「画期的すぎる」軽量&コンパクトを徹底追求したキャンプギア集
ソロキャンプ、ファミリーキャンプを問わず、かさばるギアに悩む人たちは多いだろう。
現地への移動や設営だけでなく、キャンプが終わった後の収納場所にも困るはず。
そこで、おすすめしたいのが軽量・コンパクトなギアによる「ミニマムキャンプ」だ。
どんなギアを選べばいいのか、早速紹介しよう!
軽量・コンパクトなテント選びを
キャンプ用品のなかで、重くて大きいもののひとつにテントがある。
これを軽量・コンパクトなものにすることで、荷物はかなり軽量化される。
ただし、軽量化を重視した登山用テントを選ぶと、生地が薄すぎて簡単に破けてしまう恐れもある。
スペックはバランスを考えて選ぼう。
モンベル/ムーンライト テント1
3万8500円
月明かりでも簡単に設営でできるというコンセプトの1人用テント。
軽量ながら居住性が高く、ツーリングキャンプなどに最適だ。
収納サイズはφ16×30cm+φ9×56cm。重量は1.71kg。
安心&コンパクトなダウンシュラフ
荷物をできるだけコンパクトにするなら、シュラフは封筒型よりマミー型。
そして中綿は化繊よりダウンを選ぶのがベターだ。
少々高価にはなるが、ダウンのほうがよりコンパクトに収納できる。
冬の低山で使えるモデルでもかなり小さくなるので、朝晩が涼しい季節でも安心。
モンベル/シームレスダウンハガー800 #3
3万4100円
隔壁がなく縫い目を少なくした、保温性の高いダウンシュラフ。
快適温度は4℃、使用可能温度は-1℃なので、冬の低山キャンプでも使える。
収納サイズはφ13×26cm、重量は555gと軽量でコンパクトだ。
フォームなしのエアマットがベスト
パーソナルマットのなかで、もっともコンパクトに収納できるのがエアマット。
インフレーターマットのように、ウレタンなどのフォーム材が使われておらず、空気だけでクッション性を生み出しているので、空気を抜けば非常にコンパクトにたためる。
モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180
1万3750円
保温性と快適性を備えたコンパクト収納のエアマット。
空気注入バルブは逆止弁付きなので、簡単に空気が入れられる。
収納サイズはφ11×20cm、重量は514gという超コンパクトサイズ。
座椅子なら楽ちん&コンパクト
組み立て式のローチェアなど、コンパクトチェアと呼ばれるモデルはたくさんある。
収納サイズはかなりコンパクトだが、座椅子タイプのチェアならさらに軽量・コンパクトになる。
シンプルな構造だが、しっかりと体をあずけることができるので、リラックスすることができる。
キャプテンスタッグ/フィールド座椅子(オリーブ)
6600円
クッション性のあるウレタンフォームとアルミフレームを組み合わせた座椅子タイプのチェア。
耐荷重は80kgなので大柄な人でも座れる。
収納サイズは12×11×40cm、重量は530g。収納袋も付属する。
チェアに合わせたグランドスタイルに
座椅子にあった高さのテーブルを選んで、ロースタイルよりさらに低いグランドスタイルにすれば、ファニチャー類は非常にコンパクトになる。
ちゃぶ台スタイルのテーブルもあるが、ロールトップスタイルのテーブルのほうが、よりコンパクトになるのでおすすめだ。
キャプテンスタッグ/バンブーユニットロールテーブル40×35
8250円
竹天板とアルミ天板を組み合わせた、温かみのあるデザインのテーブル。
天板と脚部は一体構造で、組み立ても簡単に行える。
収納サイズは9×7×40cm、重量は1.25kg。収納バッグ付き。
フラット収納の折りたたみ食器を活用
カップやボウルなど、意外とかさばる食器。
だからといって食器を持たず、クッカーから直接食べるのは味気ない。
そこで活用したいのが、シリコン製やプラスチック製でフラットにたためる食器。
これならかさばらないので上手に活用したい。ただし軽量なものは風で飛びやすいので注意。
フォッシルズ/スナップフォールド ソロパック
2310円
カップ、ディッシュ、ボウルの折りたたみ食器セット。
展開するとフラットなシートになるのでかさばらず収納しやすい。
シート状なので3点重ねてもこんなに薄い。重量は3点で113g。
焚き火台は小さく運んで大きく使う
荷物を極力減らしたいなら、焚き火台も持っていかなければいいのだけれど、それでは少々味気ない。
そんなときは小さくたためるけれど、キャンプ場で購入できる薪がそのまま使える焚き火台が便利だ。
合わせて地面に焦げ跡を残さない焚き火シートも準備しておこう。
ベルモント/焚き火台 TABI (グリルエクステンション付き)
1万2100円
燃焼効率がよく、調理がしやすい焼き網やゴトクを備えたチタン製の焚き火台。
側板を外せば大きめの薪も載せられる。
収納サイズは17.8×36×1.5cm、重量は478gと軽量・コンパクト。
背負えるバックパックが便利
コンパクト装備のソロキャンプなら、クルマの乗り入れができないフリーサイトで楽しむのもあり。
その際、荷物をまとめるのにバックパックを利用すれば、階段や足場の悪い道でも楽にアプローチできる。
デカトロン/フォルクラ 登山・トレッキング バックパック・リュック 容量調整・サイズ拡張 TRANSPORTBAG 80-120L
1万1900円
トレッキング専用設計のボストン・ダッフルバッグ。
荷物の量に合わせて容量を80Lにも120Lにもすることができる。
サイドファスナーの開閉で容量を80Lと120Lに変更できる。
たためるソフトクーラーでコンパクトに
ハードクーラーは空でも大きくて場所をとるし、重量も結構ある。
その点ソフトクーラーなら軽量で、使わないときはたたんでおけるのでかさばらずにすむ。
ハードクーラーに比べてソフトクーラーのほうが保冷力が低いと言われるが、1泊で少量の食材ならとくに問題はない。
テントファクトリー/OUTFIT ソフトクーラーバッグ ボクシー 16L
9900円
高密度ポリウレタンフォーム入り4層構造で保冷力の高いモデル。
保冷剤を収納できるメッシュポケットを内蔵。保冷効率を高める。
サイドバックルを外しトートバッグスタイルにすれば収納力がアップする。
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/牛島義之
出典/ガルビィ2024年7月号