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マナー・ルールの記事一覧(21件)

絶対に気をつけたい!焚き火まわりでの4つの注意点
絶対に気をつけたい!焚き火まわりでの4つの注意点
 火の粉や煙、大きな炎に気をつけたいが、ほかにも注意したいことがたくさんある。そのなかでも、ついやってしまいがちなことを挙げてみたので、次回のキャンプの参考にしてほしい。また万が一に備えた保険も紹介するのでチェックしてみよう。1.つまずいて焚き火に転倒 焚き火は炎が明るくて、その周辺は真っ暗に見えてしまう。だから足元に薪の束などを置いておくと、見えずにつまずいて転ぶこともある。転んだ先に焚き火台があったら、大変なことになってしまう。とくに小さな子どもやお酒に酔った人は、注意力が足りないのでつまずきやすい。大惨事にならないためにも、焚き火の近くには小型のLEDランタンを置き、足元を明るくするようにしよう。ランタンなし焚き火の明かりだけなので足元は真っ暗。モノがあってもわからない。ランタンありランタンで足元が明るくなるので、モノがあれば気づくことができる。2.チューブタイプの着火剤追加は絶対NG なかなか薪に火が付かないからと、チューブタイプの着火剤を直接焚き火に追加すると、着火剤を伝って手元に火が来てヤケドをする恐れがある。それがウエアに引火したら大惨事だ。絶対に行わないこと。3.ガソリンを着火剤にするのは厳禁※周囲の安全を確認して行っています。絶対に真似をしないでください。 その昔、ホワイトガソリンを着火剤代わりにするといった“裏ワザ”が散見したが、ガソリンは少量でも火柱が大きく上がる。また撒く時に霧状になると爆発してとてもキケンだ。水では消火ができないので、大きな炎になると手が付けられない。大事故にもつながるので絶対に行わないようにしよう。紙コップに大さじ1杯のホワイトガソリンを入れ点火。少量でも大きな炎が上がる。4.万が一の焚き火トラブルに備えて短期保険を活用しよう 気をつけて焚き火をしていても、事故を起こしてしまうこともある。そんなときのために、キャンプ向きの短期保険に加入するというのもひとつの方法だ。スマホやネットで簡単に契約ができるので、出かける直前でもOK。焚き火の火の粉でキャンプ用品に穴をあけてしまっても補償してくれる。ほかのキャンパーのテントやタープに穴をあけてしまっても補償してくれるというのがありがたい。もちろん焚き火によるものばかりではなく、キャンプ中のケガなども補償してくれる。さまざまな保険があるので、内容を確認して検討してみよう。三井住友海上「1DAYレジャー保険」https://www.ms-ins.com/personal/travel/oneday/ケガや賠償責任など、キャンプ中のもしもに対応する。ドコモ、au、ソフトバンクのスマホから、24時間365日申し込むことができ、保険料は携帯電話料金と一緒に請求される。ハイキング・軽登山向けプランやレジャー全般プランもある。AIほけん「アウトドア保険」https://ai.hoken-docomo.jp/lp/outdoor/カジュアルな自然遊びから、本格的なアウトドアまで、自分にあったプランが選べる。プランは「ライトプラン」、「スタンダードプラン」、「プレミアムプラン」がある。チューリッヒ少額短期保険「ミニケアキャンプ保険」https://www.zurichssi.co.jp/camp/キャンプ中のケガやレンタル用品の破損、まわりのキャンパーにケガをさせてしまったなどを補償してくれる。保険料は、キャンプに行く日数によって細かく設定されている。PHOTO/佐藤弘樹TEXT/牛島義之出典/ガルヴィ2021年12月号
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焚き火トラブルは回避出来る?3つの方法を試してみた
焚き火トラブルは回避出来る?3つの方法を試してみた
気分が盛り上がったり、ちょっと寒いなと思ったりしたときに、つい大きな炎で焚き火を楽しんでしまいがちだが、火の粉を飛散させてしまったり、手に負えないほどの炎になってしまう危険性がある。決して必要以上に大きな炎をおこさず、自分でコントロールできる範囲で焚き火を楽しむようにしたい。薪の組み方で炎の大きさは変わる?「井桁型」「合掌型」「並列型」3タイプの焚き火を比較してみた。その結果、「井桁型」はすぐに火が立ち上って大きくなった。「合掌型」は薪に着火するまでに時間がかかったが、つくと大きな炎が上がった。「並列型」は大きな炎が上がることなく、終始穏やかに燃え続けた。キャンプでの焚き火は「並列型」が安心だ。〈使用した焚き火台〉キャプテンスタッグ ラウンド ファイアベース(ブラック)1万3200円さまざまな薪の組み方ができるディスクタイプの焚き火台。スキレットなどが置けるゴトク付き。【問】キャプテンスタッグ3つの方法で大きな炎を消火してみた!「急に風が強くなってきた」「火が大きくなりそう」というときに、どんな方法で消火すればいいのか? 消火に適しているといわれる3つの方法で焚き火を消火し、消火しやすさや消火具合などを検証してみた。①バケツの砂で消火15ℓのバケツに8分目の砂を入れて消火に挑戦。持ち上げるとかなり重量感がある。投げかけるのは大変! 重い砂を投げるようにしてかけるのは難しく、上からかけるような形になってしまった。ボリュームのある砂が炎にのり、一瞬で消火完了。ただし、しばらくは煙が漏れ出ていた。〈結果〉重いので、上からかけるような感じになってしまった。しかし、まとまった砂が一気にかかって酸素が断たれ、思った以上にスマートに火が消えた。②バケツの水で消火15ℓのバケツに8分目の水を入れて消火。持ち上げた印象は、砂に比べると少し軽い感じ。意外と投げかけは簡単。砂のときより火から離れた位置で投げかけることができたので、恐怖感は少なかった。消火後は火がくすぶることなく見事に鎮火。ただし煙はモクモクで、焼け残りも散乱した。〈結果〉1杯の水だけで消火できるのかどうか不安だったが、しっかり消すことができた。ただ消火後に煙が出るので、周囲に迷惑をかけることになるかもしれない。③消火クロスで消火初期消火用のガラス繊維製の消火クロスでチャレンジ。サイズは100×100cm。広げて炎に近づいてクロスをかぶせなければならないので、3つのなかではいちばん怖い。密閉が消火の条件。酸素を断つために隙間なくかぶせる。クロスが燃えることはないが表面は多少焦げてきた。〈結果〉10分後、火は消えていたがクロスを外してしばらくすると再発火した。完全消火には長時間かぶせっぱなしにしておくか、種火を水で消す必要がある。大きな炎にしないためには、薪を無闇に入れないこと。燃料となる薪が多いほど、炎も大きくなってしまう。ちなみにコントロールできる炎とは、薪を動かすだけで火力が調節できるくらいが目安と考えておこう。また、薪の組み方によっても、炎の上がり方が変わってくることを覚えておこう。炎の特長を知っておけば、火の大きさだけでなく、火の粉の飛散を抑えることもできる。しかし油断は禁物。万が一、炎が大きくなってしまったときに備えて、消火できるように水などをきちんと準備をしておこう。PHOTO/佐藤弘樹TEXT/牛島義之撮影協力/PICA富士西湖 https://www.pica-resort.jp/saiko/出典/ガルヴィ2021年12月号
