
電気自動車でオール電化キャンプはどうなの?実際に検証してみた!
オール電化キャンプに電気自動車(EV)を持ち込んだら、さらに快適なキャンプができるのではないだろうか?
そんな疑問に答えるように、EV車両を使ってオール電化キャンプに挑戦してみた。
ベーシックなキャンプスタイルもいいが、ニュースタイルのキャンプも楽しい!
カーサイドタープでリビングエリアを作る
今回のEVキャンプでは、クルマのエアコンを利用したかったので、車中泊することを決めていた。
食事やリラックスタイムは外で過ごすため、カーサイドタープを設置。

クルマへセットしたのははogawaのカーサイドタープAL-II(3万1900円)。
コンパクトに収納できて、高い剛性感で安心できる。
設置のしやすさはテントメーカーの老舗たるゆえん。

ボディ側は吸盤で固定。「簡単に外れる」と感じるかもしれないが、これはあくまで位置を固定する役目。

原理さえ理解すれば風が吹いても安心!カーサイドタープ設置の基本。
張り綱を使って、テンションをかけることで、しっかりとカーサイドタープ全体を固定することができる。

セッティング後にクルマを動かしたい場合はクイックシェードが便利。
このキャプテンスタッグのクイックシェードライト180UV-S(2万7500円)は軽量設計でセッティングも簡単なのでおすすめ。
車中泊するEVキャンプの場合、近くにカーサイドタープがあるので、行動範囲がコンパクトにまとまってくれる。
その時、クルマが大きなストレージとなったり、就寝スペースとして利用できるのは便利。
キャンプ場で荷物をすべて降ろす必要もなくなってくる。
電気のおかげでサイトに革命が
オール電化キャンプでは一般的な家電を使ってキャンプする。
アウトドア用に開発されたものもあるが、一人暮らし用などのコンパクトな家電がキャンプでも使いやすい。

電源にJackeryのポータブル電源1000New(16万8000円)を使用。
定格出力1500Wのおかげで電気調理器具も問題なく利用できた。
耐衝撃性に優れているので、アウトドアでの利用にぴったり。

調理はIHクッキングヒーターを使った。今回はドリテックのIHクッカーミニチュラを使用。

火加減調整がいらない電気炊飯器が便利なので、パナソニック1.5合のミニクッカーを持ち込んだ。

電源に余裕があれば冷蔵庫も用意しよう。
このBougeRV CR Lite ポータブル冷蔵庫(1万7980円)は9Lサイズながら、庫内温度-20℃まで設定可能。
手元でドリンクを冷やすのにもちょうどいい。

アウトドアのオール電化調理で、ここまで本格的なアウトドア料理が完成した。
炎がでないのでテーブルの上でハンバーグを温めながら食べられるのは、IH調理器ならでは。

さらにキャンプをグレードアップしたいなら、アンカーのモバイルプロジェクター「Nebula Capsule 3」(6万9990円)。
最大120インチの大画面、自動補正機能がアウトドアにピッタリ。

スクリーンはカーサイドタープに布をかけただけ。
画面が明るいので、夕方からしっかりと映像が見えるのも◎。Google TV搭載でコンテンツも豊富。
朝食でも電化製品が大活躍

朝食は定番のフレンチトースト。
IHクッキングヒーターでスキレットを温め、溶かしたバターの上に具材を入れる。
熱くなりすぎるとエラーが出るので、出力は控えめがいい。

IHクッキングヒーターには温度を設定して、お湯を沸かすことができるタイプもあるので、コーヒーを淹れる時の温度管理がしやすくなる。

スキレットで焼いたフレンチトーストの周りにりんごを並べ、最後にシロップをかけて完成。
あっという間にモーニングセットが完成した。
出典/ガルビィ2025年1月号