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テクニックの記事一覧(571件)

絶対知っておくべき“焚き火の基本”とは?「着火におすすめの薪は…」
絶対知っておくべき“焚き火の基本”とは?「着火におすすめの薪は…」
知っているようで、意外と知らない焚き火のこと。一歩まちがえば大ごとになる「火」のことだからこそ、しっかりと基本とルール&マナーを把握しておこう。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5Q.キャンプ場なら、どこでも焚き火ってできる?焚き火ができるか否かは、キャンプ場によってさまざま。ただし、多くのキャンプ場が「焚き火台を使用すればOK」。なかには「場内の限られた場所のみで焚き火OK」など、制限を設けているキャンプ場も。キャンプ場の多くが、焚き火台使用ならOK器具使用で焚き火OKというキャンプ場も多いが、専用スペースのみでOKというところもある。焚き火を楽しみたいなら、予約時にキャンプ場に確認しておこう。また各サイトに専用のファイヤープレイスが設けられていたり、焚き火に特化したサイトがあるところも。直焚き火できるキャンプ場は限られている直焚き火とは地面の上で直接、焚き火をすること。石で炉を作り、その中に薪をくみ上げて火を起こし、ワイルドな雰囲気を味わうことができる。けれど、その直焚き火可能なキャンプ場はかなり少ない。近年、焚き火の後始末をしないケースが増加しており、それを理由に直火禁止にしたキャンプ場もある。利用するなら、ルールとマナーは厳守だ。Q.どんな道具が必要なの?焚き火を安心して楽しむために、最低限必要なのは上の7アイテム。全体的に熱に強く、頑強なものを選ぶのがポイントだ。1. 焚き火台筒型にカマド型、ディスク型など形状はさまざま。火床に空気が通る構造のものが多く、火が起こしやすい。2. 火ばさみ(トング)薪をくべたり、移動したり、焚き火の際に活躍。火の中心部まで届くように、長いタイプのものを選ぼう。3. ライター組み上げた薪の中心部に着火するので、柄の長いタイプや、風に強いターボ式が重宝。ひとつ持っておくと便利だ。4. 焚き付け(松ぼっくり、着火剤など)市販の着火剤のほか、ヤニを多く含んだ松ぼっくりは燃えやすく、着火剤代わりになる。スギの葉も火付きがいい。5. 鉈やナイフ太い薪を細くするのに便利な鉈。ナイフは木を削ってフェザースティック(着火剤)を作るなど、いろいろ使える。6. グローブ焚き火の火力でやけどしないよう、グローブの用意は必須。ささくれだった薪をつかむのにも安心だ。7. 火吹き棒、うちわ火吹き棒は火を熾すときに重宝。火の中心部にそうっと風を吹き込み、火を育てるアイテム。うちわで代用も。Q.薪選びのコツってあるの?薪の種類は大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」の2種類がある。針葉樹はスギやヒノキなどで、火つきがいいが燃え尽きるのも早い。いっぽう、ミズナラやシラカバなどに代表される広葉樹は、長い時間燃えてくれるのが特徴。ただし針葉樹のような火つきの素早さは望めない。着火に針葉樹、その後は広葉樹と使い分けるのがオススメだ。焚き火スペースはサイト内のどこに作るべき?焚き火スペースの基本は、人が集まるリビングスペースやキッチンスペースから十分に離して設置すること。ファミリーキャンプの場合は、子どもが走りまわることもあるので、とくに距離感に注意しよう。隣のサイトに火の粉や煙が直撃しないよう、風向きにも配慮。焚き火をする前にひと声かけておくと、気持ちがいいキャンプができるはず。初心者でも火が育つ焚き火の仕方を教えて!スムーズな着火方法&火の育て方を紹介。最初に知ってほしいのが、太い薪には直接、火がつかないということ。細い薪から火をつけて、徐々に太い薪へと移し、火を育てていくのだ。もうひとつポイントとなるのが薪の組み方。空気の通り道を確保できる、代表的な薪の組み方は下の❷を参照。さあ、焚き火に挑戦しよう。❶ 太さの違う薪を用意乾燥した小枝や、薪の樹皮部分を削いだものなど、細めの薪や枝を用意。その次に火を移す薪は、鉈などで中〜細めに割っておく。太さ別に3種類を用意。森に落ちている松ぼっくりやナラの樹皮などは、焚き付けにも使える。❷ 薪を組む❸ 着火し、火がまわったら風を送る薪を組んだら、その中心に焚き付けをこんもりと置き、ライターやマッチで火つける。火が上がったらまずは様子を見る。小さめの炎が安定したら、火吹き棒などで焚き火の中心に、そっと空気を送り込む。❹ 炎が安定したら、太い薪をくべる焚き付けから細い枝、中太の薪、太い薪へと火がまわって安定したら、太い薪をくべて、さらに炎を大きく安定させる。これで焚き火の着火は完了! あとは随時、薪を投入すればOKだ。❺ 焚き火の終わり方薪は灰になるまで燃やし尽くすのが、ベストな終わり方。あとは灰捨て場などで灰の処理をすればいい。薪が燃え尽きないで残ってしまったら、管理棟で捨てられないか聞いてみよう。TEXT/横山穂波ILLUST/岡本倫幸出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニック 
キャンプの達人が選んだ“焚き火ギア”「不思議な着火装置とは…?」
キャンプの達人が選んだ“焚き火ギア”「不思議な着火装置とは…?」
アウトドア好きが集うカフェ「BASE CAMP」では、店主であるA-sukeさんがスタッフとともにグループキャンプをすることがある。焚き火を囲むときはみんな平等。思わぬ本音が出ることも少なくないらしい。焚き火愛好家たちの達人キャンプ。さて、どんなキャンプをしているのか覗いてみよう。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5A-sukeさん(左上)カフェ「BASE CAMP」店主。キャンプからフライフィッシング、狩猟までアウトドアの知識が豊富で、小誌ほかメディアでは、理論だてた説明が好評だ。ミヤっぴさん(右上)農園コンサルタント、発酵クリエーター。「農キャンプ農ライフ」代表であると同時に、週1で「BASE CAMP」をフォローする。オギさん(左下)藍染めユニット「トシュカ」として全国各地でワークショップを行いつつ、空いた時間に「BASE CAMP」をお手伝い。ナナさん(右下)「BASE CAMP」スタッフ。キャンプ歴は1年ほど。自由に焚き火を楽しむキャンプサイト作りグループキャンプというと、とかく協調性が求められる。勝手な行動は避けたほうがいいが「いつでもいっしょ」は少々厳しい。話し合いの末、決定したのは焚き火を中心にした共通リビングを各自のテントがぐるりと囲むレイアウト。自由と協調のさじ加減が絶妙だ。リビングの中心は当然、焚き火。いつもみんなが同じことをするのではなく、好きな時に寝ていいし、自分のしたいことをすればよし。自由だ。各自のテントの入り口は、焚き火に向けて設営する。これならテントで休みながらも、みんなの様子をうかがえる。みんなが協力しあうような作業に遅れることがない。もちろん、ひとりで先に寝てもOKだ。晴れが続くようであればタープだけでいいが、秋〜冬の雨は冷えてしょうがない。ツインピルツを用意すれば雨でもみんなで過ごしやすい。みんなの荷物をさっと格納できるのがいい。基本的に、自分の道具は自分で保管するのが鉄則。だが、遊び道具など、みんなで使う道具はシェルフを用意して、そこにまとめて管理。小物がすぐそばにあるので、道具談義に花が咲くという効果もある。チーム「BASE CAMP」の焚き火アイテムはメリハリありチーム「BASE CAMP」では事前に共通の装備、個人の装備を相談することで、道具の重複を省いている。