでおり、このカーブを避けるため、天井の板を張るのは非常に苦労する。カーブごとに型紙を取って、つなぎ合わせ、大きな型紙を作って対応した。仕上げの修正もすばらしく、隙間がほとんどない状態となっている。オーディオ、照明など、配線が必要な設備は、完成図ができていないと、あとで大変なことになる。事前にラインを通す場所などをチェックし、ネジを打つ場所などは極力避けて配線しておく。隙間なく断熱材を入れ込むことで、断熱効果が上がる。断熱材を切ったところは必ずガムテープなどでしっかり塞いでから施工すること。マテリアルにもこだわりありスピーカーカバーなどを塗装したのは、ラストオリウムのカモフラージュ。マットな仕上がりで、アメリカンテイストを強める。室内の木材仕上げの塗料に「OLD WOOD WAX」を使用。今回はスモークグレーカラーを使ったので、室内は明るい雰囲気になった。メインの照明はLEDネオンライトを採用した。設置していても目立つことなく、照明としてもしっかりと利用できる。ニューマシンで鳥取の旅へステアリングを握るワカさんが目指すのは、埼玉の自宅から800km以上離れた出雲の街。旅のメンバーはバンライフデザイナーユニット・シエルブルーの2人と3人の子どもたち。忙しい日々を過ごす2人にとって、子どもたちとの時間を作るのも大変。でも、いつでも行動できるクルマを持っているのが強み。仕事をギリギリまでやりながらも、家族全員での旅ができてしまうのだから。出雲大社周辺の濃厚な一日高速を降りて出雲市に入ると、大渋滞。GMCラリーSTXが悲鳴を上げている。水温が上昇してしまったのでエアコンを切って、前へ進む。手間がかかるが、これも古いクルマとの付き合い方であり、楽しみ方だ。最初にたどり着いた稲佐の浜。旅の疲れを癒しながら、砂浜を散策。真っ白な砂浜にそそり立つ弁天島は圧巻。今回の旅のメインともいえる出雲大社までは、稲佐の浜から約1㎞。出雲大社では祈願を込めて、みんなでくじ引きを引く姿が。書いてある言葉を読みながら、楽しそうにしている5人。約1時間の参拝をして、参道を後にしたときは、みんなはクタクタ。そこで、近くの魚屋さんの暖簾をくぐると、そこにはのどぐろの丼が。脂がのった柔らかいのどぐろの刺し身がご飯の上に載せられている。みんなが無言になってしまうほどのおいしさ。関東では味わうことのできない丼だ。こんな体験も全国を飛び回るバンライフならではの醍醐味だろう。今日の宿泊地へ向かう前に、アウトドアショップ「B.S.K.K」(島根県出雲市大社町杵築東463-1)を訪ねる。シエルブルーの2人が以前から行きたかったというスポットだ。古民家を改装した店舗で、1階にはきれいな庭を眺めるカフェが併設されている。ここでしばしの休憩をとることになった。休憩も済んで、いよいよ今日の宿泊地である鳥取県の「FBI DAISEN」へ。出雲から約2時間。米子を抜けると、地平線から威厳のある「大山」が突き出ていた。快適すぎるFBI DAISENでのファミリーキャンプシエルブルーの2人と子供たち3人が到着したのは鳥取県・大山のふもとにある「FBI DAISEN」。大人の遊び場を作ろうと、スタッフ自らが開拓し、施設などを造り上げたキャンプ場だ。敷地内に一歩足を踏み入れると、独特の雰囲気に包み込まれる。センスある空間が訪れた人々をリラックスさせるのだ。広大な敷地にロッジやレストラン、プールまであり、どの施設も心地よい気分にさせてくれる。まるで異国の地に来たような空気感に包み込まれる。バンライフで充実のキャンプ体験バンライフでのキャンプはクルマがコアになる。キャンプ地に到着したら、カーサイドタープをセットするだけで自分たちの世界が完成だ。室内のベッドが完成していれば、ラリーSTXのサイズで、ファミリー5人が十分に就寝できるスペースが確保できるという。重要な電源確保はLACITAのポータブル電源と効率のよいソーラーパネルでカバー。おいしい食事と楽しい時間をFBI DAISENのセンターハウスにはフロントやショップのほかに、レストランが併設されている。キャンプ場とは思えないリゾート感に期待が高まる。おすすめの限定冷やしカレーやFBIビッグハンバーガー、ハーフカットチキンプレートなどをオーダー。どれもおいしく、テーブルいっぱいに広がった料理はすぐに消えてしまった。FBI DAISENの楽しみは夜。この日はイベントが開催され、来場者は大盛り上がり。レストランはバーとなり、大人たちが日常を忘れ、ゆったりとした時間を楽しんでいる。ワカさん一行はテントサイトに戻り、夜をのんびりと過ごす。子どもたちとのキャンプも長年続けてきたが、こうやってゆったりとした時間を過ごせるのも、バンライフを実践したおかげといってもいいだろう。
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「知らないと損」上級キャンパーが注意喚起!キャンプ失敗談が有益すぎた…!
「知らないと損」上級キャンパーが注意喚起!キャンプ失敗談が有益すぎた…!