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災害時にも役に立つ!アウトドアギアでもしもに備えよう②
災害時にも役に立つ!アウトドアギアでもしもに備えよう②
何もない場所であってもアウトドアギアがあれば安心だ。それはレジャーばかりでなく、防災を考えたときも同じ。そんなアウトドアギアを使った防災スタイル「SDGs防災キャンプ」を提唱する三沢真実さんに話を聞いてみた。CAMMOC(キャンモック)共同代表三沢真実さん一児の母、 ひとりのクリエイターとして、息子との日々を愛おしみながら好きを仕事に活動中。「SDGs防災キャンプ~キャンプをしながら無理なく無駄なく楽しく防災~」を提唱し、防災キャンプ講座や執筆、オリジナル商品開発などに力を入れる。アウトドアギアを活かした新しい防災スタイルを提唱する三沢さん。しかし、キャンプ道具は防災用品ではない。防災用品をキャンプ用品だけで賄おうとするのではなく、キャンプをすることで防災に役立つことがたくさんあるということを知ってほしいというのが、三沢さんの思いだ。その最初の一歩として、まずはキャンプを楽しんでほしいという。Jackeryのポータブル電源は、自治体の防災対策用品として広く活用されている。電源のない場所や停電時であっても、ソーラーパネルを接続することで、電気が確保できるのは安心だ。「キャンプに行って、ライフラインなしで過ごすと、生きる知恵と自信がだんだんと身に付いてきます。そうしているうちに、生き延びるために必要な物や量を知ることができるのです。こうした経験は、不安な気持ちから何かを買い集め続けることを回避できるだけでなく、余裕があるものは分け合うこともできるようになるのです」それは物質的なことだけでなく、人と人のつながりも生むという。「そうすることで、自分自身だけではなく大切な人も守ることができるようになるのです。このように助け合うことができる循環を生み出すことがサスティナブルであり、SDGs防災キャンプの目指すところなのです」では、三沢さんがおすすめする防災×アウトドアギアを見てみよう。生活にとけこむ存在感防災アイテムをインテリアにすれば、防災がライフスタイルになる。普段から目にすることで、探す必要がなくなり、その状態を常に確認できる。キャビネットにランタン、ポータブルバッテリー、ソーラーパネル、ツールボックスなどを置いてもいい。左の切り株の上にあるのはマフス住宅用消火器。デザイン性が高く、インテリアにもなじんでいる。三沢さんのおすすめ。左端2点は、すすぎのいらない洗濯洗剤・がんこ本舗「海へ…Step」、右端2点は拭き取りタイプの食器洗剤・がんこ本舗「森と…」。中央2点は、メイク落としとドライシャンプー。水がなくても洗髪・洗顔ができるので便利。防災意識を高めるパッケージ三沢さんは、カテゴリーごとにアイテムをパッケージして整理。キャンプへ行くときも、いざというときも、すぐに使用できる状態にまとめておくことが大切。さらに、キャンプへ行くたびに持ち物を見直したり、消費したりすることで、足りなくなったものをすぐに補充する習慣も付けることができる。そうすると、自然と防災意識も高まってくるという。子どものためにできること防災で忘れがちなのが子どもたちのケア。そこで、子ども用のアイテムも用意しておいたほうがいいという。トランプやボードゲームなどの遊び道具があれば、被災時の子どもたちの不安も解消される。もちろん財布や連絡メモ、そして子ども用の軍手やヘッドライトがあればなお安心。キャンモックでは今後もさまざまな活動を通して、SDGs防災キャンプの活動を行なっていくそうだ。イベントなどで、その体験を提供して、子どもたちやいろいろな世代の人が防災に関心をもってほしい、と願っている。PHOTO/渡辺圭史、中里慎一郎TEXT/渡辺圭史協力/CAMMOC出典/ガルヴィ2022年10月号
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絶対に知っておきたいキャンプのトラブル防止法!「火の粉の飛散を防ぐ知識を身につけよう」
絶対に知っておきたいキャンプのトラブル防止法!「火の粉の飛散を防ぐ知識を身につけよう」
 焚き火を楽しんでいてよく発生するトラブルが「火の粉」によるテントやタープの穴あき。自分のテントやタープならまだしも、お隣さんのものだったらトラブルはさらに大きくなる。  そんなことにならないよう、焚き火はテントまわりから遠ざけ、火の粉が舞うことのない焚き火を心がけたい。  それでもテントやタープ、ウエアなどに穴をあけてしまった場合は、市販の「リペアシート」で補修しよう。最近はアイロンでの加熱なしで貼れるものが多いので、その場で修復できる。熱処理が必要な製品の場合は、穴が広がったり、中綿が出てきたりしないように、養生テープなどを貼って応急処置を行おう。キケン! 火の粉が舞う焚き火とは?①薪に水分が多い場合乾燥が不十分な薪や湿気った薪は、内部で水蒸気が爆発してはぜる。薪が湿っていたら焚き火で乾かし、乾いている薪は湿らないように薪スタンドを活用しよう。②風が強い場合風が強いときは、通常舞い上がらない粒子の大きい火の粉も遠くまで飛んでいってしまい、火災につながりやすい。風の強い日には焚き火をしないよう心がけたい。③薪が針葉樹の場合スギなどの針葉樹の薪は脂が多く、比較的はぜやすい。針葉樹はできるだけ焚き付けに使い、焚き火には脂が少ないナラなどの広葉樹を使用する。④薪の量が多い場合火力が大きくなると上昇気流が強くなるので、火の粉が勢いよく舞い上がり、遠くに飛んでいってしまう。一度にたくさんの薪をくべず、炎は小さくしよう。もし火の粉が抑えられなかったら……気をつけても火の粉を抑えられない場合は、無闇にあおいだりせず、薪を移動させるなどして間隔を開け、焚き火を小さくしよう。火の粉が飛びにくい!焚き火台はこれ!キャプテンスタッグラウンド ファイアピット脚を広げるだけで簡単に組み立てられる焚き火台。火の粉の飛散を抑えるメッシュガード付き。  