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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜オンウェー泉里志代表インタビューその2〜

2021.10.07

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オンウェーの歴史
1995年、輸出入をメインとする商社として創業。時間があるときに請け負ったあるファニチャー工場の検品仕事をきっかけに、よりよい品を作ろうと一念発起し、製品開発がスタート。以降、ハイテク素材の使用、大胆な発想でファンを獲得している。

泉里志 代表取締役
商社勤務ののち、1995年オンウェー株式会社を設立。大規模プロジェクトに参画する合間に、独創的なファニチャーを発表し、グッドデザイン賞を7回受賞している。

日本独自のキャンプスタイルを世界に輸出

オンウェーという名前が我々の耳に届き始めたのは、2000年代に入ってからのこと。 年代のキャンプブームがひと段落し、ガルヴィ本誌でもいろいろなことに挑戦していた時代だ。

ディレクターチェア初期モデル。背もたれから脚に続く1本のパイプによる曲線が印象的。押出ではなく電縫管を用いることも大幅な軽量化の一因に。初期モデルは本革を用いたスタイリッシュなデザインだ。

「オンウェーはもともと輸出入を行っていて、国際的なプロジェクトにも参加していました。でも、そういう仕事は忙しい時期が限られています。空いた時間にやってほしいと、ある企業から頼まれたのが、キャンプ用チェアの検品。現地で目にしたのは、おそろしく原始的な工程で、当然、不合格品の割合も多い。これなら自分で作るほうがまともな製品ができる。そう考えて工場を借りたのがメーカーとしての第一歩でした」(泉さん)

隙間時間の検品から 自分で製品を作る!

1997年、中国・広東省にある古い工場を借りたのがオンウェー初の生産工場。老朽化が著しい工場だったが、8名の技術者とともにオリジナル製品開発に乗り出したという。

以降、泉さん自身が企画、開発した製品を、国内外のアウトドアブランドにアピールしてきた。オンウェーブランドを発売するまでは、徹底して市場を影から支えており、泉さんの作品群を見ればいかに影響力が大きいかがよくわかる。

200名の作業員とともにキャンプ用ファニチャーを製造。当初から製品を企画し、他社に営業に出かけていたそうで一般的な製造請負とは一線を画している。将来の人件費高騰と生産能力拡大を見据え、1年後の1998年には新工場建設に着手したというから驚きだ。

ものづくりひと筋で、国内外の企業と渡り合ってきた泉さんに、キャンプ業界のこの年の印象を教えてもらおう。

「かつては、アウトドアレジャー先進国である欧米ブランドのものを輸入してきました。けれども、欧米は個で、アウトドアも大人同士で過ごします。それに比べて日本のキャンプは家族が中心。狭い国土や小さなクルマに適するよう、リデザインして独自の進化を遂げています。

近代日本の産業と同じで、日本独自に変容したキャンプスタイルを、海外に輸出している状況なんですよ」(泉さん)

インタビューその3に続く

聞き手/大森弘恵
写真協力/オンウェー

執筆者プロフィール

ガルヴィ編集部
1991年創刊のアウトドア・キャンプマガジン『GARVY -ガルヴィ-』編集部。春夏秋冬、フィールドやイベントを駆け回っています!

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