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テクニックの記事一覧(571件)

「キャンプで熱々のおいしいコーヒーを淹れたい!」簡単にできるおいしい淹れ方とは?
「キャンプで熱々のおいしいコーヒーを淹れたい!」簡単にできるおいしい淹れ方とは?
キャンプでコーヒーを楽しむために欠かせないのがドリッパー。しかし、何をどう選べばいいかわからないという人たちもいるはず。そこで、編集部がおすすめするドリッパー2点を紹介しよう。■Wee!Hub/美しすぎるドリッパー Beaudrip価格:1万3200円サイズ:64×94×81㎜/重量:87gお問い合わせ先:パーツ精工 ℡.080-3691-8164 収納サイズは60×94×9㎜。本革ケースセットは1万8400円。精密に切削された組み立てパーツは、本体に収納されている。名刺ケースのような本体を開けるとパーツが収納されていて、それを組み立てるとドリッパーになる。アルミ削り出しで、工作精度の高さや本体開閉にマグネットを使用するギミックなど、細部にまでこだわった作りが所有欲を満たしてくれる。ドリッパーのタイプは台形の3つ穴式なので、3投式で抽出してみた。●淹れ方の手順〈レシピ〉豆量:10g 粒度:中細挽き湯量:140g 湯温:93℃注ぎ方:3投式①ペーパーフィルターは、台形タイプのなかで最小の1〜2人用を使用する。②コーヒー粉10gをドリッパーに入れる。スケールを使うと正確に重さを量ることができる。③蒸らし作業を行うために、20gの湯を注いでコーヒー粉全体を濡らして20秒間蒸らす。④「の」の字に注湯。粉が膨らんだら止め、1/3ほど沈んだら再度注湯。これを3度繰り返す。⑤トータルで140gの湯を注いで、120gのコーヒーを抽出すればできあがり。●落ちが遅いので焦らずゆっくり注湯を落ちるスピードが遅いので、コクのある仕上がりになった。フィルターが小さく、すぐに水面が高くなるので、3投でも水面が上がってしまうようなら4〜5投に分ける。フチのギリギリまで注ぐと味が薄くなってしまう。淹れ終えたあとは持ち手となる脚部が熱くなるので注意。■カリタ/Drip Buddy 102価格:1万450円サイズ:170×125×240㎜/重量:700gお問い合わせ先:カリタ ℡.045-440-6444使用時と違う順番に重ねれば、収納時は高さ175㎜に抑えられる。シャワーポットに湯を入れると小さな穴から湯がゆっくり落ちる。細口ドリップポットで数回に分けて注湯することなく、一気にシャワーポットへ湯を注ぐだけでコーヒーを淹れられるドリッパーセット。カリタ独自の3つ穴式台形ドリッパーを採用しているので、コクのある濃厚な味わいが得られる。シャワーポットの目盛りは3カップと4カップが刻まれているので、3カップを抽出してみた。●淹れ方の手順〈レシピ〉豆量:30g 粒度:中細挽き湯量:450g 湯温:93℃注ぎ方:一気に注ぐ①ペーパーフィルターは、台形タイプの2〜4人用を使用。これをドリッパーにセットする。②コーヒー粉は1杯分10gとして、3杯分30gのコーヒー粉をドリッパーに入れる。③ポットの上にドリッパー、シャワーポットを順に載せ、シャワーポットに3杯分の湯を注ぐ。④3杯分の湯およそ450gを一気に注いだらフタをする。蒸らす作業は行わなくてもOKだ。⑤3杯分淹れたこともあって、1杯分淹れたコーヒーよりもやや濃いめに抽出された。●酸味と甘み、苦みなどバランスのとれた味に杯数分を多くするほど濃いめに抽出される傾向があるためか、今回使用した6モデル中、いちばんコクと苦みのあるバランスのとれた味わいに仕上がった。ただし、一気に注げるからと沸騰直後の湯を入れると雑味が出るので、温度を測るかしばらく置いてから注ぎたい。 PHOTO/佐藤弘樹TEXT/牛島義之出典/ガルヴィ2022年12月号
テクニックハウツー 
【寒さ対策】今話題!キャンプで足湯が手軽にできる!?
【寒さ対策】今話題!キャンプで足湯が手軽にできる!?
冷えやすい足先をなんとかしたい? それならポータブル足湯はどうだろう。焚き火のついでに足をあたためるだけで体全体がぽかぽかしてスムーズに眠りにつける。■蓄熱性抜群の石を加熱石を加工するときの廃材を利用したエコなセット。焚き火などで15分加熱した花崗岩をケースにいれることで湯温をキープ。3個の石を順繰りに使えばずーっと足湯を楽しめる。石1個で10~15分ほど湯を保温できる。商品名:E.C.O GRANITE持ち運び足湯セット:2万2000円折りたたみバケツなし:1万9800円【問】沖セキ■五右衛門風呂感覚で足湯に挑戦ロケットストーブと湯船を組み合わせたユニークな道具で、燃焼部を湯船に沈めて足湯にする。湯船の温度は差し水で調整。自分でお湯加減を調節するのも腕の見せどころ!? 専用ゴトクで飲み物をあたためられるのも気が利いている。商品名:DOD ロケットサブマリンフットバス!!価格:2万4200円【問】ビーズPHOTO/逢坂 聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2022年12月号
テクニックハウツー冬キャン防寒 
熟練キャンパーが厳選!星空撮影や冬キャンの寒さ対策のギアはどれを選ぶ?