また穴あき以上に大変なトラブルは、火の粉が飛んで、枯れ葉や枯れ草に燃え移り、火災になること。これを防ぐためには、火の粉を飛ばさないようにするだけでなく、周辺に枯れ葉や枯れ草がないことを確認することが大切だ。  ここでは火の粉が舞う原因を解説するので、これを参考にできるだけ火の粉が舞うことがない焚き火を楽しもう。火の粉によるテント&タープの穴あき被害検証! 火の粉でテントやタープに穴があくとはいうけれど「本当にあくの?」と思っている人がいるかもしれない。そこで火の粉に強いといわれるコットンとポリエステルの混紡生地「TC」と、テントやタープによく使われている生地「ポリエステル」を火の粉に触れさせ、どのようになるのかを検証してみた。  使用するTC生地は、テントファクトリーの「Hi-TC」。コットン65%+ポリエステル35%の混紡率だ。対するポリエステル生地は、一般的な68デニールの生地となる。火の粉に触れればポリエステルは穴あき必至!ポリエステル生地は?火の粉が触れた瞬間に溶けて穴があく。針で刺したほどの焦げ穴も多数見つかった。TC生地は?灰が付着していることから火の粉が飛んだことはわかるが、焼け穴はひとつもなかった。穴があいたらリペアシート万が一、火の粉で生地に穴があいてしまったら、リペアシートで補修しよう。TCやメッシュ、ゴアテックスに対応したものもあるぞ!ogawaリペアクロスT/C(補修布)TC生地を採用したテントやタープの補修用クロス7.5×45cm1枚入り。色はオフホワイトとサンドベージュがある。ロゴステント&タープ補修・透明マジックシール裏表両面に貼って補修するポリエステル向きの透明シート14.8×21cm2枚入り。生地色を気にせず補修できる。モンベルGORE-TEXパーマネントリペアシートゴアテックスフィルムにナイロントリコットをラミネート。20×20cmシート1枚入りで、補修には熱処理が必要。ギアエイドメッシュパッチ縫製や熱処理がいらない貼るだけのメッシュ生地用のシール。φ7.6cmの2枚入りで、素材はPVC製。
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「一酸化炭素中毒」「やけど」など火災リスクについて。ストーブ上級者に聞いてみた!
「一酸化炭素中毒」「やけど」など火災リスクについて。ストーブ上級者に聞いてみた!
猪俣慎吾さんフォトグラファー。親子で訪れたキャンプ場の中から最高の景色を集めた『絶景CAMP GUIDE』(JTBパブリッシング)をこの秋発表した。各地のイベントにプラネタリウムテントを持ち込む“星空解説”も人気。流氷を見に冬の北海道へ出向くなど一年中、親子キャンプを楽しむ猪俣さんは薪ストーブのヘビーユーザー。一酸化炭素中毒や火災のリスクは承知のうえ。「最初から薪ストーブ用の煙突が付いていて、メーカーが使ってもいいとしているテントを使用しています。妻は息子のことが心配だから危険と判断したら連れていくなと言う。だから一酸化炭素チェッカーと消火器を用意するなど安全対策をプレゼンしたうえでストーブを使えば寒くないと説明して納得してもらい、僕もそれを守っています」(猪俣さん)おかげで今のところ危険な目に遭ったことはないそうだ。「結露がすごいので体が触れやすい小型テントは対策が必要です。でも濡れても軽いので後片付けが楽だし、この冬はコレがメインかな」(猪俣さん)もいいとしているテントを使用しています。妻は息子のことが心配だから危険と判断したら連れていくなと言う。だから一酸化炭素チェッカーと消火器を用意するなど安全対策をプレゼンしたうえでストーブを使えば寒くないと説明して納得してもらい、僕もそれを守っています」(猪俣さん)おかげで今のところ危険な目に遭ったことはないそうだ。「結露がすごいので体が触れやすい小型テントは対策が必要です。でも濡れても軽いので後片付けが楽だし、この冬はコレがメインかな」(猪俣さん)【コレ絶対!】親子で行く流氷キャンプは超軽量テントとチタン薪スト低学年の子とのふたり旅では大人ひとりで設営できるものでないと大変だ。4人用で重量1.6kgの「シマロン」と結露対策のライナー、テンマクデザイン「チタンストーブ」全部あわせても4kg以下。やはり軽さは正義だという。シマロンはフラップ付きの煙突ホールが装備されている。ピタッと煙突にくっつくのでチタンストーブの煙突を差し込むうちにリングがずれるけれど、焦げることも煙が漏れることもない。【コレ絶対!】ゆったり過ごす大型ドームも煙突穴がデフォルト親子でゆったりくつろぐときは4~6人用の大型ドーム「バランゲルドーム」を建てる。このテントも天井に煙突を付ける空間があり、薪ストーブの使用が可能だ。「風に強く、昨年の流氷キャンプで安心感が違いました」(猪俣さん)大きめの穴があいていて煙突が触れないよう調整しながらストーブを設置する。とはいえ熱い煙突が触れないという保障はなく、周囲の生地は一部が溶けていた。スパークアレスターを装着しても火の粉は飛ぶし、煙突が触れて溶けるのは防ぎようがない。高額テントなのでショックを受けるがそれも運命。補修しながら使うのが猪俣流だ。【コレ絶対!】煙突の固定用ロープ風をうけて煙突が倒れるとあっという間にテントが燃える。燃料に引火すると非常に危険だ。煙突上部に固定用のフックがあるので、ロープをかけてペグでしっかり固定しよう。【コレ絶対!】一酸化炭素チェッカー一酸化炭素は無臭で、気分が悪いと思ったときには手遅れになる。新しい電池を入れた計測器を用意し、常に監視。一酸化炭素は比重が空気とほぼ同じなので頭のあたりに吊るしておこう。【コレ絶対!】消火用の水と小型消火器万一に備えて車載用の小型消火器と消火用水を用意する。消火用水はうっかりストーブに触れたときにすぐ冷やせるというのもメリット。【コレ絶対!】大型テントは大きめの消火器大型のテント、大きめのストーブにはそれに見合ったちょっと大きめの消火器を用意したい。「これは家庭用の消火器。たまたま家にありましたが、大きすぎず、持ち歩けて色もいいでしょ」(猪俣さん)【コレ絶対!】煙も灰も少ないペレットストーブ湿気を帯びた薪を使うとテントの中に煙が充満する薪ストーブとは違い、ペレットストーブは燃焼時の煙が少なく安定して燃えるという特徴がある。燃焼効率がよく、不完全燃焼によって排出される一酸化炭素が薪よりも少ないと言われている。「ケトルを載せて湯を沸かしてます。乾燥予防にもなりますよ」(猪俣さん)ユニフレーム「ペレットストーブ」はペレットを満タンにして約2時間燃焼する。燃焼時間を計算できるのが就寝や撤収時にありがたい。余ったペレットを保管しやすいのも高ポイントだ。シェルター内で使えるスノーピークグローストーブのオンリーワン設計とは?スノーピークでは「スノーピークのシェルター内で使える灯油ストーブ」を発売している。