トップ > テクニック

テクニックの記事一覧(571件)

日本の焚き火と世界の焚き火の違いとは?焚火料理人が語る
日本の焚き火と世界の焚き火の違いとは?焚火料理人が語る
アウトドアの楽しさを広めている長野修平さんと寒川ハジメさん。日本はもちろん海外でも活動しているふたりが見た、日本の焚き火と世界の焚き火とは?寒川ハジメさん(右)アウトドアライフコーディネーター。アンプラージュインターナショナル(以下、UPI)のアドバイザーであり、UPI OUTDOOR鎌倉店でも焚き火を披露。北欧アウトドアに詳しい。長野修平さん(左)ネイチャークラフト作家であり焚き火&山菜料理人。本誌ほか多くのメディアやイベントを通じてモノ作りの魅力を広めている。自作の自宅兼アトリエの裏には焚き火ができるスペースあり。寒川さんが見た北欧の焚火日本は直火を禁止する傾向に拍車がかかるが、北欧では国立公園など以外はどこで直火をしてもいい。焚き火を伝える2人には、世界中に友人がいて、現地の焚き火に触れることも多い。以前、寒川さんが北欧に出かけた際、いったいどんな最新の道具で焚き火を楽しんでいるのだろうかとワクワクして現地の雑誌を広げたところ、そこにあるのは最新とはほど遠い、古いスタイルだったそうだ。国内外を旅する焚き火道具。「トレイルでモノラルの焚き火台を使っていたら現地の人に声をかけられました。そのデバイスはなんだ、ってね。基本的に直火をしてもいい環境の北欧では焚き火台を持ち運ぶという概念がない。だからでしょうね、丸めて持ち運べる焚き火台とトライポッドは、彼らにとって道具(ツール)というよりは装置(デバイス)なんですよ」(寒川さん)愛用の焚き火台とトライポッドクラシカルな北欧焚き火は、焚き火歴の長い寒川さんにも大きな影響を与えた。今は伝統的なラップランド式コーヒーの入れ方を復活させたレンメルコーヒーに注目。その魅力を伝えている。「レンメルコーヒーは湯を注いで茶葉がやんわりするまで待つ日本茶に似ていて、自然に成分が抽出されるまで“待つコーヒー”なんです」シンプルだけれど、やりようは無限。沸騰させない温度を見極める、豆の量はフィーリングで決め、豆が沈むまでのプロセスは数値化できず、観察するしかない。すべてはその人次第。まるで禅だ。寒川さんが月に一度、行っているのが焚き火カフェ。ビーチで焚き火をして、レンメルコーヒーをいれる。白夜と極夜の国のレンメルコーヒーが伝える“濃いコーヒーで覚醒し、寝る間を惜しんで人生を楽しもうぜ”というメッセージを胸に、禅の国・日本で焚き火を楽しむのも悪くない。長野さんの考える焚き火道具一式はオカモチ式の道具箱にまとめて持ち運ぶ。クラフトのワークショプであっても、焚き火ができる環境なら必ず焚き火をして肉を吊すという長野さん。「火があることでいろんな人が集まってきます。そして、火にはアナログ感というか非日常感を味わえます。僕にとってはもはや日常でさすがに新鮮味はないけれど、何度やってもこれがベストということはありません。毎回、こうやったらよかったのかな、と考えさせられる。それが楽しくて何度焚き火をしても飽きないのかもしれません」(長野さん)倒木に対応するための大型ノコギリ。モーラナイフの日本・台湾アンバサダーだけに、ナイフとナタはモーラナイフ。焚き火をして煙をあげて、ここにいるぞと長野さんは主張する。人々は、焚き火があるところは暖まれるだろうとやってくる。そこに肉を吊していれば 「肉を食べられる店ですか」と長野さんにたずねる。それに対して伝えるのは「ここは木を削る店です」。こうしてクラフトのことを知らない人にも、興味をもってもらう第一歩が開けるのだ。エゾシカの角は鍋をかけるフック。ベーコン用のチェーンも欠かせない。「焚き火に吊している肉はスタッフのまかない用。だけど、あなたのふるまいがよければわけてあげますよ……そんな冗談を言い合うのもおもしろいね」(長野さん)SNSを通じて、台湾やアメリカ、北欧の人たちが長野さんの手による焚き火や作品をチェックしている。焚き火でコーヒーを保温しておくための大型ケトルを愛用している。 さらにモーラナイフと出会ったことで、クラフトの世界がガラリと変わったそうで、今後は焚き火や日本の木工文化を世界に発信して影響を与えたいと目標を掲げる。「アメリカのデイブ・カンタベリーが僕のSNSをチェックしているみたい。いずれアメリカでモーラのイベントをするから、シューヘイ、来るんだぞってメールが届いたし、モーラ本国のイベントでもワークショップを開いてほしいと言われたし」とこっそり教えてくれた。世界に長野さんの焚き火&クラフトスタイルが広まる日は決して遠くなさそうだ。Photo/猪俣慎吾出典/ガルヴィ2018年12月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニック焚き火 
【春キャンプの防寒術】プラスαの装備で対策するポカポカキャンプ
【春キャンプの防寒術】プラスαの装備で対策するポカポカキャンプ
春先のフィールドは思った以上に寒い。防寒対策を怠っていると、とっても辛い思い出になってしまう。そんなことにならないように、きちんと対策をしてポカポカなキャンプを楽しんでみよう!今回はプラスαの装備について解説。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品焚き火派? それとも薪ストーブ派?ここ数年「キャンプといえば焚き火」というくらい、焚き火を楽しむキャンパーが増えてきた。しかし、ここへきて、注目度が上がっているのが薪ストーブ。焚き火と違って炎はあまり見えないが、焚き火と同じかそれ以上に暖かい。どちらにもメリット、デメリットがあるので、それを考慮してどちらがいいのか考えてみよう。焚き火台焚き火はもちろん、BBQやダッチオーブンを載せての料理など、幅広く使える焚き火台。コンパクトにたためる焚き火台。クルマに載せてもかさばらない。キャプテンスタッグ/CSブラックラベル ヘキサステンレスファイアグリル8500円メリット・揺れる炎を見ていると癒やされる・収納サイズがコンパクトになる・使用後のメンテナンスが楽デメリット・火床が高いので足元が寒くなりがち・火の粉が飛んで服などに穴が開くことも・煙に包まれて煙い思いをすることがある薪ストーブ大小2つのゴトクで調理ができ、焼き網がセットできるのでBBQも楽しめる。本体にすべてのパーツが入るが、それでも焚き火台より大きい。キャプテンスタッグ/KAMADO煙突 角型ストーブ3万8000円メリット・火が覆われているので火の粉が飛んでこない・煙突があるので煙に包まれない・かまど感覚で手軽に料理が作れるデメリット・収納サイズが大きくなってしまう・炎がよく見えないので火を楽しみにくい・使用後のメンテナンスが大変石油ストーブは気をつけて使おう!石油ストーブを使っている人は多いが、一酸化炭素中毒の恐れがあるのでテント内で使わないのが鉄則。また家庭用石油ストーブはクルマでの運搬時、揺れで灯油がこぼれることもあるので、灯油を完全に空にしてから運ぶこと。囲炉裏スタイルで鍋料理をキャプテンスタッグ●CSクラシックス ヘキサグリルテーブルセット〈137〉 2万6000円●CSブラックラベル焚火 三脚 5200円●ダッチオーブン セット 〈30cm〉 1万4000円食事をするリビングと焚き火空間を一緒にした「囲炉裏スタイル」なら、焚き火で暖を取りながら、その火で調理もできてしまう。