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スタイルの記事一覧(219件)

ベテランキャンパーが徹底追及!理想のファミキャンが凄すぎた…!
ベテランキャンパーが徹底追及!理想のファミキャンが凄すぎた…!
年間20泊以上ソロキャンプを楽しんでいる野外料理研究家、ベアーズ島田キャンプさんが、ついに家族ともキャンプをはじめたという。ソロキャンプではベテランの域に達していても、小さな子どもを連れて行くキャンプは勝手が違うのだろうか。そのあたりを取材してみた。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セットベアーズ島田キャンプさんと愛娘のアーちゃん(1歳)芸人・ヒロシさんら芸人ソロキャンパーが集う「焚火会」の一員で、キャンプ動画「ベアーズ島田キャンプチャンネル」が人気の野外料理研究家。■〈キャンプ場選びの極意〉役立つ設備を完備ソロキャンプでは、なるべくシンプルな施設のキャンプ場を好む島田さんだが、ファミリーキャンプは別。悪天候時に対応できるバンガローや頼もしいスタッフがいることはマストの条件。また、忘れがちだがファミリーが多く利用するキャンプ場を選ぶことも重要だ。グループが多いと夜遅くまで声が届くなど、生活リズムが違い、互いに不満が残る。清潔なコインシャワーや温泉が隣接していれば、泥だらけになるまで遊んでよし。帰宅前に汗を流して帰れるのも高ポイントだ。キャンプ場出入り口に管理棟があり、しっかり来場者をチェック。不審者が入り込みづらく、盗難の不安を軽減できる。バンガローやコテージが空いていれば、急な土砂降りや冷え込みでテント泊がツラくなった時に避難できる。炊事場やトイレ、シャワーなど水回りはなんといっても清潔なのが一番! 給湯器付きで温水が使えるなら油汚れを落としやすく、ママ受けがいい。携帯電話の電波が安定して入るキャンプ場なら、たとえスタッフがいない時間帯でも、自分で病院や薬局へ連絡できる。この日、島田さんがファミリーキャンプの舞台として選んだのは自宅から2時間以内で到着する神奈川・青根キャンプ場。高速を降りてからは約20分。大半が山道だが、この距離なら落ち着いて過ごせると判断したという。■〈スケジュールの立て方〉ゆとりを持って行動しようソロキャンプでは自分のペースで出発し、適当に休憩を取りつつ過ごせばいいが、ファミリーキャンプでは子どもの体調を考えてプランを立てる。せっかくのキャンプだから「アレもコレもしよう」と欲張ると疲れるだけ。昼寝の時間を確保したゆったりペースがオススメだ。山道に強い子もいれば弱い子もいる。目的地は子どもの体質に合わせ、トイレ休憩もこまめに取りたい。すぐに飽きる子には渋滞対策の動画やゲームをお忘れなく。■〈サイト設営〉キャンプ=楽しいとインプット1歳の子は何もできない、というのは間違い。子どもは親と同じことをしたがるものだ。アーちゃんも「コレをママに持っていって」と言えば道具運びをする。遊び感覚でキャンプサイト作りを行えば、成長とともに自発的に「キャンプに行こう」と言うようになるはずだ(願望)。小さな子でも楽しく手伝えるのはマットの空気入れ。ポンプを押すと空気が吹き出るとわかれば子どもは積極的にポンプを押す。決してきちんと空気が入るわけではないがそれでも十分。もちろんすぐに飽きるので、お手伝いは長続きしないが、小さいうちはそれでよし。気をつけたいのは、子どもの年齢に関わらず目を離さないこと。サイト設営に集中して放っておくと、水辺に寄ったり斜面を落ちたりする危険があるためだ。■〈テント選びは慎重に〉設営しやすいテントがベスト島田さんファミリーのように小さい子がいると、なかなか大人2人でテントを設営する時間をとれない。フレームを立ち上げる時は2人での作業が望ましいが、それ以外はひとりで作業をすすめられるテントがベターだ。neos ALストリームドゥーブル・PLR XL-Alは大型2ルームだがフレームがズレにくく、比較的作業は楽!家族みんなで力をあわせてサイト設営完了!2ルームテントは幕体が重いけれど、全閉すれば家族だけの空間が生まれる。テント内で落ち着いてすごせるのがいい。■〈調理する場所〉子どもを見ながら調理ソロキャンプではただひたすら焚き火で料理をしながらお酒を飲むのが島田さんの楽しみだが、ファミリーキャンプでは一転。キャンプビギナーのママでも簡単に使えるツーバーナー・GRIDを用意して火を扱う時間はごく短い。勝手に火や刃物に触ったり、調理中の島田さんに触れたりしないよう、ママがアーちゃんを抱っこ。その間にサッと料理の準備をするというわけだ。自宅で下ごしらえをしておけば、もっと楽に料理に取りかかれるだろう。■〈小さな焚き火〉子どもの安全第一!焚き火は大人も子どもも大好き♡キャンプでしかできないレア感、そして着火の手間もあり、はじめて炎を見たときの感激はひとしおだ。しかし、やけど、薪のトゲが刺さる、ナタの刃でケガをするなど危険も多い。子どもだけで焚き火に近づかない、焚き火や薪割りをしている人のそばで走らないなどルールを徹底しよう。乾いた落ち葉や松ぼっくりを探して歩いていると、いつの間にか子どもは自発的にいろんなモノを拾ってくるようになる。焚き付けになりそうなモノを取ってきたらいっぱいほめてあげよう。■〈思い出つむぎ〉年齢にあった遊び方を子どもの成長によって、できることとできないことがある。無理に体験させるとキャンプ=イヤなイメージになりかねない。小さな子と一緒なら散歩や昆虫探し、動物にタッチなどからはじめてみては。いずれも子どもの興味をひくように誘導して家族の楽しい思い出にしよう。青根キャンプ場にはアーちゃんの大好物、すべり台がいくつもあり、笑顔が絶えない。■〈寝室作り〉暖色の光とあたたかな寝袋コンパクトで大光量のLEDランタンが人気だが、寝室では光が強すぎて目がさえてしまうので、暖色のやわらかな光のライトを選ぼう。子どもの大好きなタブレットも、光の刺激が強いので夜はガマンだ。寝袋は封筒型を使って、親子で潜り込んで。小さな子はおねしょが心配なので、オムツをしっかり履かせよう。テント内で燃焼系のランタンを使うとやけどや火災、一酸化炭素中毒の原因になりかねない。乾電池を使う暖色系の中〜小型LEDランタンを用意しよう。バッテリーガードLEDランタンは、消灯中の過放電を防ぐので、防災アイテムとしても活躍する。AC電源サイトなら、自宅のライトスタンドを用意してもいい。封筒型の寝袋は、2枚をジョイントできるモノが多い。丸洗い寝袋ファミリー・10もそう。親子3人で仲良く眠れるのでファミリーにおすすめだ。ただ、小柄なママや子どもは、首もとや脚もとが冷えやすいのでブランケットを併用すると安心だ。PHOTO/中里慎一郎 TEXT/大森弘恵 協力/青根キャンプ場出典/ガルヴィ2019年6月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイルファミリー 