熟練キャンパーが厳選!星空撮影や冬キャンの寒さ対策のギアはどれを選ぶ?
凍えるような寒さのフィールドでも、快適にキャンプを楽しんでいるキャンパーが多い。でも、そんな熟練キャンパーたちは、どんなアイテムを持ち、準備をしているのか?今回は星空撮影の達人・クモシカリタカヒロさんにとっておきの防寒術を教えてもらった!映像クリエイター クモシカリタカヒロさん趣味で始めた動画制作が、気がついたら本業になっていた映像クリエイター。撮影から編集までひとりで行うため、適宜、考えながら撮影を行い、作り上げていくスタイル。作品などはこちら。https://linktr.ee/life_goes_on_takahiro星空の撮影には、標高のある場所や海辺などを選ぶことが多い。また、深夜や夜明け間近の方がいい写真が撮れることが多いという。それだけに寒さも厳しくなりがち。「朝焼けの中で輝く天の川を撮影したのは、今年の3月。場所は南伊豆です。雪が降ることは少ない場所ですが、風がとても強くて体の芯まで冷えたのを覚えています」では、そんなクモシカリさんの装備を見てみよう。基本的には動きやすいライトな装備ヘリノックスのチェアワンやモンベルの寝袋は、撮影の際の必需品。カメラのバッテリー充電用にジャクリのポータブル電源も後部座席に積んでいる。キャンプをする際は、ニーモのテントやスリーピングマットといったULなギアを組み合わせて、なるべくコンパクトに。細かいギアは、アルポスのコンテナに詰めてラゲッジルームへ。できるだけカメラのそばから離れない! カメラ機材も寒さ対策星の動きに合わせて可動する赤道儀は、アイオプトロン製を使用。レンズには結露を防ぐヒーターを取り付けている。温度の急な変化にレンズは弱いので、撮影の少し前から外気に触れるようにしているそう。バッグはニューヨークを拠点とする「shimoda」製。愛車は、スズキのジムニーシエラ。タイヤは悪路に強いジオランダーをチョイスしている。「一度撮影を始めてしまえば、とくに細かい操作は必要ないんですよ。ただ、カメラに何かトラブルが起こるといけないので、隣で待機していることが多いんです。とにかく冷えるので、あたたかい飲み物が欲しくなりますが、コーヒーなどのカフェインが含まれるものは利尿作用があるので、なるべく控えて白湯を飲むようにしています」クルマの隣で撮影できるシチュエーションばかりではなく、実際に登山することもあるので、持ち運びやすさを優先してギアを選んでいる。「寒さが限界のときは、おとなしく寝袋に入って耐えしのいでいます(笑)」PHOTO/逢坂 聡TEXT/高梨達徳撮影協力/sotosotodays CAMPGROUNDS
テクニックハウツースタイル冬キャン防寒 
カメラマンに聞く「冬キャンプの寒さ対策」!山頂で星空を撮る時の服装は?
カメラマンに聞く「冬キャンプの寒さ対策」!山頂で星空を撮る時の服装は?
凍えるような寒さのフィールドでも、快適にキャンプを楽しんでいるキャンパーが多い。でも、そんな熟練キャンパーたちは、どんなアイテムを持ち、準備をしているのか?今回は星空撮影の達人・クモシカリタカヒロさんにとっておきの防寒術を教えてもらった!映像クリエイター クモシカリタカヒロさん趣味で始めた動画制作が、気がついたら本業になっていた映像クリエイター。撮影から編集までひとりで行うため、適宜、考えながら撮影を行い、作り上げていくスタイル。作品などはこちら。https://linktr.ee/life_goes_on_takahiro自動車関連の動画を中心に、さまざまな映像制作を手がけているクモシカリさん。星空の撮影は、ここ数年のめり込んでいる趣味的要素が強い得意分野のひとつ。時間ができれば愛車を走らせ、ひと晩中撮影しているという。最高の一枚を求め、テントを背負い山頂でキャンプを行いながらの撮影も多い。「星空を撮影する際は、周りに余計な街灯や遮蔽物がないことが条件。ある程度標高のある山頂や海岸線など、風景に奥行きと広がりのある場所を選ぶことが多いです。そういった場所は、やはり風も強く吹きつけるので体感温度が低くなりがち。そのため、しっかりと風の侵入を防ぎながら、体温が下がらない防寒スタイルがマストになりますね」ウエアはダウンジャケットにパンツ、首にはネックウオーマーを身に着ける。基本的には登山用の動きやすいアイテムをチョイスしているそうだ。やっぱり基本はダウン着用!防寒用のウエアは、上下ともにナンガのダウンをチョイス。パンツは小さく収納できるパッカブルタイプ。ダウンの厚みも気にするそうだが、それよりも「ジャストサイズ」で風の侵入を防ぐことを優先しているそうだ。冷えは足元からやってくる通常は歩きやすさを優先してトレッキングブーツを着用することが多いが、極限まで冷え込む際は、ダウンを内蔵したスノーブーツが必要となる。靴下は永久保証のついた登山用のダーンタフ。隙間をなくしてしっかり保温「あまり着込むのも好きではないので、ひとつのアイテムでしっかり暖を取りたいんですよ」ネックウオーマーが防寒の重要アイテムと話すクモシカリさん。冷気の侵入はもちろん、上まで伸ばせば、唇や耳なども冷えから守れるそうだ。PHOTO/逢坂 聡TEXT/高梨達徳撮影協力/sotosotodays CAMPGROUNDS
テクニックハウツースタイル冬キャン防寒 
正しい淹れ方知ってる?キャンプでドリップコーヒーを最高に美味しく飲みたい方必見!
