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姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第9回 伊豆大島で釣った小サバをいただく
姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第9回 伊豆大島で釣った小サバをいただく
こんにちは、姫乃たまです。突然ですが、皆さんは離島でレンタカーのバッテリーが上がったことはありますか? 私たちはあります。3人とも釣りに夢中だったので、バッテリー上がりに気づいた時点でレンタカー屋さんは閉まっており、思いつく限りの解決策を試したものの、錆びついたクルマはうんともすんとも言いません。容赦なく海に沈んでいく太陽。迫る夜。港に取り残された私たち。最終手段として無理を承知で、宿泊するゲストハウスのオーナーさんに迎えをお願いしようと、おずおずと電話をかけたら「えっ、お酒飲んじゃった!」と驚かれたのが、いまです。現在地の港から徒歩だと4時間かかる今日のゲストハウス数十分後、助手席にゲストハウス「青とサイダー」(https://aotocider.com)オーナーの吉本浩二さんを乗せたクルマが、港に到着しました。運転席でハンドルを握っているのは、なんと吉本さんのお母さん。申し訳なさと、ありがたさと、安心したのとで、3人とも息をするように「ありがとうございます、ありがとうございます」と言い続けながら釣った小サバと一緒に乗車しました。吉本さんは伊豆大島生まれ。これまで何度も大島に通っているあゆみちゃんとは、共通の知人が何人かいたようです。私とNちゃんは初めてだと知ると、大島についてラフにお話ししてくれました。実は今日の昼間、私だけキョンを見たのです。島に柴犬サイズの小さな鹿がいると聞いてはいたのですが、まさか見られると思っていなかったので、ぼうっと立ち尽くしているうちに緑の中に消えてしまいました。白い尻尾が上下に軽々と跳ねながら遠ざかっていきます。でも実はこのキョン、大島では積極的に駆除しなければならないほど急速に繁殖している害獣で、吉本さん曰く「島民を見つけるほうがレア」。島では人間よりもキョンのほうが多いのでしょうか。しかしこの連載、もともとナイフ一本で山に入って自給自足するのを目標に始まったわけですが、あの時キョンを追いかけて(追いつけない)、ナイフで仕留めて解体(どうやって)できたかと言われると……。まったく自信がありません。だいたい誰にも何も言われてないですが。それはおいといて。賑やかな車内で黙々と運転していたお母さんが、小サバの調理方法の話になった途端、「竜田揚げ!」とはっきり声をあげました。無事にたどり着いてホッとする宿の共有スペース(写真は朝撮ったもの)無事に、宿に、着いたー! 心から御礼申し上げます。吉本さんとお母さんに心から御礼申し上げました、本当に。心から御礼申し上げますとはこのこと。そして落ち着いてみると、めちゃくちゃ寒い。体が冷え切っています。日暮れ後の港は寒かった。これから調理をして、食べているシーンを撮影するみたいな仕事が待っているのですが、社会性と協調性をあっさり捨てて、Nちゃんに「私の写真、もういらないですよね?」と言いました。聞いたんじゃなくて、言いました。「つまり、私は、いますぐ風呂に入り、化粧を落として温まりたい……」なぜかあゆみちゃんが「いいんじゃない?」と言い、料理もしていてくれることに。小サバは、全部唐揚げにすることに決まりました。内臓をとって衣をつける竜田揚げじゃなくて唐揚げに。お母さん、ごめん!シャワーを浴びながら、「申し訳ない」を上回る「夕飯作ってもらうの最高〜」な気持ちに包まれていました。部屋着に着替えて、髪をざっくり拭いて、一応菜箸持ってみたりなんかして、手伝ってるふりをします(邪魔)。あゆみちゃんは昔からすごく料理上手な友人です。自由に使えるゲストハウスのキッチン深い時間になって地味に焦っている人たち豪華にイサキのお刺身もつけちゃいます(貰い物)夕飯のメインは、塩胡椒してレモンを絞ったシンプルな小サバの唐揚げ。それから島で買った野菜のラタトゥイユ、ナスの揚げ浸し、冷やしたトマト。おじさんからもらったイサキはお刺身に、カニはスープにしました。テーブルに料理が並ぶと、おじさんがくれたイサキとカニの存在感がすごい。日中のおやつもおじさんがくれたビワだったし、頭が上がりません。ちなみにおじさんと会う前に私もビワを買ったのですが、伊豆大島はビワが破格で大量に買える素敵な島です。やっと3人とも落ち着いて座って、ビールで乾杯! 最高だー! 最高だー……。えっ、これが最高って感情ですか。どの料理も遊び疲れて空っぽになった胃袋においしく収まっていくけれど、やっぱり自分で釣った小サバは、小さいのに一匹でもお腹いっぱい。というか、胸がいっぱい。でも3人ともペロリと平らげました。ふたりも「なんかお腹いっぱいになる」と言い合っていて、それはいつも以上に全身で集中して食べるからかもしれない、と思いました。天国〜!お腹いっぱい、体はくたくた。でも心は充実していてのんびりです。思い出せないほど久しぶりに睡眠薬を飲まずに、眠りに落ちていました。【次回予告】なんと明日は山登り。で、す、が、バッテリーが上がったクルマの存在、忘れていませんか? 帰りの船は時間が決まってるので、逆算すると結構早起きしてレンタカー屋さんと連絡を取らなければいけません。そもそも繋がるのか。そしていろいろ間に合うのか私たち……!【撮影協力】青とサイダー℡.090-4919-1981mail:info@aotocider東京都大島町波浮港4https://aotocider.com【プロフィール】姫乃たま(ひめの たま)@Himeeeno1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、文筆業を中心にトークイベントにも数多く出演している。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。HP:http://himenotama.com/
ニュースコラム 
姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第8回 伊豆大島でサバを釣る
姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第8回 伊豆大島でサバを釣る
