秋キャンプを神キャンプにする!旬の料理を取り入れよう!
食べたい「食材」を決めて、キャンプ場を選ぶのもおもしろい。
普段行かない土地でキャンプ場を探し、そこでどんな旬の食材が採れ、キャンプでどんな料理を作るかを計画してみる。
秋ならではのキャンプができるかも!
秋には豊富な食材が並ぶ
そもそもキャンプとおいしいご飯の関わりは深い。それが秋ならなおさらだ。
キャンプ場内で味覚狩りを楽しめるところや、直売所が近くに設置されているところも多い。
また、河岸だったり、釣り堀が併設されたキャンプ場ではぜひ釣りを楽しみたい。
秋が旬のニジマスを釣り上げて、ぜひとも大漁の釣果でテーブルを彩りたいところだ。
最近ではキャンプ場にピザ釜が設置されているところもあり、宿泊者は使用OKな場合も。
家族みんなで、旬の食材を載せたオリジナルピザ作りに挑戦するのも、楽しい時間になる。
秋は地元のスーパーや道の駅にも、ご当地の豊富な旬の食材が並ぶ。
たくさん買って、スキレットやダッチオーブンなどで豪快に料理を作って食べるのも楽しい。
旬を食べたいなら名産を知っておこう!
旬な秋の味覚を知って、おいしい秋キャンプを実現させたい!ということで、秋に人気の名産を紹介。
ぜひキャンプ旅の参考に!
〈柿〉和歌山が生産第一位!
10月上旬〜11月中旬が食べごろで、ビタミンA、ビタミンC、カロテンを豊富に含む。
渋柿と甘柿の2種類に大別。
鮮やかなオレンジが全体に色づき、丸みを帯びて重みがあるものがおいしい。
〈ブドウ〉種類は豊富でメインは山梨
8月上旬〜10月下旬が食べごろで、ブドウ糖や果糖といった糖質やポリフェノールを豊富に含む。
皮の色が赤、黒、緑(白)の3種類で大別。
色が濃く、粒がそろったハリがあるものがおいしいブドウ。
〈リンゴ〉東日本が産地の中心
8月上旬〜11月中旬が食べごろで、食物繊維やビタミンC、カリウム、ミネラルなどを豊富に含む。
全体が赤く染まり、底が黄色く丸みを帯びているものが、おいしいリンゴの見分け方。
重みがあるとなおよし。
〈サツマイモ〉おやつにも、おかずにもなる
9月下旬〜11月中旬が食べ頃。
整腸や便秘予防に有効とされるセルロースを多く含み、中の色によって若干栄養素が異なる。
中心が太く、両端が細い紡錘型のものがおいしいサツマイモ。
〈梨〉肉料理のデザートに最適
8月下旬〜10月中旬が食べ頃。
水分と食物繊維を多く含むほか、消化酵素がタンパク質の分解を促すことからデザートに最適。
つるっとした手触りのものは熟している証拠。
重くて形がいいものが美味。
〈ミカン〉アウトドアでも気軽に楽しめる
10月上旬〜12月中旬が食べごろで、ビタミンCを豊富に含む。
袋に付く白いすじに含むヘスペリジンは、動脈硬化や高血圧の予防に効くとされる。
横に平く、ヘタが小さいものがおいしいとされる。
〈栗〉ごはんにも合う秋の代表格
9月上旬〜10月中旬が食べごろ。
高血圧や貧血予防に効くとされるカリウムを豊富に含む。
国内のニホングリは天津甘栗で使用されるチュウゴククリと比べると甘さは控えめ。
茶褐色でツヤがあるとおいしい。
秋は魚だって美味!
魚介類は秋もうまい。
鮭とイクラの「親子丼」は北海道のソウルフードだが、地元で食材を購入すれば、わずか1000円足らず。
旅先で、漁港や市場があったら、ぜひ立ち寄るべし。
TEXT/大橋保之、小川迪裕
出典/ガルヴィ2019年10月号