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  上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!

上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!

Table of Contents

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①上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!

  上級キャンパーはどのように車中泊してる?天才すぎるテクニックやこだわりが凄すぎる!

自分のスタイルで楽しめるのが車中泊のよいところだが、気がついたらマンネリになっていることも。
そこで今回は上級キャンパーたちの車中泊スタイルを紹介しよう。
ヒントになることや真似したくなるテクニックがあるかもしれないぞ!

30年前のクルマで車中泊する馬場さん

馬場さんの愛車は30年前のVW・ヴァナゴンのウェストファリア仕様。
このクルマになってから、車中泊が格段に増えたという。その楽しみっぷりを紹介しよう!

馬場さん
岐阜県で会社を営む馬場さんは、旅好き&アウトドア好きのアラフィフ。
これまでさまざまな海外を旅してきたが、最近、日本の魅力を再発見。
今後は、愛車とともに国内を回りたいと考えている。

車中泊好きが支持するクラシカルで実用的なクルマ

馬場さんの愛車は2021年3月に購入したというVW・ヴァナゴンのウエストファリア仕様。
クラシカルかつ実用的なモデルで、車中泊好きのなかでも人気は高い。
さすがに約30年前のモデルなだけに、ボディは再塗装を施し、ルーフトップの生地も変更したという。

「以前はアメ車のキャンピングカーに乗っていたこともありました。このヴァナゴンは購入してから1年ぐらいたちますが、“かわいくて味がある”ところが気に入っています」
いまでは珍しいMT、そして4WDのため、多少の悪路なら気にせず走ることができる。

馬場さんが考える車中泊キャンプのキーワードは「楽(らく)」。
 「このクルマになってから、車中泊する頻度が格段に増えました。いまのスタイルなら、この一台で完結できる。旅先では、できるだけ手間を減らして、シンプルに楽しみたいんです」

とはいえ、馬場さんならではのこだわりもいくつか。
使用するアイテムは、“味のある、かわいいもの”が好き。その最たるものが、愛車なのだという。

 「見た目や雰囲気も、もちろん気に入っていますが、実用性も高いんです。
ポップアップルーフでは、子どもと一緒のときは上に寝ることもあります。開けたら車内空間が広くなる。簡単に開閉ができるのもうれしい」

馬場さんがいま好きなものを、ひとつひとつそろえたら、このスタイルになっていたという車中泊キャンプ。
機能は「楽」に、見た目はかわいく、オシャレに。
これからも、こだわりをもって続けていけたら、と語ってくれた。

馬場さんのこだわりスタイル

鮮やかなイエローが映えるルーフトップは、外観をさらにファニーに演出。

リアにはスペシャライズドのMTBを2台搭載。
「MTBはアウトドア・アクティビティとしても、もちろん楽しいですが、旅先で“足”として使用します。
クルマを置いて、そこから移動するときに、MTBがあると便利なんです」と馬場さん。

韓国のブランドchichicampingのローテーブルとヘリノックスのチェアを設置。
テーブルにはスタンレーのボトルやコンロ、大好きなお酒が並ぶ。

ひとりで使用するなら、必要十分なベッドスペース。
スタイリッシュなペンドルトンのラグから、馬場さんのセンスのよさを感じる。

ルーフトップを開けば、ヘッドクリアランスがさらに広がり、着替えをするときなども圧迫感はない。

ベアボーンズのLEDランタンやレトロな扇風機も車内のイメージにぴったり。

棚の上部を開けば、簡易キッチンが姿を現す。

ワイルドなスタイルを愛するMARIさん

車中泊キャンプは、いま女性ソロキャンパーからも人気を博しているスタイル。
しかしその多くは、軽ワンボックスカーを中心とするコンパクトモデルが主流だ。
そこでワイルドなジープ・ラングラーでキャンプしているMARIさんに話を聞いてみた!

MARIさん
愛知県や岐阜県を拠点に車中泊キャンプを楽しむオーバーランダーガール。
アウトドアライフの模様は、SNSやYouTube「好奇心CHANNEL feel my heart」で発信している。

身軽さを追求したワイルドなスタイル

「オーバーランドスタイルを、日本の女性に、もっと浸透させていきたいんです!」
そうまぶしい笑顔で話をしてくれたのは、愛知県在住のМARIさんだ。
ワイルドなジープ・ラングラーの屋根には、いま大人気のルーフトップテントが装着されており、なかなか硬派な雰囲気を醸し出している。

キャンプを始めたくてクルマを買って……。でも、通常のテント泊ではなく、なぜ屋根の上のテントに? 