車中泊を快適にする方法とは!?達人がこだわっているポイントを伝授
車中泊を快適にする方法とは!?達人がこだわっているポイントを伝授
ときには経験豊富なキャンパーの言葉に耳を傾けてみよう。自分のキャンプスタイルを見直すヒントが見つかるかもしれないし、キャンプの新たな喜びを発見できる可能性もある。今回はクリエイターズユニット「シェルブルー」のキャンプスタイル。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット茨木一綺・実加さん「シエルブルー」は茨木一綺・実加さん夫婦によるユニットで、ウッドファニチャーブランドを展開。キャンプ歴は10数年、ピーク時は年間80泊以上も。海外で流行っているバンライフの魅力を日本にも伝えたいさまざまなキャンプを経験してきましたが、ここ数年は仕事が忙しくなかなか1日通しての休日が取れません。現在は泊まり方の選択肢として時間があるときはテント泊、時間が限られるときは車中泊、車上テント泊でキャンプを楽しんでいます。なかでも車中泊というと、オシャレとはほど遠い存在で、単なる手段と思われがちですが、それは違います。キャンプというカテゴリーとは少し違ってくるかもしれませんが、海外ではバンライフというカテゴリーが確立されていて、ワーゲンバスなどのキャンピングカーを使ったり、バンタイプのクルマの内部を自分たちの好みに改造して、ベットやキッチンも作りこんだりして楽しんでいます。そのクルマで旅をしながらサーフィンなどの趣味をを楽しむオシャレなライフスタイルが流行ってきています。僕たちも最近はキャンプは道中から思いっきり楽しみたい、テントの設営撤収する時間は短縮したい、ということが多くなってきました。車中泊でもテント同様自分好みで快適に眠りたいと思い、自家用GMCバンの車内をウッド張りにして、そこに仕事でも使えベットにもなる台を作りました。僕らが思うキャンプギアの基本のこだわりは、寝袋、マットを敷いて快適なアウトドアライフを楽しむことです。とくに持病で腰が悪いため、寝る道具を一番大事にしています。キャンプを始めてギアを集めだすと一番後回しになりそうなカテゴリーですが、せっかく遊びに行っても腰が痛くなったとか、寒くて寝られなかったなど、仕事と仕事の隙間のせっかくの休日を使ってリフレッシュに行くのに、調子が悪くなるのは避けたいですよね。こだわりのGEAR宿泊地によっては夏でも寒い場所もあるし、冬季は命の危険もあります。ボクらも昔キャンプを始めたころはなかなか寝袋やマットにはお金を回さなかった記憶があります。今は好みのエアマットで、寒い時期は中にダウンの入ってるものを使ったり。寝袋も軽くて小さくなるダウンで羽毛自体に超撥水加工をしてあるものを使っています。気になるモノ●ザ・ノース・フェイス/ジオドーム4テントが欲しくて軽量でしかも防風性に優れるザ・ノース・フェースのジオドーム4ドーム型が気に入いています。日本で初めて開発された、設営が容易にできて、優れた居住性の新型ドームテントは、独自のテンション構造を持つインナーテントです。出典/ガルヴィ2018年6・7月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
上級者はみんなやってる…!?快適なキャンプを徹底解説!
上級者はみんなやってる…!?快適なキャンプを徹底解説!
ときには経験豊富なキャンパーの言葉に耳を傾けてみよう。自分のキャンプスタイルを見直すヒントが見つかるかもしれないし、キャンプの新たな喜びを発見できる可能性もある。今回は快適生活研究家・田中ケンさんのキャンプスタイル。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット田中ケンさん快適生活研究家。キャンプ場やアウトドアイベントを自らプロデュース。ファッションモデルやテレビ、雑誌などのメディアでも活躍。おいしい食事とうまい酒、快適な居住空間僕のキャンプは常にアウトドア・アクティビティと共にある。むしろ、アクティビティを楽しみたいとき、一番そばにある宿泊施設がキャンプのテントという感じ。山に登りたければ山のふもとに、シーカヤックを楽しみたければビーチに、カナディアンカヌーで川下りをしたければ河原に……。自然で遊び、おいしい食事とうまい酒、快適な居住空間。この3つを楽しむのが僕のキャンプスタイル。たとえば、気持ちの良い場所にテントを張っても美味しい食事がなかったら不満だし、アクティビティを楽しんだ後はリラックスできる場所が欲しい。僕にとってのキャンプは、自然に囲まれながら、アウトドア・アクティビティを楽しみ、美味しい食事とお酒を堪能し、快適な居住空間でゆっくりリラックスすること。どれかひとつ欠けても僕は決して納得しない!カナディアンカヌーでアクティブに川下りを楽しむ。4輪バギーを乗りこなし、山の自然をアクティブに走ることも。ケンさん流快適生活には欠かせないのが、おいしい食事。こだわりのGEARたくさんの遊び道具を持っている。クルマは軽トラックにシボレーエクスプレス。バイクはハーレーにTW。自転車はMTBとファットバイク。カヌーはカナディアンカヌー2艇にシットオンカヤック、インフレータブルも入れると15艇を数える。SUPも6枚。とにかく遊び道具がたくさん。最近は200CCのバギーを手に入れた!気になるモノ●インディアン/チーフ・ダーク・ホース45歳で大型2輪の免許を取得。翌年ハーレーのストリートボブを手に入れた。僕を自由にフィールドに連れて行ってくれるバイク。今、手に入れたいのはインディアンのチーフ・ダーク・ホース。僕のアウトドアシーンがまた広がるはず!1901年に創業したアメリカ最古の名門モーターサイクルメーカーで、歴史はハレーよりも古いんです。出典/ガルヴィ2018年6・7月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
キャンプのエキスパートに聞いた!こだわりのスタイルとギアがこれだ!
キャンプのエキスパートに聞いた!こだわりのスタイルとギアがこれだ!