正しい淹れ方知ってる?キャンプでドリップコーヒーを最高に美味しく飲みたい方必見!
キャンプでコーヒーを楽しんでいるけれど、なかなかおいしく淹れられない。そんな人のために、ドリップコーヒーをおいしく淹れるポイントをアウトドアコーヒーの達人・牛島さんに教えてもらおう!牛島義之アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。アウトドア業界歴30年以上、コーヒー愛好歴20年以上で、コーヒー関連の書籍や記事の執筆も行う無類のコーヒー好き。■ドリッパーの形状は2種類ひと口に「コーヒードリッパー」といっても、形状はさまざま。そして形状が違えば、コーヒーの味も変わってくる。形状は大きく分けて2種類。底が平らな「台形タイプ」、先が尖った「円錐タイプ」だ。●台形タイプ底に湯がたまりやすいのが特徴。コーヒー粉と湯が触れている時間が長いので、コクのある味わいになる。また、穴からコーヒーが落ちるスピードが一定なことから、誰が淹れても同じように仕上がるのも特徴だ。穴の数は1つのものや3つのものがあり、それぞれに湯の落ちるスピードが違うので、味も違ってくる。●円錐タイプ湯を少しずつ注げばゆっくりと落ち、多く注げば速く落ちるのが特徴。自分の好みに合ったコーヒーを淹れられる半面、毎回同じ味にするには技術が必要になる。台形タイプよりも湯の落ちるスピードが速いので、味はスッキリとした傾向だ。■量りながらドリップドリップ時は、器具やカップに湯をかけ温めておく(湯煎)。こうすれば抽出温度が下がらず、できあがったコーヒーも冷めずにすむ。また、使うコーヒー粉や注ぐ湯の量を正確に量ることで、毎回同じような味に仕上げられる。■粉は平らにならすドリッパーに入れたコーヒー粉は山状になるので、必ず平らにならす。そのまま湯を注ぐと抽出にムラが出てしまうからだ。またコーヒー粉をならす際は、ドリッパーを叩かず、軽く揺するように整えよう。叩くと微粉が下にたまってしまい、雑味が出やすくなってしまう。■湯の注ぎ方でも味は変わる注ぎ方は大きく分けると「3投式」「1投式」「一点注湯」の3種類。●3投式湯で「の」の字を書くようにして、3回に分けて注ぐ方法。コーヒー粉と湯が触れている時間が長くなるので、コクや苦みが際立つ味わいになる。湯の落ちるスピードが遅い台形タイプに向いた注ぎ方だ。●1投式「の」の字を書きながら1回で注ぐ方法。湯の落ちるスピードが速い円錐タイプ向きだ。湯とコーヒー粉の触れている時間が短いので、スッキリとした味わいに仕上がる。●一点注湯「の」の字を書かず、1点にのみ注ぐ方法。こうすることで1投式よりも抽出時間が少し長くなり、コクのある味わいになる。こんな特徴を知ってコーヒーを淹れれば、もっと楽しく、自分好みのコーヒーを淹れられるはずだ。 PHOTO/佐藤弘樹TEXT/牛島義之出典/ガルヴィ2022年12月号
テクニックハウツースタイル 
【焚き火安全ガイド】絶対に避けたい!焚き火トラブル防止策まとめ
【焚き火安全ガイド】絶対に避けたい!焚き火トラブル防止策まとめ
炎上焚き火の回避術と消火方法火の粉の飛散を防ぐ知識を身につけよう煙を出さない焚き火術① 炎上焚き火の回避術と消火方法気分が盛り上がったり、ちょっと寒いなと思ったりしたときに、つい大きな炎で焚き火を楽しんでしまいがちだ。けれど、大きくなりすぎた炎は癒やしどころか、恐怖を与える存在になってしまう。そして大きな炎は火の粉の飛散させてしまったり、手に負えないほどの炎になってしまう危険性がある。決して必要以上に大きな炎をおこさず、自分でコントロールできる範囲で焚き火を楽しむようにしたい。■薪の組み方で炎の大きさは変わる?どの組み方が安全?炎が大きくなると火の粉が舞いやすくなるので、できるだけ焚き火は大きくしないほうがいい。そこで「井桁型」「合掌型」「並列型」3タイプの焚き火を比較してみた。その結果、「井桁型」はすぐに火が立ち上って大きくなった。「合掌型」は薪に着火するまでに時間がかかったが、つくと大きな炎が上がった。「並列型」は大きな炎が上がることなく、終始穏やかに燃え続けた。キャンプでの焚き火は「並列型」が安心だ。 大きな炎にしないためには、薪を無闇に入れないこと。燃料となる薪が多いほど、炎も大きくなってしまう。ちなみにコントロールできる炎とは、薪を動かすだけで火力が調節できるくらいが目安と考えておこう。 ②火の粉の飛散を防ぐ知識を身につけよう焚き火を楽しんでいてよく発生するトラブルが「火の粉」によるテントやタープの穴あき。自分のテントやタープならまだしも、お隣さんのものだったらトラブルはさらに大きくなる。そんなことにならないよう、焚き火はテントまわりから遠ざけ、火の粉が舞うことのない焚き火を心がけたい。それでもテントやタープ、ウエアなどに穴をあけてしまった場合は、市販の「リペアシート」で補修しよう。最近はアイロンでの加熱なしで貼れるものが多いので、その場で修復できる。