現行のオリジナルストーブ開発にあたって気をつけたことは? 「熱が周囲に広がって暖まれるよう設計しています。それに加え、暖房出力は当社の生地を考慮して2.54kWと少し控えめにし、安全性を高めました。ただ、風により立ち消えしやすいのでスカート付きシェルターで使うのが条件です」(スノーピーク広報)スノーピーク「スノーピークグローストーブ」 (5万4780円)●テントにダメージを与えないギリギリの2.54kW●上だけじゃなく熱が周囲に広がる!●風には弱いので屋外使用はやっぱりダメ「エントリー2ルーム エルフィールド」(8万7780円)ほかスノーピークのシェルターは検証済み! ランドステーション、タープなど風が入るものは安全を確保できないそう。薪ストーブと灯油ストーブって安全? 危険?テントの中で灯油ストーブに点火。一酸化炭素と温度を計測したところ、ドアを開けると数値が下がったが1時間で42℃、20ppm(許容濃度は10ppm以下)に上昇し、立ち消え直後も数値アップ。一方ペレットストーブの煙突を取り外して計測するとあっという間に510ppmに達した。ストーブを使うならこまめに換気し、不完全燃焼はダメ、絶対。灯油ストーブは20ppmに!※テストに使用したのはスノーピーク製ではありませんペレットストーブは510ppm!煙突を伸ばしてこまめに換気
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自然あるキャンプ場でできる「森育」 子供の「なぜ?」が感性・想像力を刺激する
自然あるキャンプ場でできる「森育」 子供の「なぜ?」が感性・想像力を刺激する
「キャンプから学ぶ」をテーマに、親子がキャンプを通して学べる“新しい視点”を提案する連載。各回その道に精通したゲストを迎え、子どもとキャンプへ行ったときにできる自然の学びをお伝えしていきます。今回のテーマは、「キャンプ×森育」。■「森育」ってなに? キャンプ場には、自然がいっぱい。澄んだ空気をめいっぱい吸って、走り回って、虫を探して、川で遊んで。大人にとっても子どもにとっても、キャンプというのは日常の喧騒を忘れ、自由を感じるひとときですよね。もちろん、ただただ感性の赴くまま自由に遊ぶのもいい。でも、せっかくならこの空間を活用して、「子どもの感性や想像力をもっと刺激してあげられたら……」なんて思うことはありませんか?今回は、子どもが自然遊びを通して森の豊かさに触れ、知ることを「森育」と定義し、キャンプで実践できる自然遊びをご紹介します! ■ 「キャンプ×森育」を教えてくれる人写真左)栗田朋恵さん 右)東麻吏さん 『外あそびtete』主宰 東麻吏さん・栗田朋恵さん編集者の東麻吏さんと、登山ガイドの栗田朋恵さんからなるユニット。秋から春は鎌倉で「おやこ山えんそく」、公園での「外遊び“かんさつ”ワークショップ」、夏の長野・白馬では「おやこ山えんそく 白馬スペシャル」など、幼児と親のためのハイキング&自然遊びワークショップを開催している。 『外あそびtete』 Website https://tekutekuyama.com/tete/Facebook https://www.facebook.com/sotoasobitete ■キャンプで取り入れられる「自然遊び」こんにちは。『外あそびtete』 です。自然遊びは、親と子双方の目線で得られる効果があります。たとえば子ども目線なら、・創造性を発揮する機会が作れる・おもちゃがなくても楽しめる親目線では、・自然の中のものを利用するので、特別なもの(既製品のおもちゃなど)を用意しなくていい・子どもの創造性(想像性)を伸ばす機会を作れる効果ではないかもしれませんが、こういった利点があります。そこで、まずはキャンプ中にできるかんたんな自然遊びを2つご紹介します! 自然遊びその1「葉っぱジャンケン」「葉っぱジャンケン」はいろいろなやり方がありますが、今回は自然教育ワークショップで教えてもらった方法をご紹介します。▶用意するもの拾ってきた葉っぱ▶おすすめの場所いろんな種類の木や草がある場所▶葉っぱジャンケンの遊び方 1) 大きさ、色、穴の開き方が違う葉っぱを5枚拾ってくる形・色の違う葉っぱを5枚拾ってきます。まだジャンケン相手には見せないようにします2) どちらかがお題を出す。例えば「大きい葉っぱ」と言ったら、手持ちの葉っぱの中で一番大きな葉っぱを探して選ぶ(まだ相手には葉っぱを見せない) 3)「葉ーっぱジャンケン、ジャンケンぽん!」で、お互いの選んだ葉っぱを出して勝負!お題に合った葉っぱを出した方が勝ち。勝った方が負けた方の葉っぱをもらう 「大きい葉っぱ」がお題のときは、右の人が勝ち4)お題を出していない方が別のお題を設定して、再び葉っぱジャンケンをする 今度のお題は「葉っぱの枚数が多いもの」。この場合は左の人が勝ち 5)葉っぱを多く集めた方が勝ち「4回戦まで」「5分間で」などと自分たちでルールを決め、そのなかで葉っぱを多く集めた方が勝ち3人でジャンケンしてもOK。たくさんいる時は、2人組を作って対戦相手を変えていっても楽しいですよ。自然遊びその2「森の色あわせ」ひとくちに“緑”といっても、自然界にはたくさんの“緑”が存在しています。森の色あわせは、自然の中に「色ってこんなにたくさんあるんだ」という気付きを得ながら、ちょっとした違いを見つけていく“視点”も育める遊びです。 ▶用意するもの・折り紙(50色や100色など、微妙な色の違いのある折り紙を選ぶのがポイント。シェアリングネイチャー協会でも「森の色あわせカード」が販売されています)・画用紙・セロハンテープ▶おすすめの場所いろんな種類の木や草がある場所▶森の色あわせの遊び方1)どんな色が見つけられそうか、折り紙から色を選ぶ2)選んだ色の折り紙を切り取り、画用紙などに貼りつける3)色を見つけたら、折り紙と見比べる見つけた色を集めてシートを作り、日付け、天気、見つけた場所などを記入しておくのもおすすめです。同じ場所でも季節が変われば色も変わるので、変化の違いを観察することもできますよ。■子どもの「なぜ?」こそが、好奇心と知的探究心のタネになる自然遊びをやっているときに大切にしたいこと、それは子どもも大人も「どうしてなんだろう?」という視点をもつことです。葉っぱジャンケンなら、「どうしてこんなに葉っぱの形や大きさが違うんだろうね?」と親子で考えてみる。森の色あわせなら、「緑の色でもちょっとずつ違うんだね」、「葉っぱはどうして茶色になるんだろう?」など、大人は当たり前だと思っていることも子どもにととっては不思議だらけです。この「なぜ?」こそが、子どもの好奇心と知的探究心のタネになります。でも、子どもの「どうして?」に正しいことで返さなくても大丈夫。想像性に寄り添うことが大事なので、「そんなふうに思ったんだね」と寄り添ってあげてください。