「通常のテントも持っていますよ。テンマクのワンポールです。
でもルーフトップテントのカッコよさが気に入ってしまって。気がつけば、いまので3台目です」

2020年の5月に購入したというジープ・ラングラー。

車中泊キャンプ……というか車上泊キャンプなのだが、クルマで寝るポイントは「身軽さ」だというMARIさん。
「気ままに行動できるのがポイントです。もちろん、どこでも泊まれるわけではありませんが、身軽に動けるのが自分に合っていると思います」

今回、撮影のためにセッティングしてくれたのだが、確かにかかった時間は5〜10分。撤収も同じくらい。
料理や焚き火をしたら、その時間はかかるが、仲間のキャンパーたちと比べても、準備・撤収に費やす時間は圧倒的に短いという。 

スミッティービルトのウインチをフロントに装着。

「快適度やスタイリッシュなカッコよさにこだわりつつ、さっと準備して、さっと撤収できる。
でも、まだまだイメージしているスタイルの完成型には届いていません。次はリアゲートキッチンに引き出し式のテーブルをDIYするんです。それも見てほしかったなぁ。あと、リアにスペアタイヤも装着しますよ」

MARIさんのこだわりスタイル

ルーフトップテントはジーアイワークス製。わずか1分ほどで開閉できる手軽さが気に入っているという。
テント上部は高純度アルミニウム合金を採用。
アルミニウム合金の内部が空洞になっていて、日光の熱をテント内に伝わりにくくしている。

折りたたみ式のラダーも付属。

リアには、スミッティービルトのディフェンダーラック、テールゲートバスケットを装着。
JVCケンウッドJackeryのポータブル電源、エンゲルの冷蔵庫などは車内のラゲッジで使用。

リアゲートキッチンでは、プリムスの2バーナーにペトロマックスのダッチオーブン、ノーブランドのスキレットを愛用。

サイドオーニングはダンチェル製。これだけで野外リビング感が増す。
風が強いときなど、状況によってはガイロープで補強する。
このペグダウンだけが、MARIさんのセッティングのなかで、唯一、少し時間がかかる作業かもしれない。といっても、10分くらいだろうか。

ペトロマックスのお皿やパーコレーター、ミンテージのジャグ、スタンレーのカップ&ポッド、SOTOのST-301など、こだわりの小物がいっぱい!

イスはノーブランドだが座り心地で選んだとのこと。

バトニングを行うキンドリングクラッカー以外、ほぼ山賊マウンテンのアイテムでそろえたという焚き火周辺アイテム。
焚き火台は大小あり、使い分けるという。

ペットとの車中泊を楽しむ木村さん

ペットキャンプが人気だが、愛猫との車中泊を楽しむのは木村さんご夫妻。
どんなスタイルなのか、興味津々!

木村さんご夫妻
キャンプ歴20年のベテランキャンパー。
スノーピークユーザーで、元々はテント&タープを使ってキャンプを楽しんでいたとのこと。
愛猫のアッシュくんと凛ちゃんはとても仲良しで、安心してキャンプに連れて行ける。
「ペットとのキャンプは心の底から癒されます」

愛猫と一緒に旅ができる大型バンコンバージョン

「もともとはテント泊でキャンプをしていましたが、昔からキャンピングカーに乗ることは夢でした。ちょうど3年前くらいに、クルマの買い替えのタイミングで思いきって購入したんです」と話す木村さんご夫婦。

愛猫とのキャンプでは外での就寝はできないので、一緒に過ごす意味でもキャンピングカーは相性がいい。
外に連れ出すときは、ペットカートに入れて一緒に過ごしている。

キャンピングカーとキャンプを上手に組み合わせた木村さんご夫婦のスタイルは、両者のメリットを生かした理想の形なのかもしれない。

トイファクトリーの「バーデン」は2代目のバンコン。

「ルーフにソーラーパネルを付けて電力補給もバッチリです!」

ベンチにロゴスのクッション、さらにペンドルトンのタオルを敷いてふかふかな座り心地に!

ユニフレームのフィールドラックはスタッキングが可能。

レッドはワイルドワンの限定品。

お持ちのギアを拝見!

就寝は車内なので、寝具がない分コンパクトな印象。荷物はクルマの後部の下段にまとめて収納している。

「外から収納部が見えないように、コールマンのかわいいテーブルクロス(廃盤)をカーテン代わりに使っています」

イワタニのマーベラスは初代のポップなカラーがお好み。

「これでフレンチトーストを作るのが好きなんです」

スノーピークのリビングシェルSは、コンパクトなつくりで少人数にピッタリ。

パネルを少し下ろして通気性も向上

スノーピークのタクードは旦那さんのお気に入りギア。
「今まで使った中で、イチバン暖房効果が高い石油ストーブです」

バンライフを実践するシエルブルーさん

ふだんから「バンライフ」を実践しているシエルブルーのお二人。
それは単なる車中泊ではなく、自身が持つ生活に対する考えを表現できる方法かもしれない。

Ciel Bleu シエルブルー
茨木一騎(ワカ)さん(右) 実伽(アネゴ)さん(左)

木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。
いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。

思い立ったらすぐに出発。バンライフの魅力を知る

身の回りのものを詰め込んですぐに出発できる。その手軽さはバンライフならでは。

昨今、注目を集めている「バンライフ」と呼ばれるスタイル。
一度は耳にしたことのある読者も多いだろう。
まだ深く知られていないこのスタイルを日本でいち早く取り入れて活動する茨木一綺(ワカ)さんはそのメリットをこう話す。