こんなテーブルがあると囲炉裏のように楽しめる。オススメメニューは、お皿にとっても冷めにくく、食べれば体の中から温まる鍋料理。「背中が寒い」をクッションで解消!焚き火で暖を取っていて気になるのが背中の冷え。厚手のクッションをベンチやチェアにセットすれば、焚き火の“背中が寒い問題”も解消される。キャプテンスタッグ●CSブラックラベル アルミ背付ベンチ 7700円●アルミ背付ベンチ用 リラックスクッションカバー 6500円ブランケットがかなり便利!あると便利なもののひとつがブランケット。「薄手の布1枚あってもしようがない」なんて思う人がいるかもしれないが、使うとその暖かさがよくわかる。腰まわりが寒ければ巻き付けるだけで暖かいし、チェアに座っていて背中が寒ければ、かけるだけで防寒になる。ロゴス/フリースラップシュラフ・ホピ4300円インナーシュラフとしても使えるフリース素材のブランケット。洗濯機での丸洗いも可能。腰に巻き付けるだけで、冷えやすい下半身の防寒ができる。思いのほか暖まる使い方だ。布1枚で作られたチェアはけっこう寒いが、ブランケットを敷くだけで暖かさを感じる。TEXT/牛島義之PHOTO/佐藤弘樹出典/ガルヴィ2019年12月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニック 
やってみたいこんなキャンプ! 厳選!ひと味違うキャンプスタイル
やってみたいこんなキャンプ! 厳選!ひと味違うキャンプスタイル
ファミリーキャンプやソロキャンプ以外にも、快適性を追求したグランピングや、より自然との一体感を味わうブラッシュクラフトなど、さまざまなスタイルが広がりを見せている現在のキャンプシーン。今までとは一味違うキャンプを体験してみたいという人たちのために、様々なキャンプスタイルを紹介してみよう。■グランピングアウトドアでありながら、快適性を追求した究極のスタイル。すべてがパッケージされたサービスでは、コース料理が提供される。大型テントにはベッド、キャビネットなども設置され、まるでリゾートホテルに泊まっているような感覚。コットンテントで広々&快適に過ごす!グランピングでは大きなテントが定番となっている。もともと、大草原の中で最高のおもてなしを提供されるサービスに起因するため、古典的なコットンテントがスタイルの主流となった。ベッドや家具を入れ込むため、側面の立ち上がりも重要になってくる。BBQグリルで豪華な肉料理BBQグリルも大型が好まれる。焼肉ではなくグリル料理を楽しむためだ。必然的に設備は大きくなるが、常設されていることも多く、使いやすさを追求した結果でもある。料理人がサービスすることもあるが、料理に自信のある人が腕を振るってもいいだろう。自宅より寝心地のいい大型ベッドホテルライクな環境を追求するため、ベッドは大型タイプを採用。家庭用ベッドを持ち込むスタイルもあるが、移動を考えて、大型のエアベッドを使うほうがバランスが取れている。もちろん、シーツなどをそろえて、ベッドメイクしておくのが基本。ハンモックでリラックス。優雅にシエスタもハンモックがリラックスアイテムとして装備されていることが多い。コットンの1枚生地で作られたブラジリアンハンモックや、伝統手法で編み込まれた網タイプのメキシカンハンモックなど、優雅なひとときを追求している。■ウルトラライトグラム単位で軽量化を追求するスタイル。もともとは荷物のベースウェイトを軽くして、体への負担を少なくするという考えから発展した。シルナイロンなど、軽量でも強度を発揮する素材が開発され、山岳ギア全般が軽量化されてきていることもあり、究極の軽さを追求するコアなユーザーも少なくない。ポールをなくせばおのずと荷物は軽くなるテントを軽量化していくには、構成するパーツの種類を減らさなければならない。例えば、ポールの使用をやめるなど。そうなると、テントの装備は生地のみとなり、軽量化が図れる。その例がハンモック。荷物が軽くなるので、快適なテント泊旅ができるというわけだ。アルコールストーブなら燃料だって軽くなるウルトラライトでは、アルコールストーブを選ぶ傾向が強い。バーナー本来の軽量化もあるが、燃料を携行しても、かさばらないことがポイント。使用済みのカートリッジがたまることもなく、燃料は街の薬局やドラッグストアで簡単に手に入ることも人気の理由だ。唯一の灯りは軽量小型のヘッドライトライトも必要最低限のアイテムがセレクトされる。ランタンなどを持たずに、ヘッドライトのみで過ごす人も多い。さらに、ヘッドライトも軽量化が進み、30gを切る超軽量タイプが存在する。アイテムを軽くすることで、必要な光量も徐々に減ってくる現象が起きている。グラウンドシートはタイベックが人気少しでも軽く、少しでも強いギアが求められる山岳レースなどでも、グラウンドシートとして防水透湿性のあるタイベックシートが人気を集めている。コンパクトながら耐久性も高いので、ウルトラライトスタイルで使用する人も多い。■ブッシュクラフト野外生活でシンプルなアイテムのみを所持し、自然を感じながら、フィールドでの営みを創造して楽しむスタイル。足りないアイテムがあれば、ナイフで作ってしまうワイルドさ。ここ数年でカテゴリーが確立され、ユーザーも増え続けている。軍隊仕様のコットン生地テント軍幕、パップテントなど、軍隊が使っていた野営幕がブッシュクラフトで使われる。ポールは付属されていないので、ロープワークや倒木などを利用して立ち上げなければならない。ミリタリー感あふれるワイルドな雰囲気。コットン生地が多く、焚き火にもよく合う。熱源は焚き火!だが環境への配慮は忘れずにバーナーを使わず、焚き火が主たる熱源となる。許可された場所であれば直火となるが、地面への悪影響を考えて焚き火台を使う人も多い。薪を集め、ナイフで加工してから焚き火をスタートさせる。通過儀礼のような所作が、ブッシュクラフトらしさでもある。ナイフを駆使して炎を自由に操るナイフが必須アイテムであり、唯一持参するキャンプギアとなることもある。それだけ重要なポジションを担うアイテムである。ブッシュクラフト発祥の地、北欧のスタイルを継承するのがセオリー。クラシカルなタイプから、最新の軍用ナイフのような形も存在する。メタルマッチなら水にも強く、携行性も高いマグネシウムなどを削り、火花を発生させることで、火を起こすメタルマッチ。一般的な木のマッチに比べたら、水にも強く、携行性も高い。今ではターボライターなど、悪条件でも火付きのいいギアがあるが、あえてメタルマッチを使うのがブッシュクラフトらしい。■その他のスタイルグループキャンプ仲のいい友だち、同じスタイルを追求する仲間が、集まって楽しむグループキャンプ。多人数ならでは特性を活かして、こだわりの料理を作ったり、快適なベースキャンプサイトをセッティングし、楽しむ。複数家族のグループも増えている。車中泊クルマで移動して、そのまま車内で宿泊。テントを張るキャンプスタイルにとらわれることなく、レジャーであったり、旅であったり、いろいろなアクティビティとともに、手軽に実践できるのが特徴。