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ロングトレイルハイカー・MASA、みちのく潮風トレイルを行く 準備編 Vol.2

2019/08/07

準備編 Vol.2 全体のルート、今回の企画への思いについて

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TEXT/斉藤正史 画像提供/環境省

最近、国内を歩きます宣言をしてから「どうして今年は海外ではなく、みちのく潮風トレイルを歩くのですか?」と聞かれます。なぜかというと、みちのく潮風トレイルの成り立ちが大きく関係しているのです。
 僕が、会社を辞めてプロハイカーに転身したのは、作家でバックパッカーの故加藤則芳さんのご病気がきっかけでした。2005年、トレイル上で偶然出会って以降、加藤さんを囲む会にお誘い頂くようになりましたが、加藤さんはいつも僕にトレイルの同期として接してくださっていました。スルーハイカー(トレイルを単年で一気に歩きとおす人)にとって、トレイルを同じシーズンに歩いたハイカーとは、同期として深く結びつくことが多くあります。そんなこともあり、お会いする時は、海外のトレイルの話など聞かせて頂いていました。そんな会話の中に、このみちのく潮風トレイルの構想につながる話もあったのでした。

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 2011年、加藤さんの提案を受け、震災復興のメインプロジェクトとしてトレイル作りが進められました。
「MASA、いつか海外のハイカーが日本のトレイルを歩く姿が当たり前に見れるようになったらいいよね」とおっしゃっていたのをよく覚えています。2013年、ご病気で加藤さんがお亡くなりになってからは、加藤さんの想いをみちのく潮風トレイルに少しでも多く残せないか?と思い、それまで関わることのなかったみちのく潮風トレイルに、僕の方からお願いをして強引に関わらせていただいたのでした。
 あれから6年、当初700㎞を予定したルートは、1000㎞まで伸び、ようやく令和元年にトレイルが全線開通しました。しかし、僕の関わったエリアは、ほんの一部です。残りの区間がどのような道のりになっているのか、プロハイカーとして確認したいと考えました。また、個人的にもトレイルを提案した加藤さんの想いがどれだけみちのく潮風トレイルに反映されているかを見たいとずっと考えていました。

 そんなことで、今回、みちのく潮風トレイルを歩くことを決めたのでした。どうせ歩くなら、秋がいい。食欲の秋、紅葉の秋、秋祭りの秋と、歩くのにうってつけの季節です。

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 今回、福島県相馬市からスタートします。トレイル用語でいうノースバウンダー(南から北へ歩く歩き方)で、一気に歩き通すスルーハイクで歩きます。

ルートは地図ごとに、

相馬市ルート(福島県)→ 新地町ルート → 亘理町〜山元町ルート(宮城県)→ 名取市〜岩沼市ルート → 塩竈市(市街地)〜多賀城市〜仙台市ルート → 石巻市(市街地)〜東松島市〜塩竈市(浦戸諸島)ルート

石巻市牡鹿半島南部ルート → 石巻市牡鹿半島北部ルート → 女川町ルート → 石巻市(北上・河北・雄勝)ルート → 南三陸町ルート → 気仙沼市南部ルート → 気仙沼市南部ルート → 陸前高田市ルート(岩手県)

陸前高田市ルート(岩手県) → 大船渡市北中部ルート → 釜石市ルート → 大槌町ルート → 山田町ルート → 宮古市南部ルート → 宮古市北部〜宮古市中部ルート → 岩泉町南部〜宮古市北部ルート 

普代村南部〜田野畑村〜岩泉町北部ルート → 野田村〜普代村北部ルート → 久慈市ルート → 洋野町ルート → 階上町ルート(青森県)→ 八戸市ルート

を歩いていきます。4県28市町村を通過し、地図はなんと28枚(!)もあります。一口に1000㎞といってもずいぶん長い道のりなのです。

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 相馬市から亘理町までは、沿岸部を少し離れた里山や市街地を歩きます。名取市から塩釜市までは、沿岸部と市街地が中心のルート、石巻市からは、船で島を渡ったり、山岳エリアを歩いたり、沿岸部や市街地など、大きな風景展開があります。
また、陸前高田からは、徐々にリアス海岸沿いを歩き、宮古市から北部エリアは、断崖絶壁のリアス海岸を見ることができます。このエリア一帯は、加藤則芳さんの気に入っていたエリアでもあります。

 洋野町からは、沿岸部と市街地を歩き、種差海岸からは、沿岸部の美しい遊歩道を歩き、蕪島まで歩いてゴールになります。

 さて、地図を眺めて予定を組んでいると、じっくり見たいところが多くゆったりとした計画になってしまいました。今回は久々に釣り竿を持って歩こうかな?

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みちのく潮風トレイル全体ルートMAP 画像提供/環境省

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