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  ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその2〜

ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその2〜

コールマン ジャパンの歴史
1900年頃、アメリカでW.C.コールマンがマントル式ランプのレンタル会社を作り、1901年にランプの専売特許権を取得したのが「コールマン」のはじまり。日本上陸は1976年のこと。当初はアメリカ法人「日本コールマンInc.」として創業したが、1984年に日本法人「日本コールマン」、そして1992年「コールマン ジャパン」となっている。

中里 豊社長
商社、外資系化粧品メーカーを経て、2015年よりコールマン ジャパン4代目社長に就任。製品づくりとともに、キャンプの魅力発信に尽力している。

多様化が進む現代のキャンプ人気

2010年代以降、日本ではフェス人気に後押しされキャンプがふたたび脚光を浴びることになる。

ユニークで高品質な製品づくりを心がけているコールマンからは、クアッドマルチランタン、ロードトリップグリル、そしてダークルームテクノロジーという発明が続々誕生。他社が参考にしたと思われる製品が続々うまれたことは記憶に新しい。

2010年のガルヴィ5月号特別付録で掲載されたコールマンのグリル。

こちらは2010年のガルヴィ5月号特別付録。今となっては当たり前の引き出し式ロストルを搭載したクールスパイダーグリル、ロードトリップグリルがそろってお目見え。

“光を分割する”というアイデアが支持されたクアッドLEDパネルランタンも2010年の新製品。発表されるやいなや、他社からも分割ランタンが誕生した。ヘッドライトを持たないキャンパーが増えたのもこの頃から。

「キャンプシーンに影響を与えた製品は氷山の一角。ヒット作と言われて脚光を浴びるものは全体の1割程度です。

製品の多くは失敗するかもしれませんが、それでも最終的には社員の熱意を大事にしたいと考えています。

その熱意が発明を生み、キャンプシーンを大きく変えるかもしれませんから」

その一例が本年発売のサンシャインキャッチャーだという。

いわゆる黄色いてるてる坊主。

これをつければ必ず晴れる、濡れたテントがよく乾く……などという機能はまったくなく、あくまで“お守り“であり癒やしアイテム。

機能性とは無縁で当初はまったく期待されなかったが、開発者の熱意を受けて販売に踏み切ったところ初回完売のヒットとなったという!

日本では戦前よりボーイスカウトや林間学校など教育の一環としてキャンプが行われてきたが、1961年に交付されたスポーツ振興法によってキャンプがスポーツのひとつとされ普及の第一歩に。とはいえ日本初のオートキャンプ場、大野路ファミリーキャンプ場が生まれたのは1979年のこと。レジャーとしてのキャンプは70年代が黎明期、90年代初頭〜半ばは第一次オートキャンプブーム、そして今が第二次キャンプブームと言われている。

「90年代はRVに乗って家族で出かけるオートキャンプ一辺倒でした。

今は90年代とは異なりファミリーキャンプ、ソロ、フェス、おうちキャンプなどその楽しみ方はさまざま。ベテランもいれば新しくキャンプをはじめた人もいます。

ブランドにしても、インテリアメーカー、ワーク系など新規参入が増えていますよね。この多様性はコールマンにとって大いに歓迎すべきことだと考えています。それだけ市場が盛り上がっている証拠です」

驚くほど高額な製品もあれば、立派な製品が100円ショップのアウトドアコーナーに並ぶこともあり、ユーザーの選択肢は増えている。

さらに、新規参入企業は、長年取り組んできたアウトドアメーカーでは思いつかないアイデアを引っさげてやってくるので、これがキャンパーやメーカーを刺激するというのだ。

「現代は格差社会だと言われますが、自然下ではみな平等。

我々はキャンプをしてみたいと思ったすべての人が、キャンプ体験できるよう、今後もエントリー向けからハイスペックなものまで幅広く製品を扱っていきますよ」

インタビューその3へ続く


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著者紹介

ガルビィ編集部
ガルビィ編集部
https://www.garvyplus.jp/

1991年創刊のアウトドア・キャンプマガジン『ガルビィ』編集部。

春夏秋冬、フィールドやイベントを駆け回っています!


オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK高原上毛高原キャンプグランド
上毛高原キャンプグランド

満天の星空は天然のプラネタリウム広大な草原の中でのびのび過ごそう

ゆるやかな斜面のある広大な草原に位置するキャンプ場。10×10mの広々サイトは、隣のサイトとの距離が十分で、タープの張り方などを工夫すればプライベートな空間をつくり出せる。焚き火は地面を傷めないように器具を使用すればOK。施設には天然木が使われ、宿泊施設のほかウォシュレット付きトイレやキッチン棟まで清潔なログハウス調になっている。また建物全棟にエアコン完備。ヒノキ造りの無料露天風呂と有料家族風呂も完備されている。また、ペット連れキャンパーも大歓迎で、宿泊施設5棟ではペットの入室が可能(有料)。バイクも乗り入れ可能。ウッドキャビンやバンガローもあり、レンタル用品も備えているため初心者でも快適なキャンプが体験できる。初心者からペット連れ、アウトドア好きな人みんなが楽しめるキャンプ場。自然の中で快適なキャンプライフを楽しもう。
ぷらっとキャンプ
予約OK林間sotosotodays CAMPGROUNDS南足柄
sotosotodays CAMPGROUNDS南足柄

自然がいっぱいの場所にあり山・川・滝の3つの景色が自慢のキャンプ場

大井松田ICより30分。神奈川県南足柄市、夕日の滝近くにあるキャンプ場で、キャビンサイトとテントサイトの2つを備えている。キャビンは5名まで宿泊ができ、全9棟のうち1棟はペットも一緒に泊まることができる。キャビン利用者はガスバーベキューグリルやスクリーンシェード、焚き火台やハンモック、調理道具など、キャンプに必要な道具がセットになり、飲み物と食材を持参すればOK。冬季はホットカーペットが借りられる。テントサイトは全6区画。キャンプメーカー協賛の展示会などか不定期に開催される。シャワーは清潔に保たれ、無料で利用可能。洗い場はお湯が使え、トイレは温水洗浄便座なので寒い冬でも安心だ。サイトは日陰が少ないので、タープなど日が避けられるものを忘れずに。場内には、クライミングウォールやピザ窯が設置されている。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸ウエストリバーオートキャンプ場
ウエストリバーオートキャンプ場

場内に清流が流れる、釣り好きに最高の環境ファミリーキャンパーにも人気のキャンプ場

南アルプスの甘利山南麓の白根桃源郷の一角にある。場内中央を川が流れ、釣りや水遊びを楽しむのに最適なキャンプ場。川を挟んで右岸にキャンプサイトや炊事場があり、左岸にバンガローやコテージ、シャワールーム、管理棟などの施設がレイアウトされている。テントサイトは、電源付き区画サイト、電源なし区画サイトなどさまざま。フェンス付きのドッグランサイトやドッグガーデンバンガローでは、滞在中フェンス内をノーリードで過ごすことができる。山小屋風のロッジには焚き火用のカマドが用意されている。本格的なカナディアンログのバンガローや平屋建てと2階建てのコテージは、いずれもログハウス調に統一されていてムード満点。場内にはミニライブラリーがあり、気に入った本や雑誌をマイテントに持ち込み、川の音を聞きながら読書することもできる。共有スペースは清潔に管理され、女性に好評だ。
ぷらっとキャンプ

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キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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