「僕たちにとってバンライフは旅に出かける手段で、今の生活スタイルに合っていると感じています。
埼玉の自宅から、全国各地へアウトドアイベントなどの仕事で出かけるのですが、内装も外装も自分たちで作り上げたお気に入りの空間なので、すごく居心地がいい。

移動時間も家で過ごしているのに近い感覚です。
それに、キャンプ場に着いてからの設営や撤収がとにかく楽。
その分使える時間が増えたので、夫婦でゆっくりすることもできます」

そもそもバンライフはアメリカで発祥したカルチャーで、世捨て人、ヒッピー的なイメージがある〈家なしの車上泊生活〉という意味合いだ。

しかし日本では一部のノマド的車上生活の実践者を除き、日本の生活環境や考え方に合わせてアップデート(もしくはデフォルメ)された形でムーブメントを巻き起こしている。

好きなクルマをベースに、外装や車内を自由なアイデアでこだわりの空間に仕上げていくスタイルは、いわゆる車中泊とはひと味もふた味も違う。

シエルブルーの2人が実践するバンライフからは、自らを表現するようなこだわりと魅力が詰まっている。

バンライフを通じて表現するこだわりの空間と夫婦の時間

とある週末の午前中。ワカさんとアネゴさんは愛車であるバンライフ仕様のGMC ラリーワゴンに最小限の道具を積み込んでキャンプ場へ出発した。

キャンプ場に到着したワカさんは、常設しているルーフトップテント「Wild Land パスファインダー」を広げる。

この日は自宅からそれほど遠くない埼玉県・長瀞のキャンプ場で、久々の休日を過ごすことに。
道中で買い出しを済ませて、宿泊地である長瀞キャンプヴィレッジに到着したのは午後2時ごろ。

これがなんとスマホアプリで操作するソーラーも備えた電動式。

景色のいいサイトにクルマを停めて、電動で開閉するルーフトップテントを開いている間にカーサイドタープやファニチャーを設置。
あっという間に、キャンプサイトが出来上がった。

車内にはシエルブルーブランドのウッドテーブルなど、自分たちのライフスタイルの一部であるお気に入りの道具を設置。

「このルーフトップテントは最近取り入れたんだけど、スマホ操作で自動設営できる最新型。
だからその間に他の準備ができて、思っていた以上にすごく便利なんだ」と、ワカさん。
寝袋はナンガの2人用シュラフで、寒さ知らず。車上からの景色も抜群だ。

車内にもリビングスペースを備えるが、この日はカーサイドタープを張る。

車上テントからの景色はこのスタイルならではの醍醐味。

日が暮れるとビールを手に乾杯をして、目まぐるしい春先の日々の疲れを互いに労う。

夜の時間をたっぷり味わう。これもバンライフの魅力。
この日は星空もきれいだったので、チェアを外に出して焚き火も楽しんだ。
一切慌ただしくなく、常に静かな時間が流れる。

夜の焚き火タイムのお供は、注目のガレージ焚き火ブランド「sanzoku mountain」のmouncol(別注品)。

「暮らしからアウトドアまで」。
シエルブルーの2人は常々この言葉を掲げている。普段の生活スタイルを切り取って、クルマとアウトドアをも上手につなげて楽しむ。

それが彼らのバンライフであり、シエルブルー流ライフスタイルの表現といってもいいだろう。
こだわりのある好きな道具に囲まれた空間にいる2人の表情は、自然体そのもの。
その自由な旅は、はじまったばかり。まだまだ続いていく。

➁“キャンプ上級者”は絶対やってる!簡単に収納の悩みを解決するアイテムが優秀すぎた…!

  “キャンプ上級者”は絶対やってる!簡単に収納の悩みを解決するアイテムが優秀すぎた…!

キャンプで意外と悩むのが小物収納ではないだろうか。
そこで今回は、小物の整理に便利なハンガーとポーチを紹介しよう。

ペグから三脚までいろんな棒に取り付けられる!

ミグラトレイルアドハンガー
3850円
■サイズ:16×2.8×4.3cm、重量:本体73g・アダプター19g

ランタンやカップなどを吊り下げておけるクランプタイプのハンガー。
10段階に角度を固定できるので、斜めになったポールやペグにも取り付け可能だ。
対応するポール径はφ7〜13mmまたはφ17〜23mm

精度の高いクランプ
アルミ合金のパイプクランプ。
かみ合わせの精度が高く、フック部分をうまく使えばロープに取り付けられるのがスゴイ。

シンプルだけどズレない角度調整機能付き
クランプには小さなポッチ、ハンガーには穴があり好きな角度に固定できる。
物理的に固定できるので力が弱い人も安心。

三脚用のアダプター付き
三脚のネジに取り付けられるアダプターがついていて三脚の一番上にも装着可能! 
2段で小物を収納できる。

180度開脚+取り外しポーチが使いやすい

asobito ファーストエイドポーチ    
3850円
■サイズ:15×5×H18cm、重量:165g 

消毒薬や薬などをまとめたら、スナップボタンでベルトやバッグに装着。
湿気に強い防水帆布なのもアウトドア向きだ。
小物をゴムで固定できるのでスマホ関係のケーブルをまとめてもいい。