熱処理が必要な製品の場合は、穴が広がったり、中綿が出てきたりしないように、養生テープなどを貼って応急処置を行おう。 ■キケン!火の粉が舞う焚き火とは?①薪に水分が多い場合乾燥が不十分な薪や湿気った薪は、内部で水蒸気が爆発してはぜる。薪が湿っていたら焚き火で乾かし、乾いている薪は湿らないように薪スタンドを活用しよう。 ②風が強い場合風が強いときは、通常舞い上がらない粒子の大きい火の粉も遠くまで飛んでいってしまい、火災につながりやすい。風の強い日には焚き火をしないよう心がけたい。 ③薪が針葉樹の場合スギなどの針葉樹の薪は脂が多く、比較的はぜやすい。針葉樹はできるだけ焚き付けに使い、焚き火には脂が少ないナラなどの広葉樹を使用する。 ④薪の量が多い場合火力が大きくなると上昇気流が強くなるので、火の粉が勢いよく舞い上がり、遠くに飛んでいってしまう。一度にたくさんの薪をくべず、炎は小さくしよう。 ■もし火の粉が抑えられなかったら……気をつけても火の粉を抑えられない場合は、無闇にあおいだりせず、薪を移動させるなどして間隔を開け、焚き火を小さくしよう。 ③煙を出さない焚き火術煙は直接火災などにはつながらないが、多くの煙を出し、それを吸ってしまうと気分が悪くなったりする。さらに他人のサイトに煙が向かってしまうと迷惑になってしまう。またそれが原因で、ご近所トラブルに発展するケースもあるので、できるだけ煙が出ないように焚き火を楽しみたい。 では、煙が出ないようにするためにはどうすればいいのか?  ■煙が出る原因とは?①薪の温度が低い薪に水分が多いと、熱せられても温度が上がらない。すると可燃ガスに着火しないので、ガスはそのまま煙として立ち上ってしまう。②酸素が足りていない発生した可燃ガスに着火しても、酸素が足りないと燃焼を促進できず、不完全燃焼を起こして煙を発生させてしまう簡単にいえば薪の温度を上げて可燃ガスを発生・着火させ、酸素を供給して可燃ガスを完全燃焼させることだ。温度が上がりきらなかったり、酸素の供給が足りなかったりすると煙が出てしまうので注意しよう。
テクニックハウツー焚き火 
【危険】冬キャンプは楽しいだけじゃない。ストーブ上級者に聞いてみた
【危険】冬キャンプは楽しいだけじゃない。ストーブ上級者に聞いてみた
一酸化炭素中毒や火傷、火災の危険を伴うため、テント内の火器使用は自己責任だ。そのリスクを知る上級者だけが踏み入れる薪スト&灯油ストーブの世界を、薪ストーブのヘビーユーザー・猪俣慎吾さんに聞いてみた。猪俣慎吾さんフォトグラファー。流氷を見に冬の北海道へ出向くなど一年中、親子キャンプを楽しむ。今まで訪れたキャンプ場の中から最高の景色を集めた『絶景CAMP GUIDE』(JTBパブリッシング)を昨年秋発表した。各地のイベントにプラネタリウムテントを持ち込む“星空解説”も人気。【コレ絶対!】軽量アイテム!親子で行く流氷キャンプは超軽量テントとチタン薪スト低学年の子とのふたり旅では大人ひとりで設営できるものでないと大変。4人用で重量1.6kgの「シマロン」と結露対策のライナー、テンマクデザイン「チタンストーブ」、全部あわせても4kg以下。やはり軽さは正義だという。【コレ絶対!】煙突の固定用ロープ風をうけて煙突が倒れるとあっという間にテントが燃える。燃料に引火すると非常に危険だ。煙突上部に固定用のフックがあるので、ロープをかけてペグでしっかり固定しよう。【コレ絶対!】一酸化炭素チェッカー一酸化炭素は無臭で、気分が悪いと思ったときには手遅れになる。新しい電池を入れた計測器を用意し、常に監視。一酸化炭素は比重が空気とほぼ同じなので頭のあたりに吊るしておこう。【コレ絶対!】消火用の水と小型消火器万一に備えて消火用水と車載用の小型消火器を用意する。消火用水はうっかりストーブに触れたときにすぐ冷やせるというのもメリット。ゆったり過ごす大型ドームも煙突穴がデフォルトゆったりくつろぐときは4~6人用の大型ドーム「バランゲルドーム」を建てる。このテントも天井に煙突を付ける空間があり、薪ストーブの使用が可能だ。「風に強く、昨年の流氷キャンプで安心感が違いました」(猪俣さん)大きめの穴があいていて煙突が触れないよう調整しながらストーブを設置する。とはいえ熱い煙突が触れないという保障はなく、周囲の生地は一部が溶けていた。【コレ絶対!】大型テントは大きめの消火器大型のテント、大きめのストーブにはそれに見合ったちょっと大きめの消火器を用意したい。「これは家庭用の消火器。たまたま家にありましたが、大きすぎず、持ち歩けて色もいいでしょ」(猪俣さん)煙も灰も少ないペレットストーブ湿気を帯びた薪を使うとテントの中に煙が充満する薪ストーブとは違い、ペレットストーブは燃焼時の煙が少なく安定して燃えるという特徴がある。燃焼効率がよく、不完全燃焼によって排出される一酸化炭素が薪よりも少ないといわれている。「ケトルを載せて湯を沸かしてます。