ときには経験豊富なキャンパーの言葉に耳を傾けてみよう。自分のキャンプスタイルを見直すヒントが見つかるかもしれないし、キャンプの新たな喜びを発見できる可能性もある。今回はネイチャークラフト作家・長野修平さんのキャンプスタイル。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット長野修平さんネイチャークラフト作家、焚き火&野外料理人。北海道苫小牧生まれ。自然素材や古材でさまざまな暮らしの道具を作る作家。著書に「里山ライフのごちそう帖」(実業之日本社)がある。可能な限りフィールドの素材を使う焚き火台もトライポッドもクルマへ積んでいることは多い。それを使うこともあるが、可能な限りフィールドの素材を使う。その場にあるものや歩いて拾えるものなどを使わせてもらう。思うような素材がないことも多い。そこから考え、そこにある石、流木、倒木などを見立てて炉を組み火を焚く。暖と明かり、コーヒーや料理をそれだけで維持できた時間が至福。3本の枝を巻き結びで束ねた三脚スタイル。ケトルや鍋などさまざまなものを吊るす。自然のなかにある石、流木、倒木などを見立てて炉を組む。生活の一部となっている焚き火。こだわりのGEAR●モーラナイフ/キャンピングアックスキャンピングアックスは大きさ、重量バランス、グリップ感がいい。丸太から立木などを切って割ることからクラフトワークまでと多彩に使える。スウェーデンの定番ナイフとして有名。●バブアー/ビューフォートジャケットビューフォートジャケットは、ワックスコットンのジャケットで火に強く、焚き火との親密な距離感を作れる。薮へ入っても身を守ってくれ、雨も平気な鎧のような存在。バブアーを代表する製品。気になるモノ●ベアーボーンズリビング/プラスキアックスプラスキアックスはアックスの斧刃の反対側がシャベルで、柄の末端がハンマーになっている。キャンプで使う3つの機能が絶妙なデザインで一つに。●シャプトン/刃の黒幕シリーズDIYユニット、ハマーズの相棒が使っているのを見て一目惚れしてしまった刃物用の砥石。サッと砥ぐだけで切れ味が戻る。出典/ガルヴィ2018年6・7月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
見たら真似たくなる!あこがれキャンパーのオシャレこだわりキャンプ
見たら真似たくなる!あこがれキャンパーのオシャレこだわりキャンプ
人気のキャンプ地・静岡県のふもとっぱらにはこだわりギアを持ったおしゃれキャンパーがいっぱい!そこで、お手本にしたいこだわり・アイデアポイントを聞いてみた。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット■RVカー×ポップアップテントで愛犬も喜ぶ悠々キャンプキャンピングカー/T6カリフォルニア(フォルクスワーゲン)、ランタン/HK500(ペトロマックス)、焚き火台/ステンレスファイアープレイスⅢ(コールマン)、ポップアップテント/(フィールドア)、チェア/(キャプテンスタッグ)林さん夫婦とお友達「街でも普通に乗れるキャンピングカーが欲しくてこれを買いました」という林さんの愛車は、海外から並行輸入で購入したフォルクスワーゲンの「T6カリフォルニア」。オプションで付けたというオーニングを伸ばし、車内とポップアップテントを連結させているところがポイント。夏にはこれで北海道を旅する予定だそう。車内にはシンクとコンロ、冷蔵庫を完備。「走行用のバッテリーとは別のバッテリーも積んでいるので、けっこう冷えますよ」。暑がりな愛犬・ルーマお気に入りの犬用コット。通気性がよく風が通るので、夏場に河原でこれを出すと大喜び。■きっかけはYouTube。今日もサイトの様子を配信中!テント/CSクラシックス ワンポールテント オクタゴン(キャプテンスタッグ)、テーブル/焚き火テーブル(ユニフレーム)、ダッチオーブン(コールマン)、クーラーボックス/(キャプテンスタッグ)、トライポッド/ビッグファイアクレードル (DOD)平尾さんと彼女さんYouTubeで配信しているキャンプ動画を見たのがきっかけでキャンプを始めたという今どきキャンパーの平尾さん。キャンプ歴はまだ1年だが、ダッチオーブンを使った本格料理にも挑戦。その様子を映像に撮り、自身で動画配信している。「普段のコーヒーも、景色がいいと美味しくなるから不思議ですね」(平尾さん)。ネットで購入した米軍払い下げの弾薬入れを薪入れとして活用。焚き火をしながら調理もできる、焚き火台の機能を追加したトライポッドがお気に入り。ダッチオーブンを吊るしてシチューやカレーを作ることが多いそう。「今日はこれからすき焼きです」■'70年代のワーゲンバスとロースタイルなキャンプテント/サーカス300(テンマクデザイン)、テーブル/マルチファイアテーブル(尾上製作所)、焚き火台/ファイアグリル(ユニフレーム)浦田さんwithキャンプ仲間ワーゲンバスのオーナーである浦田さん(一番左)とお仕事仲間で集まってキャンプ。浦田さんはフジロックなどのフェスに行くうちにキャンプにのめり込んでいったそう。「ユニフレームの焚き火台とonoeの囲炉裏型テーブルがジャストフィットするのが気に入っている点ですね」(浦田さん)。70年代のフォルクスワーゲンバスTypeⅡ。「一発でエンジンがかかったらラッキーなオンボロですが、キャンプにはこいつを使っています」(浦田さん)。ホームセンターで買った資材を使った自作のランタン用トライポッドが自慢のアイテム。■サバゲー用の小道具でギアをデコレーションテント/ワンポールテント(DOD)、焚き火台/ファイアグリル(ユニフレーム)、ランタン/パワーハウス2マントルランタン(コールマン)芳賀さん夫婦 「ふもとっぱらに初めて来ました。フェスやイベントも楽しいのでしょうが、私は静かなキャンプが好きなんです」とキャンプ歴10年の芳賀さん。テーブルの上にはこれから焼くというアスパラベーコンとお酒が。聞くとお酒はたっぷり持ってきているという。もちろん薪もたっぷり!静かな、長い夜になりそうだ。奥さんの睦美さんの手作りというウィンドスクリーン。「迷彩柄のモーラナイフですか?」と聞くと、サバゲー用の迷彩柄テーピングを巻きつけているだけとのこと。ランタンのガスカートリッジもこのテーピングできれいにデコレーションされていた。■インターネットで買い集めた軽量&コンパクトなギアをバイクに積んでテント/ワイドリビングツーリーングドーム(ノースイーグル)、ふいご/ファイヤーブラスター(ヴァストランド)、ランタン/SOL-036C(ジェントス)バイクで三重からやって来た斉藤さん三重県からバイクを飛ばして来たという斉藤さん。遠くまで走るのが一番の目的なので、道具は軽くてコンパクトになることを重視。その点がクリアできていればメーカーやブランドへのこだわりはないという。「先日は三重から岐阜県の高山市まで、奥さんが好きな和菓子を買いに行きがてらキャンプしてきました」。アイテムはネットで買うことが多いとのこと。焚き火台と小さなグリルは日本のメーカーのものではないそう。メーカー名を聞くと「メーカーは忘れちまった」と笑うその姿がまたかっこいい。ふいごは袋にメーカー名の表記がありヴァストランドと判明。■スノーピークでまとめたすっきりソロキャンプテント/アメニティドームM(スノーピーク)、焚き火台/焚火台M(スノーピーク)、チェア/ローチェア30 カーキ(スノーピーク)、テーブル/焚き火テーブル(ユニフレーム)、グリル/ユニセラTG-Ⅲミニ(ユニフレーム)スノーピーク大好き木村さんキャンプ歴16年というベテランの木村さん。以前はいろいろなブランドのアイテムを使っていたが、ブランドを揃えてサイトをかっこよくしたいと思い立ち、スノーピークとユニフレームのアイテムで統一。スッキリしたサイトに仕上がっている。「シェルフコンテナにぴったり入るこのボックスは、コストコで見つけたんです!」「私、お酒が飲めないんです」と木村さん。お酒が飲めない代わりに、ユニフレームのドリッパーとスノーピークのフィールドバリスタミルを持参し、淹れたてのコーヒーを楽しむ。コンテナ、焚き火台、グローブまでスノーピークで統一!PHOTO/田中舞 Text/加茂光 出典/ガルヴィ2018年6・7月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
あなたの腰は大丈夫?ギアを変えただけでキャンプライフが楽になりすぎた…!
あなたの腰は大丈夫?ギアを変えただけでキャンプライフが楽になりすぎた…!