アウトドアに持ち出しやすい防水帆布
完全防水ではないものの、防水帆布なので露に濡れた草地に置いても大丈夫。
雨にあたっても、縫い目に気をつけて水気を拭いとればまず問題ない。

ポーチとベルトループはホック式
内側のポケットとベルトループはホック式で取り外し自由だし、そう簡単には外れないので安心して持ち運べる。

ベルトへの取り付け可能
ベルトループは1本で、歩くとブラブラするのが気になるかも。
バックパックの脇に取り付けるほうがいいかもしれない。

ティッシュや大判傷テープも入るポーチ
本体のゴムベルトに収まらない大判傷テープなんかは取り外しできるポケットへ。
片側がメッシュで中身を確認しやすいのもうれしい。

③バンライフ上級者のカスタマイズが神すぎる!快適な車中泊を過ごすためのテクニックを紹介

  バンライフ上級者のカスタマイズが神すぎる!快適な車中泊を過ごすためのテクニックを紹介

バンライフを実践しているデザイナー・ユニット「シエルブルー」の2人。
単にバンライフを楽しむだけでなく、自分たちのスタイルに合わせて車のカスタマイズも行なう。
そこで今回は、GMCラリーSTXの内装づくりをしている現場を覗かせてもらった!

Ciel Bleu シエルブルー 茨木一騎(ワカ)さん 実伽(アネゴ)さん
木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。
いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。

内装カスタマイズのテクニックを大公開

今回、新たな相棒となったGMCラリーSTX。この内装をカスタマイズをしていく。
目指すはシエルブルーらしい、ウッドパネルに囲まれた空間。
まずは、余分なモノはすべて取り外されることに。

オリジナルのインテリアはブラウン系のカラーで統一され、厚みのある絨毯敷きの豪華な仕様になっていた。
これをまず徹底的に外していく。

内装を剥がしてみると、天井には新車時の断熱防音材がぎっしり。
まだその効果も期待できるので、現在の純正に少し追加してきっちり隙間を埋めることにした。

車内の取り外せるものをすべて取り外した。
窓枠なども外して、作業しやすい状態にしておくことが基本となる。

下地を整えてから隙間のない施工

下地となる板を張る工程。しっかり施工しないと、仕上がりに影響が出てしまう。
サイドパネルは、下地施工が甘いと、完成時に壁が動いてしまうことがあるのだ。

フロアはもともと付いていたカーペットを、タイヤハウス以外すべて取り外した。
取り外した後はきれいにして、穴などを埋めていく。

下地となる板を張ったら、仕上げのフローリング材をセンターから張る。

壁際やバックドア付近の曲線に合わせて、型紙を作り、木材をカット。
大きな部材なので、失敗しないよう採寸と加工は慎重に。

採寸と修正を繰り返す地道な作業

下地完成後、木材を張る。フロアには杉の羽目板を使用。
クルマに合わせて、いろいろな素材を使うが、今回はアンティークテイストを出すためにも、一般建材のフローリング材を使わずあえて羽目板を使った。

サイドウオールに細めの木材を張っていく。

ボディに型取りの厚紙をあてて、ハサミで切りながら採寸を行う。
それに合わせてジグソーで木材をカット。
ボディ表裏の形状や角度を確認して、修正という作業が繰り返される。

室内に飛び出している部分を避けるように、サイドパネルを張らなければいけないし、形も直線的ではないので加工に苦労する。
ライン通りに切っても、木材をクルマにあてがってみると、曲線がずれていたり、板がはまらないことも。

天井は最後の曲線仕上げにひと苦労

天井は既存の断熱材をそのまま使って、気泡緩衝材でカバーすることにした。

その下に天井用の板をセンターから張っていく。
壁は下部から張り上げていき、天井との接合部は型紙を作って形を調整し、隙間ができないように。

型取りがうまくいかない場合は最後の一枚をある程度の採寸で取り付け、天井との接合部に三角形の長物部材を張り付けて隙間を隠してしまう方法もある。

クルマ作りでは、ある程度、適当に加工しても施工することは可能だが、最終的な美しい空気感を得られない。
そんな、ちょっとした手間や小さな手仕事が仕上がりの違いを生むのだ。

ウッドパネルで覆ったインテリアにおしゃれシート

工程としては天井、フロア、サイドウオールの板が張られ、大きな内装工事は終了したところ。
車検に適合するように位置出しをして、オリジナルのシートの脚のフロア接合部を加工して取り付け。

木材に囲まれた室内に入ると、木のいい香りが漂ってくる。
そこがクルマの中であることを忘れてしまうほど、ここちよい雰囲気に包み込まれる。

天井とサイドの連続した曲線が美しい。
木を組み合わせたもので作り上げているのに、美しいラインがみられるのはプロフェッショナルの技。

窓枠は木材をラウンドシェープしている。
窓下にはおしゃれな手作りのドリンクホルダーが付く。

プロフェッショナルの技を拝見

室内細部の作り込みに驚かされる。
サイドドアレール部分は曲線の出っ張りが室内に食い込んでおり、このカーブを避けるため、天井の板を張るのは非常に苦労する。

カーブごとに型紙を取って、つなぎ合わせ、大きな型紙を作って対応した。
仕上げの修正もすばらしく、隙間がほとんどない状態となっている。

オーディオ、照明など、配線が必要な設備は、完成図ができていないと、あとで大変なことになる。
事前にラインを通す場所などをチェックし、ネジを打つ場所などは極力避けて配線しておく。