乾燥予防にもなりますよ」(猪俣さん)ユニフレーム「ペレットストーブ」はペレットを満タンにして約2時間燃焼する。燃焼時間を計算できるのが就寝や撤収時にありがたい。余ったペレットを保管しやすいのも高ポイントだ。灯油ストーブと薪ストーブって安全? 危険?テントの中で、テストのために灯油ストーブに点火。一酸化炭素と温度を計測した。ドアを開けると数値が下がったが、一酸化炭素の許容濃度は10ppm以下のところ、1時間で20ppm、温度は42度に上昇し、立ち消え直後も一酸化炭素の数値はアップ。ペレットストーブのほうでは、煙突を取り外して計測するとあっという間に510ppmに達した。ストーブを使うならこまめに換気し、不完全燃焼を起こさないように管理しよう。PHOTO/猪俣慎吾TEXT/大森弘恵協力/青根キャンプ場 aonecamp.jp出典/ガルヴィ2021年12月号
テクニックハウツースタイル冬キャン焚き火 
あなたの家電は大丈夫?【冬キャンプ】で活躍するアイテムはこれ!
あなたの家電は大丈夫?【冬キャンプ】で活躍するアイテムはこれ!
寒さ対策が必須の冬キャンプ。AC電源付きサイトを利用できるなら朝まで電気毛布に頼っても問題なし。ただし、1サイトあたりで使える電気容量に上限を設けていることが多く、その目安は1000W。では、どんな家電が使えるのか、把握しておこう。日本の冬の風物詩「こたつ」でほっこり4人用こたつの消費電力は500W程度で、弱利用なら100Wほど。AC電源サイトで使っても余裕がある。ただしこたつ本体に加え布団が必要なので非常にかさばる。「ホットカーペット」は単体利用ならOKホットカーペットの消費電力は2畳で500W、3畳で700Wほどなので単独で使用するのがベター。電気不要の 簡易こたつの下に敷けば脚と腰を効率よくあたためられていい。ブーツのあたためにも役立つ「布団乾燥機」布団乾燥機の消費電力は600Wほど。眠る前に寝袋をあたためる、濡れた靴を乾かす、冷たい靴をあたためるなんていう使い方ができるのがいい。音がするので夜間の利用は控えめに。テント内で食事ができる「小型ホットプレート」テント内で調理できるホットプレートだが、1000Wを超えるものが主流。とはいえ小型のものであれば800~1000Wのものがあるので、キャンプに持っていくならこうしたものを用意。いつでもおいしいお茶を飲める「電気ポット」電気ポットとケトルは消費電力の多い家電。800W程度のものを用意すればいつでも熱々の湯が手に入るのがうれしいが、蒸気が出るので結露がひどくなる。使用はほどほどに。暖房家電をレンタルするのも選択肢にこたつやホットカーペットといったかさばる暖房家電はキャンプ場でレンタルするほうが車内にゆとりが生まれる。電源容量にマッチするものが用意されているのも心強い。PHOTO/逢坂 聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2021年12月号
テクニックハウツー防寒 
【冬キャンプ】用意しておきたい安心グッズ5
【冬キャンプ】用意しておきたい安心グッズ5
冬キャンプでまず考えなければいけないのは防寒。しかし、慣れていない初心者にとっては戸惑うことも多いだろう。そこで知っておきたいTipsを紹介しておこう。湯たんぽ熱湯によって足やおなかをあたためるというシンプルな構造で壊れにくい。お湯を入れるもののほかに最近は充電式もあり、扱いやすいと人気になっている。〈メリット〉 じんわりおなかや足をあたためる。一酸化炭素中毒の心配なし。ぬるま湯は洗面に使える。〈デメリット〉 使用中の低温やけどに注意。お湯を入れる際は漏れに注意。充電式は加熱や過充電による破損ややけどの恐れがある。電気毛布通電することで発熱する毛布型暖房器具。体をすっぽり覆うものからひざ掛けまでサイズはいろいろ。モバイルバッテリーで利用できるものならスポーツ観戦やお花見などにも使える。〈メリット〉大きいサイズ、ひざ掛けなどサイズいろいろ。テント内で使っても空気を汚さない。モバイルバッテリーで使えるモノも〈デメリット〉使用中の低温やけどに注意。電源サイトやポータブル電源が必要。保温ボトルに常時湯をためておく焚き火の熱を無駄にせず湯を沸かし、保温ボトルにためておく。コーヒーや調理に使うのはもちろん、洗い物や歯磨きなどにも使えるので大きめのボトルを用意しておこう。火のそばで過ごすなら、難燃素材のポンチョを着用自分の好きなダウンウエアが難燃素材とは限らない。グリップスワニーほか難燃生地のポンチョをすっぽりかぶって大切なウエアを火の粉から守ろう。かさばるコタツとホットカーペットはレンタルでもいいかもAC電源や大容量ポータブル電源があるなら、ホットカーペットやこたつを使うのも手。どちらもかさばるので自宅のモノを持って行くよりキャンプ場でレンタルするほうが楽でいい。PHOTO/逢坂 聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2022年12月号