最近では、防災対策としてシェルターの役割も注目されている。バンライフ自由に旅をするバンライフ。バンの荷室を改造して、ベッドやテーブルなどを取り付けている。バンの中で生活を完結させるスタイルは、世界各国で実践されている。自然の中で完全に外部からの電源をシャットアウトする「オフグリッド」を目指す人もいる。ハンモック泊国内でも実践する人が増えている、ハンモックでのオーバーナイト。木が多い林間エリアであれば、どこにでも泊まることが可能。宙に浮いているので、地面の形状を気にすることなく、さらに斜面であっても宿泊できる強みがある。木にタオルを巻くなど、ダメージを与えない工夫が必須。タープ泊テントを使うことなく、タープのみで宿泊。トレッキングポールや木を利用してタープを張ることも。シルナイロンなどの軽量素材を使ったタイプであれば、非常にコンパクトになり、荷物の負担が軽減できる。メッシュのモスキートネットがあれば、より快適に就寝できる。PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38exploreTEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2019年10月号【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
春キャンプの防寒対策はこれで決まり!一つは絶対に持っておくべき防寒ギアとは?
春キャンプの防寒対策はこれで決まり!一つは絶対に持っておくべき防寒ギアとは?
春先のフィールドは思った以上に寒い。防寒対策を怠っていると、とっても辛い思い出になってしまう。そんなことにならないように、きちんと対策をしてポカポカなキャンプを楽しんでみよう!今回はテント&シュラフについて解説。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品■寒さを凌げるテント選び防寒を前提に選ぶなら「4シーズンモデル」と呼ばれるテントを選びたい。では、一般的な3シーズンモデルとは、どのような違いがあるのだろう。ひとつはフライシートの裾に「スカート」が装備されていること。全周にスカートが装備されていれば、テント内に冷気が入り込むのを防ぎ、底冷えを抑えてくれるのだ。もうひとつはフライシートの上にかける「ルーフフライ」。おもに2ルームテントに装備されているものだが、これを装備することで前室の内側に発生する結露を抑えてくれる。4シーズンテントなら快適!コールマン/ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーンⅡ15万2728円あらゆる天候に対応する大型2ルームテント。スムーズに換気を行うベンチレーションを装備。フライシートの裾から入り込む冷気を遮断することで底冷えを低減。空気の流れを抑えることで、テント内の温度を保つことができる。フライシート内の結露を軽減するためのフライシート。装着することで外気とテント内の温度差を小さくし、結露の発生を抑える。3シーズンテントなら厚手マットで冷気をシャットアウト3シーズンテントを使う場合は、冷気をシャットアウトできるように、テントマットとスリーピングマットに厚手のものを選ぶようにしよう。地面と体のあいだに空気の層をたくさん作ることで断熱性を高め、冷気の影響を少なくするのだ。マットを重ねるテント内レイヤードは、クッション性を高めるだけでなく、底冷えを低減させるためにも必要なテクニックだ。フロア全体に敷くマットはクッション性の高いモデルを選ぶ。そうすれば冷気の侵入も抑えられる。今回は「コールマン/コンフォートマスター フォールディングマット」を使用。厚手マットの買い足しが難しい場合は、自宅にあるものなどを使って対応してみよう。まず無料で手に入る段ボールをフロア全体に敷き、その上にテントマットを敷く(今回は薄手の銀マット)。こうすればコストをかけずに、地面からの冷気を遮ることができる。ただし荷物が少々かさばってしまうのと、断熱性が劣ってしまうのは否めない。暖かく寝るためのシュラフ選び防寒で絶対に妥協してはいけないのが「シュラフ」。キャンプ地の気温にあったシュラフでないと、寒さで寝られないこともある。選ぶ際はシュラフの対応温度域をチェック。「コンフォート温度」や「快適温度」と呼ばれる温度域を確認して、キャンプ地の最低気温より低いものを選ぼう。冬用のマミー型は必須アイテムモンベル/アルパイン ダウンハガー650 #03万3500円冬山でも使用できるコンフォート温度-7℃のダウンシュラフ。独自の伸縮機能で保温力抜群分厚い冬用なら安心! 「マミー型より布団のようで寝やすい封筒型のほうがいい」という人は、冬用の封筒型もあるので、こちらを選んでみるのもあり。コールマンのモデルは3枚重ねることで寒さに対応。スノーピークのモデルは、分厚い掛け布団とマットを組み合わせることで寒さに対応している。ただしこのような冬用の封筒型は、中綿がたっぷりと入っていて大きいものが多いので、そのぶん収納サイズが大きくなり、荷物もかさばってしまう。コールマン マルチレイヤ— スリーピングバッグ1万2000円3つのレイヤーの組み合わせを変えることで、快適温度-5℃、5℃、12℃の3タイプが作れる4シーズンモデル。中綿には化繊を採用。スノーピーク グランドオフトン シングル1000[下限温度-15度]5万2800円中綿たっぷりの掛け布団と厚さ5cmのインフレータブルマットを組み合わせた新発想のシュラフ。中綿にはウォッシャブルダウンを使用。ウェアの防寒も忘れずに薪や炭、ガスなどの燃料を使った暖房があるから大丈夫と、ウエアをおざなりにしてはいけない。燃料が切れたときに暖をとれなければ、寒さをしのぐ方法がなくなってしまう。だから防寒着の着用を最優先として、それから暖房で暖を取ることを考えよう。気温に応じて温度調節ができる重ね着がオススメだ。TEXT/牛島義之PHOTO/佐藤弘樹出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェードキャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品売り切れ続出中!今人気の秋冬キャンプギア5選
テクニック防寒 
一度は試したい!クルマで行くソロキャンプ
一度は試したい!クルマで行くソロキャンプ