こんにちは、姫乃たまです。ほんとに来ちゃった、伊豆大島!視界いっぱいの海!私がお酒を飲み始めたころ、セーラー服のコスプレで泥酔して、目の前で補導されそうになったお姉さんがいました。彼女はそういうお酒の場での遊び方(?)を教えてくれる良き友人となりました。いつの間にか、当時の彼女の年齢を追い越したいま、友達と遊ぶとなるとすっかりお酒ばかり飲みに行くようになってしまった私は、密かに「大人って友達と何して遊んでるのかな」とも思っていたのです。それが最近、どうやら彼女が釣りを始めたらしいと知り、連載担当:Nちゃんと一緒に伊豆大島まで連れて行ってもらうことになったのでした。やったー。竹芝の客船ターミナルで久しぶりに会ったあゆみちゃんは、リュックサックにテトラポットのぬいぐるみをぶら下げていて、私は「硬いはずのものが柔らかいのっていいな」と思いました。左があゆみちゃん、右が私、撮影はNちゃん伊豆大島は伊豆諸島の中で最も大きく、最も首都圏に近い東京都の島です。東海汽船(https://www.tokaikisen.co.jp)の「ジェット船」という明らかに速そうな名前の船に乗ると、竹芝客船ターミナルから1時間45分ほどで港に着きます。ほかにも夜に出発する大型客船があって、こちらは東京〜大島まで8時間ほど(波の状況によっては欠航する日もあります)。ジェット船は「海のジェット機」とも言われていて、浮き足立って出航を待っていた乗客たちも、いざ出航すると快適な温度と揺れない船に守られて思わずうとうと。窓の外はすぐに海と空と、時々ほかの船が通るだけの東京湾の景色に変わって、さっきまで自宅から忙しなく電車で移動していたのが信じられないほどです。海が見える飛行機みたいな乗り物大島に着いた!岡田港に到着すると、レンタカー屋さんがクルマで迎えに来てくれていました。今日は2カ所の港で釣りをする予定なのと、予約している宿が岡田港からちょうど反対の場所にあるので、とにかくクルマがないと始まりません。大島はけっこう大きいのです。貸し出された釣り用車両は手動レバーをくるくる回して窓を開けるタイプで、いまは亡き祖父のクルマを思い出して感動。それにしても錆びています。第一印象が「錆びてるなあ」で、車内も錆びることができるところはすべてが錆びていました。時速40㎞で走っても、120㎞くらいのスピードを出してる音がします! 電気自動車には出せないこの感じ、痺れるぜ。島の端から端までクルマで30分ほど。島内にはコンビニがなくて、スーパーも19時ごろには全部閉まるので、釣りの前に必要な食材を買っておかなければいけません。今夜は釣った魚を調理する予定です。釣れなかった時のためにカップラーメンを買うか協議しましたが、買ったら釣れなくなる気がしたので、まだ見ぬ魚のための調味料だけ買ってスーパーを後にしました。久しぶりの運転で必死ひとつめの釣りスポット・泉津港へ到着。あゆみちゃんの持ってきたエサが、私の想像していた量をはるかに超えていたので、「こんなにあるなら絶対に釣りたい!」という謎のやる気が湧いてきました。とりあえずライフジャケットを着たら、あまりに似合わなくてしばし時間が止まりました。これがエサ。水を加えて練って使います似合わなくてもライフジャケットは必ず着けなければなりませんさっそく釣り始めたあゆみちゃんの隣で、Nちゃんと道具を準備。前回の釣り堀体験の帰りに、ふたりで新宿の上州屋に寄ったのです。初心者でも「サビキ」という釣り針がいっぱい付いた仕掛けなら釣りやすいらしく、エサも虫エサとか怖いやつじゃなくて、小さい網に撒き餌を入れればいいとのことで購入。オキアミと呼ばれるこのエサ、触ると手が荒れる人がいるらしく、あゆみちゃんが皮膚を保護するクリームを貸してくれました。それから作業しやすいように軍手の指先を切ったり、もたもたと準備していたら、初心者オーラが届いたのか地元のおじさんがやって来て手伝ってくれました。上州屋でゲットした初心者セット。リール付きの竿、エサ、仕掛け、おもり絡まったテグス(釣り糸)も5秒で解くおじさんしばらくするといきなり魚が釣れました。あの瞬間のときめきは忘れられません。水のきらめきみたいな気持ちでした。私にも釣れた!サバの子どもです。これがすぐに締めて血抜きをしないといけないそうで、ときめいたそばからあゆみちゃんに「首折って!」と言われてしどろもどろ。てっきり、持って帰って調理の時に締めると思っていたので、心の準備ができていませんでした。でもいつまでも握っていたら小サバが火傷しそうだし(魚の体温は人よりもずっと低いのです)、何より自分で釣って食べるからには、最後まで責任を持ちたいと思ってここ大島までやって来たのです。エラに指を差し込んで力を込めると、まるで私のほうが首を折られたみたいに心臓が飛び跳ねました。初めて釣ってあっという間にお別れした小サバおじさんがお別れの時に、自分で釣ったイサキとカニ、それから自宅の庭になるというビワと夏みかんを渡してくれました。私たちはクルマで次の釣りスポット・岡田港に移動し、釣りを続けます。釣りってイスに座ってビールでも飲みながら、魚がかかるのをのんびり待つイメージでしたが、ひたすらエサを投げて、釣って、風に飛ばされないように気をつけて、思ったよりせわしないです。でも夢中になっているので、頭がからっぽになって、時間はあっという間にすぎていきます。この日はとにかく小サバが釣れる日で、3人でひたすら5〜6時間、小サバだけを釣りました。岡田港では、周りの人たちもみんな小サバを釣っていましたクーラーボックスに入れて持ち帰りますほんとにあっという間に夜になって、ヘッドランプをつけてまだまだ釣りを続けました。釣果は3人で小サバ20匹弱ほど。そろそろ宿に向かおうかと話し始めたところで、初めて小サバじゃない魚がかかって3人とも大興奮(魚の種類は分かりませんでしたが)。こうやって釣りにハマるんだなと実感しながら、あゆみちゃんが「お父さんとお母さん連れてこーい」と言って、リリースしている姿を眺めていました。さて、宿に行こうということでクルマに戻ると、エンジンがかかりません。なんとバッテリーが上がっています。近くで小サバを釣っていたお兄さんが電気を分けてくれることになったのですが、なぜかうまくいかなくてエンジンがかかりません。うわー、まじか。レンタカー屋はすでに閉まっていて連絡が取れず。宿は徒歩だと約4時間。東京行きの船も最終便がなく……どうするどうなる大島の夜。まだ車の不調に気づいてない私たち【次回予告欄を変更して、持ち物リスト!】動きやすい服/防水シューズ/レインウェア/帽子/サングラス/手袋か軍手/ヘッドランプ/汚れてもいいタオル/ゴミ袋/ライフジャケット/虫除け/日焼け止め/皮膚保護クリーム/竿とリールと仕掛けとエサとおもりとバケツとクーラーボックス(まったくわからなかったので新宿の上州屋で店員さんに聞きました!)/氷(現地調達)/おやつ500円まで(全員忘れた)※きっと書き忘れがあるので追加して使ってね!【使用製品】ヘッドランプ:ティカ(ペツル)【問】アルテリア℡.04-2968-3733https://www.alteria.co.jp【撮影協力】東海汽船℡.03-5472-9999https://www.tokaikisen.co.jp/【プロフィール】姫乃たま(ひめの たま)@Himeeeno1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、文筆業を中心にトークイベントにも数多く出演している。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。HP:http://himenotama.com/
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姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第7回 海釣り予行演習で釣り堀へ
姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第7回 海釣り予行演習で釣り堀へ