ズボラによる手抜き子連れキャンプをテーマに発信しているmisoさんがInstagramを更新。秋キャンプでの失敗談と注意すべき点を語った。あるある話が連発、秋キャンプで注意すべき点とは「秋キャンプって過ごしやすくて」「最高なんだけど、この季節の失敗談」「たんまりあるんよね」とコメントして、自身の失敗談を紹介。結露がやばいテント内が暖かく湿っていて外気温が低いと結露が発生。テントに触れていた毛布や寝袋がびしょびしょに濡れていたとのこと。misoさんは対策案として「テントにものが付かないようにする」「雑巾・タオルを多めに補充!」「扇風機回して乾かす」などを挙げた。夜露やべぇ朝露・夜露で子どもたちの遊び道具が濡れて服が大惨事。misoさんは「靴は汚れてもOKなものを準備」「服の予備は多めに」「濡れたら嫌なものはテント内へ」などを対策案として挙げた。寒暖差がすごいmisoさんは「昼間は暑くて夜冷える。 想像より寒くて上着忘れて後悔した」と自身の失敗談を告白。これから秋キャンプへ行く人たちに「しっかりめの寒さ対策」「脱ぎ着しやすい格好」とアドバイスした。虫がいる「虫の大量発生はまじでやばかったよ…」「いやー虫嫌いな子どもたちも私も全力で引いた」とコメントしたmisoさん。夏だけではなく、秋にも虫対策をするべきだとつづった。子どものお熱misoさんは「あと流行病は突然に」「昼間元気でも夜急変することも」とコメント。また「フォロワーさんの中でも子の嘔吐手でキャッチした方もいて」や、寝袋に吐かれて「におい纏って寝てくれた夫、ほんと気の毒」などの失敗談を紹介。アドバイスとして「枕元にビニール、ティッシュ等々」「すぐ手に取れるところに置いておくと安心だよ」とつづった。misoさんは秋キャンプで迷った際にはキャンプ場の管理人さん聞くのがベストだと述べて、最後に「準備しておくに越したことない。 何事もなく過ごせたら、『よかったね』 でOK」とキャンパーたちに伝えた。備えあれば憂いなし、ぜひこれから秋キャンプへ行く人は準備を念入りにして、楽しいアウトドアライフを。いかがでしたか? 他にも魅力的なキャンプギアやズボラテクニックなどが投稿されているので、ぜひmisoさんのInstagramをチェックしてみてください!■ Instagramアカウント:@miso_campURL:https://www.instagram.com/miso_camp投稿URL:https://www.instagram.com/p/DA8III1Pvgr/
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今流行りの上級キャンプスタイル知ってる?雨風対策からハンモックまで徹底研究!
今流行りの上級キャンプスタイル知ってる?雨風対策からハンモックまで徹底研究!
さまざまなキャンプスタイルが誕生している中で、近年よく見かけるタイプがある。今回はその中から3つのタイプを取り上げて、徹底的に研究してみた。きっと、参考になるスタイルがあるはず!①雨風に強い〈カンガルースタイル〉カンガルースタイル代表 奥野さんファミリープロダクトデザインの仕事をされている旦那さんは、キャンプの趣味グループに複数所属するキャンプホリック。「親が子を抱える」というカンガルーの子育てが由来。ファミリーやグループキャンパーに多く見られ、大型シェルターやタープにインナーテントを入れ、雨風を防ぐ役割がある。奥野さんファミリーは3〜4人が寝られるMSRの大きいテントを、ネイバーフット×ヘリノックスのコラボシェルターに入れている。「両方のサイズが絶妙によく、家族と過ごすときに便利なんです」と旦那さん。このスタイルの魅力❶雨風にバッチリ強いインナーテントのみだと、雨に降られたら中が濡れるのは避けられない。シェルターの中なら、通気性を保ちながら強い雨風でも中を守れる。❷虫をシャットアウトインナーテントにはメッシュ生地が多用されている。なので、虫を中に入れないのは当然。シェルターが前室代わりになるので、靴の抜き履きもラクチンにできるのうれしい。❸ドームテントのインナーならどれでも◎自立式のドームテントはタープやシェルターに収まりやすい。モノポールのインナーだと、狭く居住性に乏しいのが難点。ドームテントのインナーがおすすめだ。❹キッチンとリビングが一緒の空間寝床、キッチン、リビングをまとめられる。雨が降っても、この中で安心して過ごせるのが特徴だ!ちょっと気になるところ❶インナーが大きいとリビングが狭いインナーテントが大きいと、シェルターなどから外にはみ出てしまうことがある。特にファミリーなら、テントのサイズはチェックしておこう。❷サイトをめいっぱい使いがちテントとシェルターが大きいと、全体的にサイトを広く使用しなければならなくなる。小さいサイトでは厳しいので、こちらも事前チェックを。奥野さんファミリーの工夫ポイント❶すぐにモノがとれるレイアウト「好きなお酒を気軽に飲みたい」という思いから、テーブルの横にコンテナを置いてすぐに取り出せるレイアウトを。いちいち立たなくともすぐに飲めるのが特徴だ。❷通りやすい導線づくり空間デザインのプロでもある旦那さん。その経験を生かして、サイト内の動線づくりにもこだわりが! 特に、リビングとキッチン・寝床の間は人が通れる幅を確保するとのこと。ギア拝見❶クーラー/(アイスランドクーラー)❷チェア/(カーミットチェア)❸コット/(ヘリノックス)❹コンロ/(プリムス)❺カバー/自作❻キッチンテーブル/(MOCA)❼クーラー/(AOクーラー)❽シェルター/(ヘリノックス×ネイバーフット)❾ボトル/(イエティ)❿キッチン小物ケース/(H&Oーballistics他)⓫ジャグ/(marchisio)⓬ケース/(ヘリノックス)⓭テーブル/(bonfire_go_outside)⓮コンテナ/シェルフコンテナ(スノーピーク)⓯テント/(MSR)②とにかくコンパクトな〈タープ&蚊帳スタイル〉タープ&蚊帳スタイル代表 山田昭一さんアウトドアメーカーでプレス・販売を担当する業界人。ジムニーでキャンプをすることが多いことから、車載を考えて必然的にコンパクトなスタイルになったとか。