今回、A-sukeさんは主に共用アイテムを担当。「いろいろな道具を手にしてきたけれど、シンプルで後片づけが楽な道具が、結局活躍します。今回は焚き火がテーマなので焚火台Lとトライポッドで2段調理仕様です」。A-sukeさんの焚き火道具ロッジの「トライポッド」は、接続不要で広げるだけ。全長が短くはならないがその分、安定感がある。肉を劇的にうまく焼ける「男前グリルプレート」と鉄製の「ココパン」は、どちらも焚き火対応かつ取っ手がなくて持ち運びやすい。焚き火用グリルであり、ゴトクとしても使えるパーセルトレンチのパッカーズグリル。見た目は重そうだが中空ステンレスのため非常に軽い。激似品もあるが、漂う品格と哲学は元祖ならでは。コンパクト収納ができても、細かなパーツを組み立てるのは面倒。スノーピークの焚火台は広げるだけで準備完了。灰を捨てた後は逆さまにしてパタパタと開閉するだけで、細かな灰が落ちるので時短に役立つ。ミヤっぴさんの偏愛焚き火道具左からバイオライトのスティックスナッパー、ブラジルのホットサンドメーカー、ファイヤーピストン、チャークロスと麻ひも、ナイフ大小。注目は、ディーゼルエンジン発明のヒントになったといわれるファイヤーピストンだ。ハンドルを押し込むことで、中に詰めた火口(おもにチャークロス)に灯がともる、不思議な着火装置。オギさんの藍染めカスタム左からグローブ、鍋敷き、多機能ナイフ、火ふき棒、ナイフ、エスビット、トング、トーチ、焚き火台。藍染め作家のオギさんは、布やレザーを藍染めでカスタム。定番の白いグローブもこのとおり、オシャレ度アップ!焚き火料理は火加減が肝心!この日の料理は、香草を詰めた焼き魚、ニジマスのホイル焼き、アスパラのベーコン巻き、鉄板ステーキなど、とことん焚き火の熱を利用するものだ。焼き芋、焼き魚、煮込み、ステーキなど、A-sukeさんから料理名を聞いたらそれぞれが準備をしていく。お客さんは誰もいないのがステキ。本来の使い方とは異なるが、焚き火台の穴に串を打ったサカナを立てて、じっくり火を通す。ふっくらとした身はほのかにスモーキー。焚き火で料理をする際は、炎がゆらゆら立っている状態ではなく、炎のない熾火がベスト。熱量が安定し、ススが食材につかずにベストな状態で焼きあがるのだ。鍋や鉄板を使う場合も同様で、熾きとなった場所に置くといい。串焼きは、食材が回ってうまく焼けないという声があるが、これは串を2本以上使うことで解決する。片側を広げた扇状に打つと美しく、持ってひっくり返しやすい。また、サカナは泳いでいる姿を再現すると、料亭のような仕上がりになる。焚き火の片付けにもダッチオーブン!火消し壺の代わりにダッチオーブンを使うのがA-suke流。もともと灰は石けんの原料として使われていたので、理にかなっているのだ。灰捨て場がない場合は、ダッチオーブンに入れてからテント等の撤収に取りかかる。ダッチオーブンなら密閉できて確実に消火できるし、撤収の間に冷えて安全に車内に入れておけるのだから。焚き火の終了時間を計算し、薪を燃やし尽くすのが基本。元気に燃えている薪も、散らして単独にすることで燃焼に必要な熱量を減らせるのだ。ほぼ灰になったが、途中で立ち消えしたものは灰ごと持ち帰る。PHOTO/逢坂聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
こどもと一緒に焚き火料理!【火育】ベテランキャンパーが実際に行なっている親子キャンプ術
こどもと一緒に焚き火料理!【火育】ベテランキャンパーが実際に行なっている親子キャンプ術
キャンプ好きカメラマン、猪俣慎吾さんはあえて息子の「たっちゃん」と焚き火を楽しむという。焚き火は危ないからやらせないのではなく、「間違った対応をすると危ない」ということを子どもに理解させることが大切。もちろん親は、子どもが取り返しの付かないケガや火事をおこさないよう、万全の備えでしっかり見守る。そんな猪俣さん流の親子キャンプをこっそりのぞいてみよう。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5猪俣慎吾さんとたっちゃん本誌でも活躍するカメラマン。キャンプ好きが高じて、野外料理ユニット「kippis」を主宰するほか、キャンプクリエイティブユニット「WITH CAMP」など精力的に活動中。合間に親子キャンプに出かけている。使ったのはこの焚き火台ユニフレーム/焚き火ベース450(1万7500円)2018年秋に登場した焚き火台。軽量で、組み立て簡単。焚き火はもちろん、トライポッドがなくてもダッチオーブンを吊して焚き火料理もできる優れモノ!焚き火台を組み立てる部品をチェック焚き火ベース450はスタンドと薪をいれる本体、ロストル、ゴトク、鍋を吊すチェーン。これらがぺたんこになって収納されている。小さな部品はチェーンくらいなので紛失の心配はなさそうだ。指を挟まないように注意して組み立ては簡単だし、軽いのでたっちゃんが持ち運べるくらい。まず、本体を広げ、のばしたスタンドに載せる。指を挟みそうなスタンドの接続はパパの仕事。ゴトクやチェーンをセットゴトクやロストルは載せるだけなのでたっちゃんの役割。チェーンをつるすのはちょっとコツがいるので、親子でいっしょに行なった。ここまでわずか数分のこと。先行きがいい薪を並べて火をつけるまずは薪を割ったり削ったり売店で売られていたのは極太の薪。そのままでは火がつきにくいので、薪を割って3種類くらいの太さに分けておく。刃物を使うときは子どもは座って待つこと!小枝と木くず、裂け目をつけた細い薪を親子で見つけてきた乾いた小枝を底にたっぷり置いて、その上に薪を削った木くずや、表面に裂け目をつけた細い薪を数本載せれば焚き火の準備は整った。ライターの火を近づける着火剤を載せ、マッチやライターの炎を近づける。子どもは火を見るのがおもしろく、すぐにトングで薪をいじりたくなるがガマン。子育てと同じで、いじりすぎずに見守ることが重要だ。落ち着いたらそっと空気を送る細い薪の1/3〜半分くらいが熾になったら、中薪、太薪と順に追加。細い薪に白い灰がかぶり、空気を送ると赤くなる。子どもが火の前で息を吸い込まないよう注意を促して。焚き火で料理を作る水煮や缶詰を利用して時短豆をコトコト煮込むのは時間がかかるので市販の水煮豆を利用。ほかにもスープの缶詰やミックスベジタブルなど便利食材は豊富にある。その分、親子の時間を充実させればいい。野菜は細かく刻んで混ぜ込む好きなモノばかりでなく、栄養バランスも考慮した献立に。苦手な野菜があってもあらかじめ細かく刻んでおき、ごはんやハンバーグに混ぜ込めばおいしく食べられる。薪が灰で覆われるまでは「下ごしらえ」の時間太い薪に火がついてから熾になるまではしばらく時間がかかる。この時間が下ごしらえタイム。もう少し大きくなればひとりで焚き火番ができるが、たっちゃんはまだひとりにできないのでいっしょに料理の準備をする。包丁と火はパパの役割焚き火もそうだが、料理だって思わぬ行動がもとでケガをしてしまう。包丁を使う作業はパパの仕事で、混ぜたり握ったりする作業は子どもの仕事。クーラーボックスから食材をとってくるようなお使いも喜んでやってくれる。もちろん、ハンバーグが焼けたかどうかふたをとって確認するのは親子いっしょ♪とろり溶けたチーズを見て、親子で歓声をあげる大切な瞬間なのだから。ルールを決めていろんなことをやってみよう!子どもは大人のまねをしたくなるもの。焚き火も料理もやってみたくて仕方がないので、子どもの成長にあわせてお手伝いさせたい。包丁と火を使う人のそばでは静かにする、肉に触れた手や道具を口にしない、焚き火のそばで走らないのは年齢を問わず守りたいルール。親の目が届く範囲で作業させることも大切だ。PHOTO/中里慎一郎TEXT/大森弘恵協力/新越ワークス出典/ガルヴィ2018年12月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