こんにちは、大漁旗を着ている姫乃たまです。このワンピースは、北海道を拠点に古布の大漁旗をリメイクしている「sabumekko」(http://sabumekko.com)というナイスなブランドの服で、いますぐこのワンピースで北海道へ釣りに行きたいのですが、なかなかそういうわけにもいかないご時世なので、都内の釣り堀にやって来ました。なんで急に釣りかって、そりゃあキャンパーたるもの、自分の食料くらい自分で確保したいからです!JR市ヶ谷駅のホームから、ビルとアスファルトに囲まれた中に、ぽっかりと水がきらめいている空間を見たことありませんか? あの川のようなところ、江戸城の外堀らしいですね(編集担当:Nちゃんに教えてもらった)。存在は知っていたけれど、だいたい慌ただしく電車に乗ってしまうので、ずっと気になったままでした。あそこで釣り堀を囲んで座っている人たちが、ミニチュアくらい小さくしか見えないのに、のんびり楽しそうに過ごしてるのが伝わってくるようでうらやましかったんですよね。名前は初めて認識したのですが、「市ヶ谷フィッシュセンター」というそうです。今度、伊豆大島に海釣りに行くので、今日は予行演習も兼ねて足を運びました!ちなみに私の釣り経験は、小学校低学年の夏休みに祖父に釣り堀に連れて行ってもらったことと、船釣りに行った父親を、母親と弟と一緒に八景島シーパラダイスで遊びながら待っていたことだけです!(関係ない)受付をした後に、練った小麦粉のようなエサを渡されて胸を撫で下ろしました。釣りに来ておいて恥ずかしいのですが、私は虫が苦手なのです……。しかし、それよりもずっと大きな問題が!釣った魚はリリースしなければいけないと、知らなかったのです。唯一行ったことのある釣り堀では、アユを釣って食べたので、釣り堀は「アユを釣って食べる場所」だと思い込んでいました。冷静に考えると、すべての釣り堀がアユ専門だと思っていたほうが謎です。この釣り堀にアユはおらず、コイか金魚が釣れるのですが、釣った後に食べることはできません(そもそも金魚っておいしいのかな)。食べるために釣るのと、ただ釣るのとでは、自分の中に大きな隔たりがあって一気に困惑してしまいました。「釣れたらどうしよう」と思いながら、指先であいまいにエサを練っていたら、Nちゃんに「なんか大きくないですか?」と言われて動揺。「えっ、そうなの?」小さくして釣り針に付け直しながら、なにもかもよく調べずに行動する自分が憎くなりました。釣り針を水に投げ入れると、「釣れたらどうしよう」という不安がぐっと迫ってきます。釣ったコイに対して、どういう気持ちでいればいいんだろう。魚は人間の体温でも火傷することがあると聞くし、もたもた体を触って弱らせてしまったらどうしよう。しかし、いくら釣り針を投げ入れても、私の不安が伝わっているのか、さっぱりコイは釣れません。よく見ると、私が投げ入れた釣り針の餌には目もくれず、足元で堀の縁の藻を食んでいるではないですか。釣れたらどうしようと葛藤している私より、コイのほうが釣り堀に慣れているのです。そう簡単には釣られません。エサをつけては投げ、つけては投げ……。しかし、釣り針からエサがなくなるばかりで、コイは釣れないどころか、引っかかってる感触すらありません。もはや私が投入したエサだけでお腹いっぱいになっているコイがいそうです。私は1時間1000円で、釣り堀のコイにエサをあげに来た女。釣りに来たはずが、私が鯉に泳がされている!しかしこれ、今日は釣れなくてもいいとして、今度の海釣りはどうなるんだ……。途方に暮れていると、後ろを通ったおじさんが「大漁か?」と私のワンピースを見て挨拶してくれました。素直に「一匹も釣れないです」と言うと、「どれ」と隣に座って、さっと一匹、また一匹、コイを釣り上げました。えっ! 同じエサをつけた釣り針なのに、何が違うのか全然わかりません(でも絶対に何かが違う)。すばやく釣り針を投げ入れては釣り上げるのを繰り返しています。ぽかんとしていたら、「はい!」と竿を持たせてくれて、釣り針を投げ入れてくれました。コイが釣り針に食いついた瞬間が、私にはまったくわからないのですが、どうやらおじさんには伝わっているようです。同じ竿なのに、どんどんコイが釣れて、イス代わりにしていたビールケースの上で思わず腰が引けます。おじさんはそんな私の様子を気にかけず、コイの体に触れないように、棒を使ってさっと釣り針を外していました。釣り堀の中には時々、糸が切れてしまった釣り針が口に刺さったままのコイがいて、それらも目にも留まらぬ速さで外していくのでした。「コイは釣っても弱らないんですか?」ときくと、「多少は弱っちゃうから、早く釣り針を外すんだ」とおじさんは教えてくれました。市ヶ谷生まれで、子どもの頃からこの外堀(「お金がないから釣り堀の外だったけど」と言って笑った)で、ずっと釣りを続けているそうです。上手な人の釣りを初めて見たので、こんなにスマートなものなんだと思いました。コイは私みたいな初心者のエサを食べて、時々上手な人にさっと釣られて過ごしているのかもしれません。釣り堀は親子連れやカップル、泳ぐコイを見ながら話したい人たちで賑わっていて、牧歌的な雰囲気です。ぽっかりと広がっているよく晴れた空が、まだ折り合いをつけられていない気持ちと対照的でした。何を考えているのかわからないコイが、水の中をゆるゆると泳いでいます。駅のホームから見ていた釣り堀には、私の知らない世界があるようでした。【次回予告】と、い、う、わ、け、で、心配しかありませんが、伊豆大島の海で釣りをしてきます! 果たして釣れるのか、その前に何を着て行けばいいのか、何を持って行けばいいのか、何もわかっていません! 虫除けは要るんでしょうか。移動はジェット船とのこと。ジェット船って何!?(調べろ私)【プロフィール】姫乃たま(ひめの たま)@Himeeeno1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、文筆業を中心にトークイベントにも数多く出演している。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。HP:http://himenotama.com/
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アパラチアン・トレイルを全線踏破した伝説の67歳女性の実話、ヤマケイから刊行
アパラチアン・トレイルを全線踏破した伝説の67歳女性の実話、ヤマケイから刊行
