ベースは“80年前”のアイディア!?最新技術のテントが快適すぎる…!
日本のキャンプに快適さをもたらしてきた名作テントがある。
われわれ日本のキャンプライフを支え、また他メーカーの開発にも影響を与えてきた、その歴史をひもといてみよう。
今回はogawaの「ピルツ」について。
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80年前のテントをベースにした最新技術のテント
今でこそ、キャンプ場でたくさんのワンポールテントを見ることができるが、2000年代は一部のキャンパーが海外物を輸入している程度だった。
2009年になって、日本の気候、日本のキャンパーのために作られた待望のワンポールテントがogawa「ピルツ」だ。
多湿な日本を考慮し、上下にベンチレーションを搭載。
付属のグラウンドシートは自由に取り外しができ、半分だけ土間にもできる。
裾を巻き上げて積極的に風を取り入れることも可。
目新しさが際立つピルツだが、そのベースは海外製テントではなく同社の前身、小川治兵衛商店が1930年代に発売していた「八錐形天幕」。
ワンポールというと安定感がなさそうに思えるが、実際にピルツを設営すれば非常に風に強いことも実感できる。
現在はオリジナルの9、15に加え、7、19、そしてツインピルツがスタンバイし、多種多様なスタイルに対応できるようになった。
通気性に優れたコットン混紡モデルも発売された。
多種多様なスタイルに展開
■ogawa ピルツ15 T/C
通気性と吸湿性にすぐれたポリエステル×コットン混紡を採用。
上部にストーブの煙突用ホールを設けており、自己責任ながら冬キャンプをサポートする。
■ogawa ツインピルツフォーク T/C
別売りの二叉フレームを使えば、レイアウトの自由度がアップ。
こちらも幕体がT/Cになって夏キャンプがいっそう心地いい。煙突ホールはない。
■ogawa トレス
限りなく三角形に近い六角形のフロアを持つワンポールテント。
サイドにアーチポールを通すことで、ピルツよりも有効面積が広くなっている。
【問】キャンパルジャパン
TEL 0800-800-7120
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2017年7月号
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