キャンプスタイルも色々あるが、自分たちに合ったスタイルを見つければ、ぐっと快適になる。今回紹介するのは、ロースタイルのメリットを残しつつ、デメリットを解消するスタイルとして、2021年にテントファクトリーが「ミドルハイスタイル」として提案したもの。テーブルはローテーブルを利用するものの、チェアはハイスタイルとロースタイルの中間的な高さなので、ソファのような座り心地を残したまま、立ち座りが楽に行えるスタイルとなる。とくに腰痛のある人には、着座姿勢も楽になるのでおすすめだ。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット■腰が痛くても立ち座りがしやすいのが◎!居心地ロースタイルと同様、ゆったりとくつろげる。食事ではテーブルが少し低めに感じるが、器を持って食べれば違和感はない。視界グランドスタイルほどではないが、視線が低いので開放感があり圧迫感は少ない。おすすめポイント座面が低すぎないので膝が立たず、窮屈感がなく立ったり座ったりがしやすい。拡張ポイントミドルチェアとローチェアを同時に使うことができるので、大人はミドル、子どもはローという使い分けをすることができる。メリット・立ったり座ったりがしやすく腰に負担がかかりにくい・座っているときに膝が立たないので座りやすい・子どもでも足つきがいいので座りやすい・ローチェアとの両立も可能なので汎用性があるデメリット・市販されている製品の数が少ないので選べない・食事の際はローテーブルが若干低めになることも展開時テーブル高は40〜60cmとローテーブルと同等だが、チェアは座面高が35〜40cmと少し高くなるのがミドルスタイル。組み合わせによっては、少しテーブルが低く感じることもある。収納時チェアは座面が少し高くなるが、基本的にはロースタイルと荷物の量は変わらない。荷物を増やすことなく、ローとハイのいいとこ取りスタイルを作ることができる。使用グッズ・テントファクトリー/ロールトップテーブル 120W:2万350円・テントファクトリー/TFローバーチェアMH:6380円■おすすめギアテントファクトリー ZELデッキチェアMH1万1000円ヨーロッパケヤキの風合いが高級感を演出する、座面高36.5cmの折りたたみチェア。【問】テントファクトリーコールマン 3ウェイキャンバスデッキチェア2万680円座面高を31・40・48cmに調節することができるコットンキャンバス製の収束型チェア。【問】コールマンコールマン バタフライテーブル/1202万2880円高さを70・60・44cmに変えられるテーブル。ワンアクションで設置・収納できるのも便利。【問】コールマンロゴス 丸洗いウッディオートテーブル 12070-BC2万5800円高さを42.5〜67.5cmで無段階に調節できるロールトップテーブル。汚れても丸洗いが可能。【問】ロゴスコーポレーション10to10 オリコミ5万50円シーンに応じてウッドと黒皮鉄板の天板を組み合わせて使用。高さは32・53cmの2段階。【問】10to10TEXT:牛島義之PHOTO:中里慎一郎出典/ガルビィ2023年4月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
新しいキャンプの過ごし方“グランドスタイル”!特徴は日本人お馴染みの…!?
新しいキャンプの過ごし方“グランドスタイル”!特徴は日本人お馴染みの…!?
キャンプスタイルも色々あるが、自分たちに合ったスタイルを見つければ、ぐっと快適になる。今回紹介する「グランドスタイル」は、以前、本誌で「ジャパニーズスタイル」として提案したのがきっかけとなって、徐々に読者のあいだで広まっていった。特徴はシューズを脱いでマットに上がり、足を伸ばしてくつろげること。シューズを脱ぐことで、はじめてリラックスできる日本人には最適のスタイルだ。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット■お座敷スタイルなら小さな子どもがいても安心!居心地座面が低いので天井が高くて圧迫感がなく、足を伸ばしてくつろげる。背もたれ付きの座椅子に座れば、よりリラックスできる。寒い季節は足が冷えないように、中綿入りのテントシューズを用意しておくと安心だ。視界視線が低くなるので視界が天井に遮られず、開放感は抜群。リビングが広く感じられる。おすすめポイントその場ですぐに横になれるのが大きなポイント。大人はもちろん、小さな子どもにも最適。拡張ポイントベンチがちょうどいい高さのラックになって便利。●キャプテンスタッグ/大型収納付 フォールディングベンチ(ブラック):5500円メリット・チェアからの転落がないので未就学児でも安心・シューズを脱いで足を伸ばして座れるのが開放的・すぐにゴロンと横になれる高いリラックス感・天井からの圧迫感が抑えられて開放感があるデメリット・移動時はシューズの脱ぎ履きをしなければならない・アリなどの虫がシートの上にあがってくる・リラックスしすぎて動くことが億劫になってしまう・シューズを脱ぐので寒い時期は足が冷えてしまう展開時フロアシートにマットを敷いて、高さ20〜30cmのローテーブルを置けば、お座敷感覚でくつろげる。フロアシートはフチが上がっているので、砂や雨水などが入りづらく快適だ。収納時チェアがあっても小さくたためるので、収納サイズは非常にコンパクトで軽量。芝生のサイトなら地面が柔らかいので、薄手のピクニックシートでもOK。よりコンパクトになる。使用グッズ・コールマン/リビングフロアシート/300W:1万2980円・コールマン/フォールディングテントマット/270:1万5180円・キャプテンスタッグ/フィールド座椅子 (オリーブ):6600円・キャプテンスタッグ/CSクラシックス ロールテーブル<70>:1万7600円■おすすめギアスノーピーク リビングシート/フロアマットリビングシート1万5840円タープやシェルター内でグランドスタイルを実現できる160×300×10cmのシート。リビングシート フロアマット1万7820円厚さ5mmのウレタン材を使用したクッション性の高い155×295cmサイズのマット。【問】スノーピークogawa リビングシートロッジ用2万4200円テントやシェルターのリビングに敷く耐水圧1万mm以上のシート。サイズは310×210cm。【問】キャンパルジャパンogawa グランドマットタイプ78R用2万2000円クッション性や断熱性の高い厚さ10mmのグランドマット。サイズは300×200cm。【問】キャンパルジャパンコールマン コンパクトグランドチェア(オリーブ)4950円フレーム入りの背もたれが体をしっかりと支える、耐荷重80kgのグランドチェア。【問】コールマンクレイジークリーク オリジナルチェア8800円カーボンファイバー製のステイが背面に2 本入った、マットにもなる折りたたみチェア。【問】エイアンドエフTEXT:牛島義之PHOTO:中里慎一郎出典/ガルビィ2023年4月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
熟練キャンパーがいつもやってる!ペットキャンプを満喫できる楽しみ方とは?
熟練キャンパーがいつもやってる!ペットキャンプを満喫できる楽しみ方とは?