アメリカにある総距離3500kmを誇るアパラチアン・トレイルを女性で初めて全線踏破した女性の実話『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル』が発売された。同書はベン・モンゴメリ著のノンフィクションで、 山岳・自然分野のメディア事業を手がける(株)山と溪谷社が刊行。原著『GRANDMA GATEWOOD'S WALK』は、2014年の「National Outdoor Book Award」を受賞している。アパラチアン・トレイルは、アメリカ3大ロングトレイルのひとつ。春にスタートして秋にゴールするという、約6ヶ月を要する長いハイキングコースである。このコースに挑戦するハイカーは年間数百人に上るが、彼らの憧れになっている人物こそがエマ・ゲイトウッド、通称グランマ・ゲイトウッドだ。1957年、彼女は女性として初めてアパラチアン・トレイルをスルーハイク(一気に踏破すること)した。その時の彼女はなんと67歳!テントも寝袋もなしで単独で歩き通した女性が生きてきた壮絶な過去ハイキング経験のない彼女が、リュックの代わりに布袋を肩に担ぎ、登山靴の代わりにケッズのスニーカーを履き、寝袋の代わりに毛布にくるまりながら歩き通した逸話は、現代のハイカーたちに半ば伝説となって語り継がれてきた。しかし、グランマ・ゲイトウッドが、なぜトレイルを歩こうと思ったのか、どんな人生を送ってきたのかについてはほとんど知られていない。DV夫から逃れ、11人の子供、23人の孫とも離れて向かったロングトレイル貧しい子供時代を生き抜き、夫の暴力を経験したグランマ・ゲイトウッド。夫のDVによって歯は折られ、全身のあざが消えることもなかった。何度も家を出ては子供たちのことを思ってまた戻ることを繰り返す日々。やっと離婚できたときには結婚から34年の月日が流れていた。人生の終盤でようやく手に入れた自由な時間。彼女が向かった先がアパラチアン・トレイルだった。トレイルを、人生を歩き通す勇気をくれるグランマ・ゲイトウッド極寒の山頂で毛布一枚にくるまりながら、また別の日は焚き火で温めた石の上で夜を過ごしながら、膝の痛みを抱えて1日に20kmを歩き続けたグランマ・ゲイトウッドから学ぶ、強さとたくましさ、そして優しさと自然への愛に共感する人は多いことだろう。本書を通して、時間と空間を超えて彼女と共に歩き旅をする時間は、人生の苦難を乗り越えるための力にきっとなるに違いない。書名:『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル』 著者:ベン・モンゴメリ訳者:浜本マヤ定価:2,640円(本体2,400円+税10%)体裁:四六判ISBN:978-4635172066出版社:山と溪谷社
ニュース 
【もしも私が山を買うのなら vol.3】山購入のための手続きと買った後のこと
【もしも私が山を買うのなら vol.3】山購入のための手続きと買った後のこと
「もしも私が山を買うのなら」をテーマに、全3回に渡りお届けしている本コラム。(第1回 / 第2回)プライベート山(語呂が悪い)でやりたいことから、何を基準に山を買おうかまでいろいろ妄想をしてきましたが、最後となる今回はいよいよ契約です!最初こそ本気で山を買う気なんてなかったのですが、さすがにここまで調べていくと満更でもない気持ちになっているのも事実。山まるごととまでは行かなくとも、自分たちと仲間数人だけで焚き火ができるスペースなら、管理も自分たちだけでできそうだし…..!週末になったら車に飛び乗り、満天の星空を見ながら焚き火をして昼間は開拓。たまに友達を呼んで夜遅くまで盛り上がっても、大きな声で歌ったり楽器を鳴らしてもオールオッケー!なんてワクワクするんだ!山主に…山主になりたい……かも…!と、まだ勇気がでない私ですが、実際に購入(契約)するとなったら、どのような手続きが必要になるのでしょうか。 今回も「宝島社 田舎暮らしの本 山を買いたい!」を参考に一緒に勉強していきましょう。1.意外とシンプル。山を購入するまでの流れ当たり前ですが、まずは山探しからスタートです。自分が山でやりたいことやアクセス環境、管理方法をしっかり洗い出し、条件にあった山をピックアップ。ある程度目星がついたら管理会社や森林組合に連絡し、現地を確認します。ネットの情報だけではわからない、日照具合から現地の空気感、音、斜面などをしっかりチェック。当日は歩きやすい格好で行くのが良さそうです。そこで気に入れば後は書類を揃え、後日不動産業者と司法書士立ち会いの元、売主さんと契約を交わします。契約時に必要な書類は下記の4つ。1.運転免許証やパスポートなどの本人確認書類2.住民票3.印鑑登録証明書4.実印マンションの賃貸契約と基本的な流れは変わりませんが、契約後90日以内に行政に森林の土地の所有者届出書を提出し「ここの山主になりました!」とお知らせする必要があるようです。山を管理するための資格取得が必須だったり、山をこんなふうに開墾し管理していきますといった計画書が必要になるかと思いきや、意外とあっさり。ちなみに契約の時点で譲渡は完了していますが、厳密には登記の移転に10日ほどかかり、その後送られてくる「登記済権利証」をもって、晴れて山主になれるようです。また、売買のときにかかる手数料も要チェック。土地の費用に加えて、事務手数料、印紙代、仲介手数料、司法書士に支払う登記諸費用などがかかる。(中略)そのほか、土地を取得した後に不動産取得税がかかる。山林の不動産取得税は土地の課税標準額に税率3%を乗じた金額になる。(引用) ー宝島社 「宝島社 田舎暮らしの本 山を買いたい!」より引用2.山主になったらまずやること「宝島社 田舎暮らしの本 山を買いたい!」によると、契約後真っ先にやるべきことは、開拓でもなく、設計図づくりでもなく、近所の皆さんへの挨拶なんだそうです。たしかに、急に知らない人が山に出入りして何かを始めたら不安だし怖い...!恐怖...!近所の皆さんに安心してもらうためにも、自分たちの気持ち良い山ライフのためにも最初の挨拶は必ず行いましょう。そして、もうひとつ真っ先にやることが、山の地図をつくること。山主たるもの、自分の山を知らねばならぬ。ということで、自分の足で歩き境界や崖など、山の環境を確認しながら地図を作ることで、管理がしやすくなるだけでなく土地利用の計画が立てやすくなったり、開墾もしやすくなるんだとか。実はひとつの山でも、山主さんは複数人いるなんてことも珍しいことではありません。しかも山の境界線は、公図上はしっかり区切られていても、現場では曖昧なことがほとんど。さらに言うと、公図は明治時代につくられたもののため、縮尺や面積にあいまいな部分もあるんだとか...!(地籍調査が済んでいる場所は境界杭が打ってあるそうです。)知らぬ間に、他人の区画に入り開墾してしまったなんてことのないように、そして逆に、自分の土地をしっかり管理するためにも、予めしっかりと確認したいもの。後々のことを考えると、購入時に隣地の所有者と一緒に境界を確認するくらい徹底した方がトラブルを避けることができますし、いつか売買するときもスムーズにいきそうです。ちょっとここで深呼吸。ここまで楽しい事ばかりに目を向けて来ましたが、山をもつデメリットもしっかり考えたいもの。はたして、本当に管理ができるのか、もし業者さんに頼むとしたらどのくらいの費用がかかるのか、山火事が起きたら?不法投棄をされたら?もしいらなくなってしまったら?…考えたらきりがないけれど、「自分の山ブーム」に乗って勢いで買うのではなく、しっかり現実に目を向けてじっくり考える必要がありそうです。はたして、私は山主になる覚悟はあるのか。購入を考えたからこそ、もう少し自分と向き合ってみたいとも感じるようになりました。今すぐの購入ではなく、今回調べたことをベースに熟考したいと思います。
ニュースコラム 
雪遊び & スキーのことならこの1冊におまかせ!
雪遊び & スキーのことならこの1冊におまかせ!