ソロキャンパーに多く見られ、蚊帳(メッシュで覆われた寝床)にタープを張ってコンパクトに仕上げている。山田さんはスノーピークのペンタシールドに、今では廃番になったペンタイーズを合わせたコンパクトスタイルを展開。「妻も同じスタイルなので、ふたりでいろんなサイトを作って工夫しています」と楽しそうに話す山田さん。ひとりなら十分にゆったり過ごせるこの規模なのに、撤収するとバッグひとつに収まるくらいまとめられるのは魅力!このスタイルの魅力❶収納がコンパクトこのスタイルの魅力はコンパクトに収納できるところ。収納袋を薪と比べたら、ほぼ同じくらいの長さだった。片手で持って運べるので、大人だけでなく子どもでもラクに持てる。❷場所をとらないソロ向けタープは、幅4m前後のものが多いので場所をとらないのが特徴。蚊帳の高さも1.5mくらいが多いので、広いタープの下に蚊帳を広げるというのもアリ。❸虫刺されが少ない蚊帳の特徴は、床以外がほぼすべてメッシュ生地に覆われているところ。通気性抜群なうえに虫刺されの心配が少ないので、虫が多く発生するシーズンには重宝すること間違いなし!ちょっと気になるところ❶意外と蚊帳が大きいバッグの中に収納できるので、普通のテントと比べるとありがたいほどコンパクトだが、タープよりサイズが大きいのが意外。❷雨のはね返りで 中に水が入る蚊帳は虫を入れない機能はある一方で、雨対策にはイマイチな部分が。強い雨だと地面からのはね返りで中に水が入ることがあるそうだ。❸前室がないものもタープが短いと、蚊帳本体は覆えるが前室が確保できない。雨が降った場合、靴の保管や調理場がなくなることが難点となってしまう。山田さんの工夫ポイント❶蚊帳なしでもキャンプ可能蚊帳が邪魔と思う人は、思いきってタープのみの宿泊もアリ。「これに寝袋で寝るだけでも過ごせます」と山田さん。虫が心配な人はローコットで寝るのがおすすめ。❷とにかくミニマムに!「とにかく小さくまとめたいんです」とワガママな意見。しかし、それを実現したのがこのスタイル! 片手のバッグにも収まるので、フェスなどでも活躍しそうだ。ギア拝見❶アックス/オールラウンド(ハルタホース)❷バーナー/ギガパワーマイクロマックスUL(スノーピーク)❸焚き火台/ミニ焚火台ヘキサ(SOTO)❹マグ&カトラリー/チタンシェラカップ、チタンマグ雪峰Mセット、和武器L(すべてスノーピーク)❺テーブル/オゼンライト(スノーピーク)❻スキットル/チタン丸型スキットル(スノーピーク)❼コッヘル/パーソナルクッカーセット(スノーピーク)❽ケトル/ケトルNo1(スノーピーク)❾ナイフ/フィエルクニーベン(ヘレ)❿ノコギリ/ラップランダー(バーコ)⓫レザーグローブ/古着⓬ペグ&ハンマー/ソリッドステーク30、ペグハンマーPro.C(スノーピーク)⓭マット/インフレータブルマットテレコ(スノーピーク)⓮チェア/タクティカルチェア(ヘリノックス)⓯タープ/ペンタシールド(スノーピーク)⓰蚊帳/ペンタイーズ(スノーピーク)③設営がらくらく〈ハンモックスタイル〉ハンモックスタイル代表 森勝さん愛称モリカツ。低山小道具研究家。山遊び歴20年。本誌でも連載を担当。自宅の裏山でナイフを中心としたアウトドアアイテムのフィールドテストを行う。最近のハンモックは、バルバドスハンモックのようなただ横たわるだけのタイプや、タープやメッシュなども付属する宿泊向けのタイプなど幅広くある。ヘネシーハンモックを発売当初から愛用しているモリカツさんは、ザックひとつに収まるミニマムスタイルで登場。50回ほど使用していることもあり、地面での作業がラクにできる位置も熟知。ソロキャンプを新しいスタイルで楽しみたい人は必見だ。このスタイルの魅力❶設営・撤収がラク木に結んで2カ所ペグ打ちすればハンモックは完成。タープも2カ所留めるだけで設営できる。ヘネシーハンモックはスネークスキンという収納袋があり、瞬時に畳めるのも特徴だ。❷中に入ればすぐ寝床ジップを開いてハンモックにゴロンと入れば、そのまますぐに寝られる。酔っ払って横になったらすぐに寝ちゃう人が、この良さを体験したらどっぷりハマってしまうかも…?❸荷物がとても小さいタープ、ハンモックをすべて収納しても、片手で持てるサイズまでコンパクトになれるのも魅力! 60ℓのザックと比較しても半分以下の高さなので、サクッと中に入れられるのだ。❹タープがあると安心感が違う!タープがあるだけで安心感がかなり違うので、ぜひ体験してもらいたい。ちょっと気になるところ❶背中が寒い地面からの冷えは、ハンモックでも多少感じる。マットなどを用意して、冬以外でも寒さ対策はしておこう。❷中で過ごすのにコツがいる木に対してまっすぐの姿勢で寝ると、ハンモックが体を包み込んでしまうため動きづらくなる。斜めに寝る姿勢は、慣れるのに時間がかかるかも。❸木の間隔をしっかり確保ハンモックは、木の感覚が7〜9歩くらい空けて張るのが理想。それ以下だと緩くなり、それ以上だとピンと張りすぎてしまうそうだ。モリカツさんの工夫ポイント❶リッジラインをフル活用ハンモック間を結ぶリッジラインには様々なものが引っかけられる。ポーチやランタンもかけられるので、小物の収納も便利なのだ!❷ガジェットを駆使してひとりでも楽しく「ハンモックではひとりで寝るときが多いので、ソロで楽しめるものを持っていきます」ということで、タブレットや小型スピーカーも用意。ギア拝見❶バケツ/ヌノバケツ(アクシーズクイン)❷ポーチ/BOP(ミステリーランチ)❸タブレット/ファイヤーHD(Amazon)❹寝袋&ザックカバー/(イスカ)❺マット/ラディアントダブルバブルパッド(ヘネシーハンモック)❻ハンモック/エクスペディションZIP(ヘネシーハンモック)❼ボトル/チタンGIキャンティーン(キース)❽スピーカー/ウッドスピーカーランタン(ニュートラルアウトドア)❾クッカー/A&F別注ホットサンドメーカー(コフラン)PHOTO/黒崎健一TEXT/小川迪裕撮影協力/オートキャンプ・フルーツ村出典/ガルヴィ2018年10月号
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上級キャンパーが徹底解説!キャンプボトルを選ぶ上で最も重要なこととは?