テクニック焚き火 
これ一度やってみたかった!焚き火の達人が教える、スペシャルな焚き火
これ一度やってみたかった!焚き火の達人が教える、スペシャルな焚き火
ネイチャークラフト作家・長野修平さんの工房裏には、スペシャルなキャンプサイトがある。家族で焚き火を囲む貴重な場所だが、焚き火もクラフト感あふれるユニークなもの。では、長野さんがどんな焚き火をしているのか紹介しよう。長野修平さんネイチャークラフト作家であり焚き火&山菜料理人。本誌ほか多くのメディアやイベントを通じてモノ作りの魅力を広めている。自作の自宅兼アトリエの裏には焚き火ができるスペースあり。【あわせて読みたい】達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.1焚き火に欠かせないトライポッドモノ作りを生業とする長野さんだから大抵のモノは自分で作る。食器やファニチャー、ランタンなど、長野家のキャンプ道具は手作り作品で満ちている。当然、今回作ったトライポッドはお手の物。「枝など少し曲がった部分があるものが好き。そこにトングなんかを引っかけられるし、分かれた枝が長すぎて邪魔なら切ればいいんです」(長野さん)トライポッドの組み立て方①枕木を置き、その上に木を並べて並行になる部分を探す。ここがロープを結ぶ位置なので木は動かさない。ロープは綿製だと締まりがいい。②ロープを結ぶ位置からほぼ同じ長さにそろえる。ノコギリで切るより、ナタやオノでとがらせるよう削れば地面にしっかり固定できる。③枕木にのせておくとロープを木の下に通しやすい。真ん中の木にまき結びでロープを固定したら、8の字を描くように左右の木に巻き付ける。④緩まないようきっちり8の字に巻き付け、ロープの幅が木の直径と同じくらいになったら、木と木の間にロープを割り入れる。⑤もう片側の木と木の間も割りを入れたら、もう一度しっかり締め、最初に巻き結びにしたロープの端と、反対側のロープを結んで固定する。⑥木を立てて、広げるとトライポッドの完成。緩みがないか、もう一度確認しておこう。最後の結びは蝶結びだと片付けやすい。焚き火場を作って火とともに過ごす雨上がりや雪の中など湿気の多い環境では薪に火がつきにくい。薪を手で折り長さをそろえつつ、内側が湿っぽい薪を地面に敷き詰め、その上で焚き火の準備をするとスムーズに進行する。よく乾いた葉っぱや極細の枝をふんわり置き、その上に小枝をティピィ状に重ねる。長さと太さをそろえておくと、崩れず、きれいなティピィ型をキープできる。ファイヤースターターで着火①フラットな薪の上に、ほぐした麻ひもなどの火口をこんもりと置く。火口の手前に足を置き、甲にナイフを持つ手を置いて固定させる。ナイフの背にファイヤースターターを添え、その手をすばやく引くと、火口に向かって火花が出る。燃える火口は台にした薪ごと動かし、準備しておいたティピィ状に組んだ薪の中に入れる。トングがなくても安全に炎を移せる。焚き火コーヒー大のコーヒー好きと知られる長野さんだから、焚き火の間中、ケトルをかけていつでもコーヒーを飲めるようにスタンバイ。最古の焚き火コーヒーといわれるレンメルコーヒーを、自作ククサに注ぐ。コクだしの塩も忘れずに!知人からもらったエゾシカの角が、ケトルを吊るすフックとなる。角は焚き火にかけても黒くなるだけで、燃え上がることはないため、フックがわりにちょうどいいのだそう。焚き火を積極的に利用する焚き火彫りは、焚き火好きなら誰もが取り組みやすいクラフトのひとつ。くぼみをつけたい場所に熾きをのせて空気を送りつつ炭化させる。フックナイフやノミを使わなくてもカップを作れる。炭化した部分を、金属製のスプーンなどでこすり落とす。熾きで炭化させ、こすり落とす……を繰り返し、最後にアウトラインを整えれば皿やカップのできあがりだ。自分で作れば愛着がわくし、作業に慣れればアレンジしてより使いやすいモノを作れるようになる。焚き火だって、薪割りが楽にできる道具はあるし、市販の薪もある。しかし、自分の手で作業するから刃や木、炎の特性がわかる。焚き火やキャンプを通して学ぶものは計り知れない。PHOTO/逢坂聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号【秘密の隠れ家キャンプ】焚き火を存分に堪能!【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 
テクニック焚き火 
【焚き火×コーヒー】上級キャンパーがこだわり抜いた最高の一杯!
【焚き火×コーヒー】上級キャンパーがこだわり抜いた最高の一杯!
焚き火にも人それぞれのスタイルがあるが、北欧アウトドアに詳しい寒川ハジメさんの場合はコーヒーとともにある。それも、ひたすら待ちながら淹れる、北欧生まれのレンメルコーヒーというもの。どんな淹れ方をしているのか、覗いてみよう。【あわせて読みたい】達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.1寒川ハジメさんアウトドアライフコーディネーター。アンプラージュインターナショナル(以下、UPI)のアドバイザーであり、UPI OUTDOOR鎌倉店でも焚き火を披露。北欧アウトドアに詳しい。■レンメルコーヒーとは寒川さんの焚き火に欠かせないのがレンメルコーヒー。焚き火にかけて煮出すわけだが、パーコレーターよりも上品な味。「コーヒーから抽出されたというサインが出るので見逃さない。焚き火を見ながらひたすら待つ、それだけ」(寒川さん)■レンメルコーヒーセット伝統のラップランド式コーヒーを復活させたレンメルコーヒー。ムース革のポーチにスウェーデンで焙煎したコーヒー豆を入れ、コーヒーケトル、ククサとともにフィールドへ出発。■レンメルコーヒーの淹れ方①沢水をくんでくるおいしいコーヒーに必要なのはフレッシュでおいしい水。この日は少し早起きをして沢へ向かい、レンメルコーヒーのために水を汲んできたという。②流木を拾ってくる海のそばで暮らす寒川さんは、その日に使う分だけ流木を拾ってきて薪としている。長野さんの裏庭にはたくさんの薪が積まれているが、自宅そばの海から拾ってきた流木を持参した。③コーヒー豆と塩をいれて火に掛ける水とコーヒー豆、そして塩をいれたケトルを焚き火へ。目安は900㎖の水に対して豆50g、ひとつまみの塩だが、人それぞれのカンでOK。今回は北欧の家庭用ケトルを使用。④火から下ろして泡立つまで待つ沸騰直前で火から下ろす。これだけではまだコーヒーは抽出できていない。コーヒー豆が湯を含んでふくらみ、豆が沈むまで焚き火の脇で保温しながら待つのだ。泡立ちがサイン。⑤遠心力で豆を沈めてカップに注ぐ泡立ちを確認したら、ケトルの注ぎ口を腕の外側に向けて持ち、大きく腕を回す。遠心力で豆を沈めたら、ククサに注いで飲む。ゆっくり抽出されたコーヒーは甘くて風味豊か。■寒川さんのお気に入りの焚き火道具オリジナル火吹き棒と焚き火パン香川の鉄工所で作ってもらった火吹き棒。先端に火かき棒機能が付いている。先端を焚き火用フライパンに付け替えられるのもおもしろい。 ケリーケトル焚き火の熱で効率よく湯を沸かすケリーケトル。肩が丸い古いデザインのころから愛用しており、各地のワークショップでも活躍している寒川さんの大切な道具だ。Photo/猪俣慎吾出典/ガルヴィ2018年12月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニック調理ギア 
【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!