隙間なく断熱材を入れ込むことで、断熱効果が上がる。
断熱材を切ったところは必ずガムテープなどでしっかり塞いでから施工すること。

マテリアルにもこだわりあり

スピーカーカバーなどを塗装したのは、ラストオリウムのカモフラージュ。
マットな仕上がりで、アメリカンテイストを強める。

室内の木材仕上げの塗料に「OLD WOOD WAX」を使用。
今回はスモークグレーカラーを使ったので、室内は明るい雰囲気になった。

メインの照明はLEDネオンライトを採用した。
設置していても目立つことなく、照明としてもしっかりと利用できる。

ニューマシンで鳥取の旅へ

ステアリングを握るワカさんが目指すのは、埼玉の自宅から800km以上離れた出雲の街。

旅のメンバーはバンライフデザイナーユニット・シエルブルーの2人と3人の子どもたち。
忙しい日々を過ごす2人にとって、子どもたちとの時間を作るのも大変。
でも、いつでも行動できるクルマを持っているのが強み。
仕事をギリギリまでやりながらも、家族全員での旅ができてしまうのだから。

出雲大社周辺の濃厚な一日

高速を降りて出雲市に入ると、大渋滞。GMCラリーSTXが悲鳴を上げている。
水温が上昇してしまったのでエアコンを切って、前へ進む。
手間がかかるが、これも古いクルマとの付き合い方であり、楽しみ方だ。

最初にたどり着いた稲佐の浜。旅の疲れを癒しながら、砂浜を散策。
真っ白な砂浜にそそり立つ弁天島は圧巻。

今回の旅のメインともいえる出雲大社までは、稲佐の浜から約1㎞。
出雲大社では祈願を込めて、みんなでくじ引きを引く姿が。
書いてある言葉を読みながら、楽しそうにしている5人。

約1時間の参拝をして、参道を後にしたときは、みんなはクタクタ。
そこで、近くの魚屋さんの暖簾をくぐると、そこにはのどぐろの丼が。

脂がのった柔らかいのどぐろの刺し身がご飯の上に載せられている。
みんなが無言になってしまうほどのおいしさ。

関東では味わうことのできない丼だ。
こんな体験も全国を飛び回るバンライフならではの醍醐味だろう。

今日の宿泊地へ向かう前に、アウトドアショップ「B.S.K.K」(島根県出雲市大社町杵築東463-1)を訪ねる。
シエルブルーの2人が以前から行きたかったというスポットだ。

古民家を改装した店舗で、1階にはきれいな庭を眺めるカフェが併設されている。
ここでしばしの休憩をとることになった。

休憩も済んで、いよいよ今日の宿泊地である鳥取県の「FBI DAISEN」へ。
出雲から約2時間。米子を抜けると、地平線から威厳のある「大山」が突き出ていた。

快適すぎるFBI DAISENでのファミリーキャンプ

シエルブルーの2人と子供たち3人が到着したのは鳥取県・大山のふもとにある「FBI DAISEN」。
大人の遊び場を作ろうと、スタッフ自らが開拓し、施設などを造り上げたキャンプ場だ。

敷地内に一歩足を踏み入れると、独特の雰囲気に包み込まれる。
センスある空間が訪れた人々をリラックスさせるのだ。

広大な敷地にロッジやレストラン、プールまであり、どの施設も心地よい気分にさせてくれる。
まるで異国の地に来たような空気感に包み込まれる。

バンライフで充実のキャンプ体験

バンライフでのキャンプはクルマがコアになる。
キャンプ地に到着したら、カーサイドタープをセットするだけで自分たちの世界が完成だ。

室内のベッドが完成していれば、ラリーSTXのサイズで、ファミリー5人が十分に就寝できるスペースが確保できるという。

重要な電源確保はLACITAのポータブル電源と効率のよいソーラーパネルでカバー。

おいしい食事と楽しい時間を

FBI DAISENのセンターハウスにはフロントやショップのほかに、レストランが併設されている。
キャンプ場とは思えないリゾート感に期待が高まる。

おすすめの限定冷やしカレーやFBIビッグハンバーガー、ハーフカットチキンプレートなどをオーダー。
どれもおいしく、テーブルいっぱいに広がった料理はすぐに消えてしまった。

FBI DAISENの楽しみは夜。この日はイベントが開催され、来場者は大盛り上がり。
レストランはバーとなり、大人たちが日常を忘れ、ゆったりとした時間を楽しんでいる。

ワカさん一行はテントサイトに戻り、夜をのんびりと過ごす。
子どもたちとのキャンプも長年続けてきたが、こうやってゆったりとした時間を過ごせるのも、バンライフを実践したおかげといってもいいだろう。