テクニックハウツー防寒 
人気バンライファーちょもかさん&ノスケさんが楽しんだ!スズキ・新型スペーシア ベースで行く秋の釣り散歩プラス車中泊キャンプ旅 Part.2
人気バンライファーちょもかさん&ノスケさんが楽しんだ!スズキ・新型スペーシア ベースで行く秋の釣り散歩プラス車中泊キャンプ旅 Part.2
あそび道具をたっぷり積んで、日本中に趣味部屋を作ろう軽ハイト「スペーシア」シリーズに仲間入りした「スペーシア ベース」はあそびにも使える商用車。荷室左右には3段の切り欠きがあり、DIY が苦手な人でも付属のマルチボードを使うだけで簡単に荷物整理ができるし、机に仕立てれば後部がゆとりのリビングになる。車内が自分だけの趣味部屋になる、そんな楽しい仕掛けが満載だ。 まったり焚き火時間を楽しんだらマルチボードの位置を変えて寝室に。窓は別売のプライバシーシェードで塞ぐのだが、そもそもバックドアはシェルターで覆えるし、サイドの最後部には窓がない。ふたりでもゆっくり眠れるねマルチボードを下段にセットしてフラットに。幅120cmのマットがピッタリ収まる。マルチボードの部分がフラットなので、ストレスなくゆっくりと眠ることができる。「安心して眠れそう。手が届く場所にポケットがあるのがいいよね。私ならポケットの下に小さな棚を作りたいな」とDIY魂を発揮するちょもかさん。スマホが迷子にならない後部ポケット荷室の両側にはポケットがある。適度な深さがあるのでメガネ、鏡、LEDライトなどを入れるのにピッタリだ。「これならスマホが迷子になることはないよね」(ちょもかさん)靴はベッド下にスタンバイベッドの下は高さ約16.5cmの収納スペースがあり、大切な釣り竿の収納にぴったり。ベッドとドアには荷物を取り出せる隙間があるので靴置き場にしてもよさそう。ノスケさんも「靴の置き場所が絶妙。マネしたいな」とバンライファーならではの車中泊談義で夜が更けた。 翌朝、車内の後席シートを座イス代わりにして秘蔵のこたつをセット。バンライファーらしく車内で朝食の準備。朝食はコンビニ食材で作ったホットサンドに決定。「簡単だけどおいしいのでよく作ります」(ちょもかさん)寒い朝は車内でIH調理「オプションの『外部電源ユニット』があれば、車内でもコーヒーや炒め物、炊飯ができるんですよ」とちょもかさん。寒い朝は車内で過ごせばいい。「バーナーより時間がかかるけど、寒さに震えながら外で調理をしなくていいんです」(ちょもかさん) 車内は天井が高く、圧迫感がない。一瞬、16時のチェックアウトまでこのまま車内でまったり……という空気が流れたが、今回の旅は富士山麓満喫キャンプがテーマだ。あそび道具だけを積んで湖に出発した。カーサイドシェルターを片付けて湖畔へ湖畔を散歩しながら釣りを楽しむことに。「釣れても釣れなくても気にしちゃダメ。気持ちよく過ごせればOK」(ちょもかさん) 散歩をしながら気が向いた場所で釣り糸を垂らす、自由気ままな釣り散歩は3時間。富士山は隠れたままだし釣果ゼロ。前夜は焚き火の煙にむせ、小雨が降った。なのに会話が弾んだのは、いつもの車中泊より自然に浸れたから。車中泊の手軽さとキャンプの開放感を再発見するふたりだった。買ったばかりのSUPを膨らましてみた「通販で買ったSUP がさっき届いたので。もう寒いから遊ぶのは来年だけど待ちきれない」と空気を入れはじめたノスケさん。春には車中泊旅にSUP とキャンプが加わりそう。汚れた道具をセパレート収納!マルチボードを立てて前後にセパレートする。着替えや寝袋など、濡れると困るモノを前方に。濡れた釣り道具やシェルターを後部にと、完全に分けられるのが秀逸だ。「後部の床が汚れたら拭くだけでいいんだね」(ノスケさん)マルチボードが大活躍マルチボードは3段階の高さを選んで六角レンチで固定するだけ。「バンライフ向きの機能。使い方を考えるのが楽しいですね」(ノスケさん)車内で写真チェック!?キャンプ場に戻りこたつでひと息。「こたつといえばテレビとミカンだったね」とつぶやき写真をチェックするちょもかさん。外部電源ユニットにつなぐとリビングのようになる。オプションで外部電源も使える別売の外部電源ユニットがあれば、AC 電源サイトならバッテリーを気にすることなく、電気を使うことができる。特別動画を公開!Part.1はコチラ……スズキ・新型スペーシア ベース XF総排気量 658cc寸法 全長3395×全幅1475×全高1800㎜乗車定員 4 名エンジン 直列3気筒DOHCお問い合わせ先スズキ株式会社お客さま相談室 0120-402-253受付時間 9:00~12:00,13:00~17:00URL: https://www.suzuki.co.jp URL: https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_base PHOTO/鈴木優太 TEXT/大森弘恵撮影協力/朝霧ジャンボリーオートキャンプ場、オンリースタイル、キャンパルジャパン
