
「知らないと損」ソロキャンプ初心者必見!絶対に必要なギア10選
日々の喧騒から解放されるソロキャンプは、何ものにも代えがたい贅沢。
とはいえ、いざソロキャンプを始めようと思うと、必要なものが何かわからないというキャンプ初心者もいるだろう。
そこで、ビギナーがまず用意すべき必要最低限のギアを紹介しよう!
ソロキャンプ初心者が知っておくべきポイント
ソロキャンプの魅力とは?

ソロキャンプの最大の魅力は、他人の都合やスケジュールに左右されず、自分のペースで過ごせる自由さにある。
早朝の鳥のさえずりで目覚め、気が向いたらコーヒーを淹れ、本を読み飽きたら森を散策する。
誰にも邪魔されない行動の選択肢が、心地よい解放感を生み出すのだ。
さらに、焚き火を見つめながら思考を巡らせる時間は、現代人が忘れがちな「間」の感覚を取り戻させる。
忙しい日常で溜まったストレスを吐き出し、自然のリズムに同調することで、心身ともにリセットできる点が大きな魅力である。
ソロキャンプならではの注意点や心構え

しかし、家族や仲間と助け合えないソロキャンプでは、準備不足が思わぬトラブルになる可能性もある。
まずは予定しているキャンプ地の地形や気象を調べ、季節と天候に合った服装・道具を選択することが欠かせない。
携帯電話が圏外になることも想定し、事前に家族や友人へ日程と行き先を知らせておくと安心できる。
加えて、応急処置の基本や簡単なロープワークなど、自助のためのスキルを身につけておくと、いざというときに慌てず対処できる。
ソロキャンプに必要なもの【基本編】
①テント(ソロ用テント)
慣れない初心者でも短時間で設営を完了できる、軽量なソロ用のテントがおすすめだ。
素材の防水性に優れ、通気のためのベンチレーションが設けられていれば、突然の雨や夜間の結露にも対応できる。

風に煽られにくい形状のデザインか、フレームがクロスして安定感を高める構造を選ぶとさらに安心。
耐久性の高い生地とシンプルなポール構成を持つテントは、長く愛用できる相棒となるだろう。

例えばDODのライダーズシリーズは、ツーリング用に作られただけに、軽量でコンパクト。設営も簡単なので、ソロキャンプにはぴったりだ。
② 寝袋(シュラフ)・マット
寝袋は「快適温度」と呼ばれる指標があり、春秋用・夏用・冬用といった大まかな分類で選ぶのが失敗しにくい。

出典:キャプテンスタッグ
封筒型は広々と使え、マミー型は保温性に優れる。収納時に圧縮できるタイプを選ぶとパッキングが楽になる。

出典:キャプテンスタッグ
併せて使うマットは、地面からの冷気や凹凸を緩和し、睡眠の質を大きく向上させる。フォームマットは広げるだけで使え、エアマットは収納性に優れる。
快適な眠りは翌日の行動力を左右するため、ここは妥協しないことを推奨する。
③ 調理器具(シングルバーナー・クッカー)
調理器具は軽量コンパクトが鉄則である。シングルバーナーは火力の調整が容易なガス式が扱いやすく、燃料缶の入手もしやすい。

例えば、イワタニの「カセットガス ジュニアコンパクトバーナー」はCB缶を使用するロングセラーアイテムだ。
1ℓの水を約4分で沸騰させる高い熱効率とともに、風防付きのゴトク、18㎝までのクッカーを載せられる設計で重宝されている。
クッカーは鍋・フライパン・カップを重ねて収納できる「スタッキング構造」だとバックパック内のスペースを圧迫しない。
フッ素加工で焦げ付きにくいモデルを選ぶと、洗い物の手間が減り環境への負担も小さくなる。
④ 焚き火台(ソロ用サイズ)
直火を禁じるキャンプ場が増え、焚き火台は必携となった。
ソロ向けの焚き火台は薄い板状に折り畳めるモデルが多く、ザックの隙間に差し込めるほどの薄さになるものが各メーカーからリリースされているので、自分に合ったものを探してほしい。

ユニフレームの「ファイヤーフレームⅡ」はバイクや自転車で旅をするキャンパーに不動の人気を博しているロングセラー商品だ。
また、焚き火を行うなら、他にもさまざまなギアが必要になる。詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参照してほしい。
https://www.garvyplus.jp/archives/24141
⑤ ランタン・ヘッドライト(照明)
夜間は周囲が完全な闇に包まれるため、光源は必須だ。サイト全体を照らすランタンは、LEDタイプなら燃料の揮発や火災の心配がなく、明るさの調節も容易である。

ドウシシャのLEDランタン「HEXAR CL6」は3枚の導光パネルを採用した最大600ルーメンの大光量。それでいて薄型に収納可能なので、ソロキャンプにおすすめだ。
また、全体を照らすランタン以外にも、ヘッドライトがあれば両手が自由になるため、さまざまな作業に重宝するだろう。
ソロキャンプの快適性をアップするのに必要なもの
① チェア(ソロ用チェア)

地面に直接座ると体が痛くなって、長時間の焚き火鑑賞が辛くなる。そこでチェアがあれば快適度はぐんとアップする。
耐久性が高く、軽量でコンパクトになるタイプがソロキャンプにはおすすめだろう。背面がメッシュなら通気性も確保でき、蒸し暑い季節でも快適だ。
② ミニテーブル
地面に置いた調理器具は不安定で、砂や草が付着しやすい。折りたたみ式の小型テーブルが一つあれば、バーナーやマグカップを安全に置ける。

天板がアルミ製なら熱に強く、熱々のクッカーをそのまま置いても変形しにくい。脚を折り畳むとノートほどの薄さになるモデルはバックパックの隙間に収納できる。
③ クーラーボックス・保冷バッグ
食材を新鮮に保つことは食中毒の予防に直結するので、ぜひ揃えておきたい。
ソフトタイプの保冷バッグは軽量で、使用後は折り畳んで薄くなるのでソロキャンプ向きだ。
忘れがちだがソロキャンプに必要なもの
① 救急セット(ファーストエイドキット)
アウトドアでは軽い切り傷や火傷、虫刺されは珍しくない。ガーゼ・清潔な包帯・消毒液・絆創膏などを防水ケースにまとめておくと安心だ。
常備薬を服用している場合は、忘れずに入れておく。
② 防犯・防災グッズ(防犯ベル、携帯用ホイッスルなど)
キャンプ場とはいえ、人や動物とのトラブルが起きる可能性はある。大音量のベルやホイッスルは威嚇と助けを呼ぶ手段として有効だ。
夜間の不審者対策としてテントの近くに感知式ライトを設置するのも一案である。自然災害に備えて、天候の急変を知らせる防災アプリを活用すれば、早めの撤収判断ができる。
まとめ
初心者がソロキャンプのギアを揃える際には、ショップで実物に触れ、設営や収納を試してみると、自分の体格やスタイルに合った道具が見つけやすい。
また、キャンプ場などのレンタルサービスを活用すれば、実際の使用感を確かめてから購入できる。
必要な道具を厳選し、余計な荷物を削ぎ落とすことで、移動の負担を減らし、現地での行動範囲を広げられるだろう。