ペットとのキャンプライフを満喫するキャンパーは多くいる。今回はソロキャンプとペットキャンプを両方楽しんでいるキャンパーさんを取材し、その魅力と楽しみ方を教えてもらった。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5鈴木健治さん&アパッチくん「ナントカ」という屋号で全国の庭仕事を行う。休日は海辺でサーフィンやSUP、キャンプをする生粋のアウトドアマンで、下田を中心に活動をする。アパッチくんは10歳になるジャックラッセルテリア。今回のキャンプ場富士山が目の前にそびえる景色はいつ見ても圧巻。目の前に本栖湖があり、すぐにアクティビティができる立地もうれしい。浩庵キャンプ場山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926℡.0556-38-0117https://kouan-motosuko.com愛犬とのキャンプは水と遊ぶ「このキャンプ場は、サイトの目の前に本栖湖が広がっていて、アパッチを連れてすぐに水遊びへ行けるのがいいんです」と鈴木さんは笑顔で話す。誰にも邪魔されない静かな湖上で、愛犬とのゆっくりした時間を楽しむ鈴木さん。アパッチくんはどうしても湖に飛び込みたいのか、活発な声を出して尻尾を振っていた。アパッチくんとウオーターアクティビティをするときは、SUPかカヌーと決まっている。今回はカヌーをチョイス。お気に入りのカナディアンカヌーに乗り、アパッチくんと優雅に進む鈴木さん。天候もよく、清々しい姿は真のアウトドアマンといえるカッコよさ!「最近のキャンプは、水遊びなしではできなくなりました」。楽に過ごせるスタイルが定番「ソロキャンプでは、コンパクト性だけでなく、デザインや居住性の高さを重視しています。そのなかで、このモステントは自分の理想にピッタリなんですよね。多少ヴィンテージ特有の臭いはしますが、アパッチもすでに慣れたようで嫌がらないので、かれこれ10年くらい使っています」。ヴィンテージ市場で人気が高いモス・オリンピック。「劣化しやすいので、軽くたたんで乾燥剤を入れて大切に保管しています。うねった独特な形が好きで、その前にリビングを作ると抱擁感があって過ごしやすいんです(笑)」。ブルーリッチチェアワークスのウッドロールテーブルを使用。「高さもちょうどよく、ヘリノックスのチェアに座ったまま調理や食事がしやすいので重宝しています」と鈴木さん。スノーピークのソリッドステーク50にリードをかけるのが基本。夜に冷えることを想定して、犬専用の洋服も常備。マットと寝袋は用意しているが「いつも私の寝袋に入ってくるので、使わないことが多いですね」。パイロミッド「グリルストーブシステム10インチ」。土台の上に網を載せればグリルに、蓋を載せればオーブンにもなる3WAY仕様。「これ一台で焚き火から調理までできます」。10年以上も使い込むアメリカ製の羊革グローブ。「焚き火だけでなく、料理をするときにも何かと重宝しますね」。ファイヤーブラスターは鈴木さんが最も使うギアのひとつ。「焚き火の深い部分で吹くと、火花が散らない。アパッチに火がいかないので安全なんです」。シンプルにこだわれば、パタゴニアのフード!鈴木さんは晩ご飯を準備し始めた。手に取り出したのは、パタゴニアが販売する「プロビジョンズ」という食品コレクション。環境への負担を極力減らし、農業や水産を支援することを目的にしたもので、オーガニック製品のため体にも優しい。「肉料理とかをガッツリ食べたいときもあるんですが、ソロキャンプとなると荷物は減らして簡素で過ごしたいので、プロビジョンズや缶詰料理で済ませています」と鈴木さん。今回は焼きピンクサーモン、ブラックビーンスープ、トマトソースのムール貝添えの3品を調理。ピンクサーモンはスキレットに入れて焚き火で手早く焼き、ブラックビーンスープはお湯を沸かして食材を入れれば完成。パスタは茹でたら、缶詰の食材とトマトソースを入れて、味を整えるだけ。アパッチくんの料理は、カロリーが高い鹿肉などの材料を中心にミックス。「環境によって食欲が落ちることがあるため、キャンプではそそられるものをメインにしています。でも、高カロリー系はキャンプだけにして、メリハリをつけていますよ」。湯沸かしなど、時間がかかってしまうものは、高火力のバーナーを使って一気に熱する。使用しているのはMSRのXGK EX。焚き火は早くつけていかに長く楽しむか、が大事夕食が終わったら、今回のメインテーマである焚き火へ。手際よく薪を組み、焚き付けを置く鈴木さん。そしてその流れのまま、あっという間に着火した。 「火をつけるときは、実はこだわりはないんです。その代わり、薪は大きい広葉樹が好きで、じっくり焚き火をするときはいっぱい用意しますね。普段は夕方から焚き火を始めて、薪がすべて燃え尽きるまでじっと火を見届けます。だいたい、1回のキャンプで5〜6時間はやっていると思いますね。途中で食材を焼くのに使ったり、朝は湯を沸かすのに使ったりと、焚き火は自分にとって大事なライフラインです」。「火を見ていると、その日の振り返りをしちゃいます。今日は充実できたかな? とか、アパッチと楽しく過ごせたかな? とか(笑)」。ひざの上で眠るアパッチくんとともに、ゆっくり時間を過ごす。鈴木さんの息に合わせているかのように、炎は大小さまざまな形に変わっていた。キャンプの朝はいつも早起き鈴木さんのキャンプの日課に、アパッチくんとの朝の散歩がある。この日も本栖湖の湖畔散歩に出かけた。残念ながら、富士山を見ることはできなかったが、湖から吹き込む優しい風を浴びてアパッチくんも気持ちよさそう。帰りの道中で向かったのは、熟成肉が味わえるというステーキショップ。「肉のボリュームとレモン&バターの組み合わせが絶妙でおいしいんです。次の日を気にしないときはガーリックソースを選びます」と鈴木さん。お気に入りのお店にも立ち寄って充実した1泊2日となった。帰りに立ち寄ったお店河口湖「55steak」山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3367-1℡. 050-5592-5409PHOTO/黒崎健一TEXT/小川迪裕出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイルソロ 
キャンプの達人が選んだ“焚き火ギア”「不思議な着火装置とは…?」
キャンプの達人が選んだ“焚き火ギア”「不思議な着火装置とは…?」
アウトドア好きが集うカフェ「BASE CAMP」では、店主であるA-sukeさんがスタッフとともにグループキャンプをすることがある。焚き火を囲むときはみんな平等。思わぬ本音が出ることも少なくないらしい。焚き火愛好家たちの達人キャンプ。さて、どんなキャンプをしているのか覗いてみよう。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5A-sukeさん(左上)カフェ「BASE CAMP」店主。キャンプからフライフィッシング、狩猟までアウトドアの知識が豊富で、小誌ほかメディアでは、理論だてた説明が好評だ。ミヤっぴさん(右上)農園コンサルタント、発酵クリエーター。「農キャンプ農ライフ」代表であると同時に、週1で「BASE CAMP」をフォローする。オギさん(左下)藍染めユニット「トシュカ」として全国各地でワークショップを行いつつ、空いた時間に「BASE CAMP」をお手伝い。ナナさん(右下)「BASE CAMP」スタッフ。キャンプ歴は1年ほど。自由に焚き火を楽しむキャンプサイト作りグループキャンプというと、とかく協調性が求められる。勝手な行動は避けたほうがいいが「いつでもいっしょ」は少々厳しい。話し合いの末、決定したのは焚き火を中心にした共通リビングを各自のテントがぐるりと囲むレイアウト。自由と協調のさじ加減が絶妙だ。リビングの中心は当然、焚き火。いつもみんなが同じことをするのではなく、好きな時に寝ていいし、自分のしたいことをすればよし。自由だ。各自のテントの入り口は、焚き火に向けて設営する。これならテントで休みながらも、みんなの様子をうかがえる。みんなが協力しあうような作業に遅れることがない。もちろん、ひとりで先に寝てもOKだ。晴れが続くようであればタープだけでいいが、秋〜冬の雨は冷えてしょうがない。ツインピルツを用意すれば雨でもみんなで過ごしやすい。みんなの荷物をさっと格納できるのがいい。基本的に、自分の道具は自分で保管するのが鉄則。だが、遊び道具など、みんなで使う道具はシェルフを用意して、そこにまとめて管理。小物がすぐそばにあるので、道具談義に花が咲くという効果もある。