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人気バンライファーちょもかさん&ノスケさんが楽しんだ!スズキ・新型スペーシア ベースで行く秋の釣り散歩プラス車中泊キャンプ旅 Part.1
人気バンライファーちょもかさん&ノスケさんが楽しんだ!スズキ・新型スペーシア ベースで行く秋の釣り散歩プラス車中泊キャンプ旅 Part.1
SUZUKI Spacia BASE × GARVYマルチボードを搭載した自分だけの秘密基地になると話題の軽バン「スズキ・新型スペーシア ベース」でバンライフ仲間のふたりが1泊2日のキャンプ旅に出発!湖畔散歩と釣り、そして焚き火を楽しむ自由な休日のはじまりだ。 自分の部屋のようにクルマをカスタムして旅をする【バンライフ】。キャンプと一線を画したライフスタイルだが、そのエッセンスを取り入れた【車中泊キャンプ】が広まっている。 テント泊から車中泊が多くなったちょもかさんもそのひとり。「でも、焚き火が好きだし、水辺に近いキャンプ場が好み」とキャンプも大好き。バンライフ仲間のノスケさんは「バンが事務所であり自宅。一年中旅をしています」という生粋のバンライファーだ。 今回の旅はちょもかさんが「車中泊にキャンプ要素を足すと深みが増すよ」とノスケさんに話したことがきっかけ。ふたりで焚き火と散策、釣りをするという富士山麓満喫キャンプをすることになったのだ。 旅の基地は朝霧ジャンボリーオートキャンプ場。草地が広がるフリーサイトで、駐車位置もレイアウトも思いのままという自由度の高さが人気だ。ちょもかさんが用意したのはテントよりも簡単に設営できるカーサイドシェルターで、クルマの後部に自立させる。車内がシームレスなリビングとなり、のびのび過ごせるし、温泉や釣りに行くにも場所を確保できるというわけ。「テントも焚き火も面倒だと思って車内に引きこもっていたけど、このスタイルならいいかも。広い車内がもっと広く感じるね」(ノスケさん)小回りがきいて、キャンプ場への狭い道でも運転しやすい軽自動車を愛するちょもかさん。初めての「スペーシア ベース」運転もノリノリで、ノスケさんとの会話も弾む。後席アレンジが楽しい!ちょもかさんが車中泊を始めた理由は「テント設営と撤収の短縮」。標準装備のマルチボードを使えば、車内を4つのモードで自由にアレンジできる。どっさりキャンプ道具!車内での眠りの質を高めるために、厚さ10cmのオンリースタイル「車中泊専用マット ワイドサイズ」とogawa「ダウンシュラフ500」を用意。アウトドアリビングを彩るファニチャーと焚き火台のほか、寒さに備えて車内で使える電気調理器とポータブル電源、そして釣り道具まで積めた!雨に備えて長靴&サンダルを用意置き場所に困る長靴やサンダルは助手席下のトレイへ。トレイは取り外し可能で取っ手付き。バケツみたいにトレイの中で、ドロドロに汚れた靴やサンダルを洗えるのも車中泊旅に便利。跳ね上げドアがキャンプにぴったりogawa「カーサイドシェルターⅡ」を自立させ、日中は跳ね上げたバックドアと連結して広々リビング。寒さがこたえる夜は「スペーシア ベース」をシェルター内に入れ込むと風の影響を受けにくい快適空間が誕生する。荷室がキッチンの棚に変身バックドアの脇にテーブルを置いて青空キッチンに。ノスケさんは荷室の棚「マルチボード」の高さを変えてクーラーボックスや調味料を配置。機能的なキッチンを演出した。風が心地いいので青空の下、シングルバーナーで調理スタート。「お菓子作りが好きだけど、車中泊だと凝ったものではなく、ちゃちゃっと料理しています」とちょもかさん。車内泊とキャンプのいいとこ取り!焚き火も薪割りもほとんど経験がないノスケさんのために、ちょもかさんが手順を示しながら焚き火を準備。特別動画を公開!Part.2へ続く……スズキ・新型スペーシア ベース XF総排気量 658cc寸法 全長3395×全幅1475×全高1800㎜乗車定員 4 名エンジン 直列3気筒DOHCお問い合わせ先スズキ株式会社お客さま相談室 0120-402-253受付時間 9:00~12:00,13:00~17:00URL: https://www.suzuki.co.jp URL: https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_base PHOTO/鈴木優太 TEXT/大森弘恵撮影協力/朝霧ジャンボリーオートキャンプ場、オンリースタイル、キャンパルジャパン
テクニックスタイル自動車 
「どれを選べば正解?」冬キャンプに備えるためのテント選びをアウトドアの有識者が解説!
「どれを選べば正解?」冬キャンプに備えるためのテント選びをアウトドアの有識者が解説!