歴代DNAを引き継ぎつつさらに昇華させたスタイルや、プロ仕様の道具感で瞬く間に話題となった4代目ジムニー。今回はそんなジムニーを駆り出し、「BASE CAMP」店主のA-sukeさんが1泊2日のキャンプ旅を満喫!A-sukeさん東京・水道橋にあるカフェ「BASE CAMP」店主。キャンプはもちろん、釣りや狩猟まで幅広い知識と経験を持つ。JA22型ジムニーオーナーでもある。1人分の荷物なら余裕、2人旅でも問題なし荷室は開口最大幅が1030㎜、開口高850㎜。開口地上高も760㎜なので荷物の出し入れはとてもしやすい。後席を倒せば、テント、チェア、クーラーボックス、コット、寝袋、カトラリー、調理道具など、多めにソロキャンプ道具を積んでも写真のとおり余裕たっぷり。2人分のキャンプ道具と食材などを積める程度のラゲッジ容量をしっかりと確保している。後席背もたれを前に倒し、前席背もたれを後ろに倒せばフラットモードに。ここにキャンプマットを敷けば車中泊も可能。渓流釣りなどでの仮眠にも便利だ。タフ+快適=「超楽しい!」本格4WDならではのオフロード性能を実現するジムニー伝統のラダーフレームは、旧型よりも約1.5倍のねじり剛性をアップ。足まわりも凹凸路で優れた接地性を実現する3リンクリジッドアクスル式サスペンションを搭載。ブレーキLSDトラクションコントロールやヒルホールド&ヒルディセントコントロールにより、未舗装路などでの走破性や運転のしやすさを可能にしている。安全性もめちゃ高い!上級グレードのXCには高性能カメラとレーダーを搭載し、誤発進抑制や衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報やふらつき警報などを標準で装備(XLとXGには、メーカーオプションで装備可能)。こうした先進の安全技術を本格4WD車にも搭載している点も見逃せない。ジムニーでソロキャンプに出掛けてみた!河口湖 大石公園河口湖から富士山が望める人気のスポット。全長350mの花街道をはじめ、「河口湖自然生活館」ではブルーベリー関連商品が多く並ぶ。また、併設される「おおいし屋」は農産物直売所になっており、新鮮野菜が手に入る。CISCO COFFEEサンフランシスコのロースターで焙煎したコーヒー豆を使用し、丁寧にハンドドリップで抽出。こだわりのトーストランチや手作りのケーキも美味。CISCO COFFEE山梨県南都留郡富士河口湖町小立927-1℡.0555-73-4187道の駅 朝霧高原標高800〜1000mほどの酪農・畜産地帯である朝霧高原に位置する道の駅。駅舎は牛舎風のデザインが特徴。直売所では朝採れの高原野菜をはじめ、牛乳、チーズ、バター、ハムなどが人気。道の駅 朝霧高原静岡県富士宮市根原字宝山492-14 ℡.0544-52-2230朝霧ジャンボリー オートキャンプ場静岡県富士宮市猪之頭1162-3 ℡.0544-52-2066ジムニーでお気に入りの点荷室の両サイドにはユーティリティナットを装備。ここにフレームを橋渡して棚を自作するとか、使い方に合わせて活用できそう。渓流釣りや狩猟では未舗装路を走ることもしばしば。機械式副変速機やFRレイアウトなど走りの性能の高さは本格4WDならでは。【問】スズキ(株)お客様相談室 ℡.0120-402-253http://www.suzuki.co.jp/car/TEXT/伴隆之PHOTO/佐藤整出典/ガルヴィ2018年10月号
アイテム収納クルマ自動車 
ロングトレイルで必要なギアや準備とは?みちのく潮風トレイルで解説
ロングトレイルで必要なギアや準備とは?みちのく潮風トレイルで解説
近年、人気を集めているロングトレイルだが、思わぬトラブルを避けるためにも、しっかりと基礎知識を得た上で楽しみたい。今回は「みちのく潮風トレイル」の風景とともに、ロングトレイルの準備をおさらいしておこう。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品みちのく潮風トレイルとは?東日本大震災復興のメインプロジェクトとして被災地にできたトレイル。北の起点・八戸市蕪島(かぶしま)から、福島県相馬市松川浦環境公園のある南の起点まで、太平洋沿岸4県・28市町村を結ぶ。約1000㎞もの長さがある。自然の素晴らしさを知るトレイル宮城県山元町・深山から亘理町までのルートは低山縦走路。よく「トレイル」と聞くとトレイルランと勘違いする人も少なくない。登山とどう違うのかと聞かれることも非常に多いが、登山は山頂に達することを目的として山を登る。福島県相馬市から新地町への道のり。対してトレイルとは、“頂上を目指すことを目的としない歩き旅”と表現するとわかりやすいかもしれない。また、基本的に歩いた道を戻ることはない。だからスタートとゴールがある。トレイルは、社会生活から離れ、自然のなかに身を置くことで自然のすばらしさを知り、守ろうとする自然保護に向いたものといえる。トレイルの準備ですること宮城県・浦戸諸島の野々島。防潮堤がほぼないので、このような景色を見ることができる。①自分が歩きたいと思うトレイルを探す。②トレイルがオープンしている期間を確認。③予算・期間から、スルーハイク(一気に歩き通す)か、セクションハイク(一定の期間だけ歩く方法)を決める。④自分が歩きたいトレイルのHPがあるかを確認。⑤トレイルの地図やガイドブックがあるか確認。⑥トレイルを歩くうえで、 許可書が必要なエリアがあるか確認。⑦歩きたいトレイルを踏破した人が、 情報を出していないか調べる。⑧歩くのにベストな季節を確認。⑨ガイドブックや地図で、町、水場などを考慮して、歩く計画を立てる。⑩食料計画を立てる。⑪トレイルエリアに生息している危険な動植物を確認し、対処方法を調べる。⑫トレイルの起点までの交通手段を調べる⑬季節、気候、トレイルの状況を考えて道具を準備する。⑭出発まで体調を整える。歩きたい道のりを知る福島県・相馬市は町中を通過する道のりが多い。ロングトレイルに関しては、いくら経験があっても必ずしも踏破できるとはかぎらない。それは気象条件が毎年変わるからだ。気候で難易度が変わるトレイルを安全に踏破するには、しっかりとした準備が必要になる。三陸復興国立公園の岩井崎。美しい石灰岩の岩場。まずは自分が歩きたいトレイルがどんな道のりなのか知ることが必要。それによって、持っていくものも大きく変わる。例えばマット。さまざまなグラウンドコンディションで使用するなら、パンクする可能性が低いウレタンマットを選びたい。またバーナーも、国内を歩くなら入手しやすいCB缶が使いやすいし、標高が高いエリアに行くことが多い場合は、OD缶のほうが安定感があり使いやすい。どこを歩くか?で大きく準備が変わるのがトレイルなのだ。みちのく潮風トレイルで使用したギアローバーのレネゲード。トレイルを歩くには最適でオールラウンドに使える。山、砂地、町の舗装路、林道など、幅広い種類の道を歩くみちのく潮風トレイルには最適。みちのく潮風トレイルのように、比較的標高の低いエリアを歩くならSOTO・フュージョンがいい。入手しやすいCB 缶なので、もしもの時もすぐに手に入る。シュラフは暖かく軽量コンパクトなニーモ・ケヤン2がベター。地域の支えで成り立つトレイルみちのく潮風トレイルでは、ルート上にある深山で登山道整備をしてくれている地元の人たちがいる。そういう人たちの存在に思いをはせれば、おのずと自然を保護し、ルールやマナーを守ろうという気持ちになるはず。保全活動がされていることに感謝しながらトレイルをしたい。TEXT&PHOTO/斉藤正史(MASA)撮影協力/新富士バーナー、イワタニプリムス【あわせて読みたい】“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェードキャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品売り切れ続出中!今人気の秋冬キャンプギア5選
テクニックあそび・アクティビティキャンプ場 
「焚き火やってみた!」焚き火初心者の今更聞けない疑問を解決!?