上級キャンパーが徹底解説!キャンプボトルを選ぶ上で最も重要なこととは?
キャンプでも水分補給はしっかりと行いたい。そこで、アウトドアの達人にして低山小道具研究家のモリカツこと森勝さんに、キャンプに重宝するボトルやカップを紹介してもらった!森勝(もりまさる)さん低山小道具研究家。愛称はモリカツ。子どもの頃は秘密基地造りと探検、文具や小道具に夢中だった。世界初や秘密という言葉に弱い。ボトルは洗いやすさが意外なポイントボトル選びには、いくつかの基準がある。そのひとつめが、なんといっても携帯しやすい形状やサイズであること。私は常に2本のボトルを持ち歩くようにしているのだが、このうち1本は、バックパックのサイドポケットから出し入れしやすい形状のものをチョイスする。材質はステンレス製でもチタン製でも、プラスチック製でも、好みに合わせればいいだろう。とにかく、山歩きの最中の水分補給が面倒な作業にならないものであることが重要だ。そしてふたつめは、意外と思われるかもしれないが、洗いやすさなのだ。わたしを含め、総じて日本人は清潔好きなので、使ったあときれいに洗えていない水筒は、次回の使用をためらってしまう。そのためにも、選択の余地がある限り口が大きく洗いやすいタイプをおすすめする。次にようやく、重さと丈夫さという基準がくる。プラスチック製やソフトタイプは破損しやすいが、圧倒的に軽い。逆にステンレス製やチタン製は、重たいが丈夫だ。バックパックに収納しておく2本目のボトルは、この基準で選ぶことが多い。金属製水筒は収納のしやすさで選べサイドポケットに収納するボトルと同じように、細長い形状なら立てた状態でバックパックに収納できるのでおすすめだ。その一方、太めで丈の短いボトルをチョイスするのもアリ。金属製の頑丈なボディなら、荷物の底に寝かせた状態で収納しておくこともできる。また、金属製は直火にかけて飲み物を温めることもでき、とくに秋から冬、春にかけては重宝する。魔法瓶タイプは保温力が決め手二重構造で冷たい飲み物も温かい飲み物も飲み頃の温度を保ってくれる魔法瓶。かつては内側がガラス製だったため衝撃に弱かったが、現在は内側がステンレス製のものが主流なので、破損の心配はほとんどない。しかし、やはり二重構造なので他のボトルより重くなる。なお、どのタイプも保冷能力は同程度なので、差のでる保温能力で選ぶのがいい。プラスチック製はとにかく形状重視サイドポケットに収納したり、保温カバーをつけてベルトに固定して持ち歩く、私の1本目のボトルがこれであることが多い。とにかく頻繁な出し入れの負担にならない形状であることが重要で、軽量であることも大きなメリットのひとつに数えられる。スリムな形状のものを選べば、バックパックを背負ったままで手軽にサイドポケットから出し入れできる。ソフトタイプは使用後の収納性が強み金属やプラスチックのハードタイプは中身を飲み終わったあとも空の容器をそのままのサイズで持ち運ぶことになるが、ソフトタイプはくるくると丸めて小さく収納できるのが最大の利点。しかし、液体が入った状態のときに形状が定まらず収納に苦労するのが難点だ。保温カバーがあれば凍らせた氷も持っていける魔法瓶ではなく金属やプラスチック製のボトルと保温カバーを併用して重量軽減を狙うのもひとつの手。さまざまなボトルの形状に対応したカラフルなカバーが市販されているので、自分の好みに合わせてドレスアップするのもいい。モリカツのこだわりボトルはコレだ!もっとも推すのはKeithのチタンti3060、いわゆるGⅠタイプのボトルだ。本体の外側に同じ形状の飯盒が重ねられており、これひとつで多用途に活用することができる便利モノなのである。尚、ボトルホルダーはわたしの好みでMAXPEDITIONのものに交換している。このタイプを選んだのは、程よく寸胴なのでバックパックに寝かせた状態で収納できるサイズであることも大きい。これまでに挙げたボトルを選ぶ際の条件の多くに合致するモデルなのだ。カップは機能性+デザインで選びたいわたしがカップを選ぶときの基準は、携帯性、使いやすさ、見た目の3つだ。携帯性というのは、もっともわかりやすい。具体的には、スタッキング(重ねた状態)で収納できるかどうか。単にカップを重ねて収納するというだけでなく、カップのなかに別の道具を収納することで、容積を減らすことができるかもひとつの基準となる。使いやすさは、アウトドアに限らず重要なポイントだろう。わたしがアウトドアで持ち歩くカップのうちのいくつかは、自宅での普段使いにも重宝している。飲みやすさや保温性、再加熱の容易さなど、いくつもの評価すべきポイントがあるので、使う人それぞれの優先順位で選べばいい。そして最後は、見た目。特別な機能性を求めないキャンプで重要な要素だ。仮に同じコーヒーを飲むとしても、味気ない紙コップで飲むよりも、お気に入りのデザインのカップで飲むほうが、味わいはぐんとよくなるはず。楽しい時間を演出してくれるだろう。コンパクトに収納できるタイプが◎写真のフォールドアカップは折りたたんでコンパクトに収納できるのが最大の魅力。もともとはwildoというスウェーデンのメーカーが開発した商品なのだが、アウトドアファンから絶大な支持を受けている。GSIのカップは樹脂製のカップを2つ重ねることで、保温力を上げている。また軽量で持ち運びやすい。カップを分ければ2種類の飲み物を飲むことも可能だ。誰かと楽しむキャンプならスタッキングできるカップを複数のカップを持ち運びたい場合、重ねた状態で収納できるかどうかは非常に大きな意味を持ってくる。ひとりでトレッキングするのなら必要ないが、誰かと山歩きをして山中でコーヒーを淹れたとき、相手が「カップを持ってこなかった……」という笑い話のような状況もよくあるのだ。