全国400ヶ所のスキー場情報が掲載されている「ニッポンのゲレンデ」が今年も発売を開始した。スキーやスノーボード好きの人から、家族で雪遊び&温泉の旅行を考えている人まで、多くの人に役立つ情報を掲載しているガイドブック。主要ゲレンデINDEX主要ゲレンデのおすすめ情報が比較しやすい 主要ゲレンデの所在地やオープン期間、標高、総面積、滑走距離、スキーヤーとスノーボーダーの比率、リフト本数、料金、支払い方法、レンタル、施設、キッズパーク、スクール、スノーパークの有無、オリジナルマップなど、ゲレンデのあらゆる情報を掲載している。 統一フォーマットにレイアウトしているのでゲレンデ比較がしやすく、エリアが異なるいくつもの候補地からでも、簡単に好みのゲレンデを決定することが可能。スキー場でこれがしたい!という目的をもっている人のために、巻末には目的別インデックスを掲載。家族で、グループで、ペアで行くゲレンデ旅を快適なものにするために、ぜひ活用してほしい!さらに、地元に特化した楽しいゲレンデをローカルゲレンデガイドで紹介している。「新規開拓をしたい」「人とは違った行き先を選びたい」という人におすすめだ。子どもも大人も楽しい施設を紹介! 雪遊びから初めてのスキー・スノボまでサポートファミリーに役立つ情報が満載子どもと一緒に楽しめるゲレンデ&リゾート特集は、滑りたいパパママも、スキーやスノーボードをやったことがない人も家族みんなで楽しめる情報がいっぱい。イベントや施設のオリジナルサービスなど、事前に知っておけば家族の思い出も豊かになる!滑りたい人も観光したい人もこんな旅行ならみんなで楽しめる!北海道・旭川市への旅北海道旭川市へのゲレンデトリップを紹介。都市部からゲレンデへのアクセスの良さと、宿泊施設が充実していることから、都市滞在スタイルに最適な旭川市の遊び方を提案。旅のスタイルに合わせて、その日の雪質のコンディションに合わせて、自分にぴったりのゲレンデを選ぶことで、滑るだけじゃない最高の旅にすることができる。今年もやります!リフトチケットプレゼント企画全国99ヶ所のゲレンデから選べるリフトチケットプレゼント。チケットを当てて、お得に楽しんじゃおう!ニッポンのゲレンデ2022はネット書店と全国の書店で発売中amazon楽天ブックスセブンネットショッピングhonto紀伊国屋書店e-honHonyaClub
ニュース雑誌 
【イベントレポート】紳士の嗜み、シガーをキャンプで楽しむ
【イベントレポート】紳士の嗜み、シガーをキャンプで楽しむ
10月初旬、実業之日本社が発行するアウトドア総合情報誌「GARVY」と、二輪誌の「RIDERS CLUB」、「 BikeJIN」、「CLUB HARLEY」が中心となって、関係者向けのオフロード走行会&キャンプイベントを開催(イベントの様子はこちら)。実業之日本社が属するグループ企業はバイク好き社員が多く、バイクとキャンプを組み合わせて参加者に新しい遊びを知ってもらいたいという想いから生まれた企画だった。昼は有名ライダーによるオフロード講習やビジネスバイクを使ったリレー形式のオフロードレースなどを実施し、夜はラグジュアリーなアウトドア空間で豪華なBBQなどを楽しんだ。アウトドアでこそ、周囲への配慮を忘れずに夜のコンテンツのひとつとして参加者が楽しんだのが、シガー(葉巻)。日本キューバシガー教育協会で理事を務めた関根真樹さんが講師役となり、さまざまなシガーを用意され、その味わい方をレクチャーした。「シガーは、煙の量も多いですし匂いも強いものです。なので、いくらシガーが好きでも、周りへの配慮は絶対に必要です。もし、自分たち以外にも利用者がいたら、まずは十分に間隔を空けることが必要ですが、それに加えてとにかく風上ではなく風下で燻らすことですね。また、隣に座っている人に対しては、火のついた先端を外側ではなく自分の内側に向けるなどの配慮も必要です。そういった配慮ができてこそ、『紳士の嗜み』と考えます」(関根さん)シガーは、伝統ある紳士の嗜好品。それだけに、こういった周囲への配慮はまず第一に考えることは、当然のこと。それはキャンプ場でも同じで、周囲へ十分に配慮した環境で味わうことが鉄則だ。キャンプで楽しむときのポイント環境の次は道具について。先端をカットするためのシガーカッターや、保管容器であるヒュミドール、といったシガー独自の道具のほかに、火をつけるためのライター(匂いが強いオイルライターはシガーの風味を落とすのでおすすめしない)が必要だ。キャンパーにおなじみのSOTOスライドガストーチや、マイクロトーチも着火しやすい。「今回はホセ・L・ピエドラというブランドのカバレロスという名前の葉巻を用意しました。通称“ロブスト”と呼ばれる太いタイプの葉巻で、やや軽めで吸いやすく、1本660円程度と安価なので初心者におすすめです」(関根さん)アウトドアへ持ち出す際には、ジッパー付きビニール袋やタッパーも便利だという。「携帯用のシガーとしては、アルミチューブ(チュボス)に入ったタイプもあります。保湿のために葉巻を薄い杉材(シダー)で巻いて、チューブに入っているので、適切な湿度を保つことができるシガーです」(関根さん)シガーをアウトドアで味わう意味イベント参加者は関根さんのレクチャーを受け、焚き火を前にシガーとウイスキーを嗜みながら、オートバイやアウトドア談義に花を咲かせていた。その様子を見ながら、関根さんはこう話す。「正直に言いますと、シガーは口に入った瞬間の煙の甘みと漂う香りを楽しむものであるので、オープンエアの環境では味わいが半減してしまいます。しかし、アウトドアで燻らすとおいしく感じるのも事実です。日常から離れた開放感、風で木々が揺れる音や川の流れる音をBGMに焚き火を囲み、仲間たちとの雑談しながら酒を酌み交わす。そこで優雅に葉巻を燻らす。もはや本質であるテイスティングは必要なく、その時間がシガーをおいしく感じさせているのではないかと思います」(関根さん)紳士が嗜む、シガーの奥深い世界。なかなか触れる機会がないだけに、興味がある人もいるのではないだろうか。今後、さまざまな形で広がりをみせていきそうな「バイク&キャンプ」イベント。そのコンテンツのひとつとしてもおもしろそうだ。今後の情報に乞うご期待!
ニュースコラム 
古民家の暮らし+キャンプ体験『古民ピング』って?
古民家の暮らし+キャンプ体験『古民ピング』って?