冬キャンプの要となるギアをどう選んだらいいのかわからないという人たちのために、アウトドアライフストア「WILD-1」の名物スタッフさんにアドバイスを頂いた。今回はテント選びのポイントについて。雄鹿裕樹さん2年前よりデックス東京ビーチ店のキャンプ担当となり、お客さまにあった道具選びを手助け。自衛官の父親の影響で幼少期からアウトドア遊びに精通している。■断熱性が高いのはT/C&コットンコットンやT/C製テントは通気性に優れて涼しいイメージだが、「断熱性にも優れていて保温性もいいんです。結露もしにくいですしね」と雄鹿さん。テントに使われているコットンやT/Cは水分を含むと繊維が膨張して目が詰まるのはご存じのとおり。そして化繊のような水滴は見えづらいが、冬は外部との温度差により結露はしている。この水分を繊維が含み生地の目が密になる。それに加えてテントに使われているコットンやT/Cは化繊よりも大分厚く、テント内のあたたまった空気を閉じ込めやすいのだ。■T/C製で2ルーム的な使い方ができると最強「やはり冬キャンプでは保温性にすぐれたテントを選びたいですよね。素材でいえばコットンやT/Cですが、スタイルは2ルームでしょうか。大型なので設営や撤収に時間がかかりますが、リビングと一体型なのはやっぱり便利です」(雄鹿さん)厚手のコットンやT/C製テントは化繊よりも断熱性がある。リビングと一体化した2ルームであれば隙間風が入りにくく最強だ。ドームテントやワンポールでも大型ならリビング兼用のワンルームにできるが、リビングをとれないなら別途スクリーンテントなど全閉できるリビングが欲しいところ。テントとリビングスペースを接続させる際は隙間風が入らないよう工夫しよう。最後にテントを張るときに覚えておきたいTipsも紹介しておこう。■スカートは冬キャンプのマスト機能冷たい風や空気がテント内に侵入するのを防ぐのがテントの裾に付いたひらひらのスカート。できるだけ冬はスカート付きを選んで。スカートのないものはカンガルースタイルなどひと工夫で寒さに備えよう。■凍った大地に備えて頑丈なペグを忘れずに晴れていても気温が低いと地面がガチガチに凍っている場合がある。テント付属のプラスチックペグや細いアルミペグでは太刀打ちできないので、スチールペグなど頑丈なペグとハンマーを忘れずに。とくにワンポールテントなど非自立の大型タイプは必携だ。WILD-1デックス東京ビーチ店東京都港区台場1丁目6-1デックス東京ビーチ・アイランドモール5階℡.03-3599-5311https://www.wild1.co.jp/shop/dc_tokyo_bc/都心にありながら大型テントを数張り常設する広さが自慢。スタッフの知識が豊富でギアやフィールド選びの参考になる。店舗限定アイテムを探すのも楽しみだ。PHOTO/逢坂 聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2022年12月号
テクニックハウツー冬キャン防寒 

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【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK川岸グリーンパークふきわれ
グリーンパークふきわれ

サイトの目の前に川が流れる好環境

東洋のナイアガラと言われる「吹割の滝」や名湯・老神温泉にほど近い。キャンプ場の隣には栗原川が流れ、夏を中心にファミリーでにぎわう。川沿いに桜並木があり、春には満開の桜、夏は川遊び、秋は周辺でキノコ狩りやリンゴ狩りなど、四季折々の楽しみ方ができる。さらに、尾瀬へのハイキング、皇海山や日光白根山など近隣の登山のベースとしても利用しやすい。テントやタープ、シュラフやコンロなどのレンタル用品も豊富に揃っている。ペットもOKで、フリーサイトでは直焚き火ができるのがうれしい。
ぷらっとキャンプ
予約OK高台東白川アウトドアリゾートGRANPEAKS
東白川アウトドアリゾートGRANPEAKS

キャンプ初心者にもおすすめおしゃれで快適なアウトドア体験ができる

快適なアウトドア体験ができるキャンプとグランピングの施設。とてもおしゃれな雰囲気で、ビギナーからエキスパートまで心ゆくまで楽しめる場所になっている。各エリア・サイトは広々とし、隣り合ったキャンパーとの距離を気にせず自由に過ごせる。仲間たちと楽しむもよし、静かに自然の中でゆっくりするもよし。希望に応えられるように様々なエリアとサイトを用意・計画中。ドームテントのある「GRAMPING AREA」、木々に囲まれた「HANANOKI AREA」、隠れ家サイトと野営サイトのある「EXPERT AREA」、星空オートサイト・フリーサイト・パノラマエリアのある「STAR AREA」、BBQができる「BBQ AREA」がある。売店や自動販売機などの設備も充実している。売店ではキャンプ用品やCROCEプロデュースの食材も手に入り、快適なアウトドア体験が待っている。各サイト駐車場有り。
ぷらっとキャンプ
予約OKAzuri Camp Space
Azuri Camp Space

海を眺めながらリフレッシュキャンプをしよう

あづり浜が目の前に広がるロケーション。志摩市でもトップクラスのきれいな星を楽しめるスポットで、天気が良ければキャンプサイトから満天の星空を見上げることができる。夕暮れやマジックアワーはもちろん、冬の時期は紀伊半島に沈んでいく夕陽も楽しめる。サイトスペースは全サイト約7.3m×10mで車の横付けができるオートキャンプサイトは全8区画でAC電源付きのサイトが5区画ある。海により近いシーサイドキャンプサイトは全9区画でAC電源付きのサイトは同じく5区画ある。車の横付けは設営・撤収時のみとなるので車の横付け希望やキャンピングカーはオートキャンプサイトがおすすめ。サイト数は全部で17区画と小規模のキャンプ場だが、小さいからこそできる居心地のいいキャンプ場を目指しているとのこと。
ぷらっとキャンプ

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