そういうときに気軽に貸し出せるよう予備のつもりで用意しておくといい。また、大型のマグカップにコーヒーフィルターなどを収納しておくこともできる。わたしはカップにぴったりと収納できるアイテムをチョイスしてカスタマイズを進めている。自分のセンスで選ぶことも大切!キャンプの場合、持ち歩く際の重量や携帯性を意識する必要があまりないので、こだわりの逸品を選ぼう。なかでも琺瑯製が使いやすく、アウトドア用品メーカー各社から、さまざまなデザインのものが発売されているので、自分の好みに合わせたカップをチョイスすればいい。大柄な欧米人の体格に合わせた形状が主流だが、日本人の場合はやや細身で持ちやすいタイプがおすすめだ。アルコール類を楽しむために、お気に入りの桝やぐい呑みも雰囲気が出て良いだろう。モリカツのこだわりカップはコレだ!わたしが最も推すのは、イエティのランブラー10オンス ローボウルだ。本体はハンドルのつかないシンプルな形状で、これにオプションのハンドルを組み合わせて使用している。比較的廉価で購入が可能で、本体には異物が入り込まないよう、飲み口のついたフタが付属している点もポイントが高い。容量は10オンス(296㎖)と、1杯のコーヒーを楽しむのにちょうどいい。見た目も、わたしの好みにぴったりだ。そのため、アウトドアに持ち出すだけでなく、自宅でも愛用している。チタン製カップもオススメチタン製カップは、使い勝手の良さでは突出している。熱伝導性が低いため、熱いコーヒーを注いでもカップがそこまで高温にならず、口元がヤケドする可能性が低い。保温性を高めたダブルウォール(二重構造)のタイプもあるが、性能は過剰に期待しないほうがいい。熱々のコーヒーなどで体を温めたい時は、チタン製のシングルウォールカップを炙りながら飲む場合も多い。シングルバーナーとチタン製カップの組み合わせ直火にかけられるチタン製カップのなかにシングルバーナーを収納しておけば、その場でカップを鍋代わりにしてお湯を温め、そのままカップとして使うこともでき、ひとつで完結させることができる。山中で自分がなにをしたいかを考え、その用途にあわせてスタッキングの内容を考えてみよう。万能用途のシェラカップ大口のシェラカップはキャンパーに人気が高く、カップ以外に皿の代用とする人も少なくない。しかし口が大きいぶんホコリや虫などが入り込むことも多いので、どういうシーンで使うかは考えたい。
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読者が選んだ!関東キャンプ場ランキング20選
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ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関東のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 編集部が厳選!冬に絶対行きたい焚き火にこだわったキャンプ場9選 【1位】長瀞オートキャンプ場@埼玉県キャンパーとともに歩む老舗キャンプ場都心部からアクセスしやすく、長瀞の気持ちいい自然を見ながらキャンプができる。流行に合わせてソロキャンプサイトなど、柔軟に今人気のスタイルを取り入れる。懐の深さ、良質なホスピタリティがあり、キャンパーの声を活かしたサイトづくりも。とくに女性目線の口コミが好評。埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1TEL.0494-66-0640https://www.nagatoro-camp.com【2位】竜洋海洋公園オートキャンプ場@静岡県充実した設備が人気のキャンプ場天竜川の河口に開けた竜洋海洋公園の一角にあるキャンプ場。垣根で仕切られた区画サイトには、AC電源のほか流し台も備え付けられていて非常に便利。また隣接する施設「しおさい竜洋」では、温泉大浴場に入浴できるほか、季節の地元食材が入手できるのもうれしい。静岡県磐田市駒場6866-10TEL.0538-59-3180http://www.ryu-yo.co.jp/AUTO/【3位】大子(だいご)広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ@茨城県快適に過ごせる高規格キャンプ場奥久慈の自然に囲まれた設備の充実したキャンプ場には、AC電源付きの個別サイトのほか、電源と給排水設備が整ったキャンピングカーサイト、フリーサイトの3タイプがある。センターハウスに備えられた温泉施設には露天風呂もある。茨城県久慈郡大子町矢田15-1TEL.0295-79-0031http://www.greenvila.jp/【4位】成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場@千葉県緑がまぶしい牧草地にサイトが広がるウシやウマ、ヒツジなどの動物とふれあえる観光牧場に併設されたキャンプ場。緑の牧草で覆われる広々としたサイトは、すべてクルマの乗り入れが可能だ。レンタル用品も充実していて、手ぶらで行っても楽しめるほど。牧場では乳搾りなどさまざまな体験ができる。千葉県成田市名木730-3TEL.0476-96-1001https://www.yumebokujo.com/【5位】塩原グリーンビレッジ@栃木県広いサイトと天然温泉が魅力塩原温泉郷に広がる人気のキャンプ場。敷地内には2カ所の源泉が湧き、日帰り温泉施設や宿泊者専用野天風呂、ペット専用の風呂など、さまざまな湯が楽しめる。サイトは砂利敷きや芝生のサイトが合計で90区画あり、そのうち76区画はAC電源を備えている。