【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!
近頃、注目を集めている「バンライフ」というスタイル。それはひとつのキャンプスタイルというよりも、自身が持つ生活に対する考えを表現できる方法のように感じる。達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.1日本でバンライフをいち早く実践してきたデザイナーユニット「シエルブルー」の2人のスタイルを通じて、その魅力を考えてみよう。Ciel Bleu シエルブルー茨木一騎(ワカ)さん(右) 実伽(アネゴ)さん(左)木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。今話題のバンライフ知ってる?車をお気に入りの相棒にするアイディアを大公開!かわいらしい2トーンカラーが印象的なGMCのRally  Wagon。92年式のこのモデルは、しっかり整備さえしておけば遠出も快適で、燃費もいいのだとか。2人でセルフペイントをして、こだわりのカラーリングに仕上げている。思い立ったらすぐに出発。バンライフの魅力を知る身の回りのものを詰め込んですぐに出発できる。その手軽さはバンライフならでは。昨今、注目を集めている「バンライフ」と呼ばれるスタイル。一度は耳にしたことのある読者も多いだろう。まだ深く知られていないこのスタイルを日本でいち早く取り入れて活動する茨木一綺(ワカ)さんはそのメリットをこう話す。「僕たちにとってバンライフは旅に出かける手段で、今の生活スタイルに合っていると感じています。埼玉の自宅から、全国各地へアウトドアイベントなどの仕事で出かけるのですが、内装も外装も自分たちで作り上げたお気に入りの空間なので、すごく居心地がいい。移動時間も家で過ごしているのに近い感覚です。それに、キャンプ場に着いてからの設営や撤収がとにかく楽。その分使える時間が増えたので、夫婦でゆっくりすることもできます」そもそもバンライフはアメリカで発祥したカルチャーで、世捨て人、ヒッピー的なイメージがある〈家なしの車上泊生活〉という意味合いだ。しかし日本では一部のノマド的車上生活の実践者を除き、日本の生活環境や考え方に合わせてアップデート(もしくはデフォルメ)された形でムーブメントを巻き起こしている。好きなクルマをベースに、外装や車内を自由なアイデアでこだわりの空間に仕上げていくスタイルは、いわゆる車中泊とはひと味もふた味も違う。シエルブルーの2人が実践するバンライフからは、自らを表現するようなこだわりと魅力が詰まっている。バンライフを通じて表現するこだわりの空間と夫婦の時間とある週末の午前中。ワカさんとアネゴさんは愛車であるバンライフ仕様のGMC ラリーワゴンに最小限の道具を積み込んでキャンプ場へ出発した。キャンプ場に到着したワカさんは、常設しているルーフトップテント「Wild Land パスファインダー」を広げる。この日は自宅からそれほど遠くない埼玉県・長瀞のキャンプ場で、久々の休日を過ごすことに。道中で買い出しを済ませて、宿泊地である長瀞キャンプヴィレッジに到着したのは午後2時ごろ。これがなんとスマホアプリで操作するソーラーも備えた電動式。景色のいいサイトにクルマを停めて、電動で開閉するルーフトップテントを開いている間にカーサイドタープやファニチャーを設置。あっという間に、キャンプサイトが出来上がった。車内にはシエルブルーブランドのウッドテーブルなど、自分たちのライフスタイルの一部であるお気に入りの道具を設置。「このルーフトップテントは最近取り入れたんだけど、スマホ操作で自動設営できる最新型。だからその間に他の準備ができて、思っていた以上にすごく便利なんだ」と、ワカさん。寝袋はナンガの2人用シュラフで、寒さ知らず。車上からの景色も抜群だ。車内にもリビングスペースを備えるが、この日はカーサイドタープを張る。車上テントからの景色はこのスタイルならではの醍醐味。日が暮れるとビールを手に乾杯をして、目まぐるしい春先の日々の疲れを互いに労う。夜の時間をたっぷり味わう。これもバンライフの魅力。この日は星空もきれいだったので、チェアを外に出して焚き火も楽しんだ。一切慌ただしくなく、常に静かな時間が流れる。夜の焚き火タイムのお供は、注目のガレージ焚き火ブランド「sanzoku mountain」のmouncol(別注品)。「暮らしからアウトドアまで」。シエルブルーの2人は常々この言葉を掲げている。普段の生活スタイルを切り取って、クルマとアウトドアをも上手につなげて楽しむ。それが彼らのバンライフであり、シエルブルー流ライフスタイルの表現といってもいいだろう。こだわりのある好きな道具に囲まれた空間にいる2人の表情は、自然体そのもの。その自由な旅は、はじまったばかり。まだまだ続いていく。PHOTO/逢坂 聡撮影協力/長瀞キャンプヴィレッジ出典/ガルヴィ2019年6月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイルキャンピングカー&トレーラー 
今話題のバンライフ知ってる?車をお気に入りの相棒にするアイディアを大公開!
今話題のバンライフ知ってる?車をお気に入りの相棒にするアイディアを大公開!