オフィスから離れて、自宅や滞在先でのリモートワークが可能な今、キャンプをしながらでも仕事ができないか…と考えたことがある方も少なくないだろう。 仕事の合間に、キレイな空気を吸って、美しい景色を眺める事ができたら、どんなに幸せだろう!と。しかし、自然に囲まれた環境となると、気になるのはリモートワークが可能な環境が整っているかどうか。電源や wi-fi がなければ仕事どころではない。今話題の『古民ピング』なら、自然いっぱいのなかで暮らすように仕事ができる環境がある。『古民ピング』とは古民家+キャンピングの造語で、古民家ならではの先人の暮らし方に、屋外でのキャンプ体験も組み合わせたもの。施設内にはwi-fi、プロジェクター、モニター、ミニキッチンなども完備され、会議等にも適した施設が用意されている。そのため、自然の中でも仕事をすることが可能だ。2021年12月1日にオープンする「rootfield」は、築150年を超える本物の古民家で、古民ピングを楽しむことができる。 急な階段にギシギシ鳴る床、囲炉裏。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家を思い出させるような懐かしさが残る古民家宿だ。rootfieldは、壮麗な富士の麓にある西湖から徒歩5分ほどの場所にある。 西湖といえば、天然記念物のクニマスが生息し、富士五湖の中で最も開発が進んでいないため、手つかずの自然がそのまま残る貴重なロケーションだ。一般的な古民家宿やキャンプ場での宿泊とは違った体験ができる rootfield での古民ピング最大の魅力は、“古いけれど新しい”日本ならではの文化と、キャンプ本来のアウトドアの楽しみを、存分に体験できること。宿泊客が連泊して楽しめるアウトドアコンテンツとして、「古民ピング」、「SUP・ドッグSUP」、「樹海トレイル」、「西湖周遊サイクリング」などを掛け合わせることで、単にリモートワークとして会社と違う場所で仕事をするだけではなく、よりクリエイティブなワーケーション(ワーク×バケーション)でのリフレッシュ体験を楽しむことができる。仕事と自然の中での休息を両立できる『ワーケーション』は、ストレスが軽減されることから、より効率的に仕事を進められるようになり、生産性が上がったという人も多い。是非一度、『古民ピング』で新しい働き方を体験してみてはどうだろうか。【WEBサイト】root field(ルートフィールド)【問い合わせ先】古民家宿rootfield山梨県南都留郡富士河口湖町西湖1490直通 :080 -3408-0223メールは公式サイトのお問い合わせフォームより
ニュースコラム 
VAN LIFEは人生をどう変える?世界中から集めた十人十色のVAN LIFEカタログ
VAN LIFEは人生をどう変える?世界中から集めた十人十色のVAN LIFEカタログ
雑誌『TRANSIT』の元副編集長である池尾さん。現在は、京都在住のフリーランスとして活躍中です。これまで旅について考えてきた池尾さん(しかし、鼻炎持ち&虫に弱いので旅スキルは低め)が、本を通じて旅を見直します。以前こちらのコラムで、キャンパーバンでアメリカ北西部を旅した著者によるバンばかりの写真集を紹介したが、この度同じ著者の新著(日本語版)が発売された。その名も『VAN LIFE』。前作に掲載されたのは彼の2011〜2013年のバントリップ。当時に比べると、コロナ禍の今では人との接触を避ける車旅やリモートワークが浸透し、よってVAN LIFEへの注目も加速している。こんな事態は、きっと彼も予想していかなったと思う。著者フォスター・ハンティントンについては、前回のコラムに詳しく書いたのでそちらを読んでいただくとして、前作『HOME IS WHERE YOU PARK IT』が、著者が旅先で出会ったバン生活者たちの暮らしを収めた写真集なのに対し、本書はその延長線上にあるともいえる作り。世界中のバン生活者の暮らしを豊富な写真で紹介するとともに、インタビューによりそれぞれのVAN LIFEのポリシーを聞き出し、バン生活の十人十色のあり方を探る。著者自身のエピソードである「Volkswagen T3 Vans」から始まり、「Volkswagen T2 and T4 Vans」、「Sprinter Vans」、「Japanese Vans」、「School Buses」、そして「Small RVs and Custom Campers」まで、バンのタイプ別に章立てされているところにも、一層のバン愛が感じられる。各章にはバンタイプ別の愛好家のインタビューと写真アーカイヴを収録。VAN LIFEを始めたきっかけから具体的な購入方法、断熱材を設けたり薪ストーブを取り付けるなどのカスタムの詳細、これまでの最大の故障やこれから同タイプのバンをもちたい人へのアドバイスまでに及び、ヴィジュアルブックと思いきや、実践的なネタが豊富。これからVAN LIFEを始めたい人にはもちろん、新しい働き方や生活を模索中の人、また車やDIY好きにも十分読み応えがある。車の仕組みにさほど詳しくない私としては、各々がVAN LIFEをどう捉え実践しているのかが面白かった。「移動手段であり隠れ家であり自由であり可能性」と言う人がいれば、「クリエイティビティを解放するための手段」と言う人も。「動く仕事場」としての使い方がある一方で、「日常からの脱出ポッド」としての使い方もある。中には、手を加える楽しみを常に残しておくために「カスタムを完璧にしない」というこだわりを持つ人も。カスタムそのものに醍醐味を見出すこともできる、VAN LIFEの器の広さに気づく。みんながみんな、VAN LIFEの目的が、旅の手段というわけではないのだ。各自がVAN LIFEの目的を明確にもち、そのヴィジョンに向け、個性豊かなカスタムを施していく。さらにこの本に多い古い車種ともなれば、個性を把握し、運転に気を遣い、度重なる故障や整備に応じる基本スキルは備えておかねばならない(特に旅の途上ではなおさら)。そうして手をかけながら、時にピンチを共に切り抜け一緒に過ごしたなら、バンは紛れもなく人生の相棒になる。VAN LIFEの可能性を知り、私もいつその世界に飛び込もうかと夢見てる。(書名) 『VAN LIFE -YOUR HOME ON THE ROAD-』 FOSTER HUNTINGTON・著 TWO VIRGINSTEXT / 池尾優(編集者) この記事は、日常・非日常問わず、暮らしが豊かになるようなアイデアを提案するメディア『日非日非日日(にちひにちひにちにち)』からの転載となります。
ニュースコラム 
ラグジュアリーなキャンプが楽しめる「バイクとキャンプの 新イベント」が始動!
ラグジュアリーなキャンプが楽しめる「バイクとキャンプの 新イベント」が始動!
愛知県にあるオフロードバイクコース「スラムパーク瀬戸」で、キャンプイベントが開催された。豪華なキャンプ空間とオフロードバイクを思いっきり楽しめる新イベントをレポートする。PHOTO/柴田直行2021年10月、愛知県瀬戸市にある「スラムパーク瀬戸」で、オフロードバイクとキャンプを組み合わせた新イベントが開催された。イベントの発起人は、元ロードレース世界選手権GP250チャンピオンの原田哲也さんと、 小社社主の白井一成。小社刊のバイク専門誌『ライダースクラブ』『培倶人(バイクジン)』『クラブハーレー』と本誌『ガルヴィ』による共同企画として実施され、約40名のキャンプ好きライダーが参加した。ガルヴィ読者の皆さんも、「いまもバイク大好き」「昔乗っていた」という方も多いだろうし、「もし体験できる機会があるなら乗ってみたい」と思う方も、相当に多いはず。世の中、バイクの免許を取る人が激増し、教習所の予約が取れず、納車が半年待ちになるような状況だ。そんなことを踏まえての新イベントだ。実はガルヴィ関係者の半分くらいはバイク雑誌に関わっていたりする。そもそもガルヴィはオフロードバイク雑誌『GARRRR(ガルル)』の姉妹誌『 GARRRV(ガルヴィ)』としてスタートしたのだ。