栃木県那須塩原市塩原1230TEL.0287-32-2751https://shiobara-gv.net/【6位】ウェルキャンプ西丹沢@神奈川県野生動物が見られることも西丹沢の清流と山々に囲まれた自然豊かなキャンプ場。自然の地形を活かしてつくられた7つのゾーンは、それぞれに個性があるので、好みに合わせてサイト選びができる。神奈川県足柄上郡山北町中川868TEL.0465-20-3191https://well-camp.com/【6位】キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原@栃木県個性豊かなサイトが多数!アメリカンリゾートを思わせる本格的なキャンプ場。ガレージをモチーフにつくられたサイトや子どもが遊べる遊具付きのサイトなど、特徴のあるサイトがたくさんある。栃木県那須郡那須町高久甲5861-2TEL.0287-64-4677https://www.camp-cabins.com/【8位】ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場@埼玉県夏には天然のプールが出現名栗川沿いにあるキャンプ場で、夏になると川を利用した天然のプールが最高の遊び場となる。キャンプインストラクターがいるので、初心者でも安心して楽しめる。埼玉県飯能市上名栗3196TEL.042-979-0300https://www.kfv.co.jp/【9位】北軽井沢スウィートグラス@群馬県北軽井沢の四季を感じる3万坪を誇る広大な敷地には、さまざまなタイプのサイトやコテージ、小川が流れる緑あふれる森が広がり、キャンパーの心を癒やしてくれる。年間を通じて行われるイベントも人気。群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579TEL.0279-84-2512https://sweetgrass.jp/【9位】有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場@千葉県おいしいキャンプが楽しめる一年を通してさまざまな収穫体験が楽しめるキャンプ場。とった野菜や果物を使って親子で料理を作りたい。家族風呂や夏に開設する子どもプールも人気の施設だ。千葉県山武市板中新田224TEL.0475-89-1719https://arinomi.co.jp/【11位】緑の休暇村 青根キャンプ場@神奈川県夏の川遊びが大人気夏になると道志川で川遊びをする子どもたちで賑わうキャンプ場。フィッシングエリアでは、ルアーやフライ、エサ釣りも楽しめる。隣接する温泉施設「いやしの湯」も利用できる。神奈川県相模原市緑区青根807TEL.042-787-1380https://aonecamp.jp/【12位】浩庵(こうあん)キャンプ場@山梨県富士山から昇る朝日が最高富士山と本栖湖が一望できるキャンプ場。キャンプサイトは100区画ほどあり、湖畔サイトと林間サイトに分かれている。高規格のキャンプ場とはまた違った魅力が詰まっている。山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926TEL.0556-38-0117https://kouan-motosuko.com/【12位】丸沼高原オートキャンプ場@群馬県夏でも涼しい標高1500m冬には一面の銀世界となるスキー場が、グリーンシーズンには広大なキャンプ場としてオープン。600mの標高差を一気に昇るロープウェイを使えば2000m級の山歩きも楽しめる。群馬県利根郡片品村東小川4658-58TEL.0278-58-4300https://www.marunuma.jp/【14位】PICA富士ぐりんぱ@静岡県遊園地も一緒に楽しめる遊園地「ぐりんぱ」に隣接するキャンプ場。富士山を仰ぎ見る広々としたサイトのほか、林間サイトやセットアップテントサイトがある。シルバニアファミリーのコテージも人気。静岡県裾野市須山2427TEL.0555-30-4580https://www.pica-resort.jp/grinpa/【14位】ウエストリバーオートキャンプ場@山梨県釣り好きには最高の環境場内を流れる清流で本格的な釣りが楽しめる。初心者向きのエサ釣りをはじめ、フライやルアーフィッシングも楽しめる。小さな子どもは専用の池で魚のつかみ取りもできる。山梨県南アルプス市須沢131TEL.055-285-6611http://www.westriver-camp.com/【14位】イレブンオートキャンプパーク@千葉県雑木林の落ち着くフィールド5万㎡と広大な敷地には、120区画ものサイトが並び、1区画は120㎡と広々しているので、快適に過ごせる。場内にはグラススキーやクライミングウオールなどの遊びもいっぱいだ。千葉県君津市栗坪300TEL.0439-27-2711https://www.eleven-camp.com/【14位】長瀞キャンプヴィレッジ@埼玉県川の流れが涼しさを増す荒川の流れを眺めながら、のんびり過ごせるキャンプ場。サイトは林間で、夏でも比較的涼しく感じられる。場内には温泉入浴施設があり、大浴場や露天風呂が楽しめる。埼玉県秩父郡長瀞町岩田483TEL.0494-66-3817https://www.nagatoro-campvillage.com/【18位】ウォーターパーク長瀞@埼玉県荒川ライン下りも楽しめる荒川の比較的緩やかな流れに沿って広がるキャンプ場。川では水遊びもできる。ウッドトレーラーコテージも26棟あるので、初心者でも気軽にアウトドアを満喫できる。