日本でバンライフをいち早く実践してきたデザイナーユニット「シエルブルー」の2人。新たなクルマに出会い、イチからお気に入りの相棒に仕上げていくことになった。今回は車体をペイントする様子を取材させてもらった。【あわせて読みたい】達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.1Ciel Bleu シエルブルー茨木一騎(ワカ)さん(右) 実伽(アネゴ)さん(左)木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!新たな愛車となったのは1979年製の「GMC Rally STX」。当時のカタログと同じ色にペイントして仕上げるのが今回のミッション。車体をペイントするボディの板金&パーツをバラす古いクルマには、キズや凹みはつきもの。塗装する前にできるだけ補修しておきたいけれど、本格的な作業は板金ショップに依頼するのが◎。今回はオートボディショップITOさんで、きれいにしてもらった。ペイント当日はNONIWAさんの広いガーデンで作業スペースは確保。まずはどんどんパーツを外していく。今回はついでにドア部分のパッキンも交換することに。外す作業も丁寧に。細かな部分もクリーニング古い接着剤などを剥がしてクリーニング。塗装する部分はできるだけきれいに、念入りに作業。塗らない部分をしっかりマスキング養生シートやマスキングテープなどで、塗料をつけたくない部分をマスキングしていく。逆に塗りたい部分にマスキングがはみ出してもアウトなので、注意しながら貼っていく。ドアハンドル部分やタイヤなども忘れずにしっかりマスキング。塗料が乗りやすいように塗装面をサンディング土台づくりの大事なポイントがサンディング。塗料が剥がれないように、紙ヤスリで細かい傷をつけていく。しっかりとヤスリがかかっているか確認しながら作業しよう。大型車には電動サンダーが必須!塗料はしっかり混ぜて正確に計量2液ウレタン塗料は、塗料、硬化剤、シンナー液を混ぜ合わせて使う。まず説明書やメーカーの動画などでこれら3つ液体の混ぜる順序、混合比を確認しておくことが大事。そして、デジタル計りなどを使ってその混合比をきっちり正確に守ろう。缶などの容器に入っている塗料は、混合する前にその都度攪拌棒やヘラなどを使って容器の底までしっかりと混ぜる。ツヤを抑える溶剤が底に溜まっていると仕上がりにバラツキが出てしまう。塗料やシンナー液を使用する際は、必ず屋外などの換気の良い場所で作業するようにしよう。また、周辺の迷惑にならないように、十分注意しましょう。2種類のローラーと油性用刷毛で塗る混ぜ合わせた塗料はバケツなどに入れて小分けに。ローラーは短い毛足のものを使い、広い塗装面は幅広ローラー、細かい部分はミニローラーや刷毛を使って細かい部分や裏側まできれいに塗っていこう。塗料は薄く塗るのが基本。3回繰り返して完成!色が乗っていないと感じてもササッと伸ばして全体を塗り、乾いたあとに最初に戻って重ね塗りをしていく。同じ所を何度も塗らないのがポイント。また、ウレタン塗料は一度硬化剤と混ぜてしまうとどんどん固まってしまうので、一度に塗る範囲を考慮して小分けにし、その都度硬化剤やシンナーと混ぜて作ること。この4点をキッチリ守って、3〜4回塗り重ねれば、完成。しっかり乾燥させて、パーツを取り付けて完成!重ね塗りを終えたら、しっかりと乾かしてから外したパーツを取り付けて完成!ホワイトとサンドベージュのきれいなツートーンカラーに仕上がった。ネットで探した状態のいいエンブレムなども装着して、ラリーくんが美しく変身!次回はこれでどこへ行こうかな?TEXT/シエルブルーPHOTO/逢坂 聡撮影協力/カーボディショップITO、キャンプ民泊NONIWA、タカラ塗料出典/ガルヴィ2019年8月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニック自動車キャンピングカー&トレーラー 
それ、NGかも…。あなたは迷惑キャンパーになってない?今さら聞けないキャンプマナー10選
それ、NGかも…。あなたは迷惑キャンパーになってない?今さら聞けないキャンプマナー10選
キャンプは自然の中で楽しむ遊び。そこには守らなければならないルールやマナーがある。とくに問題になりやすいのが焚き火と騒音だが、それ以外にも注意が必要なものがある。改めておさらいしておこう。【関連記事】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品①芝生や地面にやさしい焚き火をキャンプ場は直火禁止がほとんど。焚き火台があれば利用できる場所も多いが、芝生を保護するために板を敷くなど、焚き火台の使い方にもルールがある。自然公園内では焚き火ができない場所もあるので、よく調べよう。➁強風時は、火の粉と煙の流れには注意する強風時は風で火の粉があおられる。焚き火は、テントやタープなど穴があきやすいもの、燃えやすいものから十分に離し、風向きを考慮して行おう。また、乾燥した落ち葉は着火しやすい。焚き火まわりの落ち葉は、あらかじめよけておこう。③火は消えていて当たり前。問題は灰の後始末キャンプ中、いくらマナーを守って焚き火を楽しんでいたとしても、その後、灰を放置するなど、あってはならない。キャンプ場のルールに沿って、しっかりと味始末をすること。「来たときよりもキレイに」を心掛けたい。④夜間は特に声のトーンを下げよう夜はお酒や焚き火で会話の声が大きくなりがち。仲間同士では楽しく盛り上がっても、他のサイトからは騒音でしかない。そこで、大人数の時は意識的に声のトーンを下げてみよう。それでもしっかりと会話はできるはずだ。⑤サイトでの音楽は周囲に十分な配慮を!サイトでスピーカーから音楽をかけているのをよく見かける。お気に入りの曲をかけて、気持ちよさそうだが、ときどきボリュームが大きいキャンパーもいる。周りのサイトには十分に配慮して、控えめの音にしよう。⑥他のテントを照らさないように注意消灯後の暗闇のなか、サイト内を歩くときは、ヘッドライトなどの灯りはマストアイテム。とはいえ注意したいのが、他のテントを照らさないようにすること。テント内にいると外からの光は意外とまぶしい。⑦ペット同伴は可能? ルールは?ペットとのキャンプは楽しいが、同伴するにはルールがあるので必ず確認を。ペット禁止のキャンプ場もあるので注意が必要だ。単に禁止というだけでなく、周辺の動物との関係なども考慮されていることを理解しよう。⑧無断で電源を使ってはいけない現代人にとってスマホは必須アイテム。自然の中に来ても、オフにすることはあまりない。スマホの電源を確保するために、勝手にキャンプ場の電源を使ってはいけない。絶対にやめよう。⑨ゴミの分別・処理方法を要確認!ゴミの捨て方はキャンプ場によって異なる。缶を潰さないなど、その地域ならではのルールもある。受付を済ませたら、しっかりとゴミの分別方法を確認することが大事だ。持ち帰りの場合も必ずルールに従うこと。⑩立木を勝手に切ってはダメ!キャンプ場に限らず、土地には必ず所有者がいる。どんな場所であっても、許可なく立ち入るのは禁止。ましてや、立木を切ってしまう行為など持ってのほかだ。ルールを守って、自分のスタイルを楽しんでほしい。PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38exploreTEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2019年10月号【あわせて読みたい】“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェード【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックマナー・ルール 
春先キャンプの防寒対策知ってる?驚くほど役に立つ防寒術4選
春先キャンプの防寒対策知ってる?驚くほど役に立つ防寒術4選
春先のフィールドは思った以上に寒い。防寒対策を怠っていると、とっても辛い思い出になってしまう。そんなことにならないように、きちんと対策をしてポカポカなキャンプを楽しんでみよう!今回はキャンプで使える電気製品について解説。【関連記事】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品■最初に知っておきたいことキャンプ場のAC電源は何でも使える?サイトにAC電源が付いていると便利だが、どんな家電でも使えるわけではない。というのも、AC電源は使用できるワット数が決められており、それを超えて使用するとブレーカーが落ちてしまう。キャンプ場によっても違うが、使用できる上限はおおよそ1000W。なので事前に、使いたい家電の消費電力を確認しておこう。AC電源に電源コードをつなぎ家電に接続。テーブルタップがあれば複数使えるが消費電力に注意。キャンプ場によっても違うが、電源の使用料は1泊500〜1000円ほど。防水仕様の電源コードを準備しようAC電源から電気を引き込むには電源コードが必要だ。コードを巻き取れるコードリールでもいいし、リールのない延長コードでもOK。ただし水濡れや耐久性を考えて、どちらも屋外用の防水モデルを選ぶようにしたい。電源コードの長さは、キャンプ場のAC電源がある場所にもよるが、10mタイプを用意しておくと安心だ。またキャンプ場によっては、電源コードのレンタルもあるので、事前にチェックしておこう。スノーピーク/フィールドコードリール1万3800円広いサイトでも余裕の20mコードリール。1500Wまでの利用が可能だ。コンセント部分は雨の侵入を防ぐ防雨キャップ付き。①ホットカーペットを使いこなそう!暖房器具のなかでいちばん人気があるのはホットカーペット。これをどのように使うのかというと、まずテントフロアの上にテントマット、そのうえにホットカーペットを敷き、ホットカーペットカバー、スリーピングマットの順に重ねる。こうすれば、寒い冬の夜でも暖かく寝られる。2畳用のホットカーペットを敷くとこんな感じ。2〜3人が並んで寝られるぐらいの広さだ。➁ホットカーペットでこたつリビングを作ろう本物のこたつを持っていってもいいけれど、それでは荷物が多くなりすぎるので、こんなスタイルをおすすめしたい。それが「ロゴス/こたつ布団シュラフ12060」を使った「こたつリビング」だ。スクリーンタープや2ルームテントのリビングにフロアシート、ピクニックシート、ホットカーペット、ホットカーペットカバーの順に敷き、そのうえにこたつ布団シュラフをセットしたテーブルを載せれば完成。ロゴス/こたつ布団シュラフ120608900円テーブルにかけるとこたつになるシュラフ。中央部分を外すとテーブル天板が利用できる。テーブルがハイポジションでも使うことが可能。テーブルの推奨サイズは120×60×70cm。 汚れても丸洗いが可能。持ち運びに便利な収納バッグ付きで収納サイズは約32×32×46cm。③電気アイテムをもっと持ち出そう!ロゴス/LOGOSヒートユニット・チェアシート8900円低温モードで約3.5時間、高温モードで約2時間発熱。チェアやベンチの上でも使える。ロゴス/LOGOSヒートユニット・ベスト1万7900円3段階の温度設定が可能なベスト。アウターは取り外して洗濯ができる。サイズはSとL。ロゴス/LOGOSヒートユニット・アンダーシュラフマット7900円シュラフの中に敷いて使えるほか、敷物や膝掛けでも使用可能。裏面は防水仕様。④サイトにAC電源がなくてもOK!AC電源サイトがないキャンプ場でも、大容量バッテリーを使えば暖を取ることができる。ただし大容量バッテリーの容量は500W前後なので、使える暖房は電気毛布ぐらい。とはいえスリーピングマットの下に電気毛布を敷けば、暖かく寝られる。注意点は、氷点下だとバッテリーの性能が落ちるので、保温の工夫が必要なこと。TEXT/牛島義之PHOTO/佐藤弘樹出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェード【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニック防寒 
【秘密の隠れ家キャンプ】焚き火を存分に堪能!