それくらい、隣にある趣味なのだ。(その後、綴りを『GARVY』に変更しています)プロライダーによるライディングレッスン広大なオフロードコースを満喫!イベントは、昼間はオフロードコースでのライディング、夜はキャンプ、という流れ。オフロードコースでは、まったくの初心者から経験者までを対象に、釘村忠さん、鈴木友也さん、平田優さん、粉川樹璃(こがわじゅり)さんといったプロライダーが、座る場所やブレーキのかけ方といった初心者向けの基礎講習から、安全なジャンプの跳び方などの中級者向けまで幅広いレッスンを実施。2日間のイベントそれぞれ終盤に行われた模擬レースではプロライダーと参加者が同じチームとなって走り、白熱した展開に。オフロードは初めてというライダーだけではなく、昔バイクに乗っていた、今後乗ってみたいと考えている人でも気軽に参加できるようなイベントとなっていた。イベントの発起人は、世界チャンピオンのロードレースライダー原田哲也さん(写真右)と、小社社主の白井一成。 「バイクを愛する皆さんに、バイクの遊び方を広く提案したい。今、熱中している楽しみ方だけでなく、バイクにはさまざまな世界があることを知って欲しいと考えたひとつの形が、今回のイベント」と、開催の目的を話した。2018年全日本レディースモトクロスチャンピオンであり、2019 年には女性モトクロスの世界選手権WMXに参戦した粉川樹璃さんは、初心者向けレッスンを担当。ライディングの姿勢やブレーキのかけ方などを丁寧にレクチャー。全日本エンデューロ選手権で四度の年間チャンピオンに輝くなど、多くの実績を持つ釘村忠選手は、丸太や段差の越え方などより実践的な中級者向けのレッスンを実施。今年参戦した全日本モトクロス選手権 九州大会では表彰台を獲得した平田優選手。アトラクションのひとつとして開催されたスタンディングスティル競争でも奮闘し、イベントを盛り上げた。全日本モトクロス選手権でトップライダーとして活躍し、2010 年にはアジアモトクロスでチャンピオンを獲得した鈴木友也選手も参加。レッスン講師を務める傍ら、参加者とともに模擬レースで激走。ロードレース世界選手権に参戦するなど、数々の実績を残した世界的ロードレーサー・中野真矢さんも参加。オンロードとの違いを確かめながら、軽快な走りを見せていた。参加者のファッションにも注目。白井一成社主のマシンはYB125SPのスクランブラーカスタム。マシンのイメージに合わせ、ウエアもトロイリーデザインズでコーディネートした。ファミリーマートと共同開発した新コンセプトウエアが話題のファッションデザイナー、ファセッタズムの落合宏理さんは自らデザインしたウエアで楽しむ。バイクもキャンプも、トータルでデザインすると、楽しさと喜びは何倍にも大きくなる。プロライダーと参加者が気軽に交流できるとても近い距離感のなか開催された今回のイベント。とくに、5人1組となってビジネスバイクで走るリレーレースでは、プロライダーたちが迫力のバトルを披露。平田優選手と原田哲也さんの空中戦があるなど、参加しても見ていても大興奮の展開となった。夜は愛車とともに過ごす焚き火とディナーを堪能!キャンプスペースの中央にはスターシェードを設置しウッドファニチャーをセッティング。周囲には参加者たちの愛車やバイクが並び、ラグジュアリーな空間が完成した。肉料理を中心とした、豪華なディナーに舌鼓。模擬レースのチームメート同士で自然と交流が生まれて、昼間の走りについてや翌日どんなレッスンを受けたいかなど、バイク談議が盛り上がった。プライベート空間で夜はシガーを楽しむ夜になり、参加者が焚き火とともに楽しんだのがシガー(葉巻)。参加者のひとりである日本キューバシガー教育協会で理事を務めた関根真樹さんによるレクチャーが行われた。「葉巻は口に入った瞬間の煙の甘みと漂う香りを楽しむもので、アウトドアでは味わいが半減してしまいます。ですが、日常から離れた開放感、自然の音をBGMに仲間たちと雑談をしながら酒を酌み交わす。そこで優雅に葉巻を燻らす。もはや本質のテイスティングは必要なく、その時間がおいしく感じさせているのではないでしょうか」と、関根さん。葉巻は、煙の量も多く匂いも強い。なので、どれだけ好きでも周りへの配慮は必要だ。関根さんは「キャンプで楽しむ場合はしっかり間隔を空けて、とにかく風下で燻らすべきです。また、隣に人がいる場合は火のついた先端を外側ではなく自分のほうに向けます。そういった配慮ができてこそ『紳士の嗜み』と考えます」と話す。 多くの有名ライダーが参加者と近い距離感で楽しみ、 そして参加者同士も大いに盛り上がった今回のイベント。今回はクローズドイベントとして開催されたが、それは、どうやったら読者の皆さんに楽しんでいただけるかを検証するため。ガルヴィのキャンプイベントで実証されているように、イベントでは参加者同士の交流がとても大切。バイクのイベントではそこが課題の一つでもあったため、バイクとキャンプの組み合わせとなった。結果は、予想通り、素晴らしいものとなった。今後、さまざまな形で広がりをみせていきそうな「バイク&キャンプ」。今後の情報に乞うご期待!
ニュースイベントニュース 
Jackery Japanが 「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」イノベーティブ ブランド賞を受賞!
Jackery Japanが 「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」イノベーティブ ブランド賞を受賞!
ポータブル電源・ソーラーパネルを販売する株式会社Jackery Japanが、「Amazon ECサミット」の一環として10月6日に発表された「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」で、イノベーティブブランド賞を受賞した。「Amazon.co.jp 出品者アワード2021」は、Amazon.co.jpを通じて良い買い物体験を提供している販売事業者を表彰。ユーザーの満足度や売上などを指標に「ご当地の魅力 発信賞」、「Day One 賞」、「FBA 賞」、「海外 販売賞」、「B2B 賞」、「イノベーティブブランド賞」の 6 部門から合計 22 社の販売事業者が選出された。Jackery Japanが受賞した「イノベーティブブランド賞」は、ユーザーのニーズに合わせて革新的な商品を企画・開発し、Amazonを通じて自社ブラ ンドの強化と売上の増加を実現している販売事業者に贈られる賞。Jackery Japanの「ポータブル電源」「ソーラーパネル」各製品の品質・技術およびAmazonサイトでのブランド強化施策などが評価され、受賞に至った。受賞にあたってのJackery Japanのコメント。Jackeryというブランド名には、 「まるで身に着けるように、 バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という想いが込 められ、「いつでも、どこでも、誰でも」自由に安心して充電できる製品を提供しております。今回の受賞を励みに、今後も革新を続け、新機能の開発と既存機能のさらなる改良を継続し、より多くのお客様にエコロ ジーな電源ソリューションを提供していきたいと考えています。環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒 険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げ、絶えず革新し続ける企業として、「ポータブル電源」「ソーラーパネル」の分野で、品質・技術の高いより良い製品を皆様にお届けできるよう努めております。公式サイト:https://www.jackery.jp/
ニュースニュースアイテム 
【もしも私が山を買うのなら vol.2】山ってたくさんあるけど何基準で選ぶのが正解?
【もしも私が山を買うのなら vol.2】山ってたくさんあるけど何基準で選ぶのが正解?