埼玉県秩父郡皆野町金崎1918-1TEL.0494-62-5726 https://waterpark.jp/【19位】ACNオーキャン宝島@栃木県犬連れにうれしいサイトづくり日本名水百選が湧く高原山麓に位置するキャンプ場。42区画あるうちの30区画が、ノーリードで犬を放せるドッグフリーサイト。ほとんどの区画にAC電源と流し台が付く。栃木県塩谷郡塩谷町尚仁沢名水パーク入口TEL.0287-45-2225https://www.ocam.jp/【20位】星の降る森@群馬県周囲が自然の森に囲まれ、町の明かりが届かないので満天の星が楽しめる。群馬県沼田市上発知町2543TEL.0278-23-7213http://www.star-forest.com/もうすぐランクイン!【21位】グリーンパークふきわれ@群馬県春はサクラ、夏は川遊び、秋葉周辺でキノコ狩りなどが楽しめる自然豊かなロケーション。群馬県沼田市利根町大楊1098TEL.0278-56-3215https://www.greenpark-fukiware.com/【21位】オートキャンプ・フルーツ村@千葉県隣接の小糸川では釣りやカヌー、近くの観光農園では季節のフルーツ狩りが楽しめる。千葉県君津市旅名96TEL.0439-38-2255http://fruitsvillage.com/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)
キャンプ場ランキングまとめ栃木県茨城県群馬県埼玉県千葉県神奈川県山梨県静岡県 
“雨キャンプ”上級者は絶対やってる!簡単にできる対策が神過ぎた…!
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キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。そこで今回は雨に備えた準備と雨の日を快適に過ごすTipsを紹介!【雨キャンプの心構え】雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。【あわせて読みたい】【別注!】キャンプツーリングに最適な”男”のセット■雨への備え編①雨の日にあると便利なグッズを準備雨でも快適に過ごせるリビングを作るなら、「スクリーンタープ」や「2ルームテント」を準備すれば、雨が吹き込まないので安心。それが準備できなくても、便利グッズを用意しておけば、雨キャンプも快適になる。まずは足元を濡らさない「長靴」、濡れても平気な「サンダル」。荷物を高い場所に置いて濡らさないための「コット」、トイレなどに行くときに便利な「カサ」、テントの出入りに便利な「スノコ」などを準備したい。ATIKA(アティカ) メンズスポーツサンダル 4264円(Amazon販売価格)安定性の高いゴム素材のアウトソールを採用。高強度ストラップでフィット感の調節ができる。出典:HUNTERHUNTER レインブーツ メンズ オリジナルチェルシー16000円(Amazon販売価格)すっきりとしたモダンなデザインでありながら、伸縮性のあるパネルとプルタブを備えた独特な形状出典:ogawaogawa ハイ&ローコットワイド2万8500円(参考価格)脚の差し込み口を変えるだけで高さを42cm・25cmの2段階に調節できる。耐荷重は120kg。➁事前に防水性やはっ水性を確認しようテントやタープの防水性やはっ水性が落ちていると、雨漏りの原因になる。あらかじめ防水性やはっ水性を確認しておきたい。おすすめは毎回のキャンプでの確認。雨や夜露でテントが濡れた際に、きちんとはっ水しているかを確認しておく。できなかった場合は、デイキャンプ時にテントやタープを張り、水をかけてはっ水性を確認。同時にシームテープのはがれがないかもチェックして、問題があった場合はメンテナンスを行おう。出典:キャプテンスタッグキャプテンスタッグ 強力防水スプレー虫よけタイプ 420ml1900円(参考価格)水や油をはじく強力タイプ。虫が嫌がる天然成分ヒバ・ヒノキを配合し害虫も寄せ付けない。出典:ロゴスロゴス シームシーラーセット1200円(現在は販売されていません)塗るだけでテントの縫い目からの浸水を防ぐ。生地の破れなどを修復するリペアテープ付き。③スマホの天気予報アプリを賢く活用しようひと昔前は、いつでも天気予報を見ることが難しかったが、今はスマホのアプリで簡単に確認できる。あらかじめインストールして、いつでも天気を確認できるようにしておこう。スマホの天気予報アプリは、当日の降水確率のほかに、1時間ごとの風速を予測できたり、これからの雨雲の動きを確認することもできる。キャンプのスケジュールを立てるときだけでなく、キャンプ当日も役立つ機能が搭載されているので、ぜひ活用しよう。天気予報アプリ「tenki.jp」tenki.jp「日本気象協会」が提供する天気予報アプリ。10日先までの天気予報がわかる「10日天気」や雨雲の流れを予測できる「豪雨レーダー」などの機能付き。1時間ごとの風速がわかる天気予報もキャンプに役立つ機能だ。天気予報アプリ「weathernews」weathernews気象情報会社「ウェザーニューズ」が提供する天気予報アプリ。1時間ごとの風速がわかる天気予報、雨雲の様子を確認できる「雨雲レーダー」を備えている。キャンプ場名で検索できる「施設名検索」も便利な機能。■雨キャンプを快適に過ごす小技編④吊るしておけば道具を濡らしにくい!ランタンやライター、小型トーチなど使用頻度の高い小物はハンギングチェーンを使って吊り下げる。レインウエアや傘も場所を決めて吊り下げておけばほかの道具を濡らさずにすむ。⑤子どもが利用しやすい縦利用ハンギングチェーンをポールに沿って縦にのばし、地面側はペグダウン。こうしておけば、背の低い子どもの道具を引っかけておける。