
知らないと損!スノーピークのギアのアフターサービスがすごすぎた!
スノーピーク製品には保証書がついていない。
これは「保証しません」と放棄しているではなく、「すべての製品が永久保証。だから保証書は不要」という意味。
製造上の欠陥が原因の場合は、無料で修理または交換。それ以外の場合には適正な価格で修理を行っている。
アフターサービスの総本山

2017年より稼働しているスノーピーク オペレーションコア HQ2はアフターサービスの総本山。倉庫には製品のパーツがズラリ。
ロングライフが売りの同社だから古い製品のパーツもあり、修理が集中する連休後でも滞ることなく作業できる体制が整っている。
「社内で修理を行っていると、どう使われて、どんな影響が出やすいかがわかります。だからアフターサービスの意見で生まれた製品もあるんですよ」(スノーピーク修理担当・西條さん)

使い込んだ焚火台を持ち込まれることも
焚火台はスノーピークを代表する製品で、発売開始は1996年。
リベットやネジではなく溶接というタフなやつ。それでもごくまれにひどい衝撃を受けて持ち込まれるモノがあるとか。

修理増加をきっかけに新製品を開発
コロナ禍の“おうちキャンプ”人気とともに、Take!チェアを自宅で使用する人が増加。

うれしい半面、本来は土の上で使うものだから硬い床に載せることで脚の修理が増えたという。
床の保護と脚の削れを予防する、新製品の脚キャップは修理部門からの提案だ。

コットの曲がったフレームを修正
ゆるやかな曲がりであれば、パーツを交換せずとも修正だけで対応できる。
フレームの曲がっている場所を特定し、パイプベンダーに当てて少しずつ力を加える。

金具を交換、ネジ穴のゆるみも修正
金具はネジ止めされているので取り外しは簡単だけど、そのままだとネジが効かない。
また、使っているうちにネジ穴が大きくなっていることもあるので修正してから交換だ。

廃番品のパーツも保管
修理部屋の壁にも、隣の倉庫にも修理に必要な生地やパーツがズラリ。
一部は公式オンラインストアで入手できるので、まずはパーツを検索してみては。
その修理、ストアや雪峰祭で解決するかも
致命的な不具合は問い合わせしやすいけれど、小さな不具合はためらうこともある。
そんなときは近くのストアで相談して。
また、年2回のおまつり、雪峰祭の一部会場(HQ会場など)には修理部門のスタッフも参加していて、その場で相談して疑問が解決する場合もある。
出典/ガルビィ2025年1月号