「焚き火やってみた!」焚き火初心者の今更聞けない疑問を解決!?
すっかり定着してきたキャンプでの焚き火。ただ、未経験の人にとっては改めて色々な疑問も出てくるだろう。今回は焚き火初心者の本誌編集部員オオハシが実際に焚き火をしながら、先輩アウトドア編集者Hに素朴な質問をぶつけてみた。なぜ、こんなに焚き火の人気が高まっているのか? その一端はかいま見れた……はず!?今回、一連の焚き火体験をしたのは本誌・オオハシ。数年前までは山歩きの雑誌を担当し、現在は車中泊専門誌を製作。これまで焚き火とは縁遠いアウトドアライフを過ごしてきた。なぜ、直火NGのキャンプ場とOKのキャンプ場がある?オ:地球に与える影響は、どこの場所でも同じに思えるのですが、なぜ直火がNGとOKのキャンプ場がある?H:直火の後片づけをちゃんとしない人が多いこと。それが最も大きな理由。ゴミを燃やして、その燃え残りを放置している人が多い。次に泊まる人が、その様子を見てしまうと、やっぱり気分が悪い。真っ黒になった石を汚いという人も多いよね。つまり、ほかのキャンパーのことを考えて「直火は禁止」にしているキャンプ場が多いと思うよ。炎が安定してきたので肉塊を焼く。オ:え、環境問題ではないんですか?H:もちろん、それもある。というか90年代のキャンプブームのときは、環境問題も最高潮だった。東南アジアの焼き畑問題の報道もあって、直火をすれば地面の微生物が死滅する! といわれるようになったことも一因。いまでも直火を許可しているキャンプ場であっても、直火の写真を掲載すると「直火なんかして!」とお叱りを受けるし。オ:環境問題とともに、マナー問題が「直火禁止」を加速させたんですか?H:直火跡を埋めるのはいいけれど、危険なゴミを埋める人もいたみたい。それに、どんなに注意していても火災の危険はゼロにはならない。焚き火台と違って小さな火種に気づかずに帰宅してしまうこともあるので、キャンプ場としては、そういった事故回避もあるんじゃないかなぁ。手軽なホットサンドを作るだけでも楽しい。焚き火をもっと楽しむには、どうしたらいい?オ:雑誌やSNS、YouTubeで、焚き火情報をもっと集めたほうがいいですか?H:いろいろなメディアで紹介されているハウツーがあるけれど、それぞれ超ベーシックなものが多い。ガルヴィの場合、応用できるノウハウや情報が多く掲載されているのは確か。でも、気温や薪の状態とか、環境次第で全然火がつかないこともある。だから、記事を参考にしつつ、やっぱり実践が一番でしょ!炎を見ながら、肉とホットサンドを待つ。オ:いろいろキャンプに行って、焚き火を楽しむことが重要!?H:そう。うまいことできたなーって思ったときの状況をうっすら覚えておく。うまくできないときは「きっとあれが違うから」と言い訳を考えて、それを覚えていればいい。次の焚き火でうまくいけば「ほらね」って威張ればいい(笑)。生活の一部ではなくて、しょせん遊びだからね。いい色になった肉塊に人気の「ほりにし」。焚き火でビギナーが注意することは?オ:今回、焚き火を体験した感想。何もこだわらなければ、意外に簡単にできたなぁという印象です。特別な注意点とかはありますか?H:ケガに気をつけて、キャンプ場のルールを守ればいい。風が強くなったら消火する、燃料缶やライター、乾電池を投げ入れない……。常識的なことばかりかな。焚き火に近すぎる場所にものを置かないとかも。あと焚き火台の組み立てはしっかりとね。組み立てがあまいと、ちょっと動かそうとしただけで、大変なことになるので。残った焚き火を見ながら、のんびり片づけ。オ:「焚き火に強い」といわれている素材もたくさんありますよね?H:かつてアラミド繊維が熱に強いっていわれていたこともある。けれども、「このジャケットは燃えないんだぜ」と、ライターを袖に近づけて、新品のフライトジャケットを炭化させた少年が、各地にいた。つまり、難燃素材のウエアやファニチャーも、すぐに燃え広がらないだけで焦げる。コットンのテントだって、焚き火に強いのは確かだけれど、燃えるときは燃える。だから、やはり基本は注意すること。慢心しないで、常に気をつけましょう!オ:ありがとうございました!TEXT/大橋保之出典/ガルヴィ2020年12月号
テクニック焚き火 
どれを選べば正解?焚き火ガチ勢が選ぶ優秀すぎる薪のこだわりを伝授!
どれを選べば正解?焚き火ガチ勢が選ぶ優秀すぎる薪のこだわりを伝授!