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著者紹介

ガルビィ編集部
ガルビィ編集部

1991年創刊のアウトドア・キャンプマガジン『ガルビィ』編集部。

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読者が選んだ!関東キャンプ場ランキング20選
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ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関東のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 編集部が厳選!冬に絶対行きたい焚き火にこだわったキャンプ場9選 【1位】長瀞オートキャンプ場@埼玉県キャンパーとともに歩む老舗キャンプ場都心部からアクセスしやすく、長瀞の気持ちいい自然を見ながらキャンプができる。流行に合わせてソロキャンプサイトなど、柔軟に今人気のスタイルを取り入れる。懐の深さ、良質なホスピタリティがあり、キャンパーの声を活かしたサイトづくりも。とくに女性目線の口コミが好評。埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1TEL.0494-66-0640https://www.nagatoro-camp.com【2位】竜洋海洋公園オートキャンプ場@静岡県充実した設備が人気のキャンプ場天竜川の河口に開けた竜洋海洋公園の一角にあるキャンプ場。垣根で仕切られた区画サイトには、AC電源のほか流し台も備え付けられていて非常に便利。また隣接する施設「しおさい竜洋」では、温泉大浴場に入浴できるほか、季節の地元食材が入手できるのもうれしい。静岡県磐田市駒場6866-10TEL.0538-59-3180http://www.ryu-yo.co.jp/AUTO/【3位】大子(だいご)広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ@茨城県快適に過ごせる高規格キャンプ場奥久慈の自然に囲まれた設備の充実したキャンプ場には、AC電源付きの個別サイトのほか、電源と給排水設備が整ったキャンピングカーサイト、フリーサイトの3タイプがある。センターハウスに備えられた温泉施設には露天風呂もある。茨城県久慈郡大子町矢田15-1TEL.0295-79-0031http://www.greenvila.jp/【4位】成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場@千葉県緑がまぶしい牧草地にサイトが広がるウシやウマ、ヒツジなどの動物とふれあえる観光牧場に併設されたキャンプ場。緑の牧草で覆われる広々としたサイトは、すべてクルマの乗り入れが可能だ。レンタル用品も充実していて、手ぶらで行っても楽しめるほど。牧場では乳搾りなどさまざまな体験ができる。千葉県成田市名木730-3TEL.0476-96-1001https://www.yumebokujo.com/【5位】塩原グリーンビレッジ@栃木県広いサイトと天然温泉が魅力塩原温泉郷に広がる人気のキャンプ場。敷地内には2カ所の源泉が湧き、日帰り温泉施設や宿泊者専用野天風呂、ペット専用の風呂など、さまざまな湯が楽しめる。サイトは砂利敷きや芝生のサイトが合計で90区画あり、そのうち76区画はAC電源を備えている。栃木県那須塩原市塩原1230TEL.0287-32-2751https://shiobara-gv.net/【6位】ウェルキャンプ西丹沢@神奈川県野生動物が見られることも西丹沢の清流と山々に囲まれた自然豊かなキャンプ場。自然の地形を活かしてつくられた7つのゾーンは、それぞれに個性があるので、好みに合わせてサイト選びができる。神奈川県足柄上郡山北町中川868TEL.0465-20-3191https://well-camp.com/【6位】キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原@栃木県個性豊かなサイトが多数!アメリカンリゾートを思わせる本格的なキャンプ場。ガレージをモチーフにつくられたサイトや子どもが遊べる遊具付きのサイトなど、特徴のあるサイトがたくさんある。栃木県那須郡那須町高久甲5861-2TEL.0287-64-4677https://www.camp-cabins.com/【8位】ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場@埼玉県夏には天然のプールが出現名栗川沿いにあるキャンプ場で、夏になると川を利用した天然のプールが最高の遊び場となる。キャンプインストラクターがいるので、初心者でも安心して楽しめる。埼玉県飯能市上名栗3196TEL.042-979-0300https://www.kfv.co.jp/【9位】北軽井沢スウィートグラス@群馬県北軽井沢の四季を感じる3万坪を誇る広大な敷地には、さまざまなタイプのサイトやコテージ、小川が流れる緑あふれる森が広がり、キャンパーの心を癒やしてくれる。年間を通じて行われるイベントも人気。群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579TEL.0279-84-2512https://sweetgrass.jp/【9位】有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場@千葉県おいしいキャンプが楽しめる一年を通してさまざまな収穫体験が楽しめるキャンプ場。