チーム「BASE CAMP」の焚き火アイテムはメリハリありチーム「BASE CAMP」では事前に共通の装備、個人の装備を相談することで、道具の重複を省いている。今回、A-sukeさんは主に共用アイテムを担当。「いろいろな道具を手にしてきたけれど、シンプルで後片づけが楽な道具が、結局活躍します。今回は焚き火がテーマなので焚火台Lとトライポッドで2段調理仕様です」。A-sukeさんの焚き火道具ロッジの「トライポッド」は、接続不要で広げるだけ。全長が短くはならないがその分、安定感がある。肉を劇的にうまく焼ける「男前グリルプレート」と鉄製の「ココパン」は、どちらも焚き火対応かつ取っ手がなくて持ち運びやすい。焚き火用グリルであり、ゴトクとしても使えるパーセルトレンチのパッカーズグリル。見た目は重そうだが中空ステンレスのため非常に軽い。激似品もあるが、漂う品格と哲学は元祖ならでは。コンパクト収納ができても、細かなパーツを組み立てるのは面倒。スノーピークの焚火台は広げるだけで準備完了。灰を捨てた後は逆さまにしてパタパタと開閉するだけで、細かな灰が落ちるので時短に役立つ。ミヤっぴさんの偏愛焚き火道具左からバイオライトのスティックスナッパー、ブラジルのホットサンドメーカー、ファイヤーピストン、チャークロスと麻ひも、ナイフ大小。注目は、ディーゼルエンジン発明のヒントになったといわれるファイヤーピストンだ。ハンドルを押し込むことで、中に詰めた火口(おもにチャークロス)に灯がともる、不思議な着火装置。オギさんの藍染めカスタム左からグローブ、鍋敷き、多機能ナイフ、火ふき棒、ナイフ、エスビット、トング、トーチ、焚き火台。藍染め作家のオギさんは、布やレザーを藍染めでカスタム。定番の白いグローブもこのとおり、オシャレ度アップ!焚き火料理は火加減が肝心!この日の料理は、香草を詰めた焼き魚、ニジマスのホイル焼き、アスパラのベーコン巻き、鉄板ステーキなど、とことん焚き火の熱を利用するものだ。焼き芋、焼き魚、煮込み、ステーキなど、A-sukeさんから料理名を聞いたらそれぞれが準備をしていく。お客さんは誰もいないのがステキ。本来の使い方とは異なるが、焚き火台の穴に串を打ったサカナを立てて、じっくり火を通す。ふっくらとした身はほのかにスモーキー。焚き火で料理をする際は、炎がゆらゆら立っている状態ではなく、炎のない熾火がベスト。熱量が安定し、ススが食材につかずにベストな状態で焼きあがるのだ。鍋や鉄板を使う場合も同様で、熾きとなった場所に置くといい。串焼きは、食材が回ってうまく焼けないという声があるが、これは串を2本以上使うことで解決する。片側を広げた扇状に打つと美しく、持ってひっくり返しやすい。また、サカナは泳いでいる姿を再現すると、料亭のような仕上がりになる。焚き火の片付けにもダッチオーブン!火消し壺の代わりにダッチオーブンを使うのがA-suke流。もともと灰は石けんの原料として使われていたので、理にかなっているのだ。灰捨て場がない場合は、ダッチオーブンに入れてからテント等の撤収に取りかかる。ダッチオーブンなら密閉できて確実に消火できるし、撤収の間に冷えて安全に車内に入れておけるのだから。焚き火の終了時間を計算し、薪を燃やし尽くすのが基本。元気に燃えている薪も、散らして単独にすることで燃焼に必要な熱量を減らせるのだ。ほぼ灰になったが、途中で立ち消えしたものは灰ごと持ち帰る。PHOTO/逢坂聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル 
【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!
【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!
近頃、注目を集めている「バンライフ」というスタイル。それはひとつのキャンプスタイルというよりも、自身が持つ生活に対する考えを表現できる方法のように感じる。達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.1日本でバンライフをいち早く実践してきたデザイナーユニット「シエルブルー」の2人のスタイルを通じて、その魅力を考えてみよう。Ciel Bleu シエルブルー茨木一騎(ワカ)さん(右) 実伽(アネゴ)さん(左)木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。今話題のバンライフ知ってる?車をお気に入りの相棒にするアイディアを大公開!かわいらしい2トーンカラーが印象的なGMCのRally  Wagon。92年式のこのモデルは、しっかり整備さえしておけば遠出も快適で、燃費もいいのだとか。2人でセルフペイントをして、こだわりのカラーリングに仕上げている。思い立ったらすぐに出発。バンライフの魅力を知る身の回りのものを詰め込んですぐに出発できる。その手軽さはバンライフならでは。昨今、注目を集めている「バンライフ」と呼ばれるスタイル。一度は耳にしたことのある読者も多いだろう。まだ深く知られていないこのスタイルを日本でいち早く取り入れて活動する茨木一綺(ワカ)さんはそのメリットをこう話す。「僕たちにとってバンライフは旅に出かける手段で、今の生活スタイルに合っていると感じています。埼玉の自宅から、全国各地へアウトドアイベントなどの仕事で出かけるのですが、内装も外装も自分たちで作り上げたお気に入りの空間なので、すごく居心地がいい。移動時間も家で過ごしているのに近い感覚です。それに、キャンプ場に着いてからの設営や撤収がとにかく楽。その分使える時間が増えたので、夫婦でゆっくりすることもできます」そもそもバンライフはアメリカで発祥したカルチャーで、世捨て人、ヒッピー的なイメージがある〈家なしの車上泊生活〉という意味合いだ。しかし日本では一部のノマド的車上生活の実践者を除き、日本の生活環境や考え方に合わせてアップデート(もしくはデフォルメ)された形でムーブメントを巻き起こしている。好きなクルマをベースに、外装や車内を自由なアイデアでこだわりの空間に仕上げていくスタイルは、いわゆる車中泊とはひと味もふた味も違う。シエルブルーの2人が実践するバンライフからは、自らを表現するようなこだわりと魅力が詰まっている。バンライフを通じて表現するこだわりの空間と夫婦の時間とある週末の午前中。ワカさんとアネゴさんは愛車であるバンライフ仕様のGMC ラリーワゴンに最小限の道具を積み込んでキャンプ場へ出発した。キャンプ場に到着したワカさんは、常設しているルーフトップテント「Wild Land パスファインダー」を広げる。この日は自宅からそれほど遠くない埼玉県・長瀞のキャンプ場で、久々の休日を過ごすことに。道中で買い出しを済ませて、宿泊地である長瀞キャンプヴィレッジに到着したのは午後2時ごろ。これがなんとスマホアプリで操作するソーラーも備えた電動式。景色のいいサイトにクルマを停めて、電動で開閉するルーフトップテントを開いている間にカーサイドタープやファニチャーを設置。あっという間に、キャンプサイトが出来上がった。車内にはシエルブルーブランドのウッドテーブルなど、自分たちのライフスタイルの一部であるお気に入りの道具を設置。「このルーフトップテントは最近取り入れたんだけど、スマホ操作で自動設営できる最新型。だからその間に他の準備ができて、思っていた以上にすごく便利なんだ」と、ワカさん。寝袋はナンガの2人用シュラフで、寒さ知らず。車上からの景色も抜群だ。車内にもリビングスペースを備えるが、この日はカーサイドタープを張る。車上テントからの景色はこのスタイルならではの醍醐味。日が暮れるとビールを手に乾杯をして、目まぐるしい春先の日々の疲れを互いに労う。夜の時間をたっぷり味わう。これもバンライフの魅力。この日は星空もきれいだったので、チェアを外に出して焚き火も楽しんだ。一切慌ただしくなく、常に静かな時間が流れる。夜の焚き火タイムのお供は、注目のガレージ焚き火ブランド「sanzoku mountain」のmouncol(別注品)。「暮らしからアウトドアまで」。シエルブルーの2人は常々この言葉を掲げている。普段の生活スタイルを切り取って、クルマとアウトドアをも上手につなげて楽しむ。それが彼らのバンライフであり、シエルブルー流ライフスタイルの表現といってもいいだろう。こだわりのある好きな道具に囲まれた空間にいる2人の表情は、自然体そのもの。その自由な旅は、はじまったばかり。まだまだ続いていく。PHOTO/逢坂 聡撮影協力/長瀞キャンプヴィレッジ出典/ガルヴィ2019年6月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイルキャンピングカー&トレーラー 
【秘密の隠れ家キャンプ】焚き火を存分に堪能!