【秘密の隠れ家キャンプ】焚き火を存分に堪能!
ネイチャークラフト作家・長野修平さんの工房裏には、スペシャルなキャンプサイトがある。子どもたちが成長し、なかなか全員そろってキャンプへ出かけるのが難しい今、家族で焚き火を囲む、貴重な場所だ。長野さんがどんなキャンプをしているのか紹介しよう。長野修平さんネイチャークラフト作家であり焚き火&山菜料理人。本誌ほか多くのメディアやイベントを通じてモノ作りの魅力を広めている。自作の自宅兼アトリエの裏には焚き火ができるスペースあり。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品プライベートサイトでいつでも焚き火長野さんの自宅兼アトリエの裏山には、焚き火ができるキャンプサイトがある。ここで時折、家族キャンプを楽しんでいるそう。「この裏山キャンプ場では、家族で焚き火をすることもあるし、子どもだけでビバークしたこともあります。最近は子どもが友だちを呼んで、子どもだけの女子キャンプをしていますね」(長野さん)眼下には自宅。裏山にトイレを設けているので、自宅に戻らなくても過ごせるし、急用が入ったらすぐに現実に戻れる。個々の都合も優先できるというわけ。この距離感がうらやましい。準備と片付けは家族みんなで。自分ができる範囲で行っている。テント内にインストールするために設計されている小型の薪ストーブ「ロキ」。コットン製の煙突穴付きテントの中に入れて、あたたかく過ごしている。窓を開ければ炎が見えるし、本体上部がフラットなので、飲み物の保温や煮込み料理にも役立つ。子どもたちも薪ストーブの扱いは慣れたもの!キャンプサイトの中心は直火焚き火台を使うよりは、地面に薪を並べる直火のほうが好きな長野家。裏山キャンプ場では当然、石を囲んで焚き火場を作る。ロープの先に薪を結び、高い枝に引っかけてタープを張る。メインポールとその張り綱がなくなるので、焚き火まわりがスッキリ。夜でも張り綱に引っかかることがない。長野家のキャンプに欠かせないのが焚き火とベーコンだ。肉の腐敗と熟成は紙一重。焚き火で燻す時間や熟成させる温度の調整など、ベーコン作りはすべて長野さんの勘どころが勝負。ベーコンを炙るには大きい焚き火が必要なので、キャプテンスタッグのラウンドファイアピットを使用。オンウェーの焚火台は気軽に焚き火をするときに。どちらも広げるだけで準備できる。奥は福井のガレージブランドの吊るす焚き火台で、かがり火としてタープ前に置く。トングは太い薪用、細い薪用、リフターにもなるトングの3つを使い分ける。火ふき棒にもなる火かき棒はおもしろい道具だが、やはり自作の火吹き竹で、細く長く空気を送りたいそう。長野家のキャンプでは、薪は買うものではなく、現場で集めるもの。長野さんは自作の薪スタンド兼薪バッグを肩にかけ、家族は布製やビニール製の薪バッグに、入れられるだけの薪を集めてくる。この裏山キャンプ場は、テントとタープと焚き火場が収まる広さだが、決してゆとりがあるわけではない。タープはメインポールを使わず、ロープを高い枝にかけて固定。限られた場所で焚き火をしても、移動のストレスや危険がないようにレイアウトしたのは、見事というほかない。PHOTO/逢坂聡TEXY/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェード【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル焚き火 
高規格キャンプ場【PICA】が考える次のキャンプスタイルとは!?
高規格キャンプ場【PICA】が考える次のキャンプスタイルとは!?
現在のキャンプシーンを語る上で欠かせないのが、さまざまな変化を遂げてきたキャンプ場の存在だ。スタイルの変遷とともに歩んできたキャンプ場、常にキャンパーと向き合ってきたキャンプ場から見た現在とは?その答えを求めて長年、キャンプ場経営に携わってきたPICAリゾートに話を聞いた。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品日本のキャンプを変える変革を起こしたPICAPICA富士吉田のシンボルがこのツリーハウス「KITOS(キートス)」だ。この周辺広場ではさまざまなワークショップも開催されている。90年代、空前のキャンプブームが巻き起こった。アウトドアがレジャーとして注目され、多くの人がキャンプという体験を求めて、自然のある場所へやってきた。そんな時代にキャンプ場をスタートさせたのが、PICAリゾートだった。今回話を聞いた担当者は話す。「1990年代前半、バブル経済最終期に不動産事業の一環で、キャンピングカー・トレーラーハウスの展示体験宿泊施設の構想がありました。その延長線にオートキャンプ場、PICA富士吉田の開業があったのです」PICAリゾートは1995年にPICA富士吉田のオープンを皮切りに、2000年にPICA富士西湖、その後は2005年から毎年のように施設を増やし、2018年には10カ所の施設を開業するまでに至った。それまでにもキャンプ場はたくさん存在していたが、企業が事業として参入したスタイルは多くなかった。しかも、今で言う、高規格キャンプ場とは何かを示してくれたことは、当時のユーザーにはセンセーショナルであり、新潮流を感じるものがあった。「キャンプは自然の中で不便を感じるもの」という考え方が一般的だったなか、「日本のキャンプは疲れる。そんな日本のキャンプを変えたい!」と強い意思を持って、キャンプ場造りに取り組んでいたのだ。キャンプ場としての歴史をスタートさせたPICA富士吉田。パオを常設するなど、新しいキャンプ場のスタイルを提案してくれた。 オートキャンプ場でスタートした後、宿泊施設拡充のために、トレーラーハウスやパオなどを設置した。モンゴルの草原に建つ、移動式住居を思わせるパオは、当時のPICAリゾートの顔。需要や変化に合わせて、改良してきた。「キャンプの区画サイトというのは70平米が平均でしたが、約120平米に拡大しました。そして、フリーサイトも増やしています。場所を提供するだけではなく、イベントも実施するようにしました。最近では場内にカフェを作ったり、アクティビティを楽しめる施設、くつろげる温浴施設など、複合施設を併設する場所も増えています」という。現在のキャンプシーンキャンプ場の施設を充実させる一方で、レストランやカフェの充実も進められた。極上の料理を楽しめるのも、新しいスタイルだ。20年以上、最終的に10施設のキャンプ場を展開してきたPICAリゾート。キャンプの歴史とともに歩んできたキャンプ場にとって、今のキャンプシーンはどのように写っているのだろうか。「当時はキャンプを始めるのは『子どものため』という理由がほとんどでした。しかし今では、違ったアウトドアの楽しみ方も増えてきたように感じています。でも、そもそもキャンプに固定的なスタイルは必要ないと考えていますので、どんどん多様化していくのは大歓迎です」実際のところ、日常の生活も大きく変わってきた。誰もが土日休みなわけでもなく、長期休暇を取る人も増えた。また、キャンプグッズも進化し、以前であれば考えられなかった、新しいスタイルが誕生している。「100人100通りのアウトドア」をキャッチコピーに、自分らしく興味が向く『自分が楽しい!』と思える施設、環境、サービスを目指している。このようなライフスタイルの変化に伴って、キャンプ場の施設もニーズに合わせたアップグレードが必要だという。