「絶対買って」ダッチオーブンが万能すぎる…!徹底的に使いこなす活用術とは?
野外料理で活躍してくれるのがダッチオーブン!
焚き火に負けないタフな作りで、重いふたが食材のうまみを閉じ込めてくれる万能鍋を徹底的に使いこなそう。
ダッチオーブンって一体どんな鍋?
もともとのダッチオーブンは鋳鉄製だけど、最近は鉄板やステンレス製も登場。
素材によって多少特性は異なるけれど、共通しているのは「焚き火の高温に対応」「重いふたでしっかり密閉」「ふたの上から加熱できる」こと。
焚き火OKのタフな鍋
一般的な鍋では底が抜けたり、つまみなどが溶けたりすることもあるけれど、ダッチオーブンなら大丈夫。ふたの上に薪を載せて、上下から加熱してもいいのでパンだって焼けるのだ。
密閉できるからうまみが逃げない
鍋とふたがピタッ。重いふたは、蒸気の力で持ち上がることはなく、炊飯では水分を少なめにしたほうがおいしく仕上がる。
100年以上の歴史を持つロッジのキャンプオーヴン。
鋳物で密閉性の高いふたを作るには技術が必要だが、ご覧の通り。
加熱すると水蒸気が微細な隙間に入り込み、密閉性が高まるのだ。
ふたで調理ができる
ふた裏に注目。フラットならふたを裏返して鉄板料理ができる。
ディンプル(突起)が付いているものは、水蒸気が食材に降り注ぎ、うまみを還元。どちらでも好みで選ぼう。
重ねて同時に調理をしちゃおう
ダッチオーブンはふたの上からも加熱できる。
ということは、スタンドなどを使って重ねて調理ができるのだ。
これなら炭を無駄なく使い切れる!
ただし、焚き火台の耐荷重に注意しよう。
上下から加熱できる
ふたにフリンジ(縁)が付いていれば、そのまま炭を載せてOK。
フリンジがなくても、写真のようにチャコスタを使えば大丈夫だ。スムーズにふたをあけられる利点も見逃せない。
ダッチオーブンの活用テク
スモークのときは隙間を作ろう
密閉性が高いので、中に入れたスモークチップが立ち消えしてしまう。
小枝や菜箸などを突っ込んで、隙間を作ることでチップの火が消えずにすむ。
脚付きは焚き火の上でも大いに安定
ロッジのキャンプオーブンなど、底に脚が付いている鍋なら、別の鍋の上にそのままオン♪
また、薪や炭を脚の間に置けるので、焚き火の上にそのまま載せてもがたつきが少ないというメリットも。
脚なしは自宅でも使いやすい
脚がないダッチオーブンは自宅のキッチンでも使用できる。
SOTOのダッチオーブンはふたの取っ手がスタンド代わりなので、そのまま重ねて収納できるかしこいシステムだ。
PHOTO/佐藤弘樹
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2017年10月号