当たり前のことにギモンをもつこと、これがゆくゆくは学習意欲にもつながっていくのではないかと考えています。■「葉っぱジャンケン」と「森の色あわせ」で注意したいこと葉っぱは、必ず落ちているものを2つの自然遊びをご紹介しましたが、ひとつ気を付けてほしいことがあります。それは、植物は無理やりむしり取らず、落ちているものを使用するということです。「どうしてむしり取ってはいけないのか?」こういった点も、きちんと子どもに説明をしながら行えるといいですよね。植物は、生きていること。むしり取ってしまうことで、命を奪ってしまうこともあるということ。小さい子どもには「お花さんも痛いよ〜」って言っているよ、と伝えるのもいいと思います。年齢によりますが、2〜3歳の子は感触を知りたくて、むしり取ってしまう場合があります。そのときは責めず「今度はやらないようにしようね」、「草や花にも優しくしようね」などと伝えてもらいたいなと思います。一方、4〜5歳くらいになると、わざとむしり取ってしまう子もいます。この時期は「どれだけ悪いことができるか」を試している時期。これはこれで成長の証なのです。その場合は、植物にも命があること(子どももわかってはいるんですけどね)を伝えると同時に、「ルール」としてやってはいけないことがあるよ、というのも伝えていけるといいと思います。■既製品のおもちゃには見出せない、子どもの創造性を引き出せる既製品のおもちゃは、「目的」をもって作られています。出されている問題を解くのと同じように、無意識にその「目的」を全うしようとしてしまいます。自然遊びにはルールはありますが、新たにルールを作ってもいいですし、「こうするともっと楽しいのでは?」とみんなで考えることもできます。道具を使うこともありますが、それ自体が遊びの目的を持っている「おもちゃ」ではありません。普段使っているものが遊び道具になるので、子どもの創造性を邪魔しないのです。自分で遊び(または新たな遊び方)を見つけて、それを楽しむことができるのは、「自ら課題を見つけて、それに対応していく」生きる力を身につけていくことの礎になると思っています。子どもがおもちゃを本来の用途ではない方法で遊ぶときは、創造性を発揮しているシーンでもあるので、ぜひ見守ってください。滑り台を逆さから歩くなんて子どもらしい遊び方ですが、遊具のある公園の「ルール」としては、間違っていると教えなくてはいけないですよね。他の子も使いますし…。子どもはもともと創造性(想像性)を持っているもの。上記のような自然遊びをしなくても、その辺の枝や石で遊びを作ってしまいます。でも、幼児期からおもちゃばかりを与えられてしまうと、その創造性を使う機会を奪いかねないと思っています。でも、大人が「こういうことできるよ、一緒に遊ぼうか」と葉っぱジャンケンのようなことをすると、真似してやってくれます。大人もともに遊ぶことが大事ですね!■身近な公園でも応用できるキャンプ場はじめ、自然豊かなところでないと自然遊びはできないと思っている方が多いようですが、実は身近な公園(遊具のない公園や広場)でも自然遊びはたくさんできるんです!ポイントは、大人自身も楽しむこと。大人が楽しそうにやっていると「なんだかおもしろそうなことやってるな」と子どもが感じて遊び出します。公園でもスマホを置いて、上記で紹介した遊びを大人が積極的にやってみてください。自然遊びを通じて「当たり前のことを、不思議がること」を、大人も楽しむ。それが、新たな視点を得るクセづけになり、毎日の生活や仕事に還元されることも。自然遊びって、大人がやっても案外楽しいものですよ。今回、キャンプ場で取り入れられる自然遊びを教えてくれた『外あそびtete』では、親子で楽しい&学べる自然遊びワークショップを定期的に開催しています。最新のイベント情報はFacebookにて。メールで開催案内を受け取りたい方は「開催案内希望」と明記してsotoasobi.tete@gmail.comへご連絡を!文/東麻吏、山畑理絵(一部)写真/外あそびtete、山畑理絵(一部)
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遭難した登山者の踏み跡を辿ってしまうことも。日本の登山道の「迷いやすい地点トップ5」
遭難した登山者の踏み跡を辿ってしまうことも。日本の登山道の「迷いやすい地点トップ5」
春夏秋冬、それぞれの表情を見せる山。四季の変化や自然を体感できる登山の人気は年々上昇している。しかし、そこには常に「道迷い」の危険が潜んでいることを忘れてはいけない。毎年3,000人前後が期せずして山岳遭難に遭う中、その最多要因となっているのが「道迷い」である。この「道迷い」による遭難の予防策として活躍するのが、登山地図GPSアプリ「YAMAP」だ。「YAMAP」とは、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかるアプリで、電波の届かない山の中でも利用することができる。いわば、登山を楽しく安全にするツールであり、2021年6月には累計250万ダウンロードを突破した、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームだ。「YAMAP」の機能であるフィールドメモでは、登山活動中の「危険な箇所」から「おすすめのスポット」まで、あらゆる現地情報を『地図上』で一覧することができる。現地で得られた様々な「フィールドメモ」をその場で投稿すると『地図上』に集約表示され、他の登山者と共有することができる。こうして「YAMAP」に投稿された2万件以上の#迷いやすい投稿と登山者の軌跡データをもとに、日本の登山道の「迷いやすい地点トップ5」が選び出された。①270件  丹沢山の櫟山〜栗ノ木洞(関東 / 神奈川) ②160件  猿投山の東昌寺から南北方向(中部 / 愛知) ③159件  雨乞岳の沢谷ノ頭〜登山口(関西 / 滋賀・三重の県境) ④112件  西丹沢の大界木山〜浦安峠(関東 / 神奈川・山梨の県境) ⑤66件  太白山の山頂付近(東北 / 宮城) 「迷いやすい地点トップ5」の特徴として、道なりに歩いてしまったり、遭難した登山者の踏み跡を辿ってしまうケースが多い。「YAMAP」ではこのようにして、リスクの高い地点をビッグデータから抽出し、維持管理に取り組む自治体などにも共有し、標識の設置を呼びかけるなど、道迷いによる遭難をゼロにする活動を推進している。その他にも、「YAMAP」には、山行の軌跡や写真を活動記録として残す機能がついている。山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流することも可能だ。「YAMAP」は情報の共有から見えてくる「迷いやすい」道の実例が、登山者の安全意識向上に寄与する、ひとつのきっかけになればと考えている。