キャンプといえば焚き火。しかし、なんとなく見よう見真似でやっていないだろうか。安全の面からもきちんとした知識を身に付けておきたいし、本格的なテクニックを身に付ければ、焚き火もいちだんと楽しくなる。そこで薪のプロフェッショナルであるiLbf(イルビフ)の堀之内健一郎さんに薪のテクニックについて教えてもらった。iLbf(イルビフ) 堀之内健一郎さん火とアウトドアの専門店iLbf (イルビフ)の店主であり、焚き火の楽しさを多くの人に広めてきた人物。国内では珍しい焚き火の専門店を2016年にオープンすると、こだわりのセレクトでマニアからも支持される存在となった。https://ilbf.jimdo.com/焚き火は大量の空気を消費する!イルビフの焚き火スペースを見ると、上部に大きな排気設備があるが、これだけでは吸排気には不足していて、別途、空気取り入れ用の装置が側面に組み込まれている。焚き火をするときには、まず安全をしっかりと確保してから行おう。焚き火は大量の酸素を消費するので、オープンエアで行うのが基本。クローズドな場所だと、片面が開いていても、吸排気をしっかりと行うのは難しい。煙が発生するので、排気は気にするが、吸気は忘れてしまうことが多い。新鮮な空気が大量に入ってくるかどうかも、しっかりと確認しておこう。薪の形で調整する薪は事前に、自分の利用する環境に合わせて、サイズを調整しておく。長さを統一して、太さにバリエーションを持たせておくと便利だ。薪の形によっても燃え方が変化する。薪をくべるときの向きも重要だ。写真のAを下にすると燃えやすく、Bを下にすると燃えにくくなる。火力を高めるとき、火を落ち着かせるときなどに、その性質を理解しておけば炎を調整しやすい。薪の大きさで炎を調整できる。細く、小さな薪は焚き火のスタート時に利用したり、調理中に少し火力を追加したいときなどに利用できる。木の特徴によって、薪を使い分けることができるが、薪自体の形状によっても、炎の上がり方や火持ちなどを変化させることが可能だ。サイズや形を見て、炎を調整してみよう。薪を組み合わせて炎を上げる焚き火をするとき、単一の種類でなくてもいい。火付きがよく、燃焼温度が高い木と、火付きが悪いが、火持ちのいい木を組み合わせる方法もある。イルビフでも焚き付けには火付きのよい杉を使って、大きな木に炎を移している。火の調整にはイルビフで販売している木のスライスがあると便利。火力が弱ったときにこれを投入すれば、すぐに炎を強めることができる。簡単な火種を準備しておく火種はいろいろとあるが、このファイヤーサイドのファイヤースターターが便利。袋のまま着火でき、燃焼時間も長いので、薪へ確実に着火できる。スウェーデントーチも楽しい焚き火のちょっと違ったアプローチとして、スウェーデントーチというものがある。丸太の上部に十字の切り込みを入れて、中心に火を入れる、大きな木のろうそくのようなもの。いろいろなタイプがあるので、手軽に火を体験してみるのもいいだろう。PHOTO/中里慎一郎TEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2020年12月号
テクニック焚き火 
キャンピングカーで行く【リフト乗り場前に宿泊?!】は控えめに言って最高だった!
キャンピングカーで行く【リフト乗り場前に宿泊?!】は控えめに言って最高だった!
「星野リゾート アルツ磐梯」とキャンピングカーのレンタルサービスを提供する「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター」は、冬季限定でゲレンデを満喫できるお得な車中泊プランを用意している。星野リゾート アルツ磐梯はゲレンデ規模の割りに宿泊施設が少ない。一方、キャンピングカーのレンタルは夏休みが中心だ。両社がタッグを組むことでより多くの人が快適にゲレンデを楽しめるというわけだ。しかも、うれしいことに車中泊プラン専用駐車場は敷地の片隅に追いやられることはなく、リフト乗り場の目の前にある。どのスキー場もそうだが、広い駐車場から、えっちらおっちら板をかついで歩くのは骨が折れる。それなのに文字通りゲレンデ直結なのだからたまらない。タオルやゴミ袋も用意してくれるチェックインは朝8時からで、チェックインをすればリフト券を受け取れる。ゲレンデ前の車中泊プラン専用駐車場は予約日の16時から利用でき、それまではセンター駐車場を利用する。だったら初日は観光しながら遅めに到着するほうがいいかも。チェックインで渡されるのはエリアマップとリフト券、歯ブラシ、ゴミ袋、利用証。ストラップ付きのカードケースとキーは、スキーのロッカーとセンターハウスの鍵なので取扱いには十分気をつけよう。温泉用のタオルは、ホテルのフロントで渡してもらえるので至れり尽くせり。FFヒーターがあるので、エンジンを止めてもあたたかい空気を吹き出してくれる。これがあるとないでは大違い。朝、リフトが動く間際までベッドでゴロゴロ過ごせるのがうれしい。なお、ゲレンデの朝は早い。音に敏感な人はゲレンデ整備の音が気になるかもしれないので、耳栓があるといいだろう。さらにホテルの温泉とロビーも利用OK。まさにキャンピングカー=客室なのだ。温泉はホテル宿泊者と車中泊プラン利用者のみなので、混雑知らず。これもうれしい。ちなみに温泉のそばにはコインランドリーや温水プールもあり、これらの利用も可能だ。翌朝はいち早く山頂に向かってパウダースノーを満喫。駐車場での仮眠とは違ってあたたかい車内で手足を伸ばして眠れるし、温泉で運転の疲労を癒やせる。100%のコンディションで雪山に挑めるのが最高だ。滑り疲れたらキャンピングカーで休憩また、ゲレンデ直結なので滑り疲れたらキャンピングカーに戻って休憩。ティータイムを楽しむもよし、ナイターに備えて昼寝するもよし。隣にクルマがなければテントやオーニングを広げてもよく、かなり自由度が高い。平日でほかの車両が少なかったので、自立するモンベル「マルチシェードL」(6万5780円)をキャンピングカーの脇に張って、スノーボードの途中でブーツを履いたままくつろげるよう整えてみた。ヘリノックス「サンセットチェア」にキルティングの「トースティ」(1万8700円)をかぶせて休憩時の冷えを予防する。フードも付いていてすっぽりくるまれるのがいい。この日は残念ながら風が強くて焚き火ができなかったが、駐車スペースでは焚き火やバーベキューもOK。大好きな雪山を眺めながらくつろぎ、眠る。好きなタイミングで滑りにいける。これほど最高の環境はめったにお目にかかれない。→Part.2 雪遊び編に続くレンタルキャンピングカーでスキー場満喫プランの詳細・予約はこちらURL: https://japan-crc.com/hoshino_campingcar/PHOTO/逢坂聡 TEXT/大森弘恵