とった野菜や果物を使って親子で料理を作りたい。家族風呂や夏に開設する子どもプールも人気の施設だ。千葉県山武市板中新田224TEL.0475-89-1719https://arinomi.co.jp/【11位】緑の休暇村 青根キャンプ場@神奈川県夏の川遊びが大人気夏になると道志川で川遊びをする子どもたちで賑わうキャンプ場。フィッシングエリアでは、ルアーやフライ、エサ釣りも楽しめる。隣接する温泉施設「いやしの湯」も利用できる。神奈川県相模原市緑区青根807TEL.042-787-1380https://aonecamp.jp/【12位】浩庵(こうあん)キャンプ場@山梨県富士山から昇る朝日が最高富士山と本栖湖が一望できるキャンプ場。キャンプサイトは100区画ほどあり、湖畔サイトと林間サイトに分かれている。高規格のキャンプ場とはまた違った魅力が詰まっている。山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926TEL.0556-38-0117https://kouan-motosuko.com/【12位】丸沼高原オートキャンプ場@群馬県夏でも涼しい標高1500m冬には一面の銀世界となるスキー場が、グリーンシーズンには広大なキャンプ場としてオープン。600mの標高差を一気に昇るロープウェイを使えば2000m級の山歩きも楽しめる。群馬県利根郡片品村東小川4658-58TEL.0278-58-4300https://www.marunuma.jp/【14位】PICA富士ぐりんぱ@静岡県遊園地も一緒に楽しめる遊園地「ぐりんぱ」に隣接するキャンプ場。富士山を仰ぎ見る広々としたサイトのほか、林間サイトやセットアップテントサイトがある。シルバニアファミリーのコテージも人気。静岡県裾野市須山2427TEL.0555-30-4580https://www.pica-resort.jp/grinpa/【14位】ウエストリバーオートキャンプ場@山梨県釣り好きには最高の環境場内を流れる清流で本格的な釣りが楽しめる。初心者向きのエサ釣りをはじめ、フライやルアーフィッシングも楽しめる。小さな子どもは専用の池で魚のつかみ取りもできる。山梨県南アルプス市須沢131TEL.055-285-6611http://www.westriver-camp.com/【14位】イレブンオートキャンプパーク@千葉県雑木林の落ち着くフィールド5万㎡と広大な敷地には、120区画ものサイトが並び、1区画は120㎡と広々しているので、快適に過ごせる。場内にはグラススキーやクライミングウオールなどの遊びもいっぱいだ。千葉県君津市栗坪300TEL.0439-27-2711https://www.eleven-camp.com/【14位】長瀞キャンプヴィレッジ@埼玉県川の流れが涼しさを増す荒川の流れを眺めながら、のんびり過ごせるキャンプ場。サイトは林間で、夏でも比較的涼しく感じられる。場内には温泉入浴施設があり、大浴場や露天風呂が楽しめる。埼玉県秩父郡長瀞町岩田483TEL.0494-66-3817https://www.nagatoro-campvillage.com/【18位】ウォーターパーク長瀞@埼玉県荒川ライン下りも楽しめる荒川の比較的緩やかな流れに沿って広がるキャンプ場。川では水遊びもできる。ウッドトレーラーコテージも26棟あるので、初心者でも気軽にアウトドアを満喫できる。埼玉県秩父郡皆野町金崎1918-1TEL.0494-62-5726 https://waterpark.jp/【19位】ACNオーキャン宝島@栃木県犬連れにうれしいサイトづくり日本名水百選が湧く高原山麓に位置するキャンプ場。42区画あるうちの30区画が、ノーリードで犬を放せるドッグフリーサイト。ほとんどの区画にAC電源と流し台が付く。栃木県塩谷郡塩谷町尚仁沢名水パーク入口TEL.0287-45-2225https://www.ocam.jp/【20位】星の降る森@群馬県周囲が自然の森に囲まれ、町の明かりが届かないので満天の星が楽しめる。群馬県沼田市上発知町2543TEL.0278-23-7213http://www.star-forest.com/もうすぐランクイン!【21位】グリーンパークふきわれ@群馬県春はサクラ、夏は川遊び、秋葉周辺でキノコ狩りなどが楽しめる自然豊かなロケーション。群馬県沼田市利根町大楊1098TEL.0278-56-3215https://www.greenpark-fukiware.com/【21位】オートキャンプ・フルーツ村@千葉県隣接の小糸川では釣りやカヌー、近くの観光農園では季節のフルーツ狩りが楽しめる。千葉県君津市旅名96TEL.0439-38-2255http://fruitsvillage.com/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ栃木県茨城県群馬県埼玉県千葉県神奈川県山梨県静岡県 
“雨キャンプ”上級者は絶対やってる!簡単にできる対策が神過ぎた…!
“雨キャンプ”上級者は絶対やってる!簡単にできる対策が神過ぎた…!
キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。そこで今回は雨に備えた準備と雨の日を快適に過ごすTipsを紹介!【雨キャンプの心構え】雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。【あわせて読みたい】【別注!】キャンプツーリングに最適な”男”のセット■雨への備え編①雨の日にあると便利なグッズを準備雨でも快適に過ごせるリビングを作るなら、「スクリーンタープ」や「2ルームテント」を準備すれば、雨が吹き込まないので安心。それが準備できなくても、便利グッズを用意しておけば、雨キャンプも快適になる。まずは足元を濡らさない「長靴」、濡れても平気な「サンダル」。荷物を高い場所に置いて濡らさないための「コット」、トイレなどに行くときに便利な「カサ」、テントの出入りに便利な「スノコ」などを準備したい。出典:モンベルモンベル キャニオンサンダル4800円グリップ力が高くて滑りにくいサンダル。甲部分のベルクロでフィット感の調節ができる。出典:コロンビアコロンビア ラディ リーフ7200円折りたたんで持ち運びができるほど柔らかく、それでいて自立するほどのちょうど良い硬さ出典:ogawaogawa ハイ&ローコットワイド2万8500円脚の差し込み口を変えるだけで高さを42cm・25cmの2段階に調節できる。耐荷重は120kg。➁事前に防水性やはっ水性を確認しようテントやタープの防水性やはっ水性が落ちていると、雨漏りの原因になる。あらかじめ防水性やはっ水性を確認しておきたい。おすすめは毎回のキャンプでの確認。雨や夜露でテントが濡れた際に、きちんとはっ水しているかを確認しておく。できなかった場合は、デイキャンプ時にテントやタープを張り、水をかけてはっ水性を確認。同時にシームテープのはがれがないかもチェックして、問題があった場合はメンテナンスを行おう。出典:キャプテンスタッグキャプテンスタッグ 強力防水スプレー虫よけタイプ 420ml1900円水や油をはじく強力タイプ。虫が嫌がる天然成分ヒバ・ヒノキを配合し害虫も寄せ付けない。出典:ロゴスロゴス シームシーラーセット1200円塗るだけでテントの縫い目からの浸水を防ぐ。生地の破れなどを修復するリペアテープ付き。③スマホの天気予報アプリを賢く活用しようひと昔前は、いつでも天気予報を見ることが難しかったが、今はスマホのアプリで簡単に確認できる。あらかじめインストールして、いつでも天気を確認できるようにしておこう。スマホの天気予報アプリは、当日の降水確率のほかに、1時間ごとの風速を予測できたり、これからの雨雲の動きを確認することもできる。キャンプのスケジュールを立てるときだけでなく、キャンプ当日も役立つ機能が搭載されているので、ぜひ活用しよう。tenki.jp「日本気象協会」が提供する天気予報アプリ。10日先までの天気予報がわかる「10日天気」や雨雲の流れを予測できる「豪雨レーダー」などの機能付き。1時間ごとの風速がわかる天気予報もキャンプに役立つ機能だ。weathernews気象情報会社「ウェザーニューズ」が提供する天気予報アプリ。1時間ごとの風速がわかる天気予報、雨雲の様子を確認できる「雨雲レーダー」を備えている。キャンプ場名で検索できる「施設名検索」も便利な機能。■雨キャンプを快適に過ごす小技編④吊るしておけば道具を濡らしにくい!ランタンやライター、小型トーチなど使用頻度の高い小物はハンギングチェーンを使って吊り下げる。レインウエアや傘も場所を決めて吊り下げておけばほかの道具を濡らさずにすむ。⑤子どもが利用しやすい縦利用ハンギングチェーンをポールに沿って縦にのばし、地面側はペグダウン。こうしておけば、背の低い子どもの道具を引っかけておける。縦方向と横方向、空間を上手に利用しよう。⑥濡れて困るものはタオルとともにバケツへスマートフォンやデジカメ、ビデオカメラなどなるべく濡らしたくないものは折りたたみバケツが指定席。使用後に水分を拭き取れるようタオルも入れておこう。⑦地面に直置きするのはNG重い道具はボックスにまとめてベンチやコットの上で保管する。人気の木製3段ラックも便利だが、地面との接地面積が小さい方が後片付けは楽だ。⑧Sカンやカラビナが大活躍小物を吊すときに活躍するのがSカンやカラビナだ。自在に曲がり、適度に強度がある針金はハンガーがわりにレインウエアを吊すときに使える優れものだ。⑨厚手布と棒、ペグで小物置き場を自作コンパクトカーユーザーなど、ラックやベンチといった大型ファニチャーを増やしたくない場合は、厚手の布とペグ、木の棒などで簡易小物置き場を自作してもいい。これならくるっと丸められるし軽量・コンパクト。⑩テント入り口に小さなチェアを配置テントとタープを接続。さらにテント入り口に小さなチェアかベンチを置いておこう。こうすることで面倒なレインウエアや長靴の脱ぎ着が落ち着いてできる。⑪フライとインナーの空間を確認フライシートとインナーテントの間に空気の層があることは、快適に眠るための必要条件だ。張り綱をピンと張って、風によって空気の層がつぶれないように調整しよう。⑫グラウンドシートや防水シートはたたみ込むインナーテントの下に敷くグラウンドシートがはみ出るとテントとシートの隙間に雨がたまる。大きなグラウンドシートは折りたたみ、テントからはみ出ないよう調整しよう。専用設計のシートもズレていないか確認しておこう。TEXT/牛島義之ILLUST/岡本倫幸出典/ガルヴィ2020年6月号2023年6月更新 PHOTO/中里慎一郎TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年6月号【あわせて読みたい】「最強の悪天候対策」上級キャンパーはみんなやってるタープの設営テクニックを紹介!「かっこよすぎる」キャンプガチ勢が利便性を徹底追及した究極のギアセットとは!?「天才すぎる」ギア研究家が厳選したアウトドアの7つ道具が優秀すぎた…!
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【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
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