縦方向と横方向、空間を上手に利用しよう。⑥濡れて困るものはタオルとともにバケツへスマートフォンやデジカメ、ビデオカメラなどなるべく濡らしたくないものは折りたたみバケツが指定席。使用後に水分を拭き取れるようタオルも入れておこう。⑦地面に直置きするのはNG重い道具はボックスにまとめてベンチやコットの上で保管する。人気の木製3段ラックも便利だが、地面との接地面積が小さい方が後片付けは楽だ。使い勝手の良いサイズ感が人気の キャプテンスタッグ ローベンチUC-1830⑧Sカンやカラビナが大活躍小物を吊すときに活躍するのがSカンやカラビナだ。自在に曲がり、適度に強度がある針金はハンガーがわりにレインウエアを吊すときに使える優れものだ。⑨厚手布と棒、ペグで小物置き場を自作コンパクトカーユーザーなど、ラックやベンチといった大型ファニチャーを増やしたくない場合は、厚手の布とペグ、木の棒などで簡易小物置き場を自作してもいい。これならくるっと丸められるし軽量・コンパクト。⑩テント入り口に小さなチェアを配置テントとタープを接続。さらにテント入り口に小さなチェアかベンチを置いておこう。こうすることで面倒なレインウエアや長靴の脱ぎ着が落ち着いてできる。⑪フライとインナーの空間を確認フライシートとインナーテントの間に空気の層があることは、快適に眠るための必要条件だ。張り綱をピンと張って、風によって空気の層がつぶれないように調整しよう。⑫グラウンドシートや防水シートはたたみ込むインナーテントの下に敷くグラウンドシートがはみ出るとテントとシートの隙間に雨がたまる。大きなグラウンドシートは折りたたみ、テントからはみ出ないよう調整しよう。専用設計のシートもズレていないか確認しておこう。TEXT/牛島義之、大森弘恵PHOTO/中里慎一郎ILLUST/岡本倫幸出典/ガルヴィ2020年6月号、2019年6月号2023年6月更新【あわせて読みたい】「最強の悪天候対策」上級キャンパーはみんなやってるタープの設営テクニックを紹介!「かっこよすぎる」キャンプガチ勢が利便性を徹底追及した究極のギアセットとは!?「天才すぎる」ギア研究家が厳選したアウトドアの7つ道具が優秀すぎた…!
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【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK湖畔sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき
sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき

山中湖と富士山に抱かれ至福のひとときを清潔な設備でリラックスした時間を過ごす

山中湖北岸の湖畔にあり、湖水の向こうに富士山が望めるという圧倒的な景色が自慢。敷地内はソロサイト、ファミリー専用のオートキャンプサイト、電源付きサイト、フリーサイトに分かれ、幅広いキャンプ需要に対応する。8.5×8.5mを確保した区画サイトがあり、バイクや自転車の乗り入れもOK。区画電源サイトでは、電源を利用して扇風機や暖房器具などを使用できる。1000Wまでなら、家電の利用も可能。また、男女別のトイレやシャワールーム、一部温水利用可能な炊事場など設備も充実。新しくなった管理棟では、薪や炭などの消耗品なども購入出来る。2022年からはPOSレジ運用を開始し、OD缶などの消耗品のほか、一部アウトドアギアの販売も予定している。湖アクティビティのためのレンタル品も充実。SUP(パドル・ライフジャケット付き)は90分3000円から。ジャケットのみ500円。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸やぐら沢キャンプ場
やぐら沢キャンプ場

道志村にある隠れ家的な存在川のせせらぎを聞きながら静かなひとときを

山梨県道志村の森の中にある、隠れ家的なキャンプ場。場内には沢が流れ、山と川を体感できる。30あるサイトは、山側のマウンテンサイト、川沿いのリバーサイドサイト、場内を見渡せるビューサイト、大人数でも寛げるファミリーサイトなど種類豊富。各サイトには木々が立ち、日よけやタープなどを設置する際にも重宝する。区画を設けないフリーサイトの野営地と森林地も、ソロでも大人数でも利用ができる。貸し切りサイトは20人までと、30人までの2種類。他にもデッキサイトやバンガロー、無料で利用できるドッグランもある。サウナと沢から引いた水風呂があり、川のせせらぎや鳥のさえずりなどを聞きながら外気浴は人気が高い。ドラム缶風呂もあるので、利用したい場合は水着をお忘れなく。ゴミは生ゴミのみ捨てられる。アーリーチェックインとレイトチェックアウトが可能。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸グリーンプラザみやま
グリーンプラザみやま

自然豊かなキャンプ場でリフレッシュ自分にあった楽しみ方で過ごそう

美しき山々と穏やかな清流、満天の星空、豊かな自然が広がるキャンプ場。すぐ近くを岐阜県の誇る清流神崎川が流れている。空調や電源完備のキャビン、グループでの利用に最適な「草むらフリーサイト」、木のぬくもりを感じられるロフト付きロッジ、空調完備のバンガローなどがある。シャワーはコイン式で3ブースあり、3分100円。ペット同伴での利用は不可なので要注意。コテージには専用のBBQハウスが付属しており、8名以内での利用が可能。バリアフリータイプのコテージもある。
ぷらっとキャンプ

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