テクニックキャンピングカー&トレーラー 
知っていれば焚き火が変わる!プロが教える薪の違い
知っていれば焚き火が変わる!プロが教える薪の違い
焚き火で薪の種類を気にする人は多くない。しかし、木によってそれぞれの特徴があり、用途も変われば、香り、音、炎の色も異なる。そういう木ごとの違いを知れば、こだわりたくなってくるはず。そこで薪のプロフェッショナルであるiLbf(イルビフ)の堀之内健一郎さんに薪の種類について教えてもらった。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品iLbf(イルビフ) 堀之内健一郎さん火とアウトドアの専門店iLbf (イルビフ)の店主であり、焚き火の楽しさを多くの人に広めてきた人物。国内では珍しい焚き火の専門店を2016年にオープンすると、こだわりのセレクトでマニアからも支持される存在となった。https://ilbf.jimdo.com/楢(なら)— ピザ窯にも使われている、調理に向いた万能性火付き○/火持ち○/入手○流通量も多く、生産体制が整っているので、入手しやすい薪の一種。火付きもよく、火持ちがいい、という相反する性質を兼ね備えている。匂いも少なく、食品に影響を与えないことから、料理などに適している。ピザ窯などでも多く使われているのがこれ。焚き火の初心者にも扱いやすく、調理のときも暖房用にも使える、バランスの取れたおすすめの薪。樫(かし)— 小さな斑点が目印。ズシリと重たくて硬い木火付き×/火持ち○/入手△手に取るとズシリと重たさを感じる。木材の内側表面を見てみると、小さな点が並び、繊維が詰まっているのがわかる。乾燥するのにも時間がかかり、硬い木質が特徴。なかなか火が付きにくいが、火が付くと安定しているので、炉の温度が上がった焚き火の後半に投入したり、薪ストーブの利用にちょうどいい。焼けると薬のような香りが漂ってくる。榎(えのき)— 青い炎に癒やされる。入手困難で趣向性が高い火付き○/火持ち△/入手△入手困難な薪のひとつ。木材の乾燥で急に軽くなる木質がある。乾燥の途中ではアーモンドのような香りを発する。火付きがいいので、焚き火の前半に利用するのがおすすめ。さらに、火が安定すると、青い炎が出てくるのが特徴。この炎の色を求めて、焚き火や薪ストーブなどのジャンルを問わずに、炎を観賞するために購入する人も多いとか。椚(くぬぎ)— パチパチと薪のはぜる音を楽しむ雰囲気重視火付き×/火持ち○/入手○樹皮の形状が楢に似ているが、ひとつひとつの凹凸が大きい。内部は樫のように繊維が詰まっていて、硬いのが特徴。国内の広い範囲に分布している樹木でもある。火持ちがよく、焚き火の後半に投入するのがいい。また、「パチパチ」と音がするのが特徴で、雰囲気を重視する人に好まれる。癒やし目的の焚き火や薪ストーブなどで使われることが多い。椣(しで)— パカンときれいに割れて薪割りが簡単!火付き○/火持ち○/入手△木自体は硬いが、きれいに割れてくれるので、薪割りなどの加工がしやすい木質を持っている。しかし、流通量が少なく、入手困難な薪でもある。火付きがよく、火持ちがいい性質を持っている。燃えたあとにも、薪の形が残っているので、炭のような使い方ができるのも特徴。炎が落ち着くと温度が安定するので、調理などに使用するのが適している。桜(さくら)— おなじみの桜の木も薪となれば香りが立つ火付き○/火持ち△/入手△桜は日本人にとってなじみがあるので、樹皮を見てわかる人も多い。火付きはいいが、火持ちが悪いので、薪ストーブなどのスタート時などにもよく使われている。最大の特徴は燃やしたときの香り。スモーク料理などにも利用される桜チップ同様に、特徴のある香りがある。料理では使いづらくなるが、桜の香りを求めて購入するユーザーも多いという。欅(けやき)— 大工も敬遠する肌荒れ具合が特徴火付き○/火持ち○/入手○欅の見分け方は、内側の状態をチェックすればすぐにわかる。内側の木肌が荒れているのが特徴だ。薪を割ったとき、きれいに割れず、毛羽立った状態になってしまう。火を付けると荒れた表面から燃えていくのがわかる。燃やすと、心地よい香りが立つのが特徴。若い木は香りが強いが、古木や安定した木は甘い香りがしてくる。薪としても扱いやすい。栗(くり)— なかなか巡り合わない珍しさを楽しんでみる火付き○/火持ち△/入手×薪には産業用とその他(農作物や自然林)の2系統の木が使われていて、農作物用や自然林などのその他の木は、薪として伐採されることが少ない。特に栗は希少価値の高い存在。燃焼時の音に特徴があり、グツグツ、ボツボツ、といった低い音を発することから、その癒やし効果を求めて観賞用に購入する人が多い。若い木だと水分量が多く、強くはぜるので注意が必要。梅(うめ)— オレンジ色の木肌が特徴。その香りに癒やされる火付き○/火持ち△/入手×栗と同じように希少価値の高い薪。木肌に特徴があり、オレンジ色のようなブラウン系統のカラーで、色が濃いのが特徴。木がまっすくに成長しないことから、大きな薪やまっすぐな薪は少ない。燃やしたときの香りが強く、調理にはあまり向かないので、観賞用として利用するのがおすすめ。希少価値が高いこともあり、その燃え方自体を楽しむ薪といえる。【危険!】焚き火に適さない木もある焚き火をするとき、薪拾いをする人も多いだろう。しかし、焚き火に適さない木もあるので注意が必要。例えば漆系の木は、触れたときと同様にアレルギー反応を起こす場合もある。また、上の写真のキョウチクトウは燃やした時に毒を発するので危険だ。PHOTO/中里慎一郎TEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2020年12月号キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェード売り切れ続出中!今人気の秋冬キャンプギア5選
テクニック焚き火 
【徹底解説】薪の違い知ってる?焚き火上級者の“こだわり”を伝授!
【徹底解説】薪の違い知ってる?焚き火上級者の“こだわり”を伝授!