【秘密の隠れ家キャンプ】焚き火を存分に堪能!
ネイチャークラフト作家・長野修平さんの工房裏には、スペシャルなキャンプサイトがある。子どもたちが成長し、なかなか全員そろってキャンプへ出かけるのが難しい今、家族で焚き火を囲む、貴重な場所だ。長野さんがどんなキャンプをしているのか紹介しよう。長野修平さんネイチャークラフト作家であり焚き火&山菜料理人。本誌ほか多くのメディアやイベントを通じてモノ作りの魅力を広めている。自作の自宅兼アトリエの裏には焚き火ができるスペースあり。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品プライベートサイトでいつでも焚き火長野さんの自宅兼アトリエの裏山には、焚き火ができるキャンプサイトがある。ここで時折、家族キャンプを楽しんでいるそう。「この裏山キャンプ場では、家族で焚き火をすることもあるし、子どもだけでビバークしたこともあります。最近は子どもが友だちを呼んで、子どもだけの女子キャンプをしていますね」(長野さん)眼下には自宅。裏山にトイレを設けているので、自宅に戻らなくても過ごせるし、急用が入ったらすぐに現実に戻れる。個々の都合も優先できるというわけ。この距離感がうらやましい。準備と片付けは家族みんなで。自分ができる範囲で行っている。テント内にインストールするために設計されている小型の薪ストーブ「ロキ」。コットン製の煙突穴付きテントの中に入れて、あたたかく過ごしている。窓を開ければ炎が見えるし、本体上部がフラットなので、飲み物の保温や煮込み料理にも役立つ。子どもたちも薪ストーブの扱いは慣れたもの!キャンプサイトの中心は直火焚き火台を使うよりは、地面に薪を並べる直火のほうが好きな長野家。裏山キャンプ場では当然、石を囲んで焚き火場を作る。ロープの先に薪を結び、高い枝に引っかけてタープを張る。メインポールとその張り綱がなくなるので、焚き火まわりがスッキリ。夜でも張り綱に引っかかることがない。長野家のキャンプに欠かせないのが焚き火とベーコンだ。肉の腐敗と熟成は紙一重。焚き火で燻す時間や熟成させる温度の調整など、ベーコン作りはすべて長野さんの勘どころが勝負。ベーコンを炙るには大きい焚き火が必要なので、キャプテンスタッグのラウンドファイアピットを使用。オンウェーの焚火台は気軽に焚き火をするときに。どちらも広げるだけで準備できる。奥は福井のガレージブランドの吊るす焚き火台で、かがり火としてタープ前に置く。トングは太い薪用、細い薪用、リフターにもなるトングの3つを使い分ける。火ふき棒にもなる火かき棒はおもしろい道具だが、やはり自作の火吹き竹で、細く長く空気を送りたいそう。長野家のキャンプでは、薪は買うものではなく、現場で集めるもの。長野さんは自作の薪スタンド兼薪バッグを肩にかけ、家族は布製やビニール製の薪バッグに、入れられるだけの薪を集めてくる。この裏山キャンプ場は、テントとタープと焚き火場が収まる広さだが、決してゆとりがあるわけではない。タープはメインポールを使わず、ロープを高い枝にかけて固定。限られた場所で焚き火をしても、移動のストレスや危険がないようにレイアウトしたのは、見事というほかない。PHOTO/逢坂聡TEXY/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェード【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
テクニックスタイル焚き火 
高規格キャンプ場【PICA】が考える次のキャンプスタイルとは!?
高規格キャンプ場【PICA】が考える次のキャンプスタイルとは!?