テクニックハウツーマナー・ルール 
火を体験したことのない子供たちへ、「火育」で得られる自立心
火を体験したことのない子供たちへ、「火育」で得られる自立心
「キャンプから学ぶ」をテーマに、親子がキャンプを通して学べる“新しい視点”を提案する連載。各回その道に精通したゲストを迎え、子どもとキャンプへ行ったときにできる自然の学びをお伝えしていきます。今回のテーマは、「キャンプ×火育」。■火を知ることはいいこと? いけないこと?調理をしたり、暖をとったり、照明として辺りを照らしたり。かつて火は、生活に寄り添った道具として生きていくために、なくてはならないツールでした。しかし、令和の今の時代はどうでしょうか? オール電化の家が増えたことで、火を見たことがない子どもたちが増えているともいいます。それに、自由に焚き火やBBQできる場所も少なくなりましたよね。直火なんてもってのほかで、キャンプ場であっても直火を禁止しているところがほとんどではないでしょうか。もちろん、その背景には生態系への影響やマナーの問題など様々ありますが、暮らしが豊になるにつれて、子どもたちが“火”を知る機会はどんどん失われつつある、そんなふうに感じています。もし、有事の際にライフラインが止まってしまったら。夜はまっくらだし、温かいご飯も食べられません。火を知り正しく扱うことは、ときに命を助けてくれるかもしれません。火を正しく恐れ、正しく扱う。幼い頃から火を知ることは、いいことだと筆者は思っています。キャンプは、火そのものをリアルに実感できる絶好の機会。そこで、キャンプで実践できる「火育」についてご紹介します。 ■ 「キャンプ×火育」を教えてくれる人野あそび夫婦 アオ&エリー 埼玉県ときがわ町に移住し、2019年から未経験者向けのキャンプ施設『キャンプ民泊NONIWA(ノニワ)』をスタート。手ぶらでキャンプ体験できるほか、必要な知識や道具の使い方まで学べる新しいかたちのキャンプ場を手がける。親子向けに火育イベントを開催。 Website https://noniwa.jp Instagram https://www.instagram.com/noasobi_fufu ■「火育」ってなに?こんにちは。野あそび夫婦のアオとエリーです。そもそも火育とは、火を身近で体験したことのない子どもが、火の扱い方や特徴を実践的に学ぶことです。火そのものを知る方法は様々ですが、私たちの場合は、自然にあるものを使った火のおこし方や、家のキッチンでなくても焚き火で料理ができることを教えています。■ 火育で大切なのは、小さな成功体験を得ること自信を得ることで、ほかのことへのチャレンジにつながっていきます。火おこしに成功したら、次は焚き火でお米を炊いてみるのもいいですね。キャンプ中に自分ができることが増えればキャンプはもっと楽しくなるだろうし、役割があることで家族が一つのチームのようになります。今回は親子で楽しむ火育についてお伝えしていきます。■用意するもの ▶︎最低限必要なもの・小さな焚き火台(おすすめはSOTOのミニ焚き火台「テトラ」。空き缶で自作することもできますが多少手間がかかるため、テトラは1000円+税とコスパがいいので用意したほうが簡単です) ・トング ・革の手袋 ・マッチ ・バケツ(消火用の水を入れる) ・袋(拾った枝を入れる)フィールドに応じて、 ・難燃シート ・レンガなど(地面と焚き火台の距離をとれるもの) ・後処理用の火消しつぼ ・ゴミ袋 も用意しておきましょう。 ▶お楽しみアイテム 火をおこすので、+αで食べ物や飲み物を用意して楽しむのも◎。マシュマロ、ソーセージ、ココアなど好きなものを用意してください。 ▶服装 長袖・長ズボン(ナイロンなどの溶けやすい素材は避けましょう) *推奨年齢は5歳から。3、4歳くらいのお子さんは1人では危ないため、もし行う場合は必ず親がサポートしながら行うようにしてください■野あそび夫婦流「火育」のやりかた1、まずは基本的なことを教えるどんなものが燃えやすいか、枝をどう組めばよく燃えるのか、マッチの使い方や注意点などを教え、あとはなるべく口出しせず見守ります。自分で考え、悪戦苦闘することも大事だからです。2、火種になるものを探しに行く写真左から、焚きつけ(乾燥した杉の葉っぱ)、細い枝、中くらいの枝、太い枝。どれも同じくらいの量を探しましょう。焚きつけは、場所や季節によってベストなものを使います。基本的には乾燥してやわらかいもの(樹皮、松ぼっくり、落ち葉など)。なければ牛乳パックやポテトチップスなども使うことができます。なお、キャンプ場によっては場内で枝などを拾ってはいけない決まりがあったり、そもそも落ちていない場合もあったりするので、事前に確認しておきましょう。現地調達できない場合は、近所の公園などで集めておくといいです。そうすれば次のキャンプがより楽しみになるはずです。また、森でさまざまな枝を探す中で、松ぼっくりやドングリ、乾燥していない葉っぱなど「これは燃えるかな!?」と子どもが発見することがあるので、それらもどんな燃え方をするか試してみるのもいいですよ。3、まずは1度マッチを着火してみる用意した枝を焚き火台に組む前に、一度マッチを着火してみましょう。着火の際は、できればライターよりもマッチを使ってください。マッチのいいところは、火はどの方向に伸びるのか、何があれば火が燃えるのか、火のあたたかさが直感的に分かるところです。マッチを着火したら、「火はどっちの方向に向かってる?」と子どもに問いかけてみましょう。火は上に向かって燃えていくので、上に燃えるものがないと火は消えてしまいます。そのため、「焚きつけ、細い枝から順に上に積み重ねようね」と説明します。4、拾ってきたものを組む焚きつけ、細い枝から順に上に積み重ねていきます。ポイントは、空気が入るように密に組まないこと。5、途中で火が消えそうになったら……なるべく下から細く空気を送り込みます。指で小さい三角形を作って口に当て細く息を吹き込む方法や、火ふき棒を使うやり方があります。炎が復活したら、空気の送り込みがうまくいったサインです。6、焚き火終了のサインは、灰がぜんぶ真っ白になったら焚き火終了のサインは、すべてが真っ白な灰になること。炭化した黒い炭は自然に帰らないので、絶対に放置してはいけません。これは意外と親御さんたちも知らないことが多いので、ご留意を。残った灰は、キャンプ場の場合は炭捨て場に、ない場合は火消しつぼに入れて持ち帰るか、完全に冷めるまで待ってビニール袋やアルミホイルに入れて持ち帰り、自治体ごとのゴミの日に捨てましょう。