焚き火で薪の種類を気にする人は多くない。しかし、薪にはそれぞれの特徴があり、用途も変われば、香り、音、炎の色も異なる。そういう木ごとの違いを知れば、こだわりたくなってくるはず。そこで、薪のプロフェッショナルであるiLbf(イルビフ)の堀之内健一郎さんに薪の話を聞いてみた。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品iLbf(イルビフ) 堀之内健一郎さん火とアウトドアの専門店iLbf (イルビフ)の店主であり、焚き火の楽しさを多くの人に広めてきた人物。国内では珍しい焚き火の専門店を2016年にオープンすると、こだわりのセレクトでマニアからも支持される存在となった。薪にこだわる人が増えてきた火の専門店「イルビフ」には平日でも、たくさんのお客さんがやってくる。「以前と比べ、若い人など、幅広いお客さんが来るようになりました」と店主の堀之内さん。キャンプスタイルの変化も実感しているそうだ。「最近では、薪の種類を選んで買われる人が増えました。最初から銘柄を指定する人もいます」とも。以前は、銘柄を選んで薪を購入する人は少数派だったが、状況は変わりつつある。薪を選ぶ際の一般的な見分け方は針葉樹と広葉樹の違い。キャンプ場で売られている薪の多くが針葉樹だ。火付きがよく、火力も強いが、火持ちは悪いという欠点もある。そのあたりがわかってくると、物足りなさを感じてきて、焚き火を極めたくなる……という流れだ。薪の違いを知って焚き火マスターに薪は木それぞれに特徴があり、用途によって最適な木も変わってくる。例えば、「樫」の場合は火付きは悪いものの、火持ちがいいので、ある程度燃えている焚き火に入れたり、薪ストーブにくべるには最適だ。「楢」の場合は火付きも火持ちもよく、匂いも少ないので、料理を作るのに適している。ピザ窯などでも多く使われているのがこれ。そんなふうに薪にはそれぞれの特徴がある。同じ調理に使う場合でも、炒め物では瞬間的に火力が強くなるタイプ、煮込み料理では火持ちのいいタイプといったように使い分けることで、薪の能力を最大限に発揮できる。また、香り、音、色などの違いもあって、癒やし効果を求めている人には大切なポイントとなる。このように、薪の違いに気づくと、薪選びは楽しくなってくる。そろそろ、薪にこだわりたくなったのでは!?イルビフおすすめの焚き火セット薪にこだわる以上はギアにもこだわりたい。堀之内さんがふだん愛用している焚き火ギアを紹介してもらった。①キンドリングクラッカー上から太い薪を入れて、ハンマーで叩くと、簡単に薪割りができる。②ファイヤーサイドのファイヤーバード火ばさみ、火掻き棒など4種類の使い方ができる万能アイテム。尖った先を使って、燃えた薪を崩すこともできる。③グレンスフォシュ・ブルークのアウトドアアックス切れ味がいいので、薪の形状を整えたり、枝を払うときなどに便利。④バイソンのバイソンストライカー800ヘッド部分に十分な重みがあって、薪をしっかりと押し出してくれる。薪割りで使う土台の木の幹も重要。地面が土だと、力がしっかりと伝わらない。ひとつで十分なので、揃えておきたい。焚き火の悩みに応えてくれる専門店焚き火に興味があるけれど、やったことがない。焚き火してみたけど、うまくいかなかった。こんな悩みを持っている人はイルビフに行ってみよう。堀之内さんがアドバイスしてくれるぞ。火に関連するギアがズラリと並ぶ店内。本格的な薪ストーブからソロ向けの焚き火台などが豊富に揃っている。こだわりのアウトドアグッズも目を引く。ショップの隣にはオープンカフェを併設。iLbf(イルビフ)埼玉県三郷市彦成4-4-17  みさと団地南商店街104※営業時間・定休日などは公式サイトにて要確認。https://ilbf.jimdo.com/PHOTO/中里慎一郎TEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2020年12月号【あわせて読みたい】“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェードキャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品売り切れ続出中!今人気の秋冬キャンプギア5選
テクニック焚き火 

ランキング(人気の記事)

【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
もっと読む

オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK湖畔夢見る河口湖コテージ戸沢センター
夢見る河口湖コテージ戸沢センター

富士山と河口湖、絶景のコテージとキャンプ場

富士山を仰ぎ見る河口湖北岸に位置するキャンプ場。後ろに戸沢山の森、元島津公爵別荘地がある。うれしいのは、サイトと富士山のあいだに河口湖以外さえぎるものがないこと。コテージは7タイプ、全13棟あり、すべて炊事用具、寝具、バス・トイレ付き。家族やグループでの利用に最適だ。ほとんどの棟から富士山と河口湖の絶景を楽しめる。湖岸道路沿いの山側に管理棟とコテージがある。道1本はさんで河口湖畔におりると、オートキャンプエリアがある。区画の広さは10×10m程。サイトによっては湖に沿って長さ20m強程の変則長方形や台形などさまざま。テントサイトでは直火で焚き火が楽しめる。地質は固い土なので太い金属製のペグを持参しよう。場内には炊事棟やトイレ、コインシャワーが設置されており、設備重視派には物足りないが、ワイルド派にはぴったりだ。
ぷらっとキャンプ
予約OK湖畔羽鳥湖畔オートキャンプ場
羽鳥湖畔オートキャンプ場

レンタサイクルで湖畔を駆けぬけよう湖と山を望む絶景キャンプ場

キャンプ場は羽鳥湖の湖畔にあり、背後に布引山を望む絶景のロケーション。一部エリアはレイクビューとなっている。オートサイトは、段差や小さな木々で区画されており、ほどよくプライベート感がある。コテージには、風呂や寝具、冷蔵庫、電子レンジ、調理器具など、設備が充実しているので、別荘感覚でリラックスして過ごすことができるのがうれしい。サニタリー棟は全3棟あり、うち1棟にはシャワーやランドリーを完備。炊事場はすべて給湯設備付、トイレはウォシュレット付便座。管理棟はホテルのフロントのような内装で、売店では薪・炭・網などのBBQに必要なアイテムや、着火剤・虫除けスプレーなどが揃う。HPではドローンで空から撮影したキャンプ場や、各施設を詳細に紹介した動画が掲載されているので、ぜひチェックしてみよう。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸長瀞キャンプヴィレッジ
長瀞キャンプヴィレッジ

場内の本格的な温泉が魅力!

都心からクルマで1時間ちょっと、最寄りの秩父鉄道樋口駅からは徒歩15分ほどの場所にある自然豊かなキャンプ場。目の前の荒川では遊泳はできないが、川のせせらぎを聞きながらのんびりと時間を過ごせる。サイトは8×10mと広めに取られているので、隣と距離があり快適。林間サイトのため日陰があり、夏でも比較的涼しく感じられる。タープが張りやすいのも便利。地面は砂と土で柔らかいため、30㎝以上のペグがあるといい。トレーラーは場所によって入場可。キャンパーから人気が高いのが、場内にある天然温泉が楽しめる露天風呂付きのオイルランタンが灯された大浴場だ。キャンプ場宿泊者は無料で入浴することができる。ランタンがゆらめく中、自然を眺めながらの入浴は至福の時間だろう。バンガローには専用の屋根付きBBQスペースがあり、雨でも気にせず楽しめる。
ぷらっとキャンプ

pr block

page top