「もしも私が山を買うのなら」をテーマに、全3回に渡りお届けしている本コラム。前回は自分だけの山があったらどんな楽しみ方ができるのかについて妄想を広げましたが、実際に山を買うとなったら何を基準に選ぶのが正解なのでしょうか......? 焚き火台、テント、ケトル、リュック......一通り持っていても、その美しさに一目惚れしたり機能が優れているものを見つけると、つい買ってしまうキャンプギア。これはソロキャン用、これはみんなで行くときに使えるかも、これは持っているけど今しか買えないかもしれないし……。キャンプにハマり出し、言い訳がどんどん上手くなっている気がします。だって欲しいんだもん。キャンプは底なし沼とはよく言ったもので、私よりもずぶりと沼にはまっている夫が、ある時うれしそうに言うんです。「ねえ、山って結構安く買えるらしいよ!」正気か?と思いましたが、気持ちはちょっとだけわかります。自分が求めている究極のキャンプを考えていたら、今度は自分だけのキャンプ場。うん、憧れるけど、ここは冷静さを取り戻し「ちょっとそれはキャンプギアを買うような話じゃないよ」と言ったら「わかってる、でも考えるとわくわくしない?」って。確かに。今回は「宝島社 田舎暮らしの本 山を買いたい!」を参考に、自分に合った山の選び方について考えたいと思います。まずは自分たちの理想の山を考えるまず、私はなぜ山が欲しいのか。どんな山だったらそれが叶えられるのかを洗い出してみることに。【なぜ山が欲しいのか】・静かな場所でキャンプや焚き火を過ごしたい・自分たちで開拓をしてみたい・どこのキャンプ場へ行くか毎週考えたり予約する手間を省きたい【自分の山でやりたいこと】・夫婦2人、もしくは友人や家族を呼んで10名以下くらいでキャンプ・ロッジを建てて、週末にのんびり過ごす(ON・OFFを切り替える場所に)・自然を楽しむ。山菜を採ったり畑も再開させたいやはり軸はキャンプですが、せっかく自分の山があるなら、地元の畑でやっていた家庭菜園も再開させたい。週末に行きたいので、都心からアクセスが良く、自然が豊かで静かで、それでいて景色がきれいな高台がいいな。でも大人数で集まったりキャンプ場をやりたいわけではないので広さはそんなにいらなそうです。そもそも山って簡単に買えるのか?一般に山と呼ばれるような森林は、日本の国土の約3分の2を占めます。そのうち国が所有する国有林が約3割、都道府県や市町村が所有する公有林が約1割で、残りの約6割は個人や企業が所有する私有林です。通常、国有林や公有林は変えませんが、市有林は不動産屋などで取り扱っており、誰でも自由に売買することができます。(引用) 宝島社 田舎暮らしの本 山を買いたい!山といえば三角形のいわゆるお山を想像していましたが、不動産登記上の地目が山林や原野であれば山なんだとか。想像していたお山も山だし、森を切り開いて造成された場所も地目によっては山扱いになるそうです。そうか、山は不動産屋で買えるのか……!車でひょいっと1時間半ほどで行ける山が美しい場所なんて、いくらでもあるぞ。週末にでもその辺りの不動産屋さんを覗いてみようか。見るだけですよ、見るだけ。ちなみにまずは情報を集めたいのであれば、数は少ないですが山林専門の不動産サイトを覗いてみたり、森林組合に相談するのも手とのこと。山の素人からしたらプロの話を直接聞けるのは心強い。チェックポイントは「目的に合っているか」予めチェックポイントを決めておくと、相談もスムーズに進みそうです。何より大事なのは、自分たちの目的に合っているか。せっかく買ったのに使わないのでは、元も子もありませんし、土地を買う以上管理責任は自分たちにあることを忘れてはいけません。「わたしが買う場合」のチェックポイント①地目と都市計画法をチェック - 小屋を建てることや、畑を作ることは可能か?②アクセス - 車で気軽に通える距離か?(車で1時間半以内)③気候とハザードマップ - 雨が多い地域ではないか? - 雪が積もりやすかったり、台風の多い地域ではないか? (常駐ではないので、すぐに対策や対応ができない可能性があるため) - 土砂崩れや津波の恐れはないか?④インフラが整っているか(長期滞在することを考えると重要!) - 電気、ガス、水道、下水を引き込むことができるか? - 携帯の電波は届くか?Wi-Fiはつながるか?他にも、規制や条例から山林の種類(自然林 or 雑木林)に自治体まで、考えることは多そうです。もちろん資金も(あちゃ〜)。やっぱり山を買うんだもん、簡単じゃないよね〜と思いつつ、調べれば調べるほど気になってくる自分の山!とはいえ、責任も重大です。ブームに乗っからずに慎重に、でも楽しみながら今日も妄想を膨らめたいと思います。次回は「山の購入に必要な手続きや管理など」を一緒に勉強しましょう。それではまた!引用元:宝島社 田舎暮らしの本 山を買いたい!
ニュースコラム 

ランキング(人気の記事)

【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK高原牛岳オートキャンプ場「きらら」
牛岳オートキャンプ場「きらら」

山の斜面を利用したサイトからの眺望は見事

「牛岳温泉スキー場」のゲレンデ上部に広がるキャンプ場。日本海から立山連峰までが一望のもとにおさめられ、眼下には富山平野が広がる。夜には満天の星空と街の灯りが美しく、昼夜問わず眺望を楽しめるスポットだ。26区画のオートキャンプサイトは芝で、すべてがAC電源付き。どこの区画を利用するかで景色の見え方も様々であり、ぜひ何度も通ってお気に入りの景色を見つけてほしい。サニタリー棟にはトイレ、シャワー、炊事場がある。5棟あるバンガローはファミリーから人気。こちらにはトイレ、シャワー、ミニキッチンが付いていて快適に過ごせる。(寝具はないので、各自で準備が必要。)レンタル品は、テント、タープ、調理用具等のキャンプ用品全般があるので、キャンプ初心者にもおすすめ(要事前予約)。営業期間は5月1日~10月31日。夏休み以外の毎週火曜日は定休日なので注意しよう。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸篠沢大滝キャンプ場
篠沢大滝キャンプ場

清冽な川での水遊びや満天の星を心ゆくまで満喫しよう!

甲斐駒ヶ岳の麓、大武川の最上流にあるキャンプ場。近くにはキャンプ場開設者が命名した篠沢大滝をはじめ美しい渓谷がある。キャンプ場自体が山に囲まれた立地というだけでなく、キャンプ場のさらに奥に目を向ければ、5月でも雪が残る甲斐駒ヶ岳などの南アルプス連峰の美しさに目を奪われること間違いなしだ。夜の魅力はもちろん満天の星空。天候に恵まれれば、天の川などの息を飲むほど美しい星空を眺めることができる。オートサイトは川沿いの第1サイト、林間の第2サイトとグループサイトの3種類で、第2サイトにはドッグランや人気のお風呂もある。おもに砂利なので、ペグは丈夫な金属製がいい。バンガローは20棟、団体用が4棟ある。バンガローエリアにはつかみ捕り池や遊具、キャンプファイヤー広場、BBQ場、シャワー、ランドリー、品揃え豊富な売店があり、レンタル用品も充実している。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸新くるみランド
新くるみランド

アクティビティが充実!! 飛騨高山の自然を最大限に楽しむ

岐阜県飛騨高山の山に囲まれた、自然の豊かなキャンプ場。標高1000mの場所に位置し、空の雄大さを近くで感じることができる。昼間の青空はもちろんのこと、夜空も見ごたえがある。ソロからカップル、友人同士、ファミリーまでと様々な方が楽しめる設備が整っている。滞在はテント、キャンピングカーで寝泊まりするもよし、バンガローもあるため初心者でも安心。貸切可能なお風呂や、水風呂にベッドチェアを完備したサウナ棟もあり、場外に出なくてもお風呂やサウナが楽しめる。BBQハウスもあるため、お昼はみんなでBBQなんてことも可能。電気自動車の充電施設(6kw)もある。
ぷらっとキャンプ

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