「当初は、水洗トイレがあればOKでしたが、今はお風呂がないとダメという意見も聞かれます。そのほかにも、キャンプ場でのアトラクションやイベントなど、ソフト面で付帯的な楽しみを提供することも大切です」発展するキャンプ場日帰り施設も続々とオープンしている。PICA WILD BASE fujisanではキャタピラバキーで富士山のふもとのコースを走れるという。キャンプ場は施設だけではなく、サービスも提供するスタイルが増えている。これまで宿泊施設を経営してきたPICAリゾートでも、PICA WILDBASE Fujisanという日帰りアクティビティ施設を開業した。ソフト面でのコンテンツ強化はこれからのキャンプ環境にとって重要となるに違いない。そこで、今後のキャンプ場の役割を聞いてみると「自然で過ごすことのお手伝い」という答えが返ってきた。PICAリゾートは、すでに数々の充実した施設をキャンプ場に設置している。ユーザーの評判もよく、リピートを望む声も多い。各地に広がる施設ごとに集客力を高める同社の手腕は高いのだ。「各施設には、すべてではありませんが、カフェやレストラン、バーベキュー場などが設置されています。しかし、それぞれの地域、環境、周辺施設、ロケーションにあわせた特徴を出していかないといけません。例えば、海の近くであれば海鮮をメインにしたり、団体利用が多ければ団体メインのプログラムを組んだりします」2018年にオープンしたPICA  Fujiyama。富士山を望む最高のロケーションで、極上のアウトドアリゾートを提供する新形態キャンプ場。社会は大きく変わり、キャンプは新しい局面を迎えるなか、「『人の感性の維持』のために必要なものこそが、自然の中で過ごすこと」だとPICAリゾートは考えている。いつの時代も、アウトドアでの自然生活体験は一番身近にあり、人の感性に刺激を与える。キャンプ場は、そのきっかけとなる場所でありたい。各地の多くのキャンプ場も同じような考えを持っているはずだ。アウトドア体験のハードルを少しでも下げ、参加しやすい環境にしようと日々、見えない努力を続けている。協力/株式会社ピカ山梨県富士吉田市上吉田2-5-1https://www.pica-resort.jp/PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38exploreTEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2019年10月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
スタイルキャンプ場山梨県 
極上の焚き火を徹底的に追い求める!火と旅をする達人から学ぶこととは?
極上の焚き火を徹底的に追い求める!火と旅をする達人から学ぶこととは?
焚き火は、キャンプ・サイトの芸術である。停泊地が決まったなら、全霊をかけてファイア・サイドを作りあげよう。豪邸で暮らすより楽しい旅の夜に、しようではないか。旅する文筆家・堀田貴之による至極の焚き火エッセイ。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品堀田貴之さん文筆家。著書に、『ホットサンド 54のレシピと物語』(実業之日本社)、『一人を楽しむ ソロキャンプのすすめ』(技術評論社)などがある。焚き火をするために出かける、という旅があってもいい。そもそも僕は、「頭がいいとほめられるより、焚き火がうまい」と言われるほうが、圧倒的にうれしい。「カミソリのように鋭く切れる人」とあがめられるより、「鉈のように鈍重なやつ」と言われるほうが、ほっとするのだ。たしかに、社会向きの人間じゃないかもしれない。焚き火はだめで原子力はいい、という時代にそぐわないかもしれない。でも僕は、若いときから、おりをみては焚き火をしてきた。その昔は、焚き火をしたいからキャンプや旅をしていたのかもしれない。そういえば、40年近くも前の初冬のこと。キャンプ場も消費税もなかった、のんびりとした時代のことだ。ある大きなダム湖での話。カヌーにキャンプ道具を積み込み、バックウォーター(流れ込み)へ漕ぎついた。陸路からの道はない。小さな舟でないと、上陸できない場所だ。野球場ほどもある広さのバックウォーターには、めまいを覚えるほどの流木がたまっていたのだ。その夜は、流木の大群に狂喜し、ばかでかい焚き火をした。夜がすすむにつれ、焚き火は、ますます大きく育っていき、やがては直径10mを超えるほどになった。電信柱ぐらいの太さの流木がごろごろしている。薪に困ることはなかった。炎は、夜空高く舞い上がり、焚き火から20m以上離れなければ熱くてがまんできない。そんな焚き火で、調理などできるわけがない。テントは、焚き火から50m以上も離さないと、危なかった。なんのために焚き火をしているのか、訳のわからない状況になったのだ。いまだから白状するけど、そんな夜を過ごしたこともあった(もう40年も前の話だから、このことは時効にしてくれ)。小さく揺れる焚き火こそが、美しい革命の夜以外は、でっかい焚き火なんて必要がない。料理も、暖をとるにも、小さな焚き火のほうが断然いい。大きな火は人を遠ざけるけど、小さな火は人を結びつける。小さな焚き火を前に、火と人も、人と人も、ぐっと近くにくっつくほうが温かい。そのことを知っている人は、大事な夜には、小さな焚き火を作るのだ。もし女の子といっしょなら、ぜったいに小さな焚き火だ。寄り添って座れるし、寒ければもっと近づいて一枚の毛布をふたりの背中にかければいい。そんな夜には、お月さまがふたりを照らしてくれるだろう。炎には不思議な力がある。妖しく揺れる炎は、花火のような派手さはないが、見ていて飽きない。なかには、焚き火より花火が好き、という女の子もいる。が、そんな子でも、ひとたび静かな焚き火の夜に招待すれば、きっと自然の炎のとりこになるはずだ。花火は、一瞬を燃え尽きる美しさを人間が作ったものだ。が、自然の炎は、そうではない。人を感動させてやろう、として生まれてきたものではない。作られたものではないのだ。そこには、駆け引きや裏表がない。だから見ていて飽きないのだ。ここで、重要なアドバイスをひとつ。いっしょにいる女の子に、焚き火のよさを語ってはいけない。この火は人を感動させてやろうと生まれてきたものではない、などとぜったいに言わないことだ。焚き火を前に、「きざ」になりそうな自分を、ぐっとこらえるのだ。焚き火を前にして、饒舌になってはいけない。焚き火は、ばかな話をするためにあるのだ。焚き火を前にして、なにひとつ有益なことがあってはいけないのだ。無益な会話と意味のない夢想にあふれた夜。それこそが、美しい焚き火の夜なのだ。焚き火を前に、人生を語ってはいけない。それは、焚き火が語ってくれるのだ。よけいなことをしゃべると、きみは「花火以上に浅はかな男」として、彼女の脳裏にインプットされてしまうぞ。心温まらない「火」もあるいつごろからか、僕たちは火のある暮らしから遠ざかってしまった。炎を見なくても、日々の生活ができるようになったのである。調理も、風呂も、暖房も。それらは、もともとは火が作りだしてきた、ということさえ忘れてしまいそうな時代に生きている。数々の便利な道具に囲まれて暮らしている毎日だ。道具が、すべてをまかなってくれる。でも、心はぜんぜん温まらない。最後に火を使ってご飯を炊いたのはいつだったか、覚えているかい?ガスレンジでは、軍隊のように足並みをそろえた炎しか見ることができない。ストーブも、いまや電気か石油ファンヒーターが主流で、炎は見えない。