オール電化キャンプは超快適!?上手に活用するテクニックを紹介!
最近のアウトドアレジャーは、電気を活用するのが当たり前。
しかし、せっかく電源があっても使うのはスマホの充電くらいで、活用し切れていない人も多い。
もっと積極的に電気を活用して、これまでとは違ったキャンプスタイルを楽しんでみよう。
上手に電気を活用しよう!
電気はどのように活用すればいいのか。手っ取り早いのは、AC電源サイトの利用だ。
コンセントにつなぐだけなので、家のように電気を使える。
ただし電源の容量は、キャンプ場にもよるが1000Wが一般的。超える場合はキャンプ場に確認を。
より本格的に電気を活用するなら、ポータブル電源は欠かせない。
AC電源サイトのないキャンプ場や車中泊など、さまざまなシーンで電気を活用できる。
ポータブル電源は、大容量モデルを1台購入すれば、一度に多くのグッズを使用できるし、消費電力の大きなグッズも使用可能だ。
しかし容量が大きくなるほど高価になる。
はじめは小型モデルを1台購入し、使用するグッズが増えたら追加で購入するほうがお財布に優しい。
電気の力で快適さを生むテント
電気を使うキャンプ用品といったら、ランタンやグリルなどをイメージするが、最近はテントにも電気を使うものがある。
電動ファンで換気を促すテントや、電動ファンで空気を取り込んで、その空気圧で形状を保つテントなどだ。賢く使って快適に過ごしてみよう。
コールマン/トンネル2ルーム/240
7万7000円
3本のアーチポールにセンターリッジポールを加えた剛性の高い2〜3人用トンネルテント。
メッシュパネルを多く使い通気性は抜群。
コールマン/リバーシブルファンベンチレーション
4400円
専用テントに装着することで、内側にこもった熱や湿気を効率よく排出する電動ファン。
回転を逆にすれば扇風機としても使える。
電源は市販のモバイルバッテリー。テントには収納ポケット付き。
なんと! 空気圧で形状を維持するテント!?
デカトロン/ケシュア キャンプ バブルテント ポリコットン
AirSeconds Skyview 2人用1ベッドルーム
21万9900円
一体型電動ファンでテントを膨らませ、そのまま形状を保つインフレータブル構造のテント。
寝室のサイズは355×329×220cm。
天井には開閉可能なウィンドウを装備。独特な開放感が楽しめる。
高出力&大容量ならたっぷり使える
オール電化キャンプを楽しむなら、高出力&大容量のポータブル電源がおすすめ。
AC電源のないキャンプ場でも、さまざまな家電を使うことができる。
また1台あれば、災害時の電力としても心強い。
EENOUR/ポータブル電源 P1000
10万6800円
定格出力1800W、容量1024Whながら、一般的な同等モデルに比べ軽量でコンパクト。
AC+ソーラーなら最短1時間での満充電が可能だ。
電池残量や入出力W数などがひと目でわかるディスプレイ。
AC出力×6口のほか、USB-A×4口、USB-C×2口も備える。
冷蔵庫なら保冷剤の心配なし!
ACやDC電源だけでなく、内蔵バッテリーで稼働する冷蔵庫なら、保冷剤の持ちを心配しなくてすむ。
またコードレスだからクルマに積んでいるときも冷却し続けてくれるので、要冷蔵のお土産も安心して購入できる。
EENOUR/車載冷蔵庫D35
4万1760円
冷却力に優れたコンプレッサー式ながら、非常に静かでコンパクト。
別売りバッテリーを2個装着できるので、コードレスでの冷却も可能だ。
2Lペットボトルを立てて収納できるので、食材なども整理しやすい。
別売りバッテリーを2個装備できる。モバイルバッテリーとしても使える。
家電ならスイッチひとつで調理が可能
スイッチひとつで加熱が始まる家電は、燃料式バーナーと違って火を使わないので、タープ下やスクリーンテント内でも安心して調理できる。
また電気さえあれば稼働するので、燃料切れの心配をする必要もない。
カシムラ/TI-191国内・海外兼用トラベルケトル 折りたたみ式 温度切替機能付
オープン価格
シリコン部分が折りたためてコンパクトになる容量600mLの電気ケトル。
温度調節式で保温もできる。消費電力はAC100〜120Vで550〜800W。
アピックス/スタッキングクッカー
9900円
コンパクトに収納できる消費電力800Wの電気クッカー。無段階での温度調節が可能だ。
鍋とフライパンはバーナーなどで直火調理もできる。
扇風機は夏のマストアイテム!
猛暑日が多い最近の夏は、扇風機が必携アイテム。主流はバッテリー内蔵の充電式モデルだが、ポータブル電源があれば、充電式でなくても使用できるので選択肢も増える。お気に入りの1台を探してみよう。
リズム/Silky Wind Mini
オープン価格
後ろのファンで空気を集め、前のファンで風を送るコンパクトながら大風量のミニファン。
USB給電式で消費電力は最大3.5W。
サイズは16.1×10.6×9cm。上向き30度の角度調節ができる。
電動ポンプでらくらく吸気
コンパクトさよりも快適さを重視したモデルが多くなってきたキャンプマット。
快眠できる半面、空気を入れるのが大変になる。
しかし電動ポンプがあれば、極厚インフレータブルマットも楽に、早く膨らますことができる。
コールマン/モバイルポンプ
4510円
コンパクトながらパワフルな充電式ポンプ。
4種類のアダプターが付属しているので、さまざまなグッズに使用できる。
サイズはφ7.5×10cmで専用ケース付き。
キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングルが約25秒で膨らむ。
インジケーター付きなので、バッテリー残量がひと目で確認できる。
好きな音楽をいい音で聴ける
スマホなどで音楽を楽しむときに、あるとうれしいのがポータブルスピーカー。
キャンプで使用するときは万が一を考えて、防水仕様を選ぶようにしたい。
もちろん大音量や使用禁止のキャンプ場では使わないこと。
リズム/MAGSPEAKER DUO
オープン価格
ステレオBluetooth接続で臨場感あるサウンドが体験できる防水シアタースピーカー。
IP67防水で、浴室でも使える性能を誇る。発売は9月初旬予定。
マグネットを装備しているので、クルマに取り付けることも可能。
ハンドル付き充電スタンドに取り付けたままでも使うことができる。
ソーラーパネルがあると連泊でも安心
ポータブル電源は便利だが、使えば電気も減ってくる。
連泊など電池残量が心配になる場合には、ソーラーパネルを持参するといいだろう。
太陽光に当てておくだけで、ポータブル電源を充電できる。
EENOUR/ソーラーパネル EB-200P
6万5988円
折りたたんでコンパクトに持ち運べる定格出力200Wのソーラーパネル。
変換効率も23%と高いのが魅力。
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/牛島義之
出典/ガルビィ2024年7月号