現在のキャンプシーンを語る上で欠かせないのが、さまざまな変化を遂げてきたキャンプ場の存在だ。スタイルの変遷とともに歩んできたキャンプ場、常にキャンパーと向き合ってきたキャンプ場から見た現在とは?その答えを求めて長年、キャンプ場経営に携わってきたPICAリゾートに話を聞いた。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品日本のキャンプを変える変革を起こしたPICAPICA富士吉田のシンボルがこのツリーハウス「KITOS(キートス)」だ。この周辺広場ではさまざまなワークショップも開催されている。90年代、空前のキャンプブームが巻き起こった。アウトドアがレジャーとして注目され、多くの人がキャンプという体験を求めて、自然のある場所へやってきた。そんな時代にキャンプ場をスタートさせたのが、PICAリゾートだった。今回話を聞いた担当者は話す。「1990年代前半、バブル経済最終期に不動産事業の一環で、キャンピングカー・トレーラーハウスの展示体験宿泊施設の構想がありました。その延長線にオートキャンプ場、PICA富士吉田の開業があったのです」PICAリゾートは1995年にPICA富士吉田のオープンを皮切りに、2000年にPICA富士西湖、その後は2005年から毎年のように施設を増やし、2018年には10カ所の施設を開業するまでに至った。それまでにもキャンプ場はたくさん存在していたが、企業が事業として参入したスタイルは多くなかった。しかも、今で言う、高規格キャンプ場とは何かを示してくれたことは、当時のユーザーにはセンセーショナルであり、新潮流を感じるものがあった。「キャンプは自然の中で不便を感じるもの」という考え方が一般的だったなか、「日本のキャンプは疲れる。そんな日本のキャンプを変えたい!」と強い意思を持って、キャンプ場造りに取り組んでいたのだ。キャンプ場としての歴史をスタートさせたPICA富士吉田。パオを常設するなど、新しいキャンプ場のスタイルを提案してくれた。 オートキャンプ場でスタートした後、宿泊施設拡充のために、トレーラーハウスやパオなどを設置した。モンゴルの草原に建つ、移動式住居を思わせるパオは、当時のPICAリゾートの顔。需要や変化に合わせて、改良してきた。「キャンプの区画サイトというのは70平米が平均でしたが、約120平米に拡大しました。そして、フリーサイトも増やしています。場所を提供するだけではなく、イベントも実施するようにしました。最近では場内にカフェを作ったり、アクティビティを楽しめる施設、くつろげる温浴施設など、複合施設を併設する場所も増えています」という。現在のキャンプシーンキャンプ場の施設を充実させる一方で、レストランやカフェの充実も進められた。極上の料理を楽しめるのも、新しいスタイルだ。20年以上、最終的に10施設のキャンプ場を展開してきたPICAリゾート。キャンプの歴史とともに歩んできたキャンプ場にとって、今のキャンプシーンはどのように写っているのだろうか。「当時はキャンプを始めるのは『子どものため』という理由がほとんどでした。しかし今では、違ったアウトドアの楽しみ方も増えてきたように感じています。でも、そもそもキャンプに固定的なスタイルは必要ないと考えていますので、どんどん多様化していくのは大歓迎です」実際のところ、日常の生活も大きく変わってきた。誰もが土日休みなわけでもなく、長期休暇を取る人も増えた。また、キャンプグッズも進化し、以前であれば考えられなかった、新しいスタイルが誕生している。「100人100通りのアウトドア」をキャッチコピーに、自分らしく興味が向く『自分が楽しい!』と思える施設、環境、サービスを目指している。このようなライフスタイルの変化に伴って、キャンプ場の施設もニーズに合わせたアップグレードが必要だという。「当初は、水洗トイレがあればOKでしたが、今はお風呂がないとダメという意見も聞かれます。そのほかにも、キャンプ場でのアトラクションやイベントなど、ソフト面で付帯的な楽しみを提供することも大切です」発展するキャンプ場日帰り施設も続々とオープンしている。PICA WILD BASE fujisanではキャタピラバキーで富士山のふもとのコースを走れるという。キャンプ場は施設だけではなく、サービスも提供するスタイルが増えている。これまで宿泊施設を経営してきたPICAリゾートでも、PICA WILDBASE Fujisanという日帰りアクティビティ施設を開業した。ソフト面でのコンテンツ強化はこれからのキャンプ環境にとって重要となるに違いない。そこで、今後のキャンプ場の役割を聞いてみると「自然で過ごすことのお手伝い」という答えが返ってきた。PICAリゾートは、すでに数々の充実した施設をキャンプ場に設置している。ユーザーの評判もよく、リピートを望む声も多い。各地に広がる施設ごとに集客力を高める同社の手腕は高いのだ。「各施設には、すべてではありませんが、カフェやレストラン、バーベキュー場などが設置されています。しかし、それぞれの地域、環境、周辺施設、ロケーションにあわせた特徴を出していかないといけません。例えば、海の近くであれば海鮮をメインにしたり、団体利用が多ければ団体メインのプログラムを組んだりします」2018年にオープンしたPICA  Fujiyama。富士山を望む最高のロケーションで、極上のアウトドアリゾートを提供する新形態キャンプ場。社会は大きく変わり、キャンプは新しい局面を迎えるなか、「『人の感性の維持』のために必要なものこそが、自然の中で過ごすこと」だとPICAリゾートは考えている。いつの時代も、アウトドアでの自然生活体験は一番身近にあり、人の感性に刺激を与える。キャンプ場は、そのきっかけとなる場所でありたい。各地の多くのキャンプ場も同じような考えを持っているはずだ。アウトドア体験のハードルを少しでも下げ、参加しやすい環境にしようと日々、見えない努力を続けている。協力/株式会社ピカ山梨県富士吉田市上吉田2-5-1https://www.pica-resort.jp/PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38exploreTEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2019年10月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選 
スタイルキャンプ場山梨県 

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【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK林間FLORA Campsite in the Natural Garden
FLORA Campsite in the Natural Garden

標高800mの森に囲まれた自然味溢れるキャンプ施設

南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓に位置し、1年を通して自然豊かな景色が楽しめるキャンプ施設。グランピング施設には「テントサウナ」もある。約2500坪ある森林に囲まれた敷地には、1日5組限定の手軽にキャンプができるグランピングエリアと、1日13組限定の中上級者向のソロ&デュオキャンプエリア“ひなた森”があり、初心者からベテランまで楽しむことができる。グランピングエリアに宿泊の場合、調理用具や食器類、火起こし道具など必要なものはレンタルでき、宿泊料金に含まれているため持参する必要がない。初心者向けに1日3回火起こし体験ワークが行われているので参加してみるのもいい。“ひなた森”は区画もなければ整備もされていないワイルドなエリア。隣のサイトとの距離も適度にあり、ゆっくり静かに楽しみたいキャンパーにおすすめだ。各エリアでチェックイン時間が変わるので事前に確認しておこう。
ぷらっとキャンプ
予約OK林間フォンテーヌの森CAMP&BBQ1992
フォンテーヌの森CAMP&BBQ1992

三郷から40分の神アクセス!アメリカンな森で楽キャン!!

都心から1時間とアクセスが良く、1泊2日でも十分に楽しめる。市街地に近く、春は新緑に彩られ、秋は紅葉が魅了する静謐な林間ロケーションが特徴。オートキャンプ、ログキャビン、コテージなど様々なキャンプスタイルが楽しめ、ソロキャンプ割引も設けられており、リーズナブルに利用可能。バーベキュー場は120席の広さを誇り、アメリカンテイストな空間。缶ビールを片手に、グリルした分厚いお肉が最高にマッチ。四季折々のイベントが豊富で通年で楽しめ、レンタル品も充実しており、初心者でも気軽にアウトドアを満喫できる。特に、「2時間だけキャンプ場プラン」では、短時間でもキャンプを楽しむことができるのでおすすめ。付近にはキャンプ場が運営している果樹園、古民家カフェ、ホットドッグスタンドもあるのでぜひ利用しよう。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸新くるみランド
新くるみランド

アクティビティが充実!! 飛騨高山の自然を最大限に楽しむ

岐阜県飛騨高山の山に囲まれた、自然の豊かなキャンプ場。標高1000mの場所に位置し、空の雄大さを近くで感じることができる。昼間の青空はもちろんのこと、夜空も見ごたえがある。ソロからカップル、友人同士、ファミリーまでと様々な方が楽しめる設備が整っている。滞在はテント、キャンピングカーで寝泊まりするもよし、バンガローもあるため初心者でも安心。貸切可能なお風呂や、水風呂にベッドチェアを完備したサウナ棟もあり、場外に出なくてもお風呂やサウナが楽しめる。BBQハウスもあるため、お昼はみんなでBBQなんてことも可能。電気自動車の充電施設(6kw)もある。
ぷらっとキャンプ

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