一般家庭にあるなにかを温めるための器具は、電子レンジ、オーブントースター、電気炊飯器などなど、電気機器が中心だ。お風呂だって、お湯を沸かすための炎を見ることはない。電子レンジで温めた食事はすぐに冷めてしまうから好きじゃない、と思っているのは僕だけだろうか?法律の外で生きるには焚き火は、それがどんな小さくてもその跡は50年を過ぎても消えない。ほんとうは50年どころか、何万年も消えないのだ。人間が火を使った跡としてもっとも古いのは、140万年前のものといわれている。アフリカの「チェソワンジャ遺跡」だ。そこに焚き火の跡があった、という。場所によっては、焚き火の跡は140万年も残るということだ。現在では、とくに日本では、安心して焚き火ができるところはあまりない。残念なことながら、こればかりはしょうがない。たどりついたフィールドで、黒こげの焚き火の跡なんてだれも見たくないからね。キャンプ場もしかり。直火OKを売りにしているキャンプ場もあるが、直火でいいかどうかは、キャンプ場のおっさんではなく、キャンプをする人間が判断するべきことなのだ。今夜この場所で焚き火をしてもいいかどうか。その判断は、命がけでしなければならないことのひとつだ。アウトドアとは、法律の外という意味だ。法律の外にいるのだから、そこでは正直者にならないと生きていけない。焚き火を消す勇気焚き火は、熱いとか煙たいをはじめとした五感を刺激する要素にあふれている。そして、その火を維持するためには持ち合わせている知恵を総動員しなければならない。オンとオフしかないスイッチにならされた僕たちにとっては、人間本来の姿を思い出させてくれる時間でもある。疲れた体を温め、濡れた衣類を乾かし、調理ができ、目に楽しく、そしてなによりも、気分を高めてくれる。炎の揺らめきには、歓喜のような興奮がともなうのだ。それを眺めているだけで、勇敢な冒険者になったり、慧悟な哲学者になったり、はたまた脆弱なひとりの男に戻ったりできるのである。このように、焚き火は孤立した世界を作る。それは、特殊で、個人的で、独善的でもある。その世界は、自然のなかにいるという怖いほどの一体感を、崩壊させてしまう危険をあわせもっている。焚き火には、自然と人間(自分)とのあいだに隔壁を作ってしまう力もあるのだ。アラスカ原野でのバックパッキング旅のとき、僕のまわり半径10km以内には人間よりもグリズリーのほうが多い、という1週間の日々があった。歩いているときはそれほど怖れを感じなかったが、キャンプ地を決め、テントを張り、あたりが静寂に包まれると、うなじあたりがぞくぞくしはじめる。木の葉がこすれ合う小さな音にも、敏感になってしまうのだ。しかし、そんな夜でも焚き火をすれば、人は豪気になれる。ひとりでいることや、グリズリーの恐怖から、逃れられるのだ。焚き火を前にすることで、まるで武器を手にした愚かな男となってしまうのである。やがてしだいに、特殊で、個人的で、独善的でもある世界に入りこんでしまう。だから、焚き火を前に自分自身が巨大化してきたら、火を消してみることだ。それは、ほんとうに勇気がいる。火が消えたあとの「闇」におびえる自分を知ることが、荒野の中で焚き火をする大いなる意味だ、と僕は思うのだ。TEXT/堀田貴之PHOTO/逢坂 聡 山田真人出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェードキャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品売り切れ続出中!今人気の秋冬キャンプギア5選
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【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK湖畔sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき
sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき

山中湖と富士山に抱かれ至福のひとときを清潔な設備でリラックスした時間を過ごす

山中湖北岸の湖畔にあり、湖水の向こうに富士山が望めるという圧倒的な景色が自慢。敷地内はソロサイト、ファミリー専用のオートキャンプサイト、電源付きサイト、フリーサイトに分かれ、幅広いキャンプ需要に対応する。8.5×8.5mを確保した区画サイトがあり、バイクや自転車の乗り入れもOK。区画電源サイトでは、電源を利用して扇風機や暖房器具などを使用できる。1000Wまでなら、家電の利用も可能。また、男女別のトイレやシャワールーム、一部温水利用可能な炊事場など設備も充実。新しくなった管理棟では、薪や炭などの消耗品なども購入出来る。2022年からはPOSレジ運用を開始し、OD缶などの消耗品のほか、一部アウトドアギアの販売も予定している。湖アクティビティのためのレンタル品も充実。SUP(パドル・ライフジャケット付き)は90分3000円から。ジャケットのみ500円。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸ウエストリバーオートキャンプ場
ウエストリバーオートキャンプ場

場内に清流が流れる、釣り好きに最高の環境ファミリーキャンパーにも人気のキャンプ場

南アルプスの甘利山南麓の白根桃源郷の一角にある。場内中央を川が流れ、釣りや水遊びを楽しむのに最適なキャンプ場。川を挟んで右岸にキャンプサイトや炊事場があり、左岸にバンガローやコテージ、シャワールーム、管理棟などの施設がレイアウトされている。テントサイトは、電源付き区画サイト、電源なし区画サイトなどさまざま。フェンス付きのドッグランサイトやドッグガーデンバンガローでは、滞在中フェンス内をノーリードで過ごすことができる。山小屋風のロッジには焚き火用のカマドが用意されている。本格的なカナディアンログのバンガローや平屋建てと2階建てのコテージは、いずれもログハウス調に統一されていてムード満点。場内にはミニライブラリーがあり、気に入った本や雑誌をマイテントに持ち込み、川の音を聞きながら読書することもできる。共有スペースは清潔に管理され、女性に好評だ。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸篠沢大滝キャンプ場
篠沢大滝キャンプ場

清冽な川での水遊びや満天の星を心ゆくまで満喫しよう!

甲斐駒ヶ岳の麓、大武川の最上流にあるキャンプ場。近くにはキャンプ場開設者が命名した篠沢大滝をはじめ美しい渓谷がある。キャンプ場自体が山に囲まれた立地というだけでなく、キャンプ場のさらに奥に目を向ければ、5月でも雪が残る甲斐駒ヶ岳などの南アルプス連峰の美しさに目を奪われること間違いなしだ。夜の魅力はもちろん満天の星空。天候に恵まれれば、天の川などの息を飲むほど美しい星空を眺めることができる。オートサイトは川沿いの第1サイト、林間の第2サイトとグループサイトの3種類で、第2サイトにはドッグランや人気のお風呂もある。おもに砂利なので、ペグは丈夫な金属製がいい。バンガローは20棟、団体用が4棟ある。バンガローエリアにはつかみ捕り池や遊具、キャンプファイヤー広場、BBQ場、シャワー、ランドリー、品揃え豊富な売店があり、レンタル用品も充実している。
ぷらっとキャンプ

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