■火育で育まれる、子どもの自立心火育で得られることは、子ども目線の場合、自分の手で火をおこし、その火を使ってお湯を沸かしたりマシュマロを焼いて食べたりした経験が自信に繋がり、自立心が育まれることです。そしてこういった自然体験は子どもの地頭を鍛え、早期教育にも効果的だと言われています。煙の匂い、焚き火の音、炎のゆらめき、手から感じる熱さ、焼いたマシュマロの味……たしかに、焚き火は五感を刺激してくれる要素がすべて揃っていますよね。また親目線で考えると、小さな焚き火で火の特徴や危険性を子どもに理解させておくことで、大きな事故に繋がるリスクを避けることができます。■注意したいこと私たち野あそび夫婦が火育イベントでいつも教えている注意事項が3つあります。1.焚き火をする時は必ず大人も一緒に。勝手に一人で焚き火をしない2.近くに水の入ったバケツを用意しておくこと3.焚き火中はその場を離れないです。マッチを扱う際には、燃えやすい軍手ではなく革手袋か素手で扱いましょう。■イベントに参加する手も自分ではうまく教えられそうにないという方は、火育イベントに参加して親子で学ぶ方法もあります。今回教えてくれた野あそび夫婦が主宰する『キャンプ民泊NONIWA』では定期的に火育イベントを開催しているので、気になった方はウェブサイトのカレンダーで開催日を確認してみてくださいね。 Website https://noniwa.jp Instagram https://www.instagram.com/noasobi_fufu取材/山畑理絵写真/野あそび夫婦
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焚き火準備中に子供が遊び出したら怒る? 外遊び時の親の心得
焚き火準備中に子供が遊び出したら怒る? 外遊び時の親の心得
キャンプの醍醐味ともいえ、大人だけじゃなく、子どもも大好きな野外遊び。一度、野外にとび出してしまえば、そこに「子育て」は不要で、子どもは遊びを介して自ら育つものです。そんな「子育ち」をテーマに、毎回さまざまなゲストをお呼びしてお話を聞く連載。第一回目は、子どもが自由にのびのび遊べる環境作りに長年取り組んできた「プレーパークせたがや」にフォーカス。羽根木プレーパークに7年間常駐し、今は遊びを公園に“出前”するプレーカー事業を担うプレーワーカーの竹中和美さんに、子どもがのびのび育つ野外遊びについて訊ねます。世田谷区内4箇所にあるプレーパークには、常駐のプレーワーカーや地域の大人が見守るなか、子どもが自由にのびのび遊べる環境があります。コロナ禍で野外が好まれるようになったこともあり、2020年までの2年間で利用者数は約2万人増加。都内の貴重な遊び場としての存在感を強めています。子どもは遊びのなかで育つ。階段のない滑り台のワケ――プレーパークでは“遊育”という言葉で、子どもが遊びのなかで育つことを唱えています。そのためにはどんな環境が必要でしょうか?竹中さん:子どものやりたい!やってみたい!から始まることが、子どもの遊びだと思います。緊急事態宣言下では遊具を閉鎖する公園も多いですが、平時であっても、今公園にはさまざまな禁止看板が立っています。ボール遊びができなかったり、大きな声を出すこともはばかられるような。また、遊具に関しては「こう遊んでください」と指示があり、それ以外の遊び方を禁止している。公園は遊びの場なのに、子どもたちが思い切り遊べる環境ではなくなりつつあるのかな、と心配です。 ――プレーパークにはそういった禁止事項はないのでしょうか?竹中さん:ほとんどありません。常駐のプレーワーカーや地域のボランティアスタッフが見守るなかで、火熾し、穴掘り、木登り、泥遊びなど、自由に遊ぶことができます。例えば、プレーパークには3m弱の高さのある滑り台があります。それには階段はなく、滑りたければ斜面を駆け上がるか横からよじ登るなど、自分で工夫するしかありません。3mは落ちたら大怪我に繋がる高さ。その高さと恐さを感じながら自分の力で登ることで、ケガをするリスクが少なくなると考えています。 ――親の立場からすると、滑り台で子どもが斜面を駆け上っていたら、そこから登るんじゃないよと止めてしまいそうです。竹中さん:プレーパークの滑り台は斜面の幅が広く、どこから登っても滑ってもOKです。滑る子と登る子がぶつかることも稀にありますが、その時は、お互い見てなかったね、ごめんね、でおしまい。親御さんがお子さんを抱っこして遊具に乗せたり、子どもを急かしたりする姿を見たときにはお声がけして、遊具のハードルのことや子どもが挑戦する中で考えたり感じたりすることがあるということを伝えています。 ――子どもが自分のペースで遊ぶことを重視されているんですね。竹中さん:そうなんです。まだ小さい子などは、遊具に登れないのが悔しくて泣き出すこともありますが、大きい子の動きを真似したりしながらコツを掴んで、いつの間にかふいっと登れちゃったりして。そういう子どもの気持ちの強さや観察力は、本当に見事。誰かに教えられるのではなく、自分の感覚で掴んでいく。それらは遊びのなかで自然に行われていくように思います。野外はゼロから遊びを作るのにピッタリの場 ――プレーカー事業では、車に遊び道具を満載して、地域の公園に遊びの“出前”もされていますね。竹中さん:木材や工作道具、なわとび、シャボン玉、こま、焚き火用の薪や炭もありますし、お絵かきグッズのような通常屋内で遊ぶようなアイテムも持参します。普段お家で遊んでいる物も、外で遊ぶと新鮮だったりもするんですよ。 ――持ち物が限られるキャンプやアウトドアシーンで、最低限これがあれば、というものはありますか?竹中さん:うーん、特にないかもしれません。私たちがやっているのは、あくまで子どもの遊びのきっかけ作りです。道具を準備するだけが全てじゃないと思っていて。その意味では、野外には子どもの興味を引くきっかけが随所に散らばっていて、その上すぐに触れることができる。風の匂いをかぎ、お日様の暖かさを感じるだけでも良いですし、草花があって、虫がいて、野外は刺激に溢れています。どんな虫がいる?どんな花が咲いている?などと親子で観察するだけでも、子どもにとっては十分楽しいことだったりします。 ――野外では、身近なものがなんでも遊びになるんですね。竹中さん:そうなんです。プレーパークに初めて来た子は「何ができるんですか?」とよく聞いてきますが「なんでもやりたいことやっていいよ!でもやらなくてもいいよ!」と答えていて。ただ、物が溢れる時代の今、何もないところに放り出されると、何して良いのか分からなくなる子も多いのは確か。でもそんな子も初めは手持ち無沙汰そうに歩き回っていたりしますが、これだと思うものを見つけたら集中して遊び始めたりもする。時間はかかるかもしれませんが、その子なりに遊びを見つけていくものです。なので子どもが暇そうだなと思っても、何か探しているのかもしれないし、まずは観察してください。場合によっては大人が待つ時間も必要ですし、一緒に探しても良いし、大人が先に遊び始めるのもありですよね。子どもの遊びは変化する。大人がゴールを決めないこと ――周りにあるちょっとした素材で遊べるようになると、遊び以外にも色々と考える癖がつきそうです。竹中さん:例えば、私が好きなのは葉っぱ遊び。秋口には、落ち葉で山を作ってそこへ飛び込んだり、子ども達と落ち葉のかけ合いをしたり。乳幼児から中高生まで一緒に遊べるくらい単純な遊びだけれど、すごく盛り上がるんです。また、色や形の違う葉っぱを並べて絵を作ったり、葉っぱを爪やハサミで切り抜いて動物やキャラクターを作ったりするのも人気で、みんな集中して遊んでいます。最終的には本に挟んで平らにしたり、ラミネートして残すこともできます。 ――葉っぱだけでそこまで遊べるとは。石やどんぐりも使えそうですね。竹中さん:河原では石も十分遊び道具になります。並べたり積んでみるだけでも意外と楽しかったり、それぞれの石が何に見えるか言い合うのも楽しいです。作品作りに没頭する子がいれば、葉っぱや石集めから虫探しが楽しくなってそっちに走る子もいる。何が遊びに繋がるかは子どもの関心によって違いますし、遊んでいくうちに遊びはどんどん変化していくもの。大切なのは、大人がゴールを決めないことです。 ――確かに大人目線だと「今からこれをやる」と決めたのに子どもが違う方向に走ったら、モヤっとしてしまいそうです。竹中さん:大人は結果を出したい、形にしたいと思いがちです。例えば、焚き火の準備をしている時、子どもたちが薪を積み木のようにして遊び始めたら「焚き火に使うからちょうだい」と言いたくなりますね。そうなると、子供はせっかく遊びを見つけて楽しんでいたのが止められちゃうし、大人もイライラ。そんな時は「それでもいいか!」という気持ちで、子どもの遊びの変化を一緒に楽しめるとお互いに楽になりますよ。
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【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
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ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
埼玉県こども動物自然公園に世界一幸せな動物「クオッカ」がやってきた!7月1日から公開
埼玉県こども動物自然公園に世界一幸せな動物「クオッカ」がやってきた!7月1日から公開
埼玉県東松山市にある「埼玉県こども動物自然公園」では、開園40周年を記念し、オーストラリアのフェザーデール野性生物園からクオッカのオス2頭とメス2頭が3月に贈られた。 これまでは、動物園のホームページやSNSでその愛らしい姿を見ることができたが、いよいよ7月1日(水)から一般公開される(7月10日(金)まで平日のみ開園予定)!クオッカとは、いつも笑っているような口元から“世界一幸せな動物”と呼ばれており、オーストラリア固有の有袋類でワラビーの仲間。人懐っこく間近で観察できるのもうれしい。そんなクオッカが見られるのは、オーストラリア以外の動物園では埼玉県こども動物自然公園だけ。ぜひこの機会にクオッカに会いに来てはいかがだろうか。※クオッカの観覧には無料整理券が必要です。観覧方法の詳細は動物園のWEBサイトをご確認ください。埼玉県こども動物自然公園: http://www.parks.or.jp/sczoo/ 西オーストラリア州政府観光局:http://www.nonbiri-perth.com/
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK川岸ウォーターパーク長瀞
ウォーターパーク長瀞

荒川の清流に面したリバーサイドキャンプ場

長瀞玉淀自然公園内に位置するキャンプ場。以前ヤナがあった荒川の清流に面しており、長瀞でも比較的流れが緩やかで川遊びやBBQに最適。オートサイトは35区画で、荒川に面したサイトや山側のサイト、キャンピングカー対応のRVサイト、ペット対応のサイトがある。ウッドトレーラーのコテージは全26棟。温水が出る炊事棟が場内に3棟ある。センターハウスには、売店、トイレなどがあり、シャワー棟は男女別各3基設置。トレーラーのチェックインは15時から。料金は変動することがあるので問い合わせを。
ぷらっとキャンプ
予約OK高原上毛高原キャンプグランド
上毛高原キャンプグランド

満天の星空は天然のプラネタリウム広大な草原の中でのびのび過ごそう

ゆるやかな斜面のある広大な草原に位置するキャンプ場。10×10mの広々サイトは、隣のサイトとの距離が十分にあるので、タープの張り方などを工夫すればプライベートな空間をつくり出せる。焚き火は地面を傷めないように器具を使用すればOK。施設には天然木が使われ、宿泊施設のほかウォシュレット付きトイレやキッチン棟まで清潔なログハウス調になっている。ヒノキ造りの無料露天風呂と有料家族風呂も完備されている。また、ペット連れキャンパーも大歓迎で、宿泊施設5棟ではペットの入室が可能(有料)。バイクも乗り入れ可能。ウッドキャビンやバンガローもあり、レンタル用品も備えているため初心者でも快適なキャンプが体験できる。初心者からペット連れ、アウトドア好きな人みんなが楽しめるキャンプ場。自然の中で心地よい時間を過ごし、快適なキャンプライフを楽しもう。
ぷらっとキャンプ
予約OK川岸グリーンプラザみやま
グリーンプラザみやま

自然豊かなキャンプ場でリフレッシュ自分にあった楽しみ方で過ごそう

美しき山々と穏やかな清流、満天の星空、豊かな自然が広がるキャンプ場。コテージのみ年中無休で営業している。AC電源付きのサイトは6区画、キャビン付きは2区画保有。すぐ隣には、岐阜県の誇る清流神崎川がある。写真以外には、空調、電源完備のキャビン、グループでの利用に最適な「草むらフリーサイト」、気のぬくもりを感じられるロフト付きロッジ、空調完備のバンガローなどがある。精算は現金のみ可能。アーリーチェックインは予約不要で12時から1500円で可能である。レイトチェックアウトは事前予約が不可の為、注意が必要。シャワーはコイン式で3ブースあり、3分100円。ペット同伴での利用は不可なので要注意。コテージ村にはBBQハウスが付属しており、8名以内での利用が可能。バリアフリータイプのコテージもあるので、どんな人でも